2016/10/31

JOIN US!



カモン、ジョイナス! いっしょに遊ぼう!
つくばでいちばん好きなパーティー「Join Us」のお知らせを頂きました。11/18つくば市天久保のFROGで開催とのこと。ゲストにはKABUTO、YUKKEの両氏。主催SB10君の脇をかためるDJにはSONIC&KURITA、FOODはTSUKADA&HIROSHIとゴキゲンな友人たちが集います。時間が遅いので、色々都合があるとは思いますが、チワース! と顔だけ出すのもいいんじゃないかな(オレがそうなりそうな感じです)。

詳しくはコチラをチェックしてください〜!

2016/10/30

『移動祝祭日』


“もしきみが幸運にも青年時代にパリに住んだとすれば、きみが残りの人生をどこで過そうともパリはきみについてまわる。なぜならパリは移動祝祭日だからだ。”
-アーネスト・ヘミングウェイ

土曜社の新刊『移動祝祭日』が入荷しました。
アーネスト・ヘミングウェイの絶筆である名作を土曜社が復刻! これは最高の組み合わせじゃないか。このたび生まれたあらたなフォーマット、「土曜文庫」の簡素すぎるほどの佇まい、無骨な男らしさがクールです。2016年仕様の『移動祝祭日』があらたな読者との出会いに恵まれることを願います。

販売価格は771円(税込)。カバンにぽいっと入れておきたい一冊です。

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「パリは移動祝祭日だ」という言葉で始まる本書を1960年に完成し、まもなくヘミングウェイは逝った。20年代のパリ、スタイン、フィッツジェラルド、パウンド、ジョイスらとの交友、小説修業の日々…。「ロスト・ジェネレーション」の青春を追想した不朽の名作。

こんな本を読んでいる方へ
- ジョイス『ユリシーズ』1922年
- 大杉栄『日本脱出記』1923年
- フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』1925年
- ヘミングウェイ『日はまた昇る』1926年
- セリーヌ『夜の果てへの旅』1932年
- ミラー『北回帰線』1934年
- キャパ『ちょっとピンぼけ』1947年
- 小澤征爾『ボクの音楽武者修行』1962年
- ヘミングウェイ『移動祝祭日』1964年
- 大江健三郎『日常生活の冒険』1964年
- 伊丹十三『ヨーロッパ退屈日記』1965年

http://www.doyosha.com/

2016/10/29

ミロコマチコ カレンダー 2017


今年も届きました! 画家ミロコマチコのカレンダー「鉄三、ソトとボウはね」。2017年版です。
鉄三とは、2012年1月4日に永眠したミロコ家先代の猫。ソトとボウは2012年3月にやってきた兄弟猫。スリムなソトとポヨーンとしたボウは、その名の通り外房線地域に捨てられていた猫とのこと。「鉄三、ボウちゃんはね。」なんて風に語りかけられる、兄弟猫の愛らしさ、おバカっぷりにきっと毎月笑かされます。もしかすると、癒されることもあるかもしれません。

販売価格は540円(税込)! 良いペースで売れていますので、気になる方はお早めのチェックを〜!

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ミロコマチコ 
画家、絵本作家。2004 年から画家として活動を開始。2012 年、『オオカミがとぶひ』(イースト・プレス)で、絵本デビュー。
同作で2013 年、第18 回日本絵本賞大賞を受賞。『ぼくのふとんはうみでできている』(あかね書房)で、第63 回小学館児童出版文化賞 受賞。『てつぞうはね』(ブロンズ新社)で、第45 回講談社出版文化賞受賞。美術同人誌『四月と十月』同人。子どもを対象としたワークショップにも力を注ぎ、2014 年の伊勢丹クリスマスディスプレイを手掛けるなど、多岐にわたり活動を広げている。
画文集に『ホロホロ蝶のよる』(港の人)。絵本に『ぼくのふとんはうみでできている』(あかね書房)、『てつぞうはね』(ブロンズ新社)、『つちたち』(学研教育出版)。『オレときいろ』(WAVE出版)で2015年プラティスラヴァ絵本原画展「金のりんご賞」を受賞。

2016/10/28

Today's YouTube #186



“昨日のDonna Leakeのセットでのコメントを見て、私達は真髄を簡単にでも伝えるべきだと思いました。
素晴らしいDJの何たるかは全ての曲同士を繋げてビートマッチングする事ではありません。何よりも先に”ミュージックラバー”である私達の目的は良い音楽をチョイスする人達をプロモートする事で、Donnaはそういった意味で沢山の素晴らしい音楽を紹介してくれました。
繋ぎ目の無いようなミックスを欲しいリスナーの皆さん、私達にはそういうったものが既に沢山あるのはご存知のはずです。
それでもフェラ・クティとロニー・リストン・スミスでビートマッチングを試みれば、私達が何故この才能溢れるセレクターを同じように応援するのか、分かってもらえるはずです。”

2016/10/27

三田村亮 写真展「not a replacement」


あちこちで会っては、いっしょにビールを飲んでいる三田村亮さんの写真展「not a replacement」がはじまります!
会場は代々木八幡にあるMusic cafe&bar「NEWPORT」。会期は10/31〜11/26とのこと。これまでに見てきたどれよりも重厚(かつクール)なフライヤーを当店でも配布しています。被写体はもとい、撮影者を知らずとも手にとる人が多いのはその存在感ゆえでしょう(ちなみに写っているのは、ウリセス・コンティ)。これを見て、少しでも興味をもったのなら展示に是非足を運んでほしいと思います。つくばエクスプレスに乗って、北千住で地下鉄に乗り換えれば、目的地はすぐそこなので。

以下、詳細をご確認ください!

