2024/05/23

5/23 店日誌

5月23日、木曜日。先月から見当たらなかった小さな箒が見つかった。ゴミ箱の横のちいさな隙間に挟まっていた。別のものを探していて、たまたま見つけた。店内で紛失したものは大体こうやって見つかる。無くすというより見失う、どこかに置いたことを忘れてしまう。そんな感じだから、特定のものに入れ込みすぎず、放っておく習慣がついている。たぶん、どっかに置いたまま。きっとそのうちでてくるよ。そうやって無くしものと付き合っている。

ずいぶん前に買っていたレコードに針を落とすと、ホウなかなか良いじゃんと感心する。こんなのあったの忘れてた。って頃に出会い直すといいことがある。ただ、こうしたことを操ろうとするといいことはないのだけれど。

今日も書籍、音源に入荷あり。お暇があれば、ご来店を。

2024/05/22

『日記発、小説経由、雑誌行き』

金井タオル『日記発、小説経由、雑誌行き』が届きました。
昨年11月の3冊同時刊行から約半年ぶりに届いた『つくづく』の最新作! テーマは日記本、というかそうした本に対するモヤモヤ、わだかまり。著者の金井さんが「前からやろうと思っていた、本にするための日記をつけようと思った」のは2023年11月14日。それから12月31日までの約1ヶ月半の期間に書かれた日記を走らせながらプロボケ雑談、ドラマ批評やエッセイなどを挟みこんだビッチリと文字がつまった210ページ。

寄稿(参加)しているのは登場順に太田靖久、小沼理、宮田文久、年吉聡太、青野利光、ラムさんと濱田さんといった面々。こんな雑誌、他に知らないよ! すごいよ金井さん!

販売価格は1650円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

『Wrapp Instrumental』(CD-R)

今の時期から梅雨にかけた夏の前、待ち遠しかったり、外に出ない時間だったり、詩が無い方が良い時間だったり。インストゥルメンタル縛りでDJ MIXをつくりました。

HAPPFAT『Wrapp Instrumental』が届きました。
“Scenes without singing(歌わない情景)”という副題をもつインスト・ミックス。例えるならば風にゆれる風鈴、ただよってくる蚊取線香の煙みたいなさりげなさ。冷房でギンギンに冷やすのとは別のかたちの清涼感。梅雨のあとのながい夏、秋の入り口くらいまで、そばにあれば重宝することになるのでは。簡素なパッケージもちょうどいいと思います。

販売価格は1000円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも購入可能。

5/22 店日誌

5月22日、水曜日。昨日は定休日。自転車で行ける映画館にいったあと、とんかつ屋、実験植物園と思いつくまま移動した。ずいぶん久しぶりに行ってみると入場料が高くなってる(前は150円くらいだったような)。前にきたときは広場で寝っ転がってビールを飲んだだけ。端までずっと歩いてみると、けっこうな広さ。かなりの数の植物がある。案内の看板もたくさんあって、丁寧に読むのは早々にあきらめて気分にまかせてぶらぶらする。温室に入らずとも十分に満足。近所にこんな場所があるって恵まれてるな。

近所のスーパーで買い物を済ませたあと、ちいさな公園でビールを一杯。散歩中の犬が寄ってきて、ちょっと嬉しい。さいきん店によく来るトウマとココロはこの辺に住んでいるらしい。そのうちバッタリ会うかもしれない。

今日明日、明後日は15時開店。お暇があれば、ご来店を。

2024/05/21

5/21 雑記

午前10時の映画祭でヴィム・ヴェンダース監督作品『ベルリン・天使の詩』を観た。大きなイメージは抽象的ながら描写一つ一つは具象的。写真集をひもとくような感覚を何度か得る。後半、カラーに転換してからのシーンのいくつかでは目を見開いた。刑事コロンボのオジさんがいい役回りで、彼が出てくると話に味が増す。正直、もっと短くてもいいんじゃないかと思ったが(途中かなり眠かった……)、残った印象はわるくない。予備知識ゼロで観たのが良かった気がする。

次は『パリ・テキサス』を観る。くだんの作品を観る前にこれらを観ておくべきだったのか、どうか。いまさらそんなことを言ってもしょうがないのだが。

2024/05/20

5/20 店日誌

5月20日、月曜日。昨晩からの雨のおかげで近所の公園に湖ができていた。端っこにある貯水池が溢れて広場全体に水が広がってできる状態で、たまに見られると気分がいい。あちこちを魚が泳いで鳥もくる、普段とはちがう生態系を垣間見れる。少し歩けば田植えが終わった田んぼが広がる。うーん、ここはアジアだな。いまさら何を……とツッコミが入りそうな感慨をおもわずつぶやく。梅雨がくるまではあちこちを歩きまわりたい。

開店前のカフェに並ぶ人たちを横目に歩き(むむ……といった気持ちに)、店の近くの交差点に立つ。上階で親子がなにかをしている模様が目に入る。お絵かき教室か何かしてるのかなーと考えながら店にきた。

店にくる方は柏レイソルのベテランサポーター、近隣で店をいとなむ先輩は鹿島アントラーズを応援している。今節の柏は後半アディショナルタイムのゴールで劇的勝利、鹿島も強敵神戸に勝っていた。また話が盛り上がるぞ。

今日も書籍、音源に入荷あり。オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

2024/05/19

『些末事研究』第九号

貯金も何もないようなときに結婚したから。もうそれだから、とにかく「家賃払えないから一緒に住もうか」からのスタートだから。そこから考えると、生活に困ってる同士で結婚しても何とかなる……こともある。(荻原魚雷)

『些末事研究』第九号が届きました。
ぽつぽつと静かに編まれるリトルマガジン、最新号の特集は「結婚とは何だろうか」。6名の寄稿と1つのコミックに加えて本誌の目玉といる座談を収録した80ページ。荻原魚雷×蓑田沙希×にしもとさほみ×福田賢治による座談会はなんと40ページ弱、めちゃくちゃ長い! 大きな展開なく進むのだけれど、荻原魚雷さんの「活字には一回もしていない」話が聞けたり色々と面白い。自費出版の小冊子だからこそつくれる記事だと思います。

販売価格は700円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。