2016/03/01

『ferment vol.1 味の形』


“たった15坪に毎日1500人もの利用客が訪れる大繁盛店、新宿ベルクの迫川副店長は、食べものの味覚を形として記憶できるという。食(レシピ)には著作権がない。だからこそ文化本来の姿をとどめている(『食の職』より)。そう主張する副店長が、味に形を見ている。そのことに、なにか腑に落ちるものを感じ、ぜひ話を聞いてみたいと思った。”
-インタビュアー(よ)

食べることは毎日のこと。そこには思考、創造の余地はない。
つい最近まで、ボクはそう考えていた。なんの理由もなく。今も、料理に関して言葉にできることはないけれど、食べることそれだけに限定すれば以前よりもずっと、おおきな思考の余地があるように感じている(とは言えそれは、目の前の料理を誰が、どうやってつくったのかと考えるのは面白いよなーという程度・・・)。それだけありふれていて、誰もに身近な“食”に関しての物差しを再考すべく創刊されたリトルマガジン『ferment』が届きました。本号では新宿駅にある「ベルク」副店長の迫川尚子さんへのインタビューを6万字にわたって収録。味覚を形で認識する、迫川さんのお話は食べることへの好奇心をまっすぐに刺激してくれます。

そもそもタイトルの、“ferment”とは発酵の意。その作用を食物だけでなく、人や社会、あらゆる事物に向けてみるとどんな景色が立ち上がるのか。その試みこそが、この小さな雑誌の発想の源のよう。「固定観念や、当然と思われている文脈から離れ、事物の細部を注視し、本質を直感して、別の何かを醸す。それを、文化的発酵、社会的発酵と呼んでみることにしました」と、発行人が語る通りに。

販売価格は864円(税込)。いろんな人に読んでみてほしい1冊です。

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