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「観るための口実のように撮り続けてきた写真を一度並べてみようと思います」
ー三田村 亮


ミュージシャンのライブ撮影を中心に活躍するフォトグラファー・三田村 亮の写真展をNEWPORT店内で開催します。展示作品はすべてライブとそのリハーサルの現場で撮影したミュージシャンの写真となります。
◼︎三田村 亮 写真展「not a replacement」
会期:2016年10月31日(月)〜 11月26日(土)
時間:NEWPORTの営業時間に準じます
休み:毎週日曜日(祝日は営業)
◼︎三田村 亮(Ryo Mitamura)
1977年京都生まれ。大学在学中からライブを撮りはじめる。卒業後も、日本&世界中の音楽家を撮り続けている。また近年は、CDジャケット、アーティスト写真や雑誌等でも活動中。

2016/10/26

『理解フノー』


“とくに夢や希望や、就きたい職業があったわけじゃない。蹴つまずいて転んで、地べたに手をついたところにあった石ころを拾うように、会社や仕事を選んだ。”
-“五十年目のタワゴト”より

鎌倉の出版社「港の人」から新刊『理解フノー』が届きました。書き手は“エンテツ”こと遠藤哲夫さん。
エンテツさんといえば、大衆食堂、ぶっかけめし、「気取るな! 力強くめしを食え!」のスローガン。ボクは完全に飯に関するものだと思い、本書を発注し手にとりました。が、読んでみてびっくり。こんなに乾いた本だとは。こうして転がり生きてきた人だったのか。と、驚きながらもしずかな筆致にぐいぐい引き込まれてしまいました。そのまま一気読み。「ジャンルや好みの垣根も含め、あらゆる「境界」は、囲われるためではなく、越えるためにあるのだ」とは、上にも引いた“五十年目のタワゴト”より。カッコ良いです。

販売価格は1296円(税込)です。「四月十月文庫」シリーズすべて在庫しています。

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■本書の特色
◎「大衆食堂の詩人」エンテツこと遠藤哲夫。日々の台所で繰り返される「生活料理」や「大衆食堂」など、ありふれたものをおいしく食べる庶民の快食を実践、追求する。長きに渡ったプランナー稼業、現在の肩書フリーライターなど、多彩な仕事や人との関わりを経てきた著者が、率直軽妙に綴る世相、故郷、上京物語、家族、そして老い……。

◎白黒つけない物の見方に納得、くすっと笑わせ、ときにほろり。美術同人誌「四月と十月」で2008年より連載の「理解フノー」に加筆、書き下ろしその他を収録。

◎絵は「四月と十月」創刊以来の同人、田口順二。中学校の美術教師をつとめながら創作活動を続ける。地元小倉の風景、日々接する中学生たちの姿、心象など、学生時代の作品から制作途上の作品、描き下ろしまで、カバー、表紙、カラー口絵含め30点を収録。様々な画材で画風も変化に富み、自身による言葉とともに、さながら小作品集の趣。

◎文章の世界、絵の世界を行きつ戻りつ、濃密な空気に満たされながら、不思議に爽快な読後感。「理解フノー」な人間の存在が、たまらなく愛おしく思えてくる一冊。

◎大好評のシリーズ「四月と十月文庫」第7弾!!

http://www.minatonohito.jp/products/191_01.html

2016/10/25

「COMPUMA 7HOURS 神戸・旧グッゲンハイム邸 -SEASON OFF-」


昨年リリースされ、当店でも好評をはくした『SOMETHING IN THE AIR』を手がけたコンピューマさんからお知らせが届きました。
なんでも、恵比寿リキッド・ルーム2Fでの不定例イベント「COMPUMA 7HOURS」が神戸旧グッゲンハイム邸に場所をうつして開催されるとのこと。上に貼ったイベントのアートワークはもちろん五木田智央+鈴木聖(敬称略)によるもので、当日のPAには得能直也氏を迎えるという鉄壁の布陣。ボク個人としては、サポートとして名を連ねる「SEASON OFF」のお仕事がとっても気になります。

以下、イベント詳細を転載します。

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COMPUMA 7HOURS Guggenheim House 
-SEASON OFF-


日時:20161217日(土)14:0021:00
会場:神戸 旧グッゲンハイム邸
料金:2000円
出演:COMPUMA
PA:得能直也
DRINKSSK軒 / 宇治香園
おつまみと軽食:udo

フライヤー:五木田智央+鈴木聖

協力:SEASON OFF


東京・恵比寿リキッドルーム2Fリキッドロフトの風物詩、季節の便りを、素敵な音と人と人との出会いと共に届ける名物イベント、コンピューマ7アワーズ(通称、コン7:こんしち)。こちら、ロスアプソン20周年との、賑やかしいすぎるにもほどがあった合同開催から早2年、なんと、単独イベントとしては実に3年半ぶりに開催されることにあいなりました。
さて、コン7久々の開催場所でありますが、今回は2016年、冬の知らせと共にヒュルリラララ♬ と、ちょいとばかしの旅ガラス。コン7の母なる空間、東京・恵比寿リキッドルーム2Fから遠く離れての、まさか、まさかの、兵庫県は神戸の築100年を超える海を望む素敵な洋館、旧グッゲンハイム邸での開催となります。
これまでグッとくる音を奏でる素敵な方々に多彩に出演賜りましたコン7ですが、今回の出演はなんと、コンピューマのみ。オープンからラストまで、オールタイム、コンピューマのみのDJプレイとなります。と、いうことは、コン7としてはお初となる、完全なる独り会として開催されるというのです。いやはや、コンピューマおじさんのネクスト&フューチャーな音楽探検、ハラハラ、ドキドキ、時にうっとりな7時間ををあなたと共に。
記念すべき20回目の開催を迎えるというSEASON OFFの協力のもと、PAには得能直也さん、会場のグッゲンハイム邸からはドリンクにSSK軒さん、お茶に宇治香園さん、おつまみ軽食には東京よりudoさんが駆けつけて参加いただけるという、鉄壁先鋭の布陣で臨ませていただきます。港町、神戸でのコン7の新たなチャレンジとなる門出、出港へ。みなさまとの音と人との出会いの旅、お待ちしております。

