2026/03/29

3/29 店日誌

3月29日、日曜日。ヨシゾエさん、イシワタさんが本とレコードを売ってくれて、支払った分から色々と買っていく。スペクテイターを納品にきたアオノさんとミヤカワさんが鉢合わせて、よもやま話に花が咲く。買って、売って、また買って。その間にはイシガミさんが、ジョン・ルーリー『骨の記憶』、『Small Book Talk』を購入。入れ替わるようにきたナツナさんは、豆大福『かんぽの宿はどこですか?』を買いつつ、いろいろ話を聞かせてくれる。いいペースで来店がつづくと店にいるのが楽である。

常連さん、知人以外にも来店あり。最近、この辺に越してきたのかなーって感じの人がいる。横浜だったり、富山、奈良からきた人もいたのは先週だったか。3~4人でこられても困る場合が多いのだけど、1人で静かに見にくる人も少なくない。しみじみ、ありがたいなーと思ってる。

何より、ありがたいのは本の買取。いろんな人が本を売ってくれるおかげで、店は成り立っている。ただ……1つだけお願い。スペースに限界があり、5箱以上の買取依頼は事前に連絡をしてほしい。日程を調整した上で受け入れられるよう準備するので。

では、今日も開店! のんびり、ゆっくり、やってます〜。

2026/03/28

3/28 店日誌


3月28日、土曜日。北山耕平さんが亡くなったことを知る。あれは何年前だっただろう。青山ブックセンターでのトークイベントでお目にかかってサインをもらった。すらすらとペンを走らせて、丸っこい字を書いてくれた。編集者としての若き日々をつづった『雲のごとくリアルに』刊行記念のイベントで、聞き手はスペクテイター編集長の青野さん。なんの話をしてたか全く覚えていないんだけど、なにかの拍子で最前列のまんなかに座った人が妙なテンションで北山さんに絡みはじめて、場が困惑した。

この人、なにかキメてる? ってな感じの雰囲気で話の骨を折ったのだったか、北山さんが一喝。厳しい言葉で注意したような記憶があるのだけど、どうだったかな……。どなたか、この日のことを覚えている方がいたら、正確なことを教えてほしい。

20代前半、北山さんのつくった本がなければ、息苦しいだけだった。1970年代の『宝島』は今も大事に取ってあるし、『自然のレッスン』や『クイックジャパン』での曽我部恵一さんとの対談も好きだった。鍵はきっと“声”にある───あの頃、北山耕平の声が耳に届いたから、今の自分がある。

*
宮野裕司、土生“TICO”剛、石井マサユキからなる豆大福のファーストアルバム『かんぽの宿はどこですか?』が到着。小さくてさりげないけど、ここには豊かな音がある。ぜひ、聴いてみてほしい。

今日も何かしらの入荷があるはず。ご都合があえば、ご来店ください。

2026/03/27

3/27 店日誌

3月27日、金曜日。甲子園の第4試合、松戸の高校がダメ押しホームランを打ったところでラジオをストップ。山積みになってるCDを気まぐれにかけていく。ウェイン・ショーター、ジョン・コルトレーン、アントニオ・カルロス・ジョビン。さすがに聴かせる。冷たい雨ならレゲエじゃなくてジャズ・フィーリング。暖かい日の昼間はロックステディ、日暮れどきに大きめの音でジャズ(ウエスト・コーストもしくはバップ)を流すと気持ちが抜ける。さあ、今日は何を聴こうかな。

……とか気楽に書いてるけど、この数日は鼻詰まりがヒドくて閉口してる。両孔が完全封鎖されると、もうダメだ。本にも集中できず、人の声も耳に入らず、どうにかして通気口をつくるべくジタバタする。わりかし夜の調子がいいのはなぜだろう。

80年代初頭のロンドンのパンク・シーン、精神病、夢、イングランドの暗い歴史、生と死、幻視などを荒々しく混交させながら、精神科医の日記調で語られる、唯一無二のサイキック・アナーコ・パンク・ホラー。

オンライン・ストア〈平凡〉に入荷多数。ジョン・ルーリー『骨の記憶』に加えて、アナーコ・パンクバンド「ルディメンタリ・ペニー」の首謀者であるニック・ブリンコ『原初の叫びを上げるもの』も到着。古本と音源にも動きがあるので、ご注目を。

