10月19日、土曜日。朝イチで風呂、夜明け前。風がつめたいが露天風呂に入るとすぐに暖まる。とおくの建物の明かりがちらほら。たまに車が通りすぎる。湯船の淵にこしかけてぼーっとしてると山の稜線がだんだんはっきりしてくる。真っ暗だった空にも青みが増してきて、時間が流れているのを実感する。風呂に入って空を見上げているだけで気持ちがぐーんと広がってく。とりあえず、ここまできてよかった。
出先で感じたことを書いてみる。
東京から離れても、都会っぽい店にいく。よりそれっぽくなる店構え、品揃え(めちゃグッズが多いのだ!)。店員さんも感じがよい。嫌だな〜と感じさせる点は少ないのだが、なにか物足りない。先客から聞こえてくる会話すら都会的で、逃げ場なし。快適な消費、紙幣/貨幣交換に最適化した場をつくるとああなるのかな。とくだんケチをつける理由はないから、食事を済ませてそっと退く。
こうした店をやってると、小さな出版社のつくる本、雑誌の案内がひっきりなしに届く。いい雰囲気のものも少なくない。でも、それらの多くは一時的なアイテムとして有用なだけかもなーとも思えてくる。並べときゃそれっぽく場が整うわけで。全体がのペーっと平らになっていく。ゆるーく一方向に流れてく時流に拮抗するには古物の扱い方が重要になる。なんとなくだが、ハッキリそう感じた。
誰かにもっと上手に言語化してほしい。この感じ。多くの人が真っ当な商売を志向しているはずので、悪いことは言えない(言う理由も見つからない)。言葉は自分にも返ってくるのだ。
てなわけで、今日明日は店番太郎くんに任せてます。いやあ、暑いっすね。
3 件のコメント:
関係ないかもですが、「アンティーク フェルメール」さんのブログエッセイ読んでみて欲しいです
関係ないかもですが、「アンティーク フェルメール」のブログエッセイ面白いですよ
とても面白いです!ありがとうございます!
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