河村祐介



2016/10/24

TICA Live w/Gustave Coquiot


“TICA Live w/Gustave Coquiot”。当店隣の千年一日珈琲焙煎所の企画です。
「お席に限りがありますので、お早めのご予約をおすすめします」と思わずコピペ感覚でお知らせしかけましたが、今回だけは「本当にご予約はお早めに!」と、言っておきます。つくばでのTICAのライブはなんとなんと6年振り。そして、まさかのGustave Coquiotの再集合なんてことになっていますので。ご予約の上、クールな音楽とあたたかい珈琲をお楽しみください。

詳細は以下に転載します! 

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「TICA live w/Gutave Coquiot」

日 時:2016年11月27日(日) 開場 18:00 / 開演 18:30

出 演:TICA / 武田カオリ(Vo)、石井マサユキ(Gt)
    Gustave Coquiot / 河合卓人(Vo,Gt)、大宮麻比古(Gt)、村戸慎一(Vo,Gt)

料 金:2,800円

ご予約・お問い合わせ:1001coffee@gmail.com / 029-875-5092

メールにてご予約の場合は、件名を「TICA Live」とし、必要事項を明記の上お申し込みください。
1.お名前(代表者のフルネームをカタカナ表記にて)
2.ご予約人数
3.ご連絡先


2016/10/21

『Something Like That』


フォトグラファー川西悠太の作品集『Something Like That』が入荷しました。
川西くんはニューヨーク在住。タイトルは会話のなかで使われる「まあ、そんな感じ」なんて意味の言葉とのこと。メール・インタビューでのやりとりにもありますが、本人いわく「この写真集見て思ったこと全部正解」というわけで、言葉少なくクールな視線がカッコ良いと思います。編集・構成は若き友人磯山進伍。

販売価格は2500円(税込)です。現状の取り扱い店は当店と「DASHWOOD BOOKS」。
以下に川西くんとのメール・インタビュー、簡単な一問一答を掲載します。

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-まず、自己紹介からお願いします。

1989年鳥取生まれ。
高校生の時に夜中に突如写真やらなきゃと思いつき写真を始め日大芸術学部写真学科へ進学。
同校を卒業後、2013年よりNYに拠点を移す。


-はじめての作品集『Something Like That』はつくってみた感想はどうですか?
 タイトルの意味なんかも教えてもらっていいでしょうか。

タイトルのSomething Like Thatは何かの説明が面倒で途中止めにするときまたは適当に説明するときなどよく使われる言葉で”まぁそんな感じ”っていう意味です。
この写真集見て思った事全部正解。
みたいなそんな感じで投げやり感が気に入ったます。
制作する上でフォトグラファーの一方的なフェティズムを押し付けられるのしんどいなぁっと思って
そういったものをなるべく排除しようと試みました。

-ニューヨークと日本。写真の撮り方に違いはありますか?

日本(の人)は機材から揃え、撮りたいものがない状態からスタートでニューヨークの人たちは撮りたいものがあるから安いカメラを手に入れて撮る。

-ズバリ、ニューヨークの面白さってなんでしょう? 

常に街も人も変わっていき常に流動的なところが面白い

-ありがとうございました!

2016/10/20

『BEST OF CAT BOYS vol.2』


お待たせしました! CAT BOYSのセカンド・アルバム『BEST OF CAT BOYS vol.2』が入荷しました。
CAT BOYSは老舗クラブ青山「蜂」のハウス・バンドでありながら東京を中心に、数々のイベントに出演し話題をさらっていたのでご存知の方も多いでしょう。ライブを観たい! セカンドはまだか! としょっちゅう店で問い合わせを受けていたので、このリリースは嬉しい出来事。待ち望まれていた本作の印象としてはフロア直結、ライブに限りなく近いグルーヴが音源にも刻まれました。黒さは増し、楽曲の幅も広がったのと比例して聴き手も増えるんじゃないでしょうか。

先行シングル、“Tokai/都会”、“Funka de Janeiro”(リアレンジ)も収録して、販売価格は1296円(税込)です! これは聞き逃してほしくない!
前作『BEST OF CAT BOYS vol.1』も合わせておすすめします!

