2018/11/09

『90年代のこと』


ヒップホップ、レンタルビデオ、タウン情報誌。
スマートフォンもアマゾンもGoogleもなかったあの頃。僕はどこで何をしていたのだろう。

堀部篤史『90年代のこと 僕の修行時代』が届きました。
京都で書店〈誠光社〉を営む堀部さんの個人的回顧録でありながら、文化批評から書店論まで話がつながる切れ味するどい一冊です。90年代特有の速度感、世界との距離感を闇雲に礼賛するのではなく、「あの頃はこうだった」と静かに語ることで浮かび上がる現代の風景。今を生きる大人、若者それぞれの読後感を聞いてみたいなあと思います。

販売価格は1728円(税込)。挿絵は当店でもおなじみの、マメイケダさんが担当しています。

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