2016/05/01

『ぼくは愛する』


マヤコフスキー叢書の最新刊『ぼくは愛する』が入荷しました。
見ての通り、カッコ良い表紙です。そして本書はとても薄い。ひとつひとつの詩が短く切れ味が鋭いので、どのページをひらいてもズバッと斬られるような感覚を覚えます。刊行元である土曜社によれば「1922年、二十代最後の年に、詩人は出版社マフ(モスクワ未来派協会)を組織する。集うアセーエフ、トレチャコフらの喧嘩友だち。生まれたばかりの版元の〈詩人叢書〉第一弾として2000部が世に出た、306行の小型の長詩」。そりゃあ、ほとばしってるよね。マヤコフスキー。

前半は詩が並び、後半は「マヤコフスキーの手紙」という構成です。販売価格は1028円(税込)。

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ヴラジーミル・マヤコフスキー Влади́мир Влади́мирович Маяко́вский
ロシア未来派の詩人。1893年、グルジアのバグダジ村に生まれる。1906年、父親が急死し、母親・姉2人とモスクワへ引っ越す。非合法のロシア社会民主労働党(RSDRP)に入党し逮捕3回、のべ11か月間の獄中で詩作を始める。10年釈放、モスクワの美術学校に入学。12年、上級生ダヴィド・ブルリュックらと未来派アンソロジー『社会の趣味を殴る』のマニフェストに参加。13年、戯曲『悲劇ヴラジーミル・マヤコフスキー』を自身の演出・主演で上演。14年、第一次世界大戦が勃発し、義勇兵に志願するも、結局ペトログラード陸軍自動車学校に徴用。戦中に長詩『ズボンをはいた雲』『背骨のフルート』『戦争と世界』『人間』を完成させる。17年の十月革命を熱狂的に支持し、内戦の戦況を伝えるプラカードを多数制作する。・・・ http://bit.ly/1pUKNRn

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