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午前3時のラウンジ・ファンク・トリオ、Cat Boys。早くもセカンド・アルバムが完成です!!
昨秋に発売された7インチがすでに入手困難となっている大貫妙子「都会」の人気オルガン・カバーや、MUROにもDJプレイされている最新シングル曲"Funka de Janeiro"の別バージョンなど、ファンキー・キラー・チューンを全12曲収録
前述の大貫妙子のオルガン・カバー「都会」以外にも、Booker T. & the M.G.'s の"Melting Pot"、Sly and the Family Stoneの"Somebody's Watching You"、Chicの"Everybody Dance"といったファンク~ディスコ・クラシックに、『Last Tango In Paris』のサントラ曲まで、和洋を問わない名曲カヴァーを収録。8月にリリースされた7インチ『Funka de Janeiro』に収録されたオリジナル曲"Funka de Janeiro"を、ハウス調にリアレンジした"Arabella"も素晴らしい仕上がりとなっています。

2016/10/19

『BORN BLACK』


イラストレーター、RUMINZのZINE『BORN BLACK』が入荷しました。
写真を見ればわかるように、ものすげー良い雰囲気です。表紙の色合い、椅子にすわるO.V. Wrightの佇まいにグッときます。「ああ、なんかこれ、好きだ!」と大きな声で言いたくなるような作品集です。内容は1960〜70年代の黒人ミュージシャンをもとにしたイラスト集。Eddie Bo, Inell Young,Della Humphrey, Arlester Dyke Chiristian, Betty Wright,Jimmy Bo Horne...と、ボク自身は知らない人ばかりなのですが、誰もが味のある顔をしています。

販売価格は1500円(税込)! ここで中身がぱらぱら見れます!

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RUMINZ  ( ルミンズ ) 
イラストレーター。2009年京都造形芸術大学卒。
挿絵・イラストマップ・フライヤーなど主に音楽界隈で活躍中
主な制作は「十日市おさんぽマップ
」(イラストマップ・2013~2015)、中村ジョー&イーストウッズ『さよならだって素敵なもんさ』アナログ7インチジャケット(2015)、映画『福福荘の福ちゃん』海外版DVDジャケット(2015)、「カクバリズムの夏祭り」メインビジュアル・公式Tシャツ(2016)など。
ソウルやリズム&ブルースなど黒人音楽がとても好き。

2016/10/18

From『RANGERS PATROL 1977-1982 UK!』


スキンヘッド・レゲエ・バンドとしての本領発揮!
まさかの「かもめ児童合唱団」とのコラボレーションが発表されたばかりの井の頭レンジャーズ。どんどん自由になっていく、その軽やかな遊びっぷりが素晴らしいのですが、彼らの本分はロッキンなルードボーイ集団(の、はずです)。そんなレンジャーズが遂に、1977年から1982年にかけてのパンク、パブロックの名曲カバーをしたアルバムをリリースします。その名も『RANGERS PATROL 1977-1982 UK!』。アートワークを見て頂ければ、数寄者であれば、ほほう! なるほど! と唸るでしょう。

さて、本作はそのアルバムからのシングル・カット7インチです。収録曲は“(White man)In Hammersmith Palais”(The Clash)、“The Bitterest Pill”(The Jam)、“Geno”(Dexy's Midnight Runners)、“Sex&Drugs&Rock'n'Roll”(Ian Dury&The Blockheads)の4曲。・・・たまりませんね。これは是非、アナログ盤で味わって頂きたいです。

ダウンロード・コード付きで販売価格は1512円(税込)! 毎度ながら少数入荷ですので、お早めにどうぞ!
CD音源『INOKASIRA RANGERS complete collection 2013-2015』も在庫しています!

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1977年から1982年までにリリースされたパンク、パブロックの名曲をセレクトした最高のカバー・アルバムが完成。 50年代からはじまったUKスカ・シーンは70年代後半の2トーンのブレイクやパンクとレゲエとの関係性を考えても、ルードボーイズやパンクス、モッズたちにとって非常重要なルーツだった。ロンドンのジャマイカン・コミュニティーの生み出したパーティー・スタイルは80年代後半からのレイヴ、アシッド・ハウスにも大きな影響を与えている。 井の頭レンジャーズが当時のサウンドをシュミレートしパンク、ニューウェーブ期の名曲をカバーすることには深いメッセージが込められている。
http://kilikilivilla.com/post/151743962544/news-20161013-%E4%BA%95%E3%81%AE%E9%A0%AD%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA-rangers-patrol

LEARNERS × CHILDISH TONES


LEARNERS×CHILDISH TONESによるスプリット7インチ・シングルが入荷しました!
LEARNERSの“I WANT CANDY”は1965年にStrangelovesがオリジナル・リリース、1982年にはBow Wow Wowのカバーで大ヒットになった、ボ・ディドリー・ビートのダンス・ナンバー。対してCHILDISH TONESは、1979年にThe Cureが発表した“BOYS DON'T CRY”を日本語で、トイ楽器による演奏でポップに仕上げています。

どちらも踊るには最高の選曲でしょう! ダウンロード・コード付きで販売価格は1512円(税込)です!

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LEARNERS
日本のロックンロール・バンド。モデル/歌手の紗羅マリー(vo)と松田“CHABE”岳二(g,vo)によるユニットから発展して結成。2015年にBLACK LIPSとの共演などを経て、本格的に始動。同年4月のレコード・ストア・デイに発表した7インチ「RHODE ISLAND IS FAMOUS FOR YOU feat EDDI READER」は完売、同年11月には「TEENAGE KICKS」「恋はヒートウェーブ」と7インチを2タイトル同時にリリースして話題に。2015年12月にアルバム『LEARNERS』を発表。2016年4、5月には初の全国ツアーを開催。

