2026/03/04

3/4 店日誌


3月4日、水曜日。茨城、東京、京都、北海道、埼玉、静岡。今日もまた、山名昇『寝ぼけ眼のアルファルファ』を方々に発送した。当店での販売は2023年以来3年ぶり、その間しばらく本書は見つけづらくなり、5000円ほどの古書価も珍しくない状態だったので「ほしいけど、高いなあ〜」って人が多かったのだと察せられる。古本を多く扱う立場として、微妙な気持ちもあるのだけど、ここからしばらくは刊行当時(1984年)の定価で売っていく。

『アルファルファ』は、オンライン・ストア〈平凡〉でいったん品切れ。週末にかけて、店頭分の売れ行きを見た上で補充を検討するつもり。もったいぶるわけでなく、これ見よがしに喧伝するでもなく、この本に適したペースで売っていきたい。

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朝いちばんで針をおろしたのは、The HAPPY END『俺たちがはっぴいえんど』。妙なジャケット、4曲入りで45回転。これ何なのかなーっと思ってたけど、音が鳴り出してオワッとたまげる。ふわふわと浮いたようなサウンド、エキゾチックなアレンジ。1985年、国立競技場での1度きりの再結成ライブの録音盤だった。

それでは、今週もよろしくお願いします! 8日(日)は特殊な営業になります。

2026/03/03

3/3 雑記


午前中、前日夜までに売れた山名昇『寝ぼけ眼のアルファルファ』が入ったレターパックライト9つとゆうパック1つ、クリックポスト2つを背負って郵便局まで歩く。発送にあわせてレターパックをまとめて買って、コンビニで電気代を支払ったのち店でかるい作業。スーパーとドラッグストアで口座へ入金、レコード洗浄用の精製水などを買って店に戻る。自転車に乗り換えていったん帰宅、カップそばを食べたらウトウトとして寝てしまう。

目が覚めて、近所の〈つるばみコーヒー〉まで歩いていって、レコードの洗い方を教えてもらう。荒井由美『ミスリム』、ルー・リード『トランスフォーマー』の盤面を丁寧にみがくと、見違えてきれいになる。さっそくミスリムに針をおろすと、う〜んいいねえ。今日みたいな天気にぴったり。コーヒー豆を買って、帰るころには雨はほぼ止んでいた。

疲れて本を読む気にもならず、コタツでだらだら。RCサクセション、矢野顕子、ローリング・ストーンズなど、レコードを何枚かみがく。

2026/03/02

3/2 店日誌

連戦連勝はありえない。だとすれば、よい負け方───敗局後に気持ちを切り替えたり、立て直したりする力も必要だろう。これは中年になってからも伸ばせる力だと思う。(荻原魚雷)

3月2日、月曜日。なんとなく読み出した、荻原魚雷『中年の本棚』に驚く。とくに「プロ棋士の“四十歳本”」は今、気になってること、どうにかしないとな〜ってところに直に響く。上記箇所に先行する段落もいい。いわく「勝ち負けや数字ではなく、内容を重視すること。「結果が出ていないときに結果だけのモノサシで判断をすれば気持ちはどんどん落ち込んで」しまう」。う〜む、なるほど。羽生善治『40歳からの適応力』が読みたくなる。

四十代は「自分の年代ならではの強み」を「磨いていくこと」が必要なのだ。 / その「強み」とは、「若い世代とも年配の世代ともコミュニケーションが取れるということ」」。

そうなんだよなあ。まわりにいる若い人たち、彼・彼女たちがいるから自分も変に偉ぶらず、意味わからんな〜ってことにも付き合える(なかなか大変なのだけど)。自分のモノサシに固執せず、ときに思い切って放り投げちゃうことも必要だと思い知った。……反対に、最近は年配世代との交流ができていない気もする。

引用されているのは、谷川浩司『四十歳までに何を学び、どう生かすか』。プロ棋士2人の著書をひもとき、自らに引き寄せて考える。荻原魚雷の個人的な思索は、実用に活かせる汎用性があると思う。

さ〜て、今日も開店。在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。

2026/03/01

3/1 店日誌


3月1日、日曜日。開店前にドラッグストア、スーパーをハシゴする。カワチ、ウェルシア、タイラヤ、カスミ。昼食のパン、花粉対策の飴を探して歩き回るも、ピンとくるものがない。まあ、こんなもんかなあと思いつつ、天気もいいしぐるっと遠回り。普段あんまり通らない道を選んで歩いていると、なんと韓国料理店〈ハンアリ〉ができてるじゃん! 実験植物園、カレー店〈ミラ〉裏手の新店舗。まだ開店はしていないだろうけど、突然のことにびっくりした。