今日も通常営業! 本の買取、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。

2026/03/26

3/26 店日誌


3月26日、木曜日。真冬が過ぎても、陽のささない本屋のなかはうすら寒い。手先はヒンヤリ。手袋をつけることもある。本のページがめくりづらいし、作業の邪魔にもなるからすぐに外すけど、ストーブを出しときゃよかったなあと後悔する。そこに雨が降ったらまったく南無三である(©︎JUHA COFFEE)。店前を車がビシャーッと水飛沫をあげて通りすぎるばかり。いったい何台目だろうか? 日に100台だとすると多過ぎるのかな。歩く人はほとんどいなくなり、ブックストアは無風地帯。

昨日もまあ、そんな感じで開店から16時過ぎまでの入店は荷物を運んでくれた西濃運輸と郵便局の配達員さんのみ。あ〜あって感じで「ジャズ・トゥナイト」の再放送を聴きはじめたところで1人。すぐに友人Kくん夫妻が続いて3人、さらにもう1人の顔見知りがきて4人。届きたてのジョン・ルーリー『骨の記憶』とやや高めの思想書が売れた上、オンライン・ストアではレコードが2枚買われたらしい。いやはや、ありがたい限り。

常に絶対にフォルテで演奏しよう。同じフレーズは使わないこと。共演者の音を聴いて、それに合わせちゃ駄目だ。つまりコラボレーションは抜きで、自分の道だけを走れ。(高柳昌行)

ヒマにまかせて読みはじめた、副島輝人『日本フリージャズ史』に夢中になる。「つまり濁音の魅力ですよ。綺麗でクリーンな音もいいだろうけど、それは空の上に抜けていってしまって、それでお終い。濁音というのは、言葉にならない心の内とか、少し湿った大地に入り込んでくる感じの音でしょう」って中村達也の発言も好きだ。

では、今日も開店。オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく。

2026/03/25

3/25 店日誌


3月25日、水曜日。筑波大は卒業式、色鮮やかな袴姿があちこちで目に入る。アパートから学校まで歩いていたり、友達集まって写真を撮っていたり。親御さんと思わしき大人と一緒の人もいた。スーツ姿ではしゃぐのは体育系っぽい男たち。式が終わったら謝恩会? 飲み会? ってのがあるのかな。今日1日は先輩、後輩たちから祝福されて、存分に楽しむのだろう。無関係の大人としては、みんな立派ですごいなーと思うのみ。

さあ、3月も最終週。たくさんの本と一緒にご来店を待ってます。

2026/03/24

3/24 雑記


朝イチで予約した〈Bespoke〉で散髪。羽山さんとおしゃべりしたのちピープルに寄って、作業をしてると荷物が届く。まずは大きな箱。送り状をのぞくと東洋化成、なんだっけ……と考えてピンとくる。ASOUNDだ。すぐに開けて中身を確認。やっぱり新譜が入ってる。今作もすぐに売れていけばいいのだけど、どうなるだろう。もう一つは『DEBACLE PATH』の鈴木智士さんがつくった単行本。ニック・ブリンコ『原初の叫びを上げるもの』、こちらは27日(金)から売り始めるもの。

午後は久々に〈土浦古書倶楽部〉に足を運んで、アラン・シリトー/永川玲二(訳)『土曜の夜と日曜の朝』など数冊の古本を買ってきた。

2026/03/23

3/23 店日誌

3月23日、月曜日。天久保1丁目〈aNTENA〉でのペンペンドンピーのライブから今日でぴったり1年だ。懐かしい。新田が「2週間/nishukan」の準備を始めていて、急遽場所を変えるだの何だのってことでライブ翌日に何人かでアンダーバーに集まったのを思い出す。話したって意味のないことに時間を費やしたんだけど、振り返ってみると楽しかった気がしてくる……デカいホワイトボードが持ち込まれたのが、あの晩のハイライト。

そう、桜の季節といえば「2週間」なのである。松本哉さん、二木信さんを招いてのトークイベント、その後の亀城公園での打ち上げ。楽しかったなァ。桜祭り真っ只中の広場にちゃぶ台を持ち込んでの飲み会。ワイワイ、ガチャガチャ、誰がいて何を話してたかは覚えてないけど、やたらに賑やかだった。

この1年、いろんなことがあった。たくさんの人に会った。〈つるばみコーヒー〉が開店したのも、去年の今頃なんだなあ(「ひっそりと」なんて書いちゃって、スマン。祝1周年)。

遅くなりましたが、今日も開店。のんびりやってます。