この国の文化は、メイン対サブという区分が意味をなさなくなって以降も、消費されるスピードに創造が追いついていないという点で、ますます疲弊しているように見える。古典だけじゃない。この国では、ありとあらゆるものが絶ち切られたままだ。(「長いお別れPART2」)
北沢夏音『Get back,SUB! あるリトル・マガジンの魂』が届きました。
当店もとい、わたくし植田の魂の一冊(と言いながら、約7年ぶりの再入荷)。この本がなければ出会えていない人がたくさんいる。とても書ききれないので、ここでの紹介は割愛するけれど、とにかく沢山のきっかけを作ってくれた。2014年の展示中に起きた様々なこと、書き手の北沢夏音さんから頂いた言葉、それらの多くが自分の血肉になっている。刊行されたのは2011年10月。たった(!)十年前である。まだまだ、もっともっと読まれなくちゃいけない本だろう。
販売価格は3080円(税込)。読み返すたびの発見のある本です。是非お手元に。
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