いまでは忘れ去られているが、パソコンは中央権力の象徴ととらえられていた大型コンピューターに対抗する「個人の解放ツール」として、ヒッピーにより考案されたものだった。
『Spectator』48号が届きました。
パソコンとヒッピーを特集した今号の目玉は、「パソコンの発生とヒッピーの発想」(作画:関根美有+原作:赤田祐一)と題された13章からなる漫画でしょう。約120ページを使って語られるのは、コンピュータとヒッピーを結びつけた『ホール・アース・カタログ』に始まり、ヴェトナム戦争、LSD、サンフランシスコ・バークレーでの学生運動、「人民のためのコンピュータ」という思想、トリックスターとしてのハッカーなどなど。漫画というメディアでしか説明しきれない要素をつめこんだ大作です。その後に続くインタビュー2本も中身がビッチリ。
販売価格は1100円(税込)。引き続き好評の前号はじめバックナンバーも揃っています。
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