2026/08/05

8/5 店日誌


8月5日、水曜日。先週末に買い取ったレコードを列挙すると、はっぴいえんど『はっぴいえんど(ゆでめん)』と『風街ろまん』、PAPA JOHN CREACH『FILTHY!』、CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL『BAYOU COUNTRY』、DAVE EDMUNDS『EARLY WORKS 1968/1972』、V.A『SANREMO ‘73』、RON STEELE『BRIDE OVER TROUBLED WATERS』、V.A『TRUNK presents THE SUPER SOUNDS OF BOSWORTH(two)』の8枚になるのだけど、針をおろして「これは!」っとビビッときたのは最後の2枚。

日本語解説で「この「明日に架ける橋/ロン・スティール登場は」は、ギターの快いプレイに爽やかな女性コーラスを配したイージーリスニング・ミュージックである」と紹介される以上に、このギターの響きはかなり特殊だ。メロウでありつつエキゾチックな気配があって、安易には聴き流せない個性がある(「ドッグ・オブ・ベイ」は名演!)。

後者は、なんというのか、無機質なライブラリー・ミュージックのようでいてソウルフル&ファンキー! サンプリングネタにできそうな箇所が端々にあって、油断できない。ホラー映画のサントラとジャジィなインストが共存する怪盤。いやあ、このシリーズはまったく知らなかった。

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ここでも何度か書いているけど、自分は音楽メディアへのこだわりは強くなくて、レコードやテープ、CDはもちろん、サブスクリプションだってホイホイ使う(ミックス・クラウド、バンドキャンプもたまに)。その時、その場に適した方法で気分にあった音楽が聴ければいいし、そもそも、音質を聴き分けるほどの耳も持っていないのだ。

(いやでも、スカやロックステディ、ダブ、ルーツレゲエはアナログ盤でないと受け取れないものもあって、そうなるとジャズもそうだし、ロックやファンクもなァ……。矛盾のかたまりです。)

では、今日も開店! 来週11日(火・祝)も営業する予定ですー!

2026/08/04

8/4 雑記

午前中、家を出ると風が爽やか。暑いけど涼しい。ぐんぐん歩いても汗だくにはならず、気持ちがいい。店で自転車を回収して、ひとっ走りして帰宅。シャワーを浴びたのち畳に寝転んで、はっぴいえんど『風街ろまん』を流してみると、これがいい! 今までいちばんよく聴こえたんじゃないだろうか。B面を聴きはじめて「颱風」あたりで寝てしまい、蝉の声で目が覚める。

午後、歯医者を終えて、市役所分館によってから昼食。セブンイレブンで買っておいたエリックサウスの新作を食すも、これまでほどの高揚はなし(美味いっちゃあ、美味いのだが)。もういちど『風街ろまん』に針をおろすも、やはりB面途中で寝てしまう。

約2ヶ月かかった前歯の治療もいったん終了。いやはや、長かったようであっという間でもあったような……よくぞここまで直してくれた。先生たちに感謝するのみ。

2026/08/03

8/3 店日誌


8月3日、月曜日。栃木県足利市で開催される「めくるひ」のフライヤーが到着。薄緑をベースにしたナツナさんの絵に加えて、日時、会場、出演者の名前が印刷されていて、格好いい。裏面で詳細を確認すると古本、中古レコードの出店やフードもあって面白そう。主催はインディーズ誌『轟音(GO ON)』を刊行している牧田幸恵さん。会場は〈AND NYC〉で、出演は「てあしくちびる(ライブ)」と「natunatuna(ライブペインティング)」。9月13日(日)の14時から20時まで、ご予約不要とのこと。

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週末、誰がきてくれたんだっけ? いちばんに顔が浮かぶのが、Popeye webの記事(「TOWN TALK)」を担当しれくれた宇都くん。ちょっと前に出かけていたアラスカでのこと、暮らしている横浜周辺のことなど、いろいろ話してくれて楽しかった。他には、ダニエルさん一家、アリさん、増田さん。そうだ! 南極の劇団員、瀬安くんもきてくれた。

草加市のスーパールーキー、ダイキくんは近年の常連で、好きな喫茶店のために草加に住みはじめた粋な男。英語のラップをこつこつ和訳していたり、シブい店を好んでいたりと、彼の話は面白い。

さーて、今日も開店! オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

2026/08/02

8/2 店日誌

8月2日、日曜日。今日の発見。昼過ぎにロボ宙&DAU『LIFE SKETCH』を聴きながら、いましろたかし『釣れんボーイ』を読んでると、小学生時分の夏休みのようなだらーっとした時間が流れる(床に寝そべってると、効果増)。もうひとつの発見、というか再確認。店内の本を見ながら「あーこれ知ってる」「ナントカくんだー」「ねーねー見てー」とか話が止まらない人たちは、時間だけ使って何も買わずに帰っていく(「早く帰らないものか……」と念じつつ、座ってるだけで疲れてくる)。

昨晩、派手に暑気払いをし過ぎて、ずーっと調子は上がらないまま。いちばんにきたお客さん、イシワタさんに気を使わせてしまい、大反省。いいレコードを売ってくれて、支払金額以上の買い物をしてくれ、救われる。その後はなんとか持ち直し、ダマシダマシではあるが、18時半過ぎまで開けていた。

