2016/01/20

『EL CINNAMONS』が入荷しました!


“シナモン・フーリングとは・・・
ブガルー歌手・チャーリー宮毛命名による概念。例えば、NYの下町に見る色使いの派手な手書きの看板、安ホテルのラウンジのコーヒーの味、三流デパートのエスカレーター付近のペンキの匂い、地下鉄のなかで聞こえるトリッキーなスパニッシュ・スラングなど。これら妖しくチープな空気を形成している諸要素と出会ったときに感じる「異国的な心地良さ」。それらの本筋にある骨董趣味(パンク仕様)を指す。また、心地よさとは対極のトラブル感やアンラッキー感をも含みこむ。”
-『EL CINNAMONS』WINTER ISSUE '68 より

入荷を待てずに寄稿の報告、内容の紹介をしていた同人誌『EL CINNAMONS』がつい先ほど届きました。
無造作にポストに刺さっていたオフィス・フラヌールからの荷を解けば、待ってましたのメンチカツ伊藤画伯の表紙画が! さらに梱包のビニールを裂いてみたらば、パラッと二枚の紙片が床に落ちる! 沖真秀氏による「EL CINNAMONS」のチカーノ・ステッカーとメンチカツ氏による櫛型栞だ! ・・・と、やたらにテンション高く実況しましたが、本日『EL CINNAMONS』の第二号が入荷したことを改めて報告します。ピカピカと輝いてはいないけれど、鈍くザラリとした“艶消しの美学”をお持ちの方々に交ぜていただき、嬉しく思います。

お世辞抜きに前号よりぐっと面白くなりました。適度に力は抜けているけれど、ピンと一本筋の通った内容です。
個人的にはカセットコンロスのワダマコトさんがご夫人のミチコさんと営む“懐かしい未来をセレクトする”お店「ピカント」の様子がかいま見れ、あたたかな気持ちにさせてもらいました。お二人にまた会いたいな、と。

販売価格は700円(税込)です! 読んでクスッとなるもよし。バシッと刺激を受けるもよし。
そして! 彼ら「EL CINNAMONS」も3月19日の3周年パーティーに参加してくれます! ご期待ください〜!

***


“BEST MAGAZINE FOR SWINGERS”、再び。あの三人組が打楽器鳴らして帰ってきた。そう、やつらの名はEL CINNAMONS!!

【CONTENTS】
01-   FEEL THE CINNAMON,AGAIN
02-05 横須賀クラゲ68
06-13 Piquantインタビュー 懐かしい未来をセレクトするお店 トニー李
14-19 円盤に乗った人たち チャーリー宮毛
16-17 TRENDY HAIR CATALOG
20-21 SKETCH FOR SUMMER #1 ヒューヒューボーイ
22-23 グレイハウンドに乗って ~サルサと河村要助さんのこと 宮田信
24-25 BABY RECORDS10枚 梶本聡
26-27 PEOPLE10冊 PEOPLE BOOKSTORE
28-29 マンボ奇譚 メンチカツ伊藤
30-31 SKETCH FOR SUMMER #2 ヒューヒューボーイ
32-  CINNAMON LIFE GOES ON

カメラマン・小山陽子による新春グラビア「横須賀クラゲ68」に始まり、チャーリー宮毛によるこれまでの人生で出会った忘れ得ぬ人々への回想エッセイ「円盤に乗った人々」トニー李による“雑貨と音楽の店”、Piquantへのロングインタビュー「懐かしい未来をセレクトするお店」。そしてメンチカツ伊藤による、ある夏の一日に起こったタイムトラベル短編(?)「マンボ奇譚」まで。

さらに、今号は“シナモン”なゲストたちも参加!!

まずは、バリオ・ゴールド・レコーズ主宰、インターFMでの番組、「スエニョ・デル・バリオ」選曲・DJとしてもおなじみの宮田信氏が、一本のカセットテープをきっかけにして河村要助氏の著作の魅力を語ったスペシャルエッセイ、「グレイハウンドに乗って」

続いて、“シナモンフィーリング”というワードを取っ掛かりに、そこから連想するレコード/本をセレクトしてもらうシナモン・セレクトシリーズ。第一回は、音楽ライターとして活躍する梶本聡氏による「BABY RECORDSの10枚」。つくばの古本屋、PEOPLE BOOKSTOREによる「PEOPLEの10冊」

そして、DJや司会として活躍するヒューヒューボーイが真冬の三浦の地にて夏を想ったイラスト、「SKETCH FOR SUMMER」を収録。

http://office-flaneur.blogspot.jp/2016/01/2.html

0 件のコメント: