2023/03/26

3/26 店日誌

3月26日、日曜日。隣の店はカフェである。週末は小さな子供連れの家族、若いカップルが主な客層。たまに落ち着いた女性、男性が一人で来る。そのうちの2割ぐらいが当店にも流れてくる。たまに、本に興味がある人がいる。ごくごく、たまに何も知らずに入ってきて、店の何かに反応する人もいる。

カフェと書店は相性が良いと思われているが、どうなのだろう。悪いと断言はできない。ただし、良いとも言えない。店それぞれの個性と相性があり、街の雰囲気や立地も大きく作用する。今、自店は? と問われたら。悪くはない……かも、と濁してしまう。

今日も通常営業。27日(月)、28日(火)、29日(水)は三連休。


2023/03/25

3/25 店日誌

3月25日、土曜日。雨音で目が覚める。今日の午前中、東京から知人が来る予定。電車が止まるような雨量ではないけれど、移動する気分に水は差される。慌てずに来てくれたらいい。天気予報によると明日も終日雨らしく、北浦和での出店が心配になる。催事は屋内開催なので問題なく挙行されるが、行き帰りの電車、移動の際に傘を持つのが面倒だ。楽に動けるように工夫をせねば。

昨日の開店直後、大学院の卒業手続きをしにきたYくんが本を売り、買っていく。卒業式を終えたUさんが袴姿で挨拶にくる。店周辺は卒業生でにぎやか。ここ数年には無かった賑わいに少々たじろぐ。納品に来たスペクテイター編集部・青野さんからご近所フェアの提案をもらう。早ければ来週末には何かしらの告知ができるはず。

夜まで、入店はなし。絵描きのナツナさんが北浦和出店の準備に来てくれ、しばし話しこむ。かつて輝かしかったカフェ・カルチャー、カフェを起点にした文化活動はとうに終わっている。今は完全に消費期間。そのことに自覚的であろうと確認し合う。絶望はしていないが、楽観もできない。

今日明日は13時開店。27日(月)、28日(火)、29日(水)は三連休。

2023/03/24

『IN/SECTS』vol.16

ブックメイカーたちに着目し、今号では、「本をつくる」行為そのものから、売り場、コミュニティ、販路や、なぜつくるのか? についても、さまざまな人たちと話し、考えを交換してみました。

『IN/SECTS』vol.16が届きました。
関西発のローカル・カルチャーマガジン、最新号の特集は「本をつくる」。本屋の手前にあるようで、横並びの関係でもあるインディペンデント・パブリッシャーたちが一堂に会したにぎやかな誌面をゆっくり紐解いてほしい。インタビュー、ルポルタージュ、座談、対談、アンケートなどを駆使して編まれた約140ページ。

驚かされたのは、終盤に唐突に現れる「LIL MERCYのストリート散文」。それに触れて感じたのは、ここに載っていない作り手や店、編集部を見つけることの重要さ。きっとまだまだ、面白い人がいて、変わった本をつくっている。

販売価格は1925円(税込)。2021年の書店特集号、別冊『いいお店の作り方(保存版)』も再入荷。

「HOME MADE HOLIDAY MARKET」

今週末! 3月26日(日)に北浦和〈居酒屋ちどり〉で開催される「HOME MADE HOLIDAY MARKET」に出店します。5月7日(日)をもって閉店する、北浦和のミュージック・スポット。関わりは多くなかったけど、店主のちどり君が店での展示に来てくれたり自分が行ったり(それぞれ一度ずつ)、交流があった。

知り合いの店がなくなるのは寂しい。だけど、決断は尊重したい。自分に出来るのは誘いに応じて出店すること。やれるだけのことをやって、その場を楽しむこと。沢山の量は持っていけずとも、面白いものを揃えて、北浦和に向かう。

明後日はつくばの店舗も通常営業。セットアッパーの店番太郎くん、久々の出番。その翌日の定休日、27日(月)にくっつけて、28日(火)、29日(水)でPEOPLE BOOKSTOREは三連休。30日(木)の15時から営業再開。

3/24 店日誌

3月24日、金曜日。一昨日の賑わいから一転、昨日は終日静かな店内。外は雨。ひとり本を読むにはうってつけ。遺作になった『雨滴は続く』(2022年)から『芝公園六角堂跡』(2017年)へと西村賢太の本を読み繋ぐ。暴力的な場面はほとんどなく、自己の内部の描写が多い。古書店〈落日堂〉店主・新川と貫多の会話の部分が多いと、なぜか嬉しい。どこにも芳しい話題はないのだが、安心感がある。

旧友のヨシオさん、卒業式前夜のUさんとお母さん、数人のお客さんに助けられた。気がふさぐような状況にポッと明かりを灯してくれた。閉店前になじみの男性が突然現れて驚いた。やや変わった人なのだが、本が好きなのは間違いない。

今日は15時、明日明後日は13時開店! 週明け27日(月)、28日(火)、29日(水)は三連休。

2023/03/23

「401」

「401」
日時 4月1日(土) 20時開演
料金 一般2500円/学生2000円(1ドリンク込み)
出演    大竹重寿(cro-magnon) × Killer Bong(Black Smoker), t4t4 the monday, Hosaka, いけたらいく,NAGA,wasim,SUERTE…&more!
会場 Club OctBaSS/DISCOS(茨城県つくば市天久保1−5−4)

竹本侑樹「国立のけしき」

国立のまっすぐな道を歩いて、目が留まった場所を写真に撮り、家に帰って絵に描く。そんなことを繰り返して拾い集めた風景を展示します。リソグラフを使って版画のように刷られた作品は、自分でも意外な色の重なりが紙にあらわれます。偶然出会った景色と、偶然生まれたイメージを見る方にも楽しんでもらえたら嬉しいです。

竹本侑樹 「国立のけしき」
会期 3月18日(土)〜4月2日(日)  12時〜19時 ※月曜・火曜休
会場 museum shop T(東京都国立市東1-15-18 白野ビル3F)