photo:spectator official
“自分たちが自由になるための道具としてデジタルな活字たちを使う日のために、あの時代というものをぼくの頭がどのように感じ取っていたのかを正直な意識の流れで話すことは、けして無駄ではないことのように思える。いくら映像が主流の時代となり、映像しか見ない人たちが増えたとしても、ハートからあふれ出す言葉で自分たちを自由にできなければ、時代を変えることなどできるわけがないのだから。キーボードを叩け。そしてあふれ出す活字で時代を編集してみせてほしい。”
-北山耕平(『雲のごとくリアルに』より)
届きました! 『Spectator』の最新号、33号!
今号の特集は「クリエイティブ文章術」。感じたことを、感じたままに、自分の言葉で文章にするための特集なのだと思います。
コピペ、リツイート、シェアなんかじゃ伝わらない、形にならない心の動き。それを表現するための文章術。メチャクチャ面白いです。
上で引用した、北山耕平さんが道先案内人(スピリチュアル・アドバイザー)のような存在感で、ボクはいろんなことを思い出しました。
『雲のごとくリアルに』はもちろん、いまや編集部の一員である赤田祐一さんがてがけた『Quick Japan』の創刊準備号、北沢夏音さんの記事の数々。
今よりもずっと若い頃に心の火を灯してくれた、あついあつい言葉たちがまだまだ自分の中に残っているんだなあと、再認識したわけです。
北山さんの言葉を借りれば「自分たちの言葉で、自分たちのことをしゃべる」ってこと。それを大事していきたいと思っています。
今までで一番厚いですが、販売価格は据え置きで1028円(税込)。天晴です。
***
特集「クリエイティブ文章術」
書くことは力、書くことは自分を知ること、書くことは宇宙とファックすること…FacebookやTwitterでは伝えきれない熱い想いや世界をめぐる真実をクリエイティブに描いてみたい。そんなキミに送るスペクテイターの文章術。
スペクテイター 33号 CONTENTS
■WHO’S WHO THE GREAT CREATIVE WRITERS
■「ニュージャーナリズム小論」文・構成/赤田祐一
■北山耕平 ロングインタビュー「頭のなかに聞こえる声に耳を傾けろ!」
■RE-PRINT CREATIVE WRITINGS
□「新世代のための文章学 新しい意識が鉛筆を握るとき」文/北山耕平
□「オラル・ドキュメント 誰も本人の話をしてくれないから 美空ひばりに逢ってみた」文/中上千里夫・松岡正剛
□「謎の東京ロビンソン博士」文/石飛仁
□「森安なおやを追いかけて──風呂敷包みの中には…」文/山辺健史
□「牛丼を食わせている奴らをぶちのめすために」文/松本哉
□「ラブホテルの三十人」文/阿奈井文彦
□「別れた男の家事」文/上原隆
□「雨宮鬱子の証券会社で働いたらひどい目にあった」語り/雨宮鬱子
■鏡明インタビュー「ロックジャーナリズムとニュージャーナリズム」
■岸川真インタビュー「100キロ走るつもりで行け! ぼくのセルフドキュメンタリー術」
■THE BEST 101 BOOKS OF CREATIVE WRITING
スペクテイター編集部推薦 クリエイティブな文章を書きたいキミに読ませたいノンフィクションの本101冊
0 件のコメント:
コメントを投稿