7月2日、水曜日。『relax』2000年10月号の特集は「SUPREME」と「イームズ」。店をはじめた時には既にプレミア価格が付いていた号なのだけど、これまで吟味する機会なく、何冊か売ってきた。いざ改めてページを繰ると、巻頭コラムに小野郁夫による「イームズとスケートの大事な関係に気づいてる?」があり、ソルスティス・ミュージック・フェスのフォトページ、イルドーザーの4ページが続く流れにグッと掴まれる。この頃の『relax』はやはり特別だったのだなーと再確認。
本特集は飛ばして、モノクロのコラムページ「fab!」の白根ゆたんぽ、松田岳二、水本アキラ、小柳帝、飯田アキオ、MC BOO!!、安田謙一、グルーヴあんちゃん、内門洋が怒涛のごとく現れる構成にシビれる。「fab!」にはさらにNYのインディーマガジン2誌の直撃取材あり、力の抜けた連載あり、するすると読まされる。
カルチャー、ファッション、アドバタイズ。雑誌がはらむべき要素を併せ持ちながら、時代の空気を誌面に反映させる。編集長の舵取りがあり、遊びのわかる編集部員がいて、マジカルな雑誌が生まれていた。こりゃ長続きはしないよなあ……なんて悟ったようなことは言いたくないのだが。
今日も古本、新譜に入荷あり。オンライン・ストア〈平凡〉にも動きあり。

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