2025/04/22

4/22 雑記

ああ、疲れた。心身ともにクタクタになった。でも、それ以上に嬉しかった。見知らぬ人、古くからの友人、店のお客さん、演者の知人、いろんな種類の人が集まってそれぞれに楽しんでいた。音楽に集中するもいい、おしゃべりに夢中になるのもいい。他者に過剰な迷惑をかけなければ、自由にしてほしい。そもそも、“エンジョイ・ユアセルフ”を具現したくて、ピープルズ・パークをはじめたのだ。

大きなフェス、マーケットを楽しむのもいい。小さなイベントだから尊いなんて今は言えない。大小問わず、各々苦労を重ねて準備して、ギリギリまで心配しながら当日を迎えている。どの場に加わるか、足を向けるかも自由。安心して楽しめる催事をえらべばいい。ここまできて、文化をつくるなんて大げさに意識もしていないし、公言もしない。勝手に育っていくものだから。

自分には店がある。その上で関わるイベント、パーティーがある。それらは異なるレールを走っていて、基本は併走で合流することは多くないのだけど、今回はちがった。告知がうまく出来なくても、店があったから、開催を知る人がいた。店で買った音源を気に入って、足を運ぶ人もいた。思わぬ助けを得ることもあるし、勝手なことを言われたりもする。場があるって重要なのだ。

思いのほか、ピープル・ブックストアは育ってる。弱りきった自分を店が支えて、動かしてくれた。はじめてそう感じた。

2025/04/21

4/21 店日誌

4月21日、月曜日。いい天気! 気分がいい! チャリに乗って店にくると、隣の店ではチヨリさん、ポットマンが働いてる。ちょっと時間を置いてタクトくんも現れる。ああだこうだと喋ってると、ジョージマも顔を出す。みんな決まったように「昨日は楽しかった!」と話してくれて、とても嬉しい。おかげさまで、当店企画のパーティー「PEOPLE’S PARK」は盛況のもと無事終了。とにかく今はホッとしている。また来年、何かやれたらいいなあと思ってるけど、どうなるだろう。

というわけで、今日も通常営業。明日火曜は定休日。

2025/04/20

4/20 休業

今日、4月20日(日)はイベント開催のため、終日休業。

2025/04/19

4/19 店日誌

4月19日、土曜日。いい天気! 午前中、理髪店〈Bespoke〉で散髪したのち帰宅、レコードを聴いてから店にきた。こうなると聴きたくなるのはロックステディ、ゆるめのスカ(もしくは西海岸ジャズ!)。ああ、今年も暑くなるんだろうなァ……ゲンナリしているだけじゃなく、みじかい初夏が楽しみでもある。4月末から5月初旬の連休中も雨が少なけりゃいいけど、どうなるだろう。今のところ当店は4月29日(火)は営業で、5月3日(日)が休業予定。

今月の中盤以降、若いお客さんが増えた。新入生から、2年生くらいの男性、女性。今年大学院に入学したらしき人もいる。毎年のことのようだけど、最近の店の雰囲気はいつになくフレッシュ。音楽好きの若者たちも多くて、話すのが楽しい。

今日は通常営業! 明日はイベント開催のため、終日休業です。

2025/04/18

4/18 店日誌

4月18日、金曜日。先週末、なじみのお客さんから買い取った施川ユウキ『鬱ごはん』にハマった。主人公の鬱野たけしは22歳。就職浪人中のフリーター、バイト先はネットカフェ。彼女はおろか友達も極少、たぶん東京と神奈川のはざまあたりのアパートに住んでいる。冷凍食品、チェーン系外食、簡単な自炊が主な食事なのだが鬱野特有の警戒心と完璧主義とが相まって、食後にはだいたい虚しさが残る。それだけの話が延々と、淡々と描かれるのだが、実に味わい深いのだ。

僕は鬱野の毎日を、どこか「若き日の思い出」のように捉えてしまっているフシがある。それは鬱野がひと回り年下だからなのだろうけど、そのせいか彼の失敗談や不運話がそれほど可哀想に思えないのだ。過ぎ去りし日のいち場面として、むしろたっぷりとした詩情を感じている。(施川ユウキ)

鬱野は3巻の途中で30歳になる。無駄な時間を重ねて大人になっていく、その姿がやけに尊く、好ましい。戦略的就活だの、クラファン起業だの、いまどきの発想とは無縁のまま、彼個人のものさしを投げ出さずに暮らしている。作者によれば「鬱野の毎日は冴えない。(…)鬱々としながら、それを含めて人生を楽しんでいる」。うん、こんな漫画があっていい。なんと今日! 最新刊の6巻が発売になるらしい。

最近は新入生なのかな、若いお客さんが増えている。たまたま通りすがって、店の前で立ち止まる、しばらく様子を伺って入ってきたり、こなかったり。数日後に入店、安価な本を買っていく。古本屋として、とても嬉しい。

今日も通常営業! 明後日20日(日)はイベント開催のため、終日休業。

2025/04/17

4/17 店日誌

4月17日、木曜日。歩く分には半袖でじゅうぶん。店内にいると、やや涼しい。草花も元気になってきて、春の訪れを実感する。こんな日は、芝生でごろんと寝っ転がるか、家の布団で寝ていたい。だけど自分は店にいて、ブログを書いている。花粉の影響か? それとも、二日酔いが原因か? ずーんと頭が重たい。鼻が詰まっていて、息がしづらい。とりあえず、もう少し眠ろうか。いやいや、寝てたら店を開けられないぞ。

ふーーーーっと身体を起こして椅子に座ったところで常連Iさんがきて、〈Mingel〉のビールとRai Tateishi『Presence』を受け取る。前者は“Shade Of Jae”って名前の黒ビール、後者はなんと尺八演奏のCDで、めちゃくちゃカッコいい。こんな感じで、お客さんに教わり、救われている。いつもありがとうございます。

話のなかで益子にあらたに〈Hum〉という書店兼古着屋ができたことを知る。店主の方はうちにも何度かきてくれたことがあるらしく、宇都宮在住とのこと。誰だろ? ってしばし考えて、顔が浮かぶ。あの人、店をはじめたんだ! よかったなァ。

書籍、音源に入荷あり! オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

2025/04/16

4/16 店日誌

4月16日、水曜日。なんとなく疲れ気味。思えば先週火曜が「2週間/nishukan」内でのトークイベント、そのまま打ち上げ。翌日(ちょうど1週間前)はどうにか通常営業。開けてるので精一杯だったのだが、静かな来店が続いてありがたかった。木曜からは本の買い取り、納品、お買い上げが相次いで金の出入りがいつも以上に多かった。土曜はそのまま天久保1丁目の古着屋〈wearcrab〉の2周年パーティーで深酒。家まで1時間ほどかけて徒歩で帰宅……そりゃ疲れるよなあ。

次の催事は20日(日)の「PEOPLE’S PARK」。当店の開店12年を口実に、日頃から付き合い、作品を通しての関わりのある方々に声をかけさせてもらった。みなさん快く応えてくれて嬉しいかぎり。出演はWool&The Pants,Compuma,deadkebab&PSYCHIC$,チャーハン,SPRA&Eastern.P,Krait,Pottmann,mizoomi,TactSato。友人の〈Kitchen&Dinner Django〉が食事を用意してくれる。

一足早く入荷を伝えた、Yoonkee Kim/Sunghoon Yoon『Indivisual Fish』は今日が正式な発売日。カセットテープのみのリリースで限定100本、流通数は韓国で30本、日本で70本とのこと。

今日明日、明後日は15時開店! 20日(日)はイベント開催のため、終日休業です。