俺たちは褒めたたえる、
反乱や、暴動や、革命の日を。
ずきずきする頭蓋を感じながら
歩きつづけるきみを!
-「プロローグ」より
土曜社から届きました。マヤコフスキー叢書の最新刊『ミステリヤ・ブッフ』。
このシリーズの新訳を手がけた、故・小笠原豊樹の友人である谷川俊太郎による序文「言葉の速度」をまず読んでみてほしいです。
「この大風呂敷なイメージの火砕流なみの言葉の速度、詩劇よりも言葉のサーカスと呼ぶほうがいいかもしれない」。こんな言葉が踊っているので。
毎度表紙が格好良いマヤコフスキー叢書、当店には全巻そろっております。販売価格はすべて1028円(税込)。
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『ミステリヤ・ブッフ』を演ずる人、舞台にかける人、朗読する人、またこれを出版する人は、
おのおの内容に手を入れ、自分たちの時代に合わせ、身近なものに、新しいものに作り変えてほしい
-マヤコフスキー(詩人)
仕事の成果はすべて、ここへ持ってきて下さい
1917年、十月革命。「認めるか、認めないか、そんな問題は私には存在しなかった。私の革命である」。24歳の詩人は、成就したばかりの革命のために「必要なことは何でもやる」意気込みで仕事にかかり、やがて三幕の戯曲を書き上げる。ユリウス暦の翌18年10月25日、演出家メイエルホリドと美術家マレーヴィチが革命一周年を記念して、この戯曲を舞台にかける……。翻訳家・小笠原豊樹の遺稿となった新訳版。
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