2016/04/01

『つるとはな』第3号


人生の先輩への聞き書きマガジン『つるとはな』の最新号が入荷しました。
ボクにはこの雑誌のおおらかさが心地よくて、毎号浸りきってしまいます。「ああ、まだまだ人生は続くんだなあ」と思いながら、先輩方のお話に耳を傾けるのがほんとうに楽しい。人よりも得をしようとか、効率よく生きたいな〜なんて考える若者たちに読んでほしい。もちろん、自分の親世代にもおすすめしたい。まったく説教くさくはありませんので、是非気楽にパラパラめくってみてください。

販売価格は1404円(税込)。目次で踊る各タイトルものびやかで、ながめるだけで嬉しいです。

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内容ご紹介

一体いつ出すつもりなのかと
お叱りの声も聞こえそうですが、
ついに!3号ができあがりました。
(声を大にして)みなさーん、おまたせしましたー!
待っていた人もそうでなかった人も
「つるとはな」第3号の内容を紹介します。
お手にとってご覧くださいませー。

・日本人初の女性宇宙飛行士・向井千秋さんの母、内藤ミツさんは91歳。
 散歩は毎日1万歩、「館林のジャクリーヌ」と呼ばれたこともあるとか。

・「梅干し先生」こと藤巻あつこさんは94歳。
 梅とのつきあいは73年。
 毎年200キロ漬けてきたけれど、
 腰を痛めた昨年は半分に減らしたとちょっと残念そう。

・伝説のジャズシンガー、シーラ・ジョーダンは87歳。
 今まさに黄金期。その声、パワー、包容力に圧倒されます。

・お茶するときは、ひとりで甘味屋さんへというのもいいんじゃない?

・ロンドン市北部、ハムステッドの町にとびきりセンスのよい服や小物を集めた
 ギャラリー「リビングストン・スタジオ」があります。
 ギャラリーを営む女性2人、ケイトとインゲは性格も何もかもが正反対。
 でも25年も一緒に働いていられるのはなぜ?

・白髪のカップルはひとりでも絵になるけれど、
 二人揃うとかっこよさは2倍。馴染みの場所へいつものように出かけました。

・東京都荒川区町屋にある「ダンス・スナック ボンソワール」。
 社交ダンスとカラオケの店として30数年。
 常連さんがおしゃれして歌って踊って、今宵も「ボンソワールの夜は更けゆく」。

・歴史に残る立派なお坊さんは多いけれど、
 その名を「さん」付けで呼ばれ、親しまれているのは良寛さん。
 良寛さんのおもかげを訪ねて越後へ行ってきました。

・期待のヴァイオリニスト・大江馨さん。
 19歳の時に国内最高峰のコンクールで1位になり、
 大学は音大と普通の大学の両方で学んだ22歳の秀才は、
 端正なお顔と力量で「ヴァイオリン界の羽生結弦」のという声多し。

・バッグやコート、下着、パソコン、クルマなど、
 新しくて軽やかでスマートな道具を探してみました。

・ひとり芝居の第一人者・イッセー尾形さん。現在その胸に去来するものは?

・「鶴の友」と「古町の華」、一方的なご縁を感じて
 (その名にちなんで)新潟へ行ってきました。

・同居人は19歳という宮本幸一さん73歳の共同生活。
 大切なのは「心をひらくのはまず自分から」だそうです。

・「いのち炎のごとく」。堀尾真紀子さんが画家、三岸節子の生涯を描きます。

・川上弘美さん書き下ろしの小説「スミレ」。
 不思議でもあり現実感もあり、読みごたえじゅうぶんです。

・江國香織姉妹が幼いころ、母に歌ってもらった「童謡絵本」。
 大人になった今姉妹にそれらを見直してもらうと。


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