2017/02/19

『文鯨』第二号


“いずれにせよ 何か物事の本質を見ようとするのなら
安易な解答などという 楽ちんで退屈なソファに もたれかかっていては 多分ダメなのである
孤独を恐れず 群れから遠くはなれて 一人で立たなくては ならないのであろう”
-真島昌利(『BEAT NOTES BOOK』より)

「あたらしい言葉」をつくる、『文鯨』第二号が入荷しました。
今号は特集を“叫びを翻訳する”とし、世界を新鮮な目で観察し、思考した軌跡を書き手それぞれの方法で刻印した力のこもった内容に。たまたま手にした、ビート・ジェネレーション関連の書物にあったマーシーこと、真島昌利氏の言葉がしっくりくる若さ、鋭さ、頑なさ。安易な同調を求めない、その姿勢にボクは勝手に共感しています。

販売価格は864円(税込)です。若き編集人が生む熱に、触れてみてください。

***


『文鯨』第2号<特集:叫びを翻訳すること>
-定価800円(+送料全国一律220円)
-2017年2月20日発刊
-H212×W140 B5変形
-頁:132p(カラー口絵 28p)
-ISBN:978-4-9908995-0-9 C0495
<装画>
-表紙:菅野静香
-「文鯨」題字:岩井悠
<目次>
・楠田ひかり「断片から衣服をたどってーsuzuki takayuki marriageー」【批評】
・嶌村吉祥丸「between」【作品】
・城李門「葉月あるいは明くる日のこと」【作品】
-特集:叫びを翻訳すること
・山本浩貴+h 「草のあいだから」【作品】
・柳澤田実「死のない生活」【批評】
・荻野洋一「被害者とは誰か?」【批評】
・渡部純「<さけび>が<語り>にかわるとき」【批評】
・吉田アミ「Voices」【作品】
・水沢なお「墨流し」【作品】
・上田由至「プロレタリアと分裂症」【作品】
・石川初/伊藤隼平「ささやかれたランドスケープ」【批評】
・三浦翔「わたしはどこから見ている−抜け落ちた足元に目を向けよ−」【批評】
-リレーエッセイ
・丹治史彦「言のはざまを泳ぐ」

0 件のコメント: