2013/09/11
秋の本、いくつか。
秋がきました。
暑くもなく寒くもなく、心地よい風が吹いてます。
ゆっくりと本を読むには絶好の気候。ページをめくるのも楽しいはず。
詩集を一冊でもトートバッグに放り込んでおけば、どこに行くにも安心です。
たまに開いて言葉を拾う。
行間を味わい、ぼんやりする。
そんな楽しみ方ができる、本をいくつか紹介。
詩集はもちろん、詩のように読める散文、言葉に関するエッセイ集なども合わせています。
『鰯』/ 西村卓也
『微熱少年』/ 松本隆
『おっとせいは中央線に乗って』/ 友部正人
『クロノスの日曜日』/ 柏木義雄
『笑う詩人』/ 長田弘
『私の二十世紀書店』/ 長田弘
『日々はそれでも輝いて』/ 谷郁雄
『ピカソその他』/ ガートルード・スタイン
『やさしい鉛』/ ガートルード・スタイン
『パウンド詩集』/ E・パウンド
『キーツ シェリー ワーズワス詩集』/ 世界詩人全集4
『人は成熟するにつれて若くなる』/ ヘルマン・ヘッセ
『庭仕事の愉しみ』/ ヘルマン・ヘッセ
『クリストファー・ロビンのうた』/ A・A・ミルン
『まだ名前のない小さな本』/ ホセ・アントニオ・ミリャン
『花のサンフランシスコ』/ アラム・サロイヤン
『破滅を終わらせるために ギンズバーグのことば』/ アレン・ギンズバーグ 諏訪優(編)
『惑星の未来を想像する者たちへ』/ ゲーリー・スナイダー
『草の葉』/ ホイットマン
『小さなカフカ』/ 池内紀
こんな本をもって、出かけてみるはいかがでしょうか。
もちろん、部屋にこもって眠りこけるのも悪くない、ですが。
***
どの花も実を結ぼうとする
どの朝も夕暮になろうとする
変転と時の流れのほかに
永遠のものはこの世にはない
この上なく美しい夏もいつかは
秋のおとろえを感じようとする
木の葉よ がまん強くじっとしていよ
風がおまえをさらおうとしても
おまえの遊びを遊べ さからうな
しずかになすがままにまかせよ
おまえを吹きちぎる風のままに
吹き飛ばされて家に帰るがよい
“枯葉” ヘルマン・ヘッセ
-『人は成熟するにつれて若くなる』より
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