12月27日(火)に開催する【2と0と1と1 ~ひとりとみんなの2011ドキュメンタリー展~】。
映像を出展する映像作家をひとりずつご紹介します。
まず第1回目、Peacenicのtotoが、YEAthをご紹介。
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YEAth と書いて ヤス。
この語来は聞いたことはない(あるかもしれないけど)、
たぶん、イエースって呼んじゃう人いるんだろうな。
このヤス、比較的、「いいよーオッケー」って言ってる。
人がいい、良すぎるのがたまにキズ、ではなくて、それがいいところ。
写真家、時に映像家。
ぼくはイベントごとに撮影をお願いする。
「いいよー」って小っちゃいスケボー乗ってやってくる。
数日すると、画像をウェブに公開している。
あまり自分のコメントは入れない。
口数の少なさは、彼のよさ。
背が高い、髪がウェーブしてる、ノソってしてる、
ロックが好きなようだ、酒はマイペースに呑む、
コーヒーとボブディランが好きなようだ。
深夜に甘いもの食べてる、パンもよくかじってる、
夏は、リュックにカメラとプロジェクター背負って、海の町にやってくる。
三泊はしていく、「じゃあね」はサッパリしている。
音のある場所に撮影しにいく、彼の友達はよく唄っている、
ヤスはそれを撮ったり、照らしたりしている。
ライティングって彼にとって楽しいようだ。
ぼくはその映像を見る。
彼の目線のズレた感じが伝わってくる。
人柄の時空がそのまんま映っている。
ヤスは呑む人でも食べる人でもロックな人でも、ましてやディランでもない。
「YEAth」は撮る人です。
彼のズレたやさしい目線をのぞきこむよ。
この映像は2011年6月11日に開いた会の作品です。
「雨上がりに、何があるのかな?」
ぼくは、YEAthと、彼の盟友Kentarowに問いかけてみました。
震災からまだまだ三ヶ月しか経っていなく、
光はぼやけていて、
それはヤスの照らす光のように、ふらついていて、
ケンタロウの声のように、掠れていて、
二人の目線のように、どこか遠いところにその光はあるんだと、ぼくは信じていた。
だから、聞いときながら、答えは決まっていた。
それでも二人は此処に来て、光を放っていった。
あのときは、ありがとう。
それからぼくらは、ちょっとした海の旅をした。
雨上がりの話しです。
文・toto (Peacenic)
http://blog.livedoor.jp/toto463/
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