CHILDISH TONES
2014年秋に、ネモト・ド・ショボーレ(ex CHOBEAULLTE3、Tirolean Tape Chapter 4、THE NERDS、The Mighty Moguls、DECKREC主宰)が、80年代に活動していた米国のTOY ROCK'N'ROLL BAND「PIANOSAURUS」の映像に衝撃を受け「これをやろう!」と思い立ち「TOY楽器のみでロックンロールを演奏する」というコンセプトで結成。 独特の言語感覚でバンドのリリックを担当する、ラッパーとしても活動中のクラーク内藤が参加。その後、アートスクールに通うティーンエイジャー つづみっこTHEキャスパーと、カートゥーンマニアのブルースマン、ニシオカ・ディドリーが加わり、グループ名を「CHILDISH TONES」と命名。

2016/10/17

『Drift Wood』多摩川音響


Senri Recordsから新作が届きました。やっぱりカセット・テープです。
一聴して思ったのは、やはり弦楽器の音が良いということ。そしてこの響き方は唯一無二。つい、無音の間にすら耳をそばだててしまいます。遠くで鳴るトランペットのような音、ブズーキという弦楽器の調べに身を委ねていると、ここではないどこかへと想像力が広がります。是非、その耳でもお試しください。

販売価格は1000円(税込)です。ダウンロード・コード付き。

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多摩川音響は撥弦楽器奏者の山田朋秋のソロ活動の場。
ライブやレコーディングでは、他のメンバーも参加することもあるが流動的で、あくまでソロのプロジェクトである。
現代音楽、ジャズ、民族音楽、特にオーネットコールマン、ホセインアリザーデの音楽には影響を受けている。 現在は、異なる音楽、またその演奏者を「融合」させるのではなくそれぞれが「共生」することで、本当の意味での自由な音楽を生み出すべく<Symbiosis music>(造語)を掲げ音楽活動を続けている。

今作は弦楽器のブズーキを主にしながらも様々な音をマルチトラックで録音されている。
やはり「音を共生させる」というコンセプトで作られる。 様々な音が同時に鳴っていると、立体音響やポリフォニーなどのキーワードを持ち出したくなるが、様々な音の間には相関関係は想定されておらず、あくまで個の音の共生である。 ブズーキの即興演奏、音色の面白さ、音に広がり、などの面からも楽しめる作品。
ジャケットは木版画作家、東本 由佳理によるもの。

http://senrirecords.zatunen.com/Drift%20Wood.html

2016/10/16

『森本書店』30号


すべてのレコード好きに読んでほしい! 『森本書店』30号が入荷しました。
岡村詩野、江村幸紀、キングジョー、大江田信、バンヒロシ、松永良平(以上敬称略)・・・などなど豪華な執筆陣が寄せたテキストが生むリズム、グルーヴに身を委ねてください。そして! 面白い試みだな〜と思ったのが、誌面通販。わざわざ切手を貼って、必要事項を記入し投函しなくちゃいけない買い物です。良いものがたくさん出ていますので、本誌を購入の上、丹念に吟味してください。

販売価格は648円(税込)! おすすめです!

2016/10/15

TACOMA FUJI RECORDSの新作トート・バッグ


©TACOMA FUJI RECORDS

TACOMA FUJI RECORDSのトート・バッグが今年も届きました!
装いをあらたに、アメリカ製のビッグ・サイズ。レコードも入ります。雑誌も10冊は余裕でいけますし、バゲットだったら30本はいけるでしょう。野菜もガッツリ入るでしょうし、あんなものも、たぶん入ります。ショルダー・バッグにも出来るので、とにかく使いやすいだろうなあ、と思います。当店に入荷したのは「TACOMA FUJI RECORDS LETTER PRINT」と「THE STRIPED」の2種類。デザインはどちらもジェリー鵜飼さんです。

販売価格は「LETTER PRINT」が5832円(税込)、「STRIPED」が7020円(税込)です。
上の写真より実物のほうがグッと色が濃いです(とくに「STRIPED」)。是非店頭で直接ご確認ください。

2016/10/14

『三ツ沢通信』秋号


“レコードを聞く楽しみと、買う楽しみと、作る楽しみをパックにした福袋雑誌「三ツ沢通信」です。今買える円盤商品やライヴを紹介する「円盤営業中」と、今月聞いた中古レコードを紹介する「枕元レコード」、そして各地の販売所の方方の様々な連載物など、いろいろセットでこうして販売しています。そして、円盤はこんなことやってます/やろうとしてます、の案内と報告です。”
-「円盤営業中!」より

高円寺の円盤が発行する『三ツ沢通信』秋号が入荷しています。
前号である夏号の入荷時に「広報誌」と書いたのですが、それはちょっと違ったような気がしています。今号を読むうちに、この福袋雑誌は円盤という一風変わったお店を、誌面に落とし込んだ「お店みたいな雑誌」なのかなと考えたからです。日々変化をつづける円盤の空気を遠く離れた場所でも感じられるようにつくられているのかなあ、と。とは言えやっぱり店には足を運んでナンボです。

販売価格は1000円(税込)。バックナンバーも揃っています。

2016/10/13

『SUNSHOWER』と『み空』


大貫妙子『SUNSHOWER』、金延幸子『み空』が入荷しています。
なんとどちらもカセット・テープです。言わずと知れたジャパニーズ・ポップス名盤2タイトルなのですが、この大きさだとやっぱり新鮮。レコードやCDで聴き倒したはずの諸兄も「おやおや! これは!」と鮮やかな反応をみせてくれました。この大きさにキュンとくるよね、なんてお言葉も。両タイトルとも販売価格は2160円(税込)です。

