2023/12/16

長崎出張記①

12月15日。いつもより少し早く起きて、朝食。飛行機に持ち込むリュックサックの重さを計り準備OK。自転車に乗って店に行く。空港で出発前に預ける荷物の準備を整え、重量確認。余裕で範囲内だが手に持つとずっしりと重い。手持ちの本などを読んで時間を合わせていざ出発! シャッターを閉めて歩き出したところで〈千年一日珈琲焙煎所〉の大坪さんと行きあい、少し話して「では!」と別れる。数分歩いた停留所に着いた途端にバスが来る。ラッキー。たぶん定刻より遅れていたのだろう。

つくば駅から南流山、東松戸と成田空港まで乗り換えていく。最後の電車はスーツケースだらけ。車両の7割ほどが外国人観光客。目的地の空港第一ターミナルに着くと、人は多いのだが妙に静か。チェックインまで、ベンチに座って本を読む(ここで、加藤典洋『大きな字で書くこと/僕の一〇〇〇と一つの夜』を読み終える)。

並んで、預けて、歩いて、搭乗手続きを済ませていく。別の本に読み替えて、定刻を20分ほど過ぎて飛行機の席に着き、雨中の離陸。飛びだち直後の轟音にビビりしばらく目を閉じる。少し経って窓の外を見ると、雲の上。一面もこもこの平野が広がり、空は青い。陽の光がまぶしい。この年になって書くことでもない気がするが、空を飛ぶってやっぱり凄い。機内の雰囲気が落ち着くまでの間だけ、現実感が薄くなるような気がする。

2時間弱で福岡空港に到着。天気はくもり、気温は23度とアナウンスされる。預けていた荷物を受け取り、まずはビール。ホッとする。メールを返信するなどゆっくりしたのち長崎行きの高速バスに乗って、波佐見に向かう。約1時間半後に着いた停留所に迎えに来てくれたヨウスケさんの軽トラに乗り、〈波佐見講堂〉に着いたのは19時ちょい過ぎ。約12時間の移動は、さすがに疲れる。

メンバー、スタッフのみんなと声を交わして、弁当を食べる。すぐ近くだと教えてもらった〈モンネルギ・ムック〉に挨拶に行き、ビールを一杯。会場に戻って送ってあった本、二箱を開けて出店ブースに並べるなどして、22時ごろに作業終了。宿に着いてすぐ就寝。

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