2025/12/14

12/14 店日誌


12月14日、日曜日。今年も残すところ、2週間(早いナァ……)。2025年をざっくり振り返ってみると、何より大きな出来事は営業時間を変更したこと。11時から開けるようになって、店を知ってくれる人、足を運んでくれる人が増えたのは間違いない。店内の空気、雰囲気も明るくなったような気もするし、思い切ってよかったなあ。オンライン・ストア〈平凡〉の売上げがじわじわと増えたのも嬉しいかぎり。オリジナル・トートバッグとステッカーの新色への反応にも驚かされた。

気持ちがうまく日誌に向かず、何を、どう書くべきか頭がまったく働かない。今夜のイベントに向けて、徐々に気持ちを高めていく。まずは店内の整頓、買取の査定、次にインスタグラムの更新だ。焦らず、ひとつずつ、こなしていこう。

今日は18時までの短縮営業。15日(月)・16日(火)・17日(水)は連休です。

2025/12/13

12/13 店日誌


12月13日、土曜日。今日の発見。100円ショップ〈Seria〉で、付箋が売っていると気がついた。書店の文房具売り場でたまーに覗くとちょっと高い。自分好みの細めのやつは総じて安くないのだけど……なんと、100円で買えるんじゃん。種類もいろいろ、よりどりみどり。とりあえず「極細 紙ふせん」(50枚×8色 各2本=800枚!)ってのを購入。これだけあれば、しばらくは買わずに済むだろう。100円ショップってなんであるんだなあ。めちゃくちゃ便利なんだけど、片付けようのない気持ちが芽生える。

明日、14日(日)はトークイベント「Soi48とMMMによるADMをめぐる旅」を開催するため、18時までの短縮営業。15日(月)と16日(火)は連休、17日(水)はエマーソン北村さんが主催する「世に棲む音楽」に参加するため、終日休業。その後、年内は31日(水)まで営業予定。

今日は通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ!

2025/12/12

12/12 店日誌

12月12日、金曜日。溜まった缶ゴミをスーパーに捨てにいき、ドラッグストアで買い物を済ませる。できるだけ車の少ない小さな道を選んで歩く。……そこにビュン! と猛スピードの車が通る 。なぜ、ここでその速度を出すの? 細い道路で歩行者に全く気を使わずにアクセルを踏み込む感覚が理解できない。日常的に車に乗ってると、他者との距離感が測れなくなるのだろうか。 速度に対する感覚が鈍くなるってこともあるのだろうか。いずれにしたって、あの走り方はセンスないなーと思うんだよなあ。

正月みたいな晴天、乾いた空気。今日も通常営業です。

2025/12/11

12/11 店日誌


12月11日、木曜日。いま一番うまいビールはサッポロ「エーデルピルス」である。缶に書かれている説明をそのまま書き写すと「世界最高峰のチェコ・ザーツ産ファインアロマホップと麦芽を100%使用した、こだわりのビールです。華やかな香り、高貴で清々しい苦味、そしてすっきりキレのよいおいしさをお楽しみください」。確かに、このビールには上品な香りがあり、さわやかな喉ごしもある。どこか春を思わせる新緑の味───とか、書いてるとウサンくさくなるのだが、嘘ではない。ぜひ飲んでみてほしい。

入荷したての、大江田信『大切なことは小さな声で語られる 大江田信の音楽コラム 1973-2025』は残り1冊。明日には再入荷して、ピープルブックストア店頭・オンライン・ストア〈平凡〉ともに補充予定。年末年始を越えてもじっくり売っていくつもり。いい本は、ながく丁寧に扱いたい。

当ブログの正月恒例企画「2025年を振り返る」にも面白い動きが出てきているので、お楽しみに。こちらは1月1日(木)の午前中から更新していきます(店は1月1日〜3日で休みます)。

今日も通常営業! 明日はちょっと開店が遅れるかも……。

2025/12/10

12/10 店日誌


12月10日、水曜日。定期的に自信を失う。自分は若い友人たちと渡り合えているのだろうか──いや、たぶんできていない。そもそも、20代の誰彼と同じだけのエネルギー、センスは持ち合わせていないのだし、渡り合うなんて発想からしておこがましいのだが、はーーーーっと深いため息をついてしまうときがある。ハナから鋭い洞察力など持ったことなどないわけだし、開き直ってりゃいいんだけど、それがどうにも難しい。いやはや全く困ったもんだ。いまだにジタバタ、アタフタしながら過ごしている。

社会って個人に厳しいっていうのは痛いほど知ってる。だから、距離を置こう、と思ってずっと生きてきたけれど、もうそんなことは言っていられない。本当なら、この位の歳になれば、ちゃんと社会と対峙して、闘わなくちゃならないことは闘う。もちろん、それ以外に何かしらの手段や方法を自分で見つけない限り、インディペンデントで活動し続けることはなかなか難しい。(小田晶房)

小田晶房『渋谷のすみっこでベジ食堂』を読み返して、端々で膝を打つ。特に上記の一節にはつよく共感。「就職しないで」「会社に属さず」生きていくってのはそれなりに厳しく、難しい。就職できて、普通に暮らせるならば、それが一番いいんじゃなかろうか。理想と独立ってのは別けて考えた方がいいと思う。(*)

(*)補足:誰かしら特定個人への意見ではなく「就職しないで生きるには」って本、フレーズが標語のように扱われてることにモヤモヤしている現状があり、書きました。就職して、普通に暮らすのは簡単じゃないし本当にすごいことだとぼくは思っていて、だからこそ安易な独立指南には抵抗があります。/ 当事者がインディペンデントに生きることの難しさを書いてくれてるって観点で、小田さんの本が響いたことも書き足しておきます。

今日も通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ。

2025/12/09

12/9 雑記

今日から〈つくば市民ギャラリー〉ではじまった「中山光昭コレクション展」に顔を出し、いろんな話を聞かせてもらう。中山光昭さんはサイン本コレクター。美輪明宏、永六輔、ピーコ、古山フウ、住井すえ、谷川俊太郎、香里奈、等々に加えて市井の研究者やキャバクラ嬢などのサイン本がたくさんあって面白い。なにより、中山さんの変わり方が魅力的なんだよなあ。独特のリズムの話術はクセになる……うちの店で買ってくれた本も何冊かあって嬉しかった。

つくば駅で電車に乗り換えて、流山セントラルパークで下車。20分ほど歩いて、長いことお世話になってる知人の店を訪問。カレーにビール、お薦めしてくれたポール・オースター追悼号のモンキーを読みつつ、しばし落ち着く。食べ終えて、ではまた! 挨拶をして店を出る。知らない町を歩くのはやっぱり楽しい。もうちょい冒険したかったけど、無理せず、柏に寄って帰ってきた。

ディスクユニオンで知り合いを見かけるも、恥ずかしくて声をかけず……。

2025/12/08

12/8 店日誌

12月8日、月曜日。ここ数日は好天つづき。交差点で信号待ちをしていると、でっかい空が目に入る。紅葉のピークは過ぎたけど街路樹もいい色だ。ああ〜いい天気だなあ! 店を放って出かけたくなる。本とコーヒーをもって、公園でゴロゴロしてたい。行く先をきめずに歩きまわるのもいい。大きな建物がない道で夕焼けを眺められたらいいんだけどナァ。とか何とか思いつつ戻ってくるとお客さん。友人たちもちょこちょこと顔を出す。やっぱり、店を開けてると面白い。いまだに予想外の出来事ばかりなのである。

今日も通常営業。本の買取、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。