いま、カセット・テープが流行ってるとかではなく音楽を聴く行為として新鮮なんです。是非お試しください。
ちなみに、昨日紹介したasuka ando『mellowmood』(LP)にも『SUNSHOWER』収録の“くすりをたくさん”が入っています。

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・『SUNSHOWER』大貫妙子
77年リリースの大貫妙子の2NDアルバム。
参加ミュージシャンも坂本龍一、今井 裕、大村憲司、松木恒秀、後藤次利、CRIS PARKER(STUFFのDr.)、斎藤ノブ、山下達郎、細野晴臣、渡辺 香津美、清水靖晃、向井滋春、鈴木茂、村上秀一、林立夫、松任谷正隆 etc,と最強の布陣。 STEVIE WONDERに影響を受けて作られた『都会』は大貫 妙子の代名詞的な大名曲としても知られ、その当時の時代風刺的な意味合いを多く含んだ歌詞の内容も面白い。Incl. 『SUMMER CONNECTION』『くすりをたくさん』 『何もいらない』 『都会』『誰のために』 etc,収録!!

・『み空』金延幸子
1972年にURCからリリースされた初ソロ・アルバムの『み空』。女性シンガーソングライ ター音源として重要傑作といえる程に語り継がれ続ける1枚である。金延幸子自身の最大の魅力とも言えるその歌声には過剰に作り上げられた音は必要無く、演奏 自体も極シンプルな必要最低限な音色で作り込まれた魔法の様な楽曲の数々が散りばめられており、詩情豊かなメロディ・ラインの中に力強くソウルフル響き渡る歌声、また包み込まれる程に透 き通った清涼感のあるその歌声に酔いしれて貰いたい。またバックを務めたのは細野晴臣をはじめとした、はっぴいえんど人脈が参加したのは必然 だったと感じる事が出来るはず。様々なアーティストから絶大な人気を博しカヴァーされ続ける事でもお馴染みな『あなたから 遠く』を筆頭に、無垢な繊細さの中に多彩な情感を引き出した『青い魚』、シングルのテイクとは違うアレンジで披露された『時にまかせて』、はっぴいえんど色が強く 出た『春一番の風は激しく』など後世にも歌い継がれるべき楽曲の数々を是非とも堪能して頂きたい。 

2016/10/12

『mellowmood』(LP)



ようやくレコードになりました! asuka ando『mellowmood』(LP)が入荷しています。
昨年リリースされたCDを当店で販売していて、良い意味で裏切られたのがリスナーの幅の広さ。「コレいいね!」とか「気に入ってるよ!」なんて言ってくれるのは、普段ラヴァーズ・ロックはもといレゲエと馴染みのうすい方々でした。もちろんジャマイカン・ミュージック好きにも好評でしたが、asuka andoの声と節回し、絶妙なカヴァー・センスが多くの方の耳に届いた由縁かなと思います。

人気曲“ゆめで逢いましょう”のダブ・ヴァージョンを追加収録! 販売価格は4644円(税込)です!

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メロウにもほどがある極上ラヴァーズ・ロック・アルバム『mellowmoood』がアナログ化!
ジャパニーズ・レゲエ・シーンの新たなミューズ、asuka andoが、LITTLE TEMPOやエマーソン北村、西内徹、Hatayoung(FRISCO)らのバックアップを得て完成させた10年代国産レゲエの新名盤!
エマーソン北村によるロマンチックな鍵盤リフで幕を開けるラヴァーズ・チューン「ゆめで逢いましょう」、大貫妙子「くすりをたくさん」のロックステディ・カカヴァー、リズム隊にLITTLE TEMPOを迎えた夢見心地のバラード「月下美人」、アンニュイに仕上がったアニソン・カヴァー「ロマンティックあげるよ」など、そのスウィート・ヴォイスの魅力を堪能できる名曲ばかり。 アナログ盤ボーナストラックとして、即完売となった7インチ『ゆめで逢いましょう』のB面に収録されたダブ・バージョンを追加収録!!さらに「月下美人」、「煙の中のマーメイド」ダブバージョンのDLコード付きです。

2016/10/11

『Little Museum of Bird』


“何かと真剣に向き合う時、孤独とは真実を照らす光りのようなものだと思っている。
だからそんな気持ちにさせる小鳥美術館という場所に、僕は定期的に通って、絵画と向き合うように、何かと向き合う。
わかりあえないことは、時に美しい。” -MC.sirafu

小鳥美術館のファースト・ミニアルバム『Little Museum of Bird』が入荷しました。
あちこちでよく聞いていたその名前。遠巻きでも感じられる独特の距離感。なんとなくビビっていたのだけれど、曲を聴いたら、あれ安心。ああ、でもまだちょっと近づけないような気もしてくるな。だから、「わかりあえないことは、時に美しい」というシラフさんの表現にグッとくるんだろうか。ボクも、安直な言葉で括りたくないから、何度もこのアルバムを聴いてみようと思います。

販売価格は1836円(税込)。来月からは「作品発売記念巡回展」が開催されるようです。

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小鳥美術館・概要
2004年、館長・牧野、 学芸員・島 により設立。シンプルな構成の中に精緻な技法と近代的な要素がみられる作品を展開。
近年では造園剪定士・田中馨、税理士・イトケンらを迎え、より複雑な構造と深みのある表現の呈示・追求がなされている。
2016年10月、待望のCD作品「Little Museum of Bird」を自主レーベル「書庫」より発売し、Hei Tanakaとのスプリットカセット作品「トマデジ」も次いで発売が決定。11月には作品発売を記念した東名阪ツアーの開催も決定している

