2026/03/13

3/13 店日誌


3月13日、金曜日。本の表紙を「激落ちくん(スポンジ)」でみがいていく。紙質に注意してこすっていくと、ものによっては驚くほどにきれいになる。とくにタバコのヤニ。こするほどにスポンジ、ティッシュともに薄茶色になっていく。紙にこびりつく臭いも含めて煙って力があるんだなーと実感するからこそ、注意を促したい。あまりにも強烈なタバコ臭がのこる本、レコードなどは買取査定に影響します。当店に限らない話だとは思うけど、蔵書の整理を考えている方は何らかのケアをした方がいいんじゃないかと……。

あらかたのクリーニングを終えた本をビニール掛けすると、ちょいと大袈裟に言えば生まれ変わったような姿になる。手先が器用じゃないとは言え、これ位ならオレでもできる(二度目)。

今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく。

2026/03/12

3/12 店日誌


3月12日、木曜日。朝のちょっとした時間にレコードをみがく。LKJ(LINTON KWESI JOHNSON)の『TINGS AN’ TIMES』と『IN CONCERT with the DUB BAND』。精製水とやわらかコットンを使ってスイスイ吹いて、パタパタ乾かす。わかりやすくヨゴレが落ちると妙に嬉しい。順に針をおろすと、音がきれいに伝わってきて、ジワーっと喜ぶ。古本のビニール掛けとレコード洗浄、この作業に没頭していると時間を忘れられて、気持ちが健やかになっていく。読書とは異なる手先の仕事。これ位ならオレでもできる。

ストレートなのに吟遊詩的、感情を荒げる事なく淡々と語られる事で戦闘性を増していくLKJの詩の世界……そしてそれを支える天才デニス・ボーヴェル率いる完璧なバックの面々……唯一のラブ・ソング「ロレイン」が胸に染み入る名作。(備前貢)

わがレゲエ・アンチョコのひとつ『レゲエ ディスク ガイド 603』(石井“EC”志津男・編)を紐解くと、備前貢氏がLKJ『BASS CULTURE』の項を執筆している。フライフィッシングの毛鉤職人である氏のレビューは簡潔にして詩的でもある。リコのワレイカのレビューもお見事だった。

*
山名昇『寝ぼけ眼のアルファルファ』、オンライン・ストア分は再度完売! 多くはないけど、店頭在庫あり。今週末中に購入希望の方はご来店いただくのが確実。入荷以来、好評の『語るに足る、ささやかな人生』は週末までには補充します。

さあ、今日も開店! 在庫確認、本の買取などのお問い合わせはお気軽に〜。

2026/03/11

3/11 店日誌


このファースト・アルバムは、ポエット&ザ・ルーツという名前で発表された。ポエット“詩人”こそ、リントンが自ら名乗る、彼の名である。(…)このアルバムで、マトゥンビのリーダー、ブラックベアードことデニス・ボーヴェルは、エンジニアとリミックスを担当し、1曲の演奏にキーボードとギターで加わっている。(山名昇)*

3月11日、水曜日。ふたたびLKJ熱が高まっている。きっかけはたぶん、キタヤマくんが買ってきてくれた『ベース・カルチャー』(CD)。もともと好きな作品なのだけど、やっぱり特別。これに似たものってありそうでないんだよなあ〜と思うと同時に数年前に買い逃した『ドレッド・ビート・アン・ブラッド』(LP)の記憶がよみがえり、なぜあのとき買わなかったのか! 悔恨の念にとらわれる。アップル・ミュージックで耳に入れることはできても、アナログ盤で体感しなけりゃ意味のない作品なのに。

用あって出かけたユニオン柏店で『ドレッド〜』(CD)を見つけたので迷わずに買う。この作品でギターを弾いてるのが誰なんだろうか……と書いて思い出す。数年前にもLKJのことをブログで取り上げていた。友人ムーちゃんから『ベース・カルチャー』のLPをもらったときだ。

手元にある3枚のレコードでギターを弾く、ジョン・クパイの手数がほどよく、耳がひかれる。ベーシストであるバンドリーダー、デニス・ボーヴェルの音作りが秀逸ゆえか、聴くほどに身体になじんでいくような感覚がある。

おお、なんと! 2021年11月1日付の雑記で書いているじゃないか。ここでの「手元にある3枚」には『ドレッド〜』は入っていないけど、好みの音には変わりがないはず。さっそく答え合わせしてみよう。(⇨結果:クレジットされているのは「Floydie Lawson」「Vivian Weathers」の2者だった)

では、今日も開店! オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を!

*山名昇『寝ぼけ眼アルファルファ』所収「LKJ」より

2026/03/10

3/10 雑記


ディスクユニオンのオンライン・ストアで店舗受取のオーダーをしていたMilt Jackson Quintet featuring Ray Brown『THAT’S THE WAY IT IS』が到着とのこと、定休日をつかって柏店まで取りに行く。つい魔が刺してジャズコーナーをチェックするとお目当て盤があるじゃん! しかも、ずっと安いじゃん……。1000円ほどの違いにそこまで気落ちしなくていいはずなのだが、ドヨーンとしながらレジにて購入。やっぱこのジャケ、最高。超クールだぜ。って感じで強がりながらもしばし逡巡してしまう。

ええい! これでよかったんじゃい。柏の町からサッサと電車を乗り換えて、つくば駅着。13時37分には晴れ間がさしていた。せっかくだし店まで歩くかーっと30分ちょい。着くころには汗ばんでいた。

またしても怒涛の注文が入った『寝ぼけ眼のアルファルファ』をまとめて発送。そういえば、ユニオンで見つけた『THE DIG』ジョー・ストラマー追悼号にも山名さんが寄稿していて、それがまあまあ驚きの内容で、あらたな興味がわく。本人にこの話を聞いてみたかったなーっと思うのだが、こればかりは仕方なし。今やるべきことに向かうべし。

※昨日、今日は休肝日。いいペースで飲酒量を減らせていて感じるのは、飲むも飲まずもけっきょく習慣であり環境なんだなーということ。でも、「飲んでない」マウントは好きじゃない。自由に飲んだらいいじゃないか。

2026/03/09

3/9 店日誌


3月9日、月曜日。サンキュー、サンキュー、いつもありがとう。毎年ここに書いてる気がするけど、父親と友人のヨシオさんの誕生日。当たり前だけど、親がいなかったら自分はいないