2020/06/20

『Wetland』


Eisuke Yanagisawa『Wetland』(immeasurable)が届きました。
京都を拠点に活動する、フィールドレコーディング作家/音楽人類学者、柳沢英輔による録音作品。京都の深泥池(みどろがいけ)で録音された3つの音源はそれぞれ、雪が降った寒い日の朝、真夏の深夜、池の中を水中マイクで録音されたもの。

販売価格は1870円(税込)。パッケージデザインは、秋山伸(edition.nord)によるもの。

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Artist Statement
京都盆地の北端に位置する池と湿地からなる深泥池。ここには多くの水生植物、昆虫、魚類、野鳥、哺乳類などが生息しており、中には氷河期 以来の種も含まれている。近年、ブルーギルなど人間が持ち込んだ外来種による在来種の絶滅や生態系の破壊が問題となっている。 湿地は市街地と国道に隣接しており、池の北西側を交通量の多い道路が走っているため、昼夜を問わず交通騒音(飛行機を含む)が聞こえてく る。都市ではよくある音風景ではあるが、氷河期にはどのような音が響いていたのか、現在に至るまでにどのように変化してきたのかを想像してみると、この混沌はその場所の澱(おり)として聞こえてこないだろうか。

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