『ヤングリーフEP』


やけのはら×ロンリー『ヤングリーフEP』(7インチ・シングル)が入荷しました。
はっきり言って、季節はもう秋。でも、過ぎ去った夏をしのぶサマー・アンセムがあってもいいじゃないか。“ヤングリーフ”はイントロだけで、ボクの心のやらかい場所を刺激するんです。甘酸っぱい気持ちになるんです。ロンリー節全開のトラックに、やけのはら氏のストーリー・テリング。夕暮れどきのラジオから流れてきたら最高だろうなあ。ロンリーのセカンド・アルバム『YAMIYO』と合わせておすすめします。

販売価格は1620円(税込)。ダウンロード・コードが付いています。

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やけのはらとロンリーが手を組んだ!異色のサマー・アンセムが誕生です。
カップリングには、ロンリーと同郷のKeita Sanoが本作のために録り下ろしたディスコ・トラックに、やけのはら×ロンリーゆかりのミュージシャンたちが客演したポッセカット・ナンバーを収録。アートワークは牛尾友美が担当しています。ダウンロード・コード付。
A1「うみのいえ」は、ランダムに繰り出される電子音にロンリーのボーカル岡崎の詞を乗せたポエトリー・リーディング・トラック。次曲への序章、予感ともいえる楽曲です。そしてA2「ヤングリーフ」は、ロンリーの少し切なく甘酸っぱいバンド・サウンド&グッド・メロディーに、過ぎ去った夏の日の情景を想起させるやけのはらの抒情的ラップが掛け合い、まるで両者による夏の答え合わせといった様相をていするキラー・ナンバーとなっています! B面「夜の落とし穴」は、Crue-Lからアルバム・リリースを果たしたKEITA SANOによるディスコ・トラックをバックに、ヒューヒューボーイ、岡山のローファイ・ガールズ・バンドaaps、フィメール・ラップ・グループのY.I.M、三鷹のスカム・ラッパーのオオヤヨシツグ、思い出野郎Aチームより高橋一、チャッピー源、増田薫、VIDEOTAPEMUSICといった両者ゆかりのミュージシャンたちが、夜の失敗談をテーマにリレーしたパーティー・ナンバーです。

2016/10/07

『POST APOCALYPSE』 Matt Lock + Tai Ogawa (Zine x 2)



“アメリカ出身、国際的に人気のあるアーティスト Matt Lockと東京で活動するアーティスト 小川泰。Matt Lockのドローイングに小川泰がペイントした作品や個々のキャラクターを1枚の作品にコラージュしたコラボレーション作品などを掲載したZineと個々の作品を掲載したZineの2冊がパックになったセット。”

Matt Lock
1984年生まれ、アメリカのアーティスト
作品展示だけでなくDIY Zineも多数出版。Nieves、ShoboShobo Books、SSE Project、X1 Editionsなどからも彼のZine、作品集が出版され国際的に活動。
http://www.puffandmagic.com/

小川泰
1981年生まれ、日本のアーティスト
Zenshi、galeria de muerte、wishelessなどで個展。2014年にはNYでも個展を開催。
http://www.ogawa-tai.com/

2016/10/06

『Spectator』37号


“本誌の創刊準備をすすめていた頃に最も影響を受けたのが、北山耕平さんが編集長をつとめていた時代の『宝島』という小さな雑誌でした。(中略)ぼくがハートを揺さぶられ大いに参考にさせてもらった、心の底から声を出す方法とその声の聞き分け方を、前述の『宝島』に掲載されていた原稿を含む北山さんが過去に雑誌などに発表してこられた数々の名文のなかに発見してもらえたら幸いです。”
-スペクテイター編集部 青野利光

たった今届きました! 『Spectator』37号・北山耕平特集号!
上に引いた青野編集長のことば通りに『Spectator』の素になっている思想、言葉、声を持った方だと思います。“シティ・ボーイ”、“ニュー・ジャーナリズム”、“虹の戦士”の3パートに分けられた文章を音楽を聴くように、身体を揺らしながら楽しんでもらえたら嬉しいです。北山耕平さんにはボクも本当におおきな影響を受けているので、改めてここで色々と書いていくつもり。

販売価格は1028円(税込)。同じタイミングで、欠品していたバックナンバーも入荷しています。

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【スペクテイター最新号(37号)のご案内】
特集:北山耕平
北山耕平(きたやま こうへい)ーーー『ワンダーランド』『宝島』『POPEYE』『写楽』など、若者に人気の雑誌の編集を手がけ、書き手としても多くのファンを魅了してきた稀代の編集者/作家/ストーリーテラー。
本書は北山耕平さんが過去に雑誌に発表してきた原稿を再録掲載、当時の関係者の証言を交えながら偉大な仕事の全貌に迫った特集です。
五年前に患った大病から奇蹟の生還を果たし、現在は新作の執筆に意欲を燃やされている北山さんとの対話も収録。YES, KK IS BACK!! 完全保存版です!

