和彫りは、人目にふれるのをあまり好まない性質をもっている。
普段は目に見えない所に彫る。銭湯など、すべての人が裸になる場所でしか見られない。銭湯は、刺青の美しさを主張できる日本で数少ない公共の場所である。
中野長四郎『刺青の真実』が入荷しました。
高校の英語教師から刺青師、彫師となった自身の経歴、刺青という文化と起源、日本と海外とでの評価の違い等を書き起こした貴重な一冊。淡々とした語り口にやどる凄味に、気圧されることうけあいです。
若干の使用感がございますが、古書としてはきれいな状態。今日から棚に並べています。
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