5月14日、日曜日。午前中、ラジオやレコードを聴いてだらだらしたのち家を出る。自転車で走り出したら、雨が降る。ポツポツ、弱めかなと思ったら急にザーザー、本降りになる。濡れながら走って店に着く。すぐに電話が鳴って、古山フウさん。「『夜明け前』の納品に来たら、店が閉まってました〜」と。いや、いま着いたとこ! と話してギリギリセーフ。戻ってきてくれて、本を受け取る。
こりゃ、タイミングが悪いのか、良いのか分からんな……と首をひねりながら開店。客足は少ない。本は売れない。あーあ、今日はダメだ。本でも読もう。ちょうど家から持ってきていた、植草甚一『退屈の利用法』。入院中の退屈。その利用法はないだろうかと考えてみた、J・J氏のエッセイ集だ。暇にまかせて読んでいくと、最後の対談が「役に立たないように生きる」と題されていた。今読むべき本だった。
たまにくる方がしっかり2冊を選んでいった。オンライン・ストア〈平凡〉で本を買ってくれた人もいる。冴えないけど、捨てたもんでもなかった。昨日のこと。
今日も新刊が入荷予定。お暇があれば、ご来店ください。
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