2024/09/20

9/20 店日誌

9月20日、金曜日。コーヒーを淹れたのち、アップル・ミュージックで聴いたのはポール・マッカートニー『カオス・アンド・クリエイション・イン・ザ・バックヤード』。ちょっとわびしいジャケット写真がとてもいい。この音源に触れると、友人Tくんを思い出す。彼と出かけたディスク・ユニオン、めいめいに棚を見てから合流。自分は3~4枚のレコードを持っていて、合計金額は5000円を越えていた。「今日はヤバいな……」なんてコソコソ言ったら、彼の手元にはくだんのレコードだけ。たしか7000円以上。「ずっと欲しかったから」と話すTくんを見て、カッコいいなーと思ったのだった。

高いものを買うのがいい、とか、安いのがダメとか言いたいわけじゃない。いまいちうまく理屈をつけられないのだけれど、いい買い物するなーと感心した。店にいて、たまーにそういうお客さんがいると、とても嬉しい。いい買い方するねえ! と声のひとつもかけたくなる。うわっとか言いながらあっちこっちを触ったあげく……ってのがいちばん虚しい(いや、哀しい)。

小林信彦『東京のドン・キホーテ』を読んでたら『東京のロビンソン・クルーソー』も読みたくなる。手にしてみると、未読の箇所ばかりで驚いてしまう。持ってるだけで満足していたのかもしれない。詳しくはオンライン・ストア内の「読書日記」で。

今日も通常営業。なんと、明日からまた! 三連休なんだってさ。

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