高橋源一郎さんの新著。
『13日間で「名文」を書けるようになる方法』を一気に読んだ。
知り合いに教えてもらって、図書館で見つけて、2日ほど寝かせ、ひといきに読んだ。
この本はとにかく生々しい。とは言ってもグロいとかエロいってわけじゃない。
とにかく生きている。みんな生きてる。言葉も文章も生きてる。
うん、自分でよく言ってる"LIVE!"ってやつだ。
この本にはライブ感が溢れてる。
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高橋さんの言うことはシンプルだ。
ああだこうだと悩んで立ち止まっても、とにかく書く。読む。
どうにもならないと考えあぐねて、行き先も見えず、一人ぼっちでも書く。
なんとか書いてみて、気づく。自分が別の場所に来たってこと。
書く前と書いた後ではあきらかに違う自分がいるのだ。
この不思議な体験・・・たぶんそれを伝えたかったんだろう。
ことばってのは凄いんだぜ。想像以上の代物なんだぜって。
だから、とにかく書いてみなって言ってくれる。
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器用にまとめた、どこにでもあるもんじゃなく。
書き手の存在をはっきりと感じさせるような、文章。
迷って悩んで堂々と健やかに生きてる主体。
「不器用でもまっすぐに」なんて紋切りはせず、不器用なまま、屈折している。
道徳的に正しかったり、清廉潔白じゃなくていい。
とにかく生きた言葉に触れたいのだ。
どこから切っても正しくて、論理的な話もいいけど、くだらん馬鹿話で笑いまくりたい。
いや、どっちがいいとか言いたいわけじゃなく。単純にそう思う。
話が面白いってのはなんだろう。
笑えるってだけじゃなく、誰かの心を動かす秘訣はなんなのか。
いやいや、“秘訣”と書いた時点で駄目だな。なんだか違う。
やっぱり生命力なのかな。その人の存在感みたいなもの。
うーん、どうなのか。
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とりあえず投げっぱなしで未完結です。
・・・・・・これは書きっぱなしか。
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