2014/02/27

『「はだしのゲン」を読む』



河出書房新社より『「はだしのゲン」を読む』が入荷しました。
装画を手がけたのは身近な作家、handpoint.さん。ゲンこと中岡元の帽子を表、裏に渡って描いています。
そう、驚くなかれ。これは写真ではありません。点、点、点が集積した点描画。正真正銘の絵なんです。

そして! この作品をPEOPLEで展示させて頂くことになりました。
上の写真の両脇に写っているのがその原画。影の出かたが独特です。淡い光も感じます。
原画のほうが印刷されたものよりも柔らかそうだな、というのがボクの印象。帽子のてっぺんをペコッと指で押したくなるような立体感。
とにかく点描の質感を感じてほしい。ぐいっと寄って眺めてほしい。そんな風に思っています。

本の内容に関してはここでは触れません。まだしっかり読めてません。
お店で手に取って頂いて、ページをめくってみてください。その上で感じたこと、考えたことをああだこうだと話しましょう。
ボクはゾワゾワと興奮をおぼえました。もちろん恐怖もおおきいです。鼻息が荒くなった気もします。
なにより『はだしのゲン』って面白く読んでもいいんだ! というのは大きな発見です。

以下、商品情報。

***

『「はだしのゲン」を読む』
河出書房新社・編
装画=handpoint.
装丁=川名潤


定価 1680円
単行本 A5 ● 192ページ
ISBN:978-4-309-02262-8 ● Cコード:0095
発売日:2014.02.24


〈反戦・反核・平和〉だけに収まらない 恐るべき力を、各界の俊英たちが読み解く。
参加作家:田口ランディ、佐々木中、卯城竜太(Chim↑Pom)、岡村幸宣、呉智英、陣野俊史、東琢磨、竹内美帆、山下陽光、みち(屋宮大祐)、ガイ/大小田伸二、相澤虎之介(空族)、工藤キキ、酒井隆史+HAPAX、森元斎、マニュエル・ヤン、友常勉、岡和田晃、磯前順一
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309022628/

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