2017/10/21

Brian Evenson『Windeye』/ 柴田元幸×haruka nakamura


ブライアン・エヴンソンの短編小説『Windeye』を吹き込んだ音源が届きました。
朗読するのは翻訳家・柴田元幸。それにあわせ、音楽を奏でたのはharuka nakamura、青木隼人、内田輝。昨年10月に永福町〈Sonorium〉で挙行された「幻想と覚醒」でライブ録音された本作には、生々しい朗読と美しい音、聴衆の気配がそのまま封じ込められています。

販売価格は1620円(税込)。どこに、何に耳を寄せるかで聴こえ方が変わります。

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翻訳家・柴田元幸と音楽家・haurka nakamuraが朗読とピアノでセッションしたブライアン・エヴンソンの短篇『ウインドアイ』をCDとしてリリース
溶けあった文学と音楽。物語を感じるというスリリングで新たな体験が何度でも立ち上あがる
2016年10月に東京・永福町のsonoriumで開催した翻訳家・柴田元幸×音楽家・haruka nakamura『幻想と覚醒』。その中で行ったブライアン・エヴンソンの短篇小説『ウインドアイ』の朗読と音楽による即興セッションをCDにしました。ゲストミュージシャンは青木隼人(ギター)、内田輝(サックス)。マスタリングは田辺玄。柴田元幸によるライナーノーツ付き。
読む者の知覚と認識を揺さぶる小説『ウインドアイ』を、CD『ウインドアイ』は目に見えないものにし、聴く者を、一歩引いた観客にはさせず、物語の渦中に放り込みます。妹はどこに消えたのか、それとも妹などいなかったのか?
柴田元幸とharuka nakamuraが互いの音に反応しあいながら、物語に息を吹き込み、紙から解放しました。
溶けあった文学と音楽。物語を感じるというスリリングで新たな体験が、CDを再生するたびに立ち上がります。文字通り、何度でもこの物語は再び生まれます。聴くたびに、新しく。
現代アメリカ文学の翻訳家としてトップランナーの柴田元幸が、現代アメリカ文学の可能性を豊かに押し広げる作家のトップランナーとして挙げるブライアン・エヴンソン。CDを聴いたらぜひ小説もご体験を。

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