2016/12/21

『Jazz Alternative』


“『Jazz Alternative』は、前作『Jazz Abstractions』の続編として、それぞれのトラックに数人のジャズメンたちの亡霊をふたたび呼び寄せながら、もうすっかり更地にされた、しかしその下にはまだまだ焼土やバラックや人骨の破片が埋まっているだろうビバップの闇市を、クラブのフロアに魔界転生させようという試みです。奇想音楽集として楽しんでいただければ幸いです。”
-大谷能生

大谷能生の新作『Jazz Alternative』が入荷しました。
“深い闇の奥からジャズメンたちをふたたび現世に呼び戻す、魔界転生のブレイクビーツ・コンポジション集”とはよく言ったもの。もう、これ以上に的確な言語化ができないんじゃないかな。地下の地下から聞こえてくるような、漆黒のジャズ。死体とのセッション。そこに交ざるノイズやラップも組み込んで、音源化したクーーールな作品です。ビート・ミュージック好き、DJ諸氏にもおすすめします。

販売価格は2160円(税込)。BLACK SMORKERからのリリースです。

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大谷 能生
1972年生まれ。音楽(サックス・エレクトロニクス・作編曲・トラックメイキング・ラップ)/批評(ジャズ史・20世紀音楽史・音楽理論)。96年~02年まで音楽批評誌「Espresso」を編集・執筆。菊地成孔との共著『憂鬱と官能を教えた学校』や、単著『貧しい音楽』『散文世界の散漫な散策 二〇世紀の批評を読む』『ジャズと自由は手をとって(地獄に)行く』など著作多数。音楽家としてはsim、mas、JazzDommunisters、呑むズ、蓮沼執太フィルなど多くのグループやセッションに参加。ソロ・アルバム『「河岸忘日抄」より』、『舞台のための音楽2』をHEADZから、『Jazz Abstractions』をBlackSmokerからリリース。映画『乱暴と待機』の音楽および「相対性理論と大谷能生」名義で主題歌を担当。東京デスロック、中野茂樹+フランケンズ、岩渕貞太、鈴木ユキオ、室伏鴻、イデビアン・クルーほか、演劇やダンス作品への参加も多い。2017年春にJazz dommunisters、および自身のバンドMJQTのニューアルバムをリリース予定。

http://blacksmoker.cart.fc2.com/ca465/409/p-r-s/

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