1時間弱、周辺を歩いて店に到着。隣の〈街の中〉ではヨウスケさんが髪を切っている。逆のお隣、〈千年一日珈琲焙煎 CAFE〉も定時に開店。けっこう暇だった2月が終わって、さあ3月! どんな風になるだろうか。

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ラジオからはイランの最高指導者、ハメネイ氏が殉教との臨時ニュース。旧ツイッターでチラ見した爆撃の映像は、かなりキツい。小学館の漫画原作者うんぬんに関することも、だいぶエグい。タイムラインなぞ見ていられない(実際、気が狂いかねないと思う……)。

今日も通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ〜!

2026/02/28

2/28 店日誌


2月28日、土曜日。「どうしてロックステディへと変化したのか? いい質問だね。私自身のムードから生まれたとしか言いようがない」、「最初のロックステディ・ナンバーはどれかって? たくさんの人がその質問をするが……ホープトン・ルイスの「Take It Easy」だ」、「私が個人的に最初のレコードとして思い出せるのはロイ・シャーリーの「Hold Them」だ」って三者三様だから面白い! 証言者は順にアルトン・エリス、リン・テイト、キース・スコットなのだけど、聞けば聞くほどたくさんの解釈と正確があるんだろうなァ。

誰もがロックステディを気に入った。汗をかかない音楽だからね。スカは汗をかくほど踊る。汗だくになる。ホットすぎる。(キース・スコット)

「ジャマイカにおいて、スカがレゲエへと発展する過程のわずか3年ほどの間に存在しただけにもかかわらず、今も世界中の音楽ファンを魅了しているロックステディにフォーカスした」、石井“EC”志津男(監修)『The ROCKSTEADY BOOK』が入荷! ロックステディは今日みたいな日にぴったりなんだよねェ。

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3月8日(日)に開催される、「茶話会」(台風クラブ主催)のメール受付は本日まで! 貴重な練習風景、質問コーナー、カラオケなんかも体験できるので、気になる方はぜひお申し込みを。特殊すぎて意味不明なのが面白いナ〜とおもってます。

ではでは、今日も開店! 今週末もどうぞよろしくお願いします。

2026/02/27

2/27 店日誌


2月27日、金曜日。はっぴいえんどの1981年作『HAPPY END』のレコードを買い取ったので、試聴がてらに針をおろす。これが、めちゃ伸びやかで気持ちがいい! ロサンゼルス録音の効果なのか、前2作のような閉塞感がないし、曲名もいちいち気が効いている。「風来坊」「明日あたりはきっと春」「無風状態」「さよなら通り3番地」「外はいい天気」とか、字面だけでさわやかな気配が漂ってくる。いいアルバムだなーっ。

なんといっても「さよならアメリカさよならニッポン」! 父親の編集カセットテープに入っていて、流れるたびに兄と一緒に歌ったり騒いだりしていた記憶がある。4〜5歳のころかな? ホンダシティの後部座席でのよき思い出。ヴァン・ダイク・パークスに反応してたのかオレたちは……、ってのは余計ですね。

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気がつけば、2月も終わりが見えてきた。火水連休を取り忘れ、東京に出かけることもないまま、店頭買取などにおわれて慌ただしく過ごしていた。それにしても、店は暇なんだよなあァ。

これからしばらくは通常営業。通信販売、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。

2026/02/26

2/26 店日誌

2月26日、木曜日。店についたら、まずラジカセのスイッチオン。今日の「ふんわり」は六角さんだな〜と思い込んでいたら、聞こえてくるのは首相の声。そうだ、今週は国会中継なのだった。残念な気持ちは拭えないままだけど、そのまま流してみる。総理大臣の落ち着いた答弁、これが印象いいんだろうな〜。攻撃的にはならず、わりにやさしく受け止めて、声色は落ちついている。このままだと、野党はガーガー言ってるだけって構図を崩すのは、なかなか難しいんじゃなかろうか。

こないだの衆議院解散~総選挙って流れもそうなのだけど、いわゆる「民主主義」もしくは「議会制民主主義」の扱いに長けているは、国民よりも彼・彼女ら政治家(や官僚)なんだろうな〜と思えてしまう。

低いままの投票率で、与党圧勝。友人、知人、遠方の個人店主たち、みんなガッカリしてる。じゃあ、自分たちに何ができる? 日々、どうやって暮らせばいい? あきらめてドヨーンとしてるんじゃ始まらないのだ(とか、けっきょく根性論みたいなことしか言えないんだよなァ)。

では、今日も開店! オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく。