2014/06/30

circo de sastre 第一回公演 「シャビの恋」



CINEMA dub MONKS×SUZUKI TAKAYUKI×渡辺敬之による音と布と光のサーカス団、「circo de sastre(シルコ・デ・サストレ)」。
“仕立て屋のサーカス”のお披露目となる「シャビの恋」が原宿のVACANTで催されます。7月の5、6、7日。例によって3日間公演です。
初日はトーク&公開リハ、中日と最終日がサーカス本番。連日公演は当事者の熱の高まり、表現が熟していく過程が見ものなので、できるなら全日ご参加頂きたい。どうしても忙しいし、都合がつかない! という方はどこか一日だけでも。この試みを目撃して頂きたいと思っています。

ボクは四国で行われた公演以外、すべての舞台に立ち会ってきました。
どの瞬間もまったくだれない、と言ったらウソになります。上手くまとまらないときだってある。ジタバタもがき続けるときもある。
だけれど。だけれど、この人たちの演奏、舞踏、芝居(どう言えばいいんだ!)は誰の真似でもありません。その日、その場だけに存在する表現です。
その表れを芸術と呼ぶべきなのか、ボクには判断出来ませんが、その独創性は確かです。まだ、誰も通っていない道を歩むような緊張感もあります。
音と布と光のサーカス。この不思議な舞台公演は、未だ試行錯誤のまっただ中。これからもっと凄いことになるはずです。
これを読んで少しでも気になった方は、是非お立ち会いを。がっかりはさせません。

そして、サーカスといえば旅回り。

いつか、つくば公演も実現させたい。いろんな人にみてほしい。
そんなことも思っています。

以下、VACANTのHPより公演情報を転載します。

***




cinema dub monks × suzuki takayuki × 渡辺敬之による音と布と光のサーカス
2013年の3月、青山CAYで始まった音楽グループ『cinema dub monks』とファッションデザイナー『suzuki takayuki』によるサーカスのような不思議な舞台公演。いくつかの公演を経て、気鋭の照明作家『渡辺敬之』が加わり、一つのグループとして活動を始めます。

名前は「circo de sastre(シルコ・デ・サストレ)=スペイン語で"仕立て屋のサーカス”」

物語音楽家と、裁縫師と、照明作家による即興舞台。
より生々しく、深く、濃密な瞬間を作り出す。
音楽なのか、演劇なのか、ダンスなのか、サーカスなのか、何かわからないが、音と布と光の中に物語がある。

仕立て屋のサーカス/circo de sastreとしての初公演を、VACANTにて3夜連続で開催します。



7/5(sat) 公開リハ+トーク
18:15 open / 19:00 start
adv ¥1,500 / door ¥2,000
*トークテーマ
ダブモンクスの曲の作り方、スズキタカユキのデザインの出発点、渡辺敬之の照明が作る印象

7/6(sun) 公演
16:00 open / 17:00 start
adv ¥2,500 / door ¥3,000

7/7(mon)公演
18:00 open / 19:00 start
adv ¥2,500 / door ¥3,000

*すべてドリンク代別
学割500円引き、高校生以下無料
コーヒー:
Little Nap Coffee Stand
料理:
7/6(sun) 飲&yo|夏野菜のサーカス料理
高千穂有作と鳥居佑香によるすこやか料理ユニット。ベジメニューから酒の肴まで、楽しくて踊れる料理をモットーに日々あちこちで料理を提供中!
7/7(mon) 植田泰成(つくば食堂 花)|世界一周空想料理

2014/06/28

『3着の日記』が入荷しました。





ひがしちか、塩川いづみ、前田ひさえからなるmeme(ミーム)の初著作『3着の日記』が入荷しました。
ご覧のとおり、とても鮮やかな本です。ページをめくるたびにキュンとときめく自分がいます(このボクでも、です!)。
旅先での発見をつづるメモでもあり日記でもあり。色彩豊かなコラージュ・ブックともいえる作品です。

ラトビアの首都、リガの街を記憶する「3着のダイアリードレス」が出来上がる過程を、その目でご確認ください。

以下、土曜社の公式ページから転載します。

***

ミームのリガ
2013年秋、meme(ミーム)の3着の白いドレスがラトビア共和国の首都リガへ旅立ちました。滞在中、白いドレスに、meme が日記を記し、出会った人々の手でドローイングが描き足され、リガの街を記憶する「3着のダイアリードレス」ができあがります。このダイアリードレスをめぐる旅の記録を、それぞれが作家としても人気の meme が、絵と写真でつづります。


meme(ミーム)のこと

2012年4月に結成。「日々つづる絵は日記である」ということを軸にした、絵と布にまつわるプロジェクト。さまざまなものと出会い、変容しながら表現をしている。*meme とは、ある学者が定義した、人々の間で心から心へとコピーされる情報のことを意味します。

2014/06/26

PEOPLEの本棚・3



〇今週の本棚。すこし入れ替わりました。
〇引き続き、PEOPLEでは本の買い取りを行っています。蔵書の整理をご検討している方はお気軽にお声掛けください。
ベッカライ・ブロートツァイトの本棚もちょこちょこ、ちょこちょこと手を入れています。パンを買うついでに本も覗いてもらえると嬉しいです。
〇なーんか面白いことないかなー? なんてときはお店に遊びにきてください。ネタはたっぷりありますので。
〇この町にはあちこちに変な人がいるんです。

〇ただいま、山口洋佑個展「かつてのはなし」を開催中です。
〇来月にひかえた「おおはた雄一と曽我大穂」のライブもどうぞよろしく。

2014/06/25

「手創り市」のフライヤー


『かつてのはなし』の搬入をお手伝いしてくれた、名倉さんが運営している「手創り市」のフライヤーを配布しています。
ご覧のとおりデザインを手がけているのは山口洋佑さん。この絵をみて、これは巷にあふれるナントカ市とは違うんだろうなあ、とボクは察しました。
そして公式ページをみてびっくり。けっこうな規模です。これを毎月毎月、つくり手と協働するのは大変なことだろうなあ、と驚嘆もしています。
次回の開催は7月26日の土曜日、雑司ヶ谷の鬼子母神と大鳥神社とのこと。ご興味の湧いた方は是非、お出かけください。

開催概要は手創り市の公式ページをご覧ください。

2014/06/24

『かつてのはなし』がはじまりました。


山口洋佑・個展『かつてのはなし』がはじまりました。
本日から7月4日までの約2週間、千年一日珈琲焙煎所とPEOPLE BOOKSTOREで山口洋佑さんの原画を展示します。
山口さんの絵はひとつの世界。ここではない、どこかの話。遠い世界をのぞけるような気がしています。
たっぷりと時間をかけて眺めてもらえると嬉しいです。

以下、展示の詳細です。

***


山口洋佑個展「かつてのはなし」
“there were times you were here”

会期:2014.6.24(火)〜7.6(日)

会場:
11:00〜19:00(平日)
11:00〜18:00(日)
火・水曜定休(※会期中は無休)
TEL 029-875-5092

15:00〜22:00(火〜土)
11:00〜18:00(日)
月曜定休(※会期中は無休)
TEL 080-6525-4350(植田)

茨城県つくば市天久保3-21-3 星谷ビル一階

☆電車でつくばまで
つくばエクスプレス(TX)秋葉原駅から快速45分「つくば駅」下車

☆つくば駅からバスで
つくば駅A3出口をあがるとバス乗り場に出ます。
つくばセンター6番のりば(地図)より関鉄バス「筑波大学循環(左回り)」に乗車します。
平日は20分間隔、休日は40分間隔で運行。(時刻表)7分揺られて「合宿所」という停留所で降ります(190円)。停留所(地図)からは徒歩3分です。

☆つくば駅からレンタサイクルで
つくば駅構内のつくば市総合案内所で、1日500円(9:00~18:30)で自転車が借りられます。駅から約10分。
緑豊かなつくばを散策するのにお勧めです。晴れの日にどうぞ。 

2014/06/21

Today's YouTube #101




モレーノ・ヴェローゾの新譜が入荷しました。

“モレーノ・ヴェローゾ、14年ぶりのスタジオアルバム。
変わることのないピュアなメロディと歌声、バイーアの高く広い空の下。
嶺川貴子、高野寛、アート・リンゼイほか参加。”
http://www.nrt.jp/moreno_veloso/release_information_28.html

2014/06/18

PEOPLEの本棚・2



今日の本棚。いろいろ入ってきています。
気になる本はお店でチェックしてみてください。

2014/06/17

本屋ブルッックリンに入荷がありました。





PEOPLE BOOKSTORE内で展開している、「本屋ブルッックリン」に入荷がありました。
今回もヴィジュアル本中心のセレクト。どれも見応えがありますよ。

※ひっそり営業中のオンライン・ショップもご覧下さい。
http://brooklynbook.thebase.in/


2014/06/16

山口洋佑個展 『かつてのはなし』


さあ、いよいよ来週からはじまります!
山口洋佑さんの個展『かつてのはなし』。会場は千年一日珈琲焙煎所とPEOPLE BOOKSTORE。
はじめての合同展示、両店舗とも会期中は無休です(ただし営業時間が異なりますのでご注意を)。

ボクにとっては待望の、本当に待ちに待った企画がいよいよ実現します。
何度も訪れたくなるような、奥行きのある展示になるはずです。どうぞご期待ください。

では以下、展示の詳細です!

***


山口洋佑個展「かつてのはなし」
“there were times you were here”

会期:2014.6.24(火)〜7.6(日)

会場:
11:00〜19:00(平日)
11:00〜18:00(日)
火・水曜定休(※会期中は無休)
TEL 029-875-5092

15:00〜22:00(火〜土)
11:00〜18:00(日)
月曜定休(※会期中は無休)
TEL 080-6525-4350(植田)

茨城県つくば市天久保3-21-3 星谷ビル一階


2014/06/15

『現代世界のグラフィックデザイン・ポスター』





今日も良い本が入ってきました。
そのうちの一冊、『現代世界のグラフィックデザイン・ポスター編』が面白いので紹介します。
函にデカデカと使われているのはミルトン・グレイザーによるソニーのミュージックテープの広告図版(耳が虹色。七色の音が聴けるってことですね)。写真の通り、見た目のインパクトがすごいです。とにかく大きい。

本書は1988年発行。亀倉雄策、田中一光、佐藤晃一による責任編集。
その他、アラン・フレッチャー、スティーブン・ヘラー、水野誠一らによる論評や収録作家の略歴、索引もあり。
B4サイズで240ページという大ヴォリューム、ジャンルごと-公演や展示のための作品から、スポーツの大会や企業の販促物まで-に選びぬかれた20世紀の名作ポスターを堪能できます。時代は変わったな・・・と感慨を抱きながら作品そのものの質、輝きは色あせないのかも、という希望も感じ得る見事なアーカイブです。

ズシン! と重たい一冊ですが、是非ともその手でめくって頂きたい。
デザインにかかわる方はもちろん、各種イベントにたずさわる方にもおすすめします。

2014/06/14

清涼音楽



“出会った瞬間に、その素晴らしさに思わずため息をついた。
時に無邪気で、時にはなつかしく、永遠が見えるほどに、透明な音楽だ。みすみずしい少年の感性をいささかも失っていない。
ハワイの空気に深くはぐくまれたアコースティック・ポップ。そっと大切にしたい。”
-大江田 信/ハイファイ・レコード・ストア

きのう紹介したSTEEL AN' SKINと一緒に入荷しました。
何度聴いても瑞々しいハワイアン・アコースティックの名盤、リチャード・ナットの『ノット・ジャスト・アナザー・プリティー・フェイス』
この静謐さは唯一無二。ムスタファ・スカンドラニによるピアノ独奏『イスティクバルと即興』
どちらも「em records」の江村さんから教えて頂いた作品です。

じわじわと暑くなってくるこの季節。音楽で涼をとるのもいなせでしょう。





2014/06/13

STEEL AN' SKIN!



“スティール・パン+ディスコ+ダブ from 1970s” 

スティール・アン・スキンの『レゲエ・イズ・ヒア・ワンス・アゲイン』。
このレコードをお店に並べたかった。ジャケット、タイトル、アーティスト写真、なにもかもが最高だから。
CDでもMP3でもYouTubeでも伝わらない、このパワー。その目でご体感あれ。




スティール・アン・スキンは、40年代から英/欧で活躍したアフリカン・ハイライフのスター、ジンジャー・ジョンソンのバンド The Afrikan Drummersの一員だったピーター・ブラックマン(トリニダード出身)によって、1970年代初頭のロンドンで結成されたカリビアン系グループ。トリニダード、ガーナ、ジャマイカ等の出身者で構成され、ロンドンに生まれたアフリカン/カリビアンの子供達に、彼らのルーツの文化を教えるワークショップとして活動し、バンドとしても英/ヨーロッパをツアーした。グループ名は彼らの使う楽器(スチール・パンや木製の打楽器など)に由来する。
http://emrecords.shop-pro.jp/?pid=72181104

2014/06/12

サウダージ・ブックスの本


“サウダージ・ブックスは、「旅」をテーマにする出版レーベルです。
 瀬戸内海の島に編集室をかまえ、手仕事の温もりを大切にしつつ、文芸書、人文書、アートや人びとの生活文化にかかわる本を日々作っています。
 また、瀬戸内という地域で大切につたえられてきた「暮らしの物語」や「生活の知恵」を書物としてデザインし、
世界にむけてそのすばらしさを発信したいという想いをもっています。

本を愛するみなさまの心のなかで、かけがえのない一冊との出会いから、豊かな旅の物語がはじまることを、わたしたちは願っています。”
-http://saudadebooks.jimdo.com/

PEOPLEにはサウダージ・ブックスの本が揃っています。
最新刊の『生きるためのサッカー』に加えて、4冊の既刊本も再入荷しました。
どの本もきれいで良いたたずまい。思わずページを開きたくなる装丁もお見事です。もちろん読み応えも充分です。
もし、気になったのなら手にとって頂きたいなあと思っています。ページを開いて瀬戸内の風を感じてみてください。

いま、在庫しているのは以下の5冊です。

『生きるためのサッカー』ネルソン松原・著
『焚火かこんで、ごはんかこんで』どいちなつ・著
『感謝からはじまる漢方の教え』河端孝幸・著
『瀬戸内海のスケッチ 黒島伝治作品集』山本善行・選
『「一人」のうらに 尾崎放哉の島へ』西川勝・著

※このうちの数冊は友朋堂書店の吾妻店でも在庫しているとのこと。

2014/06/11

PEOPLEの本棚





PEOPLEではリンゴ箱を本棚にしています。
青森で古道具屋を営むミヤマコさんが運んでくれた箱、すこしいびつで良い塩梅です。
ずんずん積んでは26箱。そのなかのほんの一部、4箱分の本の並びはこんな感じ。どんどん本は増えています(棚に入りきらない本も沢山あるんです・・・)。
雨つづきの毎日。こんな時にゆっくり付き合える一冊を見つけてもらえると嬉しいです。

今後のお知らせ。
6月24日からは、山口洋佑さんの個展『かつてのはなし』がはじまります。
7月13日には、「おおはた雄一と曽我大穂」のライブをキッチン・ソイヤで開催します。

2014/06/08

YOSSY LITTLE NOISE WEAVER -終了しました!


