2017/02/22

『アルテリ』3号


“熊本で作っているとか、有名だとか無名だとか、にとらわれたくない。文学という言葉にとらわれたくない。文芸誌というくくりにとらわれたくない。そもそも、文学とか文芸誌というものをよく知らずにつくっているので、とらわれようもないかもしれないが。”
-“編集後記”より

熊本の文芸誌『アルテリ』3号が届きました。
荷を解いて手にとると、これまでにない厚さ、抽象的な表紙画。ぱらぱらめくると、合間に現れる広告が目に嬉しい。ああ、この雑誌には愛がある。そう思いながら、まず読んだのが『アルテリ』を手がける、橙書店の店主・田尻久子さんが綴った“おわりとはじまり”。活字を追いながら、6年前の地震のことや自分の店の色々がよみがえり、しばらく物思いにふけってしまいました。

今号も真摯さと愛嬌が絶妙なバランスで調和しているような気がします。販売価格は1296円(税込)です。

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□アルテリ 3号の目次

新妻の訴え言/石牟礼道子(詩人・作家)
残影/原田正純(医師)
原田正純と文学/萬野利恵(主婦)
明神岬の渚から/大津円(パート)
とげ抜き 拾遺/伊藤比呂美(詩人)
北京の十一歳/三宅玲子(ノンフィクションライター)
野菜組合の最初の女/三砂ちづる(作家・疫学者)
野の花/坂村岳志(花人・さかむら店主)
記憶の共有/高浜寛(漫画家)
誰もいない動物園/坂口恭平(作家)
『現実宿り』評釈/渡辺京二(思想史家・評論家)
ひとり/関敬(菊池恵楓園入所者)
関さんの涙/浪床敬子(私人)
陽光/松嶋圭(精神科医)
おわりとはじまり/田尻久子(オレンジ・橙書店店主)
カナタバル奇譚(第三回)/髙山文彦(ノンフィクション作家)
http://www.zakkacafe-orange.com/blog/

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