2017/10/09

『ロンサム・カウボーイ』



ライトプレイス、ライトタイム。
いまの気分にちょうど良い、片岡義男の文庫が2冊入荷しました。
ビリー・ザ・キッドやカウボーイを気取るつもりがありませんが、ふとつぶやきたくなるような、絶妙なタイトル。孤独を受け入れてこそ、大人の男。「なんということもない、ごくあたりまえのアメリカ人の人々が、ごく普通の町なみや風景のなかにいて、日常の生活を送っている。そこへぼく自身を置く。普通の人々が平凡な風景のなかでくりかえしている生活を感じとるためだ」(『ロンサム・カウボーイ』)。こんなに簡潔かつクールなあとがき、他に知らない。

どちらにも経年のヤケ。読むのに問題はありません。

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