高見順『いやな感じ』が届きました。
高見順が1963年に発表した作品を出版社「
共和国」が復刻、現代に蘇らせた新装版。「惰性で生きることに疑問を持ち、自分と生活、自分と社会との関係を変えようと(※)」する登場人物たちが発する生命の光、ぬらっとした時代の空気をみごとに描写した高見の筆に恐れ入る。とんでもなく面白い。主人公・加柴四郎のヒリヒリした生き様を追ううちに、ページをめくる手が止まらなくなります。
販売価格は2970円(税込)。これから、少しずつ共和国の本を増やしていくつもりです。
(※)「解題『いやな感じ』とその周辺」から
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