先週とおなじ調子で〈シネプレックス つくば〉まで自転車を走らせて、アラン・パーカー監督作品『フェーム』を観る。午前10時の映画祭だし悪くはないだろうと、ほとんど何も知らないまま上映開始。若い男性の独り語りから一転、ガンガン場面が切り替わって、芸術表現の専門学校の入試場面なのだと気がつく。食堂ではじまるジャム・セッションでのブルーノのピアノ! 実にシブかった(アイツの親父もかなりシブい)。
古典的な青春群像劇とも言える内容なのだけど、何人かの俳優の表情が実際にグッとしまっていくのは見所のひとつ。全員集合的な大団円では涙がこぼれる。なぜか、ああしたシーンにグッとくる習性がある(『ビッグ・フィッシュ』、『スクール・オブ・ロック』とか)。冷静に観ればいくらでも突っ込める映画なのだろうが、自分はけっこう楽しめた。
家に帰ってシャワーを浴びて、キンキンに冷えたビールを一杯。今日はこれで十分だ。
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