■Side 1 - シティ・ボーイ
ホールデン・コールフィールドと25%のビートルズ 『宝島』’75年/特集シティ・ボーイ『宝島』’75年/Introduction: Whole City Catalog『宝島』’75年/今もし二十四時間ロックンロールを流しているような放送局があれば、もう少し日本は良くなるだろうと確信している――『放送批評』’76年/ロックとは『宝島』’76年/ぐれいとふるでっど『ビックリハウス』’77年/踊る大陸はどこにあるのか?『宝島』’75年/れにいぶるうす殉教録 (MARTYROLOGIUM) 1927 – 1966『ローリング・ストーン・ジャパン』’76年/スイングするぼくたちの街よ! 街派人間座談会『ザ・メディテーション』’78年/ジェイルハウスの日本の住人に完全なる自由はない『ぴあ・ミュージック・コンプレックス』’90年
■Side 2 - ニュー・ジャーナリズム
ニュー・ジャーナリズムとは音楽の世界でいえば強烈なロックなのだ!『POPEYE』’78年/天皇陛下のロックン・ロール『GORO』’76年/ SHE, TOO, BELIEVES IN ROCK'N' ROLL!『ビックリハウス』’77年/インタヴュー 泉谷しげる おれは〝熱い台風〞と呼ばれるstreet rock'n' rollerなのだ。『宝島』’77年/Knock on POPEYE ポパイ編集部のドアを開けてみた『POPEYE』’77年/暮れかけた迷いの時代を照らすイーグルスの光『ロック白書’77』’77年/こうしてぼくは法廷に立った ルポ・マリワナ裁判『宝島』’77年/片山敬済 世界を戦場にして闘い続ける二輪戦士『二輪戦士・片山敬済写真集』’83年/たったひとりの戦争  わたしたちの生活の基盤をゆすぶる一枚の老マタギの写真『写楽』’81年/もうひとつの激動の六〇年代は?『POPEYE』’76年/チャンドラーにニュー・リアリズムを感じて…『POPEYE』’77年/大麻を巡る思考の冒険 どうしてマリワナは、いまだに無法者にされているのだろう?『モノ・マガジン』’2010年
■Side 3 - 虹の戦士
私のカリフォルニア日記『ザ・メディテーション』’79年/あるシャーマンとの出会い 私は彼から何を聞いたのか――『トランス・パーソナル・ヴィジョン』’90年/ビジョン・クエストはなんのためのものか インディアンの儀式が現代に再生したわけ『写楽』’83年/北山耕平の魂の履歴書 メディスンマンの使者が語る「在日縄文人」の視点 文=松永憲生 『たま』’96年/ぼくの石、ツガルの石 アラハバキの道の上で『GOD MAGAZINE』’85年/日本から一切の差別をなくす最後の方法『差別根絶大全』’99年

・『ワンダーランド』~『宝島』編集長時代の彼/文・菅野彰子
・ワンダーボーイの誕生/文・細川廣次
・北山耕平との四〇年「ラブ&ピース」だった/文・島本脩二
・「イメージ・スーパー・マーケット」のスピリット/文・浅香良太
・記憶装置としての石/文・野村敏晴
・カスタネダを手渡せた日/文・村上清
・「イメージ・スーパー・マーケット」元担当編集者氏が語る北山耕平/新島徹インタビュー


2016/10/05

『FEIGEN FEIGEN』LÉONORE BOULANGER



“彼女がときとして外国語で歌うのは、コントロールできない言葉を発して、
曲に異和感をもたせるためだ。
そしてその感覚はフランス語にもある。
「歌詞を意味から解放して、音として捉えなおしたい。
言葉が語法から離れたとき、声は器楽性を取り戻す。
すると歌の芯がふくらみ、祈りや愛撫や雷やグロソラリアになる」
と、彼女は語る。
グロソラリア(異言)とは宗教用語で、精霊が使徒たちに授けた、
各国の人々に理解されるように話す能力であり、恍惚状態で発せられる言葉だ。”
-プジョー友子

LEONORE BOULANGER(レオノール・ブーランジェ)の『FEIGEN FEIGEN』が入荷しました。
今作は“現代のサラヴァ・レコード”と形容されるフランスのレーベル「ル・ソール」からのリリース。ボクにはどうにも言葉にしがたい音像なのですが、耳心地は上々ですし聴くたびにちがう発想が浮かぶような気がします。それもそのはず、レオノールはパリで演劇、実験的な即興音楽、ペルシャ音楽なんかを学んでいたとのこと。先入観をもたずにぽーんとこのアルバムに飛び込んでみてもらえれば、きっと発見があるでしょう。

より詳しい作品解説は日本での販売元「windbell」のブログをご覧下さい。ここにも少しだけ、転載します。

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このアルバムは彼女にとって三作目となるアルバムで驚くべき飛躍を遂げています。

パリとベルリンを行き来し、鍛冶職人の工場で録音されたというこのアルバムの音像は
コンピューターを基点とする過剰なポストプロダクションの沼に陥っていない、
無理のない自然さ、しなやかさ、生々しさに溢れています。
その音楽は多様な要素を調合した複合的なものでありつつ、大変素朴で摩訶不思議ですらあります。

アルバムを彩るアートワークは約四十年前にエストニアの画家、Vello Vinn によって描かれたもの。
この画が想起させる奇妙なフェアリーテール、夏の日と冬の夜を行ったり来たりする蜃気楼の先に見える
幻影を音で映写するような、マジックリアリズム感が拡がります。

LÉONORE BOULANGER    
FEIGEN FEIGEN  
レオノール・ブーランジェ「ファイゲン・ファイゲン」

01. BLUETTE  軽やかな物語
02. TORNADE  旋風
03. TOURNER  回転
04. LE SIGNAL  信号
05. MON TOUT  私の全体
06. LES QUESTIONS 問いかけ
07. MINUIT  真夜中
08. TOQUADE 熱中
09. SHIVA GRIS  灰色のシヴァ像
10. BLAUES 青
11. LONG FREDON  長いリフレイン
12. GRIMPER よじ登る