先週末に見つけた、ゆらゆら帝国『美しい』はシングル盤。表題曲と「なんとなく夢を」、「なさけない&はずかしい」、「船」の4曲が入って22分32秒。これくらいのヴォリュームがちょうどいい。歌詞を読みながらじっくり聴く、なんとなく流してみる、楽器の鳴り方に耳を傾ける。少なくとも3種類の聴き方があって、それぞれにそれなりの労力がいる。
“純粋なクソがいい おしゃれなクソにジェラシー クソに魂込めた リボンを結んでみた 同じか? みんな同じか?” (「美しい」)
「美しい」のなかでコケにされている感情、生き方をかつての自分は肯定できた。今もなお、否定はしきれない。それでも、この曲の持つ厚みを感知できるようになっただけ、マシだと思いたい。作者になんの関係ない話なのだが。
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