2026/09/04

9/4 店日誌


9月4日、金曜日。今日はどうやって出かけようかな〜と考えつつ、居間で本を読んでると、ポツポツと雨が降ってくる。こりゃもう行かなきゃ。いつでもポンチョを羽織れるように準備をして、自転車で走り出したのは8時7分。通勤の車、通学の自転車と並走。どんどん追い越されながら慎重に走る。クリックポストをひとつ発送、店に着いたのは8時23分。隣のカフェに挨拶すると、サトちゃんが「水戸が鹿島にボロ勝ちですよ……」と教えてくれる。で、ブログを書いている今は8時35分(最近、時刻表記を多様し過ぎな気もするけど、どうでしょう)。

水戸のマサキ(海山海ことウミアクムー)がきて、喋っているとウスクラタローくんが顔をだす。そのあとにニッタ、ツチダもきてワーッと一気に盛り上がる。ちょいと話して自分は退散、近所のタローくんと一緒に話をしながら自転車で帰宅。22歳〜29歳くらいの友人たち、彼らの感覚は面白いんだよなァ。

夕方前にきた野口さんはエネルギッシュ! いま70歳だと言っていたかな、いつも何かを面白がっていて、読んだ本、会った人に関しての話をしてくれる。いや〜いいねえ〜、ダメだね〜と聞いていると心がジワジワあたたまる。来年初頭に控えている「渋さ知らズ オーケストラ」の公演についての意見を交わして、サッーと帰っていった。

今日も通常営業です。お暇があれば、お出かけください。

2026/09/03

9/3 店日誌


9月3日、木曜日。家を出たのは9時23分。風はあるけどムワッと暑い。エイ、エイ、オーのリズムで足を踏み出すうちに気分が軽くなる。道中、材木店のキタジマさんとばったり遭遇。「ウエダくん、おはよう! アイドンケアのライブっていつなの?」「11月7日、秋葉原グッドマンですよ!」「そっかー秋葉原か……ってかこの人わかる?」差し出されたスマートフォンには知人と一緒に知らない人が写ってる。つい最近、ブラックフラッグのヴォーカルも務めたレジェンド・スケーターらしい。この人スゲーんだわ、と逸話を聞かせてもらって、また歩き出す。店に着いたのは10時5分だった。

ラジオをつけると「ふんわり」で、木曜担当の六角精児さんが話してる。ゲストに招かれた熊本県「くま川鉄道」社長、永江友二さんの声色に引き込まれるうち、自分が乗ったローカル線の記憶がよみがえる。伊豆急。叡山電車。境港駅まで乗った鬼太郎電車。旅行に付随した出来事、人のやさしさを思い出してジーンとくる。

今日も通常営業です。オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ。

2026/09/02

9/2 店日誌


店にはいろんな人が来る。期待が裏切られることもある。それでも訪れる人を待ち、迎え入れる胆力と地力をたくわえている。そんな強さをもった書店が、世界の各地にいた。いまもあるし、これから先も求められるだろう。(石橋毅史)

9月2日、水曜日。取次店の案内書に封入されている、石橋毅史「本屋な日々」の最新回は「読書が本屋を追い越してゆく」と題して、2023年3月まで鳥取県で〈定有堂〉を営んでいた奈良敏行さんについて書かれている。上記したのはそのなかで呟かれる感慨で、自分はここに感じるものがあった。ピープル・ブックストアが「そんな強さをもった書店」だと言いたいわけじゃなく、「訪れる人を待ち、迎え入れる胆力と地力をたくわえている」と言える自信もないのだけれど、そうやって人を待てる店でありたいとは、強く思う。

ぶうぶう、ああだこうだと文句ばかりを言う時期はとうに過ぎて、最近は小さな喜びに目を向けることができるようなってきた……はず。100円の本をじっくり選ぶ人、毎週1冊を買っていく人、遠方から高価な本を買ってくれる人。そんな方々と声を交わすのは、やっぱり嬉しい。教えてもらうことも沢山ある。しみじみ、ありがたいと感じている。

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今月は出店がふたつ。21日(月)「山名昇 1周忌パーティ」と27日(日)「古河駅前夜市」、両日ともつくばの店舗は終日休業なので、ご注意を。連休になっている22日(火)・23日(水)は開けてみようかな〜と思っています。

ではでは、開店! 9月もよろしくお願いします。

2026/09/01

9/1 雑記

8時前に家を出て、店まで歩く。到着後、本の写真を撮り、朝イチで予約していた〈Bespoke〉まで自転車を走らせる。散髪。羽山さんとおしゃべりしたのち店を経由して帰宅。ローランド・アルフォンソのレコードを聴きながら、山名昇『正岡子規はバイトなどしない 副読本●『寝ぼけ眼のアルファルファ』について』の刊行告知文を考える。自宅最寄の郵便局で荷物の発送、入金を済ませてから〈つるばみコーヒー〉で2種の豆を購入。

15時ちょうどにインスタグラムで山名本の刊行告知。さっそく反応あり。いくつかのやり取りを済ませ、本を読んだりしつつ、バニー・ウェイラーを聴く。16時半に家を出て、大穂市庁舎〜ホーマック〜タイラヤを経由して、いつもの広場でビールを1缶。ポットマンたちに遭遇、挨拶したのち〈椿野〉に入店。夜営業の再開を寿ぐ。

帰宅後、レコードを聴きながら、佐藤正午『書くインタビュー』⑥を読んでいる。

2026/08/31

8/31 店日誌


8月31日、月曜日。シノモリ先生こと篠田守男さんが亡くなったのを伝えてくれたのは、野口修さん。正確に言えば、野口さんが店にいるときに逝去を知らせる電話がかかってきて、かつて営んでいた〈アクアク〉での思い出、教え子たちとの交流、近年の篠田さんとのやり取りに話が移った。1972年に刊行された『快楽宣言』を持っていると話すと「え! あの本にはヘンリー・ミラーが出てるよ!」「あと、あの詩人の人も。ほら、現代美術家と結婚してて、映画評論なんかも書いてた」「……富岡多恵子?」「そう!」って感じで、野口さんとの会話はエネルギッシュで、元気が出る。

久しぶりで顔を出してくれたヒロタさんとは本の話を。「写真家の奥山さんが本を出したよー」「筒井康隆とか柄谷行人を読んでるんだけど、面白かったのは木内昇!」と色々教えてもらうなかで驚いたのは、木内昇さんが女性だってこと。長いこと、きうち・のぼるという男性だと思い込んでいた。いやはや、勉強になりました。

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古本の買取が多いなかで、新刊入荷もちょこっとだけ。盟友というか、なんというかで長く付き合っている自由研究者・金井タオルの『詩について』は、相変わらずの金井節。結論が出ないままのどうどう巡り。55ページの小冊子には一風変わった厚みあり。

さあ、8月最終日! いつも通りに開けてます。お暇があればご来店ください。

2026/08/30

8/30 店日誌


8月30日、日曜日。玄関を出たのが8時41分。自転車を押しながら(引きながらって書く人います? かつての自分は「引く」派でした)歩を進めて、郵便局ATMに立ち寄り、店に着いたのは9時17分。途中ですれ違ったのは白い犬を散歩する人、大学生、結婚式に向かうと思わしき若者グループ。秋っぽく涼しいからか、汗はジワッ〜と滲む程度で、脳内行進曲は流れないまま。あれこれ考えているようで、多くの時間はあたま空っぽ。これはこれで気持ちがいい。

家を出る前に聴いていたのは、Ruth Garbus『Profound』。常連のひとり、マスダさんが「たぶん好きだと思います〜」と教えてくれたのをApple Musicで再生してみると、とてもいい。曇り空にぴったり。もう夏は終わったのかな。酷暑には辟易したけど、こうなると、しんみりしてしまう。

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いま、店にはラジカセ2台、Bluetoothスピーカー1台の合計3つの再生機がある。壊れかけの1台はポットマン専用機で、届きたてのは主にCDとラジオ、たま〜にカセットを聴くためのもの。スピーカーはお客さんから教えてもらった曲とかMixcloudなんかをパッと流したいときに使う。

音の聴き分けはできないんだけど、再生機ごとの気分はあって、それに合わせて使い分けるのがけっこう楽しい。具体的に⚪︎⚪︎⚪︎だから、×××にするとは言えないまま、なんとなく遊んでる。

今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉にもいろいろと入荷あり。

2026/08/29

8/29 店日誌


8月29日、土曜日。玄関を出たのは7時58分。ちょうど雨も止んだし、このまま行っちゃおう! 歩きだして、すぐに雨が降ってくる。こりゃダメだ。すぐさまポンチョをかぶって再出発。涼しいとはいえ、1枚はおると、じわじわ暑い。汗をかく。フードをとると涼しいんだけど、髪が濡れる。これくらいの降り方がいちばん面倒なんだよな〜と考えつつ、そのまま進んで、郵便ポストに荷物を投函。もう少し、あと少し……店に着いたのは8時38分だった。

アラン・マバンク、ポール・オースター、ウィリアム・バロウズ、岡崎京子、大白小蟹、佐藤雅彦、今日マチ子、杉作J太郎、楳図かずお、伊藤潤二、又吉直樹。先週の大口買取の1部をリュックに詰めて運んできた。おおむね値付けはできたとはいえ、すでに棚は満杯だ。さて、どうしよう。

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代替のラジカセが届いたのは、きのうの夕方。ようやく聴けた『ALL KILLER NO FILLER』vol.1の素晴らしさと言ったら! 全編通してあたたかい。それなのに、重たくないから聴きやすい。ハートフル&ソウルフルな24曲。

今日明日、明後日も通常営業。なんだよ、8月も終わっちゃうのかヨォ。