" Little Noise Weaver! "

「リトルノイズ・イン・ツクバ。」

会場:
千年一日珈琲焙煎所
http://1001coffee.jugem.jp/

出演:
YOSSY LITTLE NOISE WEAVER
YOSSY(YOSSY LITTLE NOISE WEAVER,ex DETRMINATIONS etc):Piano,Vocal
icchie(Bush of ghosts,ex DETERMINATIONS etc):Trumpet
武嶋聡(EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX etc):Sax

珈琲と選曲:
大坪茂人(千年一日珈琲焙煎所) 

日時:
6月8日 (日曜)
18時開場 / 19時開演 

料金:
前売2500円 / 当日2800円 (学生割引:2000円)  

お問い合わせ:
PEOPLE
mojomojo.people@gmail.com
千年一日珈琲焙煎所
1001coffee@gmail.com / 029-875-5092

E-mailでのご予約 :
件名を「 6/8 YLNW予約 」として、必要事項を明記の上、お申し込みください。

1.お名前(代表者のフルネームをカタカナ表記にて)
2.ご予約人数
3.お電話番号
• ご予約申し込みメール受信後、数日以内に受付確認のメールをお送り致します。
• メール受信設定などでドメイン指定をされている方は、ご確認をお願い致します。
• お席に限りがございますので、お早めのご予約をおすすめいたします。

企画 :
PEOPLE

***


YOSSY LITTLE NOISE WEAVER http://www.busrecords.net/yossy/
YOSSY(キーボード・ヴォーカル)とicchie(トランペット・トロンボーン)の2人によるユニット。
2006年 1st.album『PRECIOUS FEEL』、2007年に2nd.album『WOVEN』、2010年に3rd.album『VOLCANO』をリリース。
コンピレーションCD 『apart my surround 』に 収録されたルーリードの”walk on wildside”のカバーは、エンポリオ・アルマーニの2011年春夏ミラノコレクションのショーでも使用される。ライブではYOSSYの個性的でドリーミーな歌声とicchieのハスキーなトランペットをフィーチャーしたアコースティックなPOPサウンドを展開。

YLNW名義以外にも、2011年12月よりギタリスト小池龍平を加えたトリオでアントニオ・カルロス・ジョビンの楽曲のみをカバーする セッション”JOBIM NIGHT”や、2013年ハナレグミのアルバム『だれそかれそ』レコーディング及びリリースツアーに参加など、活動の幅を広げている。

2014/06/05

Today's YouTube #100






森俊二さんのセレクト、たまりません。
ボクはこのページが大好きです。
http://shunjimori.com/

2014/06/03

いいえ、とんでもございません


windbellから届きました。
倉地久美夫の『いいえ、とんでもございません』。
ボクからはとやかく言えませんので、とにかく聴いてみてください。

***

目配せに抜かりのない優等生的な音楽が多い昨今
その真逆から独自の表現をこつこつと
シュヴァルの理想宮さながら少しづつ築いてこられたのが
倉地久美夫といえるかもしれません。

音楽が自由の最後の砦のひとつであること
音楽の不思議・秘密、一発大逆転の快さを思い出させてくれる
現在の日本においては数少ない音楽家の一人、倉地久美夫。

極めて自由な楽想、どこからやってきたのか変幻自在なギターの揺らぎ、
力むことなく柔和な姿勢で披露される楽曲が生む、笑みと泣きの振り幅。
そこに残される強さ、温かみ。

音楽ファンを誘う惹句を重ねれば重ねるほど遠のき
そんな語彙の数々が陳腐なものに響いてしまう
それが倉地久美夫の音楽だと思います。

2014/06/02

リッチモンド・フォンテーン




cafe GOATEEの松本さんにすすめてもらった、リッチモンド・フォンテーンというバンドの虜になった。
いま、聴いてるのは日本盤がGOATEEのレーベルから発売されている『ザ・フィッツジェラルド』。ずっとずっと聴いていられる。
この作品に漂うやるせなさはライアン・アダムスの『ハートブレイカー』を思い出させる。どうにもならない空っぽ感。カラッカラに乾いた感情。
だけれど心でうごめく希望や期待。それを打ち消す無力な自分。そんなせめぎ合いを勝手に想像して、曲に浸る。
よし。ここから少しずつ、彼らの世界に食い込んでみよう。きっと面白い人たちだ。

そして、こういう音楽はひとりで聴くにかぎるな、と思う。