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ここまでダラダラ書いてきたけど、日本語ラップの未来がここにあると言っても過言ではない。打算的なものがなく、とにかくヤバい曲を聞かせたい、聞きたいという需要と供給が一致している素晴らしい場所だ。インディペンデントなまま大きくなってほしい。(YAMADA KEISUKE)

数年前からこのブログを読んでいて、とメールをくれた山田さんがつくった『日本語ラップ日記 2025』が到着。ユルいようでいて真摯な姿勢が伝わる装丁、よく練られた内容ともに、好印象。上記の一節がどこに向けられているかは、現物でご確認を。

完全に営業後記になってしまった……今日のところはご勘弁を。

2026/08/01

8/1 店日誌


8月1日、土曜日。先月、小山市〈円盤ペニンシュラ〉で買ったデニス・ボヴェルのレコードを聴きながら出発準備。食べ物、飲み物に加えて何冊かの本、iPadをリュックに入れて家を出たのが8時39分。今日は涼しいんじゃないかなーっと楽観的に歩きだすも……ダメだ! 暑い! 汗をだらだら流しつつ、ぐいぐい進む。筑波大ではオープンキャンパス開催中。あちこちからきたであろう親子連れの間をぬうように足を運んで、店に到着。すぐさま扇風機を出して風を浴びると「あ゛〜〜〜」っと声が出る。

隣のカフェで開催中のさとうさかな個展「Slow Dry」の会期は明後日3日(月)まで。だいぶ長いな〜と思ってても、展示ってのはあっという間に終わっていく。今週末とか最終日は、さかなさんも在廊するのかな。詳しいことは会場か作家のSNSでご確認を。

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きのう届いた、二木信(監修)『THE CROWD ele-king presents HIP HOP JAPAN』は出足好調! なじみのある方々も登場してたり、執筆してたりで、何かと話題にしやすいのかな。気にしてくれてる人も多いような気がしている。

今日明日、明後日と通常営業! 本の買取、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に〜。

2026/07/31

7/31 店日誌

7月31日、金曜日。先週の「ミュージックステーション」で演奏されていた、ZAZEN BOYS「ポテトサラダ」にびっくり。歌詞に心から共感してしまった。「ボールにいっぱいのポテトサラダが食いてえ」って歌い出しから「どっか寂れた地方都市に行きてえ、駅前の酒場に入って迷わず注文してえ」、「ボールにいっぱいのポテサラを注文してえ」、「そのあとどっかの誰かとしっぽりしけこみてえ」って流れにはうなずくほかない。全く! 同じことが、オレもしてえ。

(でも、「ボールいっぱいのポテサラ」が出てくる店はあるのだろうか……せいぜい「皿いっぱい」がいいところのはず。とか、野暮なことを考えてみたり。)

きのうの夕方、顔を出した河合浩さんと話していると、居酒屋〈わかたろう〉のワカバさんが「虹が出てるよー」と教えてくれる。外にでると、いやはや見事! きれいに虹がかかってる。店に戻ってすぐビールをのみだすと、若い友人たちが連なってやってきて───あっという間に閉店時間。まあ、こんな日もありまさあ。

今後の出店予定は8月の浦和、9月の古河が決まっていて、10月はどうなるだろう。年内に近隣(つくば市内)での催事に関わることは、ないと思う。もう十分やったから、しっかり店を開けておきたい。

ではでは、今日も開店! オンライン・ストア〈平凡〉にも入荷があります。

2026/07/30

7/30 店日誌


7月30日、木曜日。昨年リリースされた『あそぼ』が素晴らしかった松野泉さんのバンド、マタマタ『偶然発電所』が届いた。10インチ。同じサイズの『ECDPOPO』と同時発売ってのが、なんとも粋で嬉しくなる。いざ、針をおろすと1曲目「山椒魚」のながめのイントロが聴こえてきて……いやあ、やっぱりいい。誰かを救うわけじゃない、涙をこぼさせるわけでもない、小さな感慨が歌われる。さりげない描写に絵とか短い映画を観たときに近い体感があって、独特の軽みあり。

歌は不思議だ。上手い人が良い歌を歌うわけでもなく、下手な人が良いわけでもない。良い声だから良いわけでも、長く歌って良くなるわけでもない。(松野泉)

10インチのアナログ盤と一体になった歌詞カードには簡単な楽曲解説がついていて、これが、またいい。松野さんのエッセイみたいだし、「半笑い」は短篇小説みたいにも読める。欲張らず、カッコつけず、ときにジタバタしてみたり、怒ったあとに疲れてみたり。そんな人の姿が見えてくる。

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オープンキャンパスのついでに寄ってみましたというお父さん、出張ついでに顔を出す人、三島や浦和、けっして近くない場所から足を運んでくれる人がいる。それぞれに好きな本、音楽があって、何かを期待してきてくれる。かつては「なにもここまで……(来なくても)」と言いそうになったりもしたけれど、今は素直に礼を伝える。

今日も通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく〜!