2020/06/09

『Peregrine -20th anniversary edition−』


モノやヒトがまだ綺麗に整えられておらず、生々しくて、どことなく荒っぽかったころ。自分たちの音楽を宣伝のために使わせたり、ましてやエンタメだとも思っておらず、何かの真実を発掘しようと思ってやっていた。
−タラ・ジェイン・オニール

Tara Jane O’Neil『Peregrine』が届きました。
2000年にリリースされたタラ・ジェイン・オニールのファースト・アルバム。制作時(1998−1999)に持ち歩いていたテープレコーダーで録音された断片的な曲のアイデア、音のエッセイに加えて、ライブテイクなどの秘蔵音源で構成されたボーナス・ディスクが付いた2枚組。「私と同じ名前の人がいくつか前の前世につくったアルバム」と、語っているのはタラ本人。

販売価格は2750円(税込)。参加ミュージシャンが寄稿しているライナーノーツまで、ゆっくり味わってほしい作品です。

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タラ・ジェイン・オニール(Tara Jane O’Neil):米ケンタッキー州ルイヴィル生まれのシンガー・ソングライター/マルチ演奏家。現在はカリフォルニア州ロスアンジェルス在住。ポスト・ハードコアの嚆矢のひとつ、ロダンのベース奏者としてキャリアをスタート。バンド解散後もソノラ・パイン、ファルスタッフといったグループで活動しながら、充実したソロ活動も続けている。『Peregrine』(2000年)を皮切りに2017年の『Tara Jane O'Neil』含めて9枚のソロ・アルバムをリリースし、その他、辣腕演奏家として、セバドー、アイダ、カム、マイケル・ハーレー、ジャッキー・O・マザーファッカー、パパMなど客演作品多数。日本にもたびたび来日し、二階堂和美との共作アルバムを2011年にリリースしている。

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