2017/11/18

『世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦』





『世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦』が入荷しました。
本書は来週の土曜日、25日から板橋区立美術館ではじまる同名の展覧会図録です。色鮮やかな手製本を刊行し、注目を集めるインドの出版社「タラ・ブックス」。世界を驚かせる作品、斬新な絵本が生まれる過程を見知れる貴重な一冊です。図版の美しさはもちろん、タラ・ブックスを立ち上げたギータ・ウォルフとV・ギータへのインタビューもお見逃しなく。

販売価格は2592円(税込)。展覧会の前でも、後でも。ゆっくりとご堪能ください。

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■タラブックスとは?
手すきの紙にシルクスクリーンによる手刷り、そして製本までもがハンドメイド。工芸品のような美しい絵本を出版するのは、南インド・チェンナイの小さな出版社「タラブックス」です。1995年から、絵本を中心にドキュメンタリーや写真集など、オリジナリティあふれる本を制作しており、世界各国で愛されています。日本でも約10冊が翻訳出版。7月には『タラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる』(玄光社)が出版され話題を呼び、11月には展覧会も開催され、さらなる熱い眼差しを集めています。

■編集の概念を覆す、オリジナリティ
タラブックスの真髄は本の編集方針にあります。起用するのは無名の著者。インド各地の民族画家に取材してアーティストや物語と出会い、著者とワークショップや対話を繰り返すことで緊密な関係を結び、斬新な絵本を生み出してきました。既成概念を飛び越えるこうした本づくりには、インドにおける社会運動の視座も備わっています。インド社会のなかで、搾取されることの多い民俗画家たちに著作権という概念を知らせ、自社の印刷工房で働く従業員は、だれもが平等という環境をつくり、出版業を通じて社会変革を目指しています。


http://bluesheep.jp/

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