僕の場合、世界を語る言葉を失ったと自覚したのが出版をはじめた動機ですから、自分の内側でなく、外側にあるものに興味がある。サウダージ・ブックスは、僕の自己主張や表現のためのメディアではないんです。(p.151 「本のある世界」と「本のない世界」の狭間を旅する)
10月30日、金曜日。サウダージ・ブックス編集人、アサノタカオさんの随筆集『読むことの風』をきっかけに久々に手に取った、西山雅子・編『“ひとり出版社”という働きかた』(河出書房新社)。約5年前の初版刊行時よりもぐっと心を寄せて読むことができた。上に引いた一説をはじめアサノさんの語り口、言葉選びに感じ入り、里山社の清田さんの奮闘ぶりには心惹かれた。
今日も15時から20時までの営業です。お暇があればお運びください。
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