傍観者ではなく創造者なれ───それがパンクのメッセージであり、俺にとってはアシッド・ハウスの遺産である。(「マルクスとマクラーレンの子どもたち」)
ボビー・ギレスピー/萩原麻理(訳)『ボビー・ギレスピー自伝』が届きました。
著者はスコットランドのグラスゴー出身、労働者階級。16歳でドロップアウト、印刷工として働くなかでロックンロール、パンク・ロックと運命的な出会いを果たす。いくつかのバンド活動、クラブ運営を経てジーザス&メリー・チェインに加入、プライマル・スクリーム結成。1989年の夏、アンドリュー・ウェザオールとの邂逅を経てアシッド・ハウス・カルチャーの中心に……。
不意に遭遇したジェリー・ダマーズ、同じ学校にいたアラン・マッギー、社会主義者の両親などなど、魅力的な人間にはこと欠かない、ボビーの自伝の第一部(続編の予定もあるらしい)。過去の出来事ではあれ、現在~未来の状況を変えるためのヒントが散りばめられている。ぶ厚く、爆発力のある一冊。
販売価格は3000円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。
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