2020/06/14

『風の人、木立の人』


「芸術」と「衣食住」をひとつながりにとらえる「読むドキュメンタリー映画」 ―対話の相手は、「つくりて」として個人で活動している人である。旅人の眼差しで暮らしを見つめ、暮らしの中に旅をしている、風の人であり、木立の人である。

津田貴司・編著『風の人、木立の人』が届きました。
フィールドレコーディングや即興性に基づいた音楽活動で知られる、津田貴司さんによる15のインタビューと7つのエッセイを収録。インタビューは主にメールのやり取り(いくつかの対話、独白も)ですが、語り口は人それぞれ。簡潔にまとめた人がいれば、未整理のままのものもある。その間に、津田さんによる個人的な記憶にまつわるエッセイが置かれる構成で、読み手の視点も遠くに行ったり近くに来たり。低速で読み進めるのを薦めたい、一冊です。

販売価格は2200円(税込)。かつての益子、〈スターネット〉という場所、その特別さに思いを馳せました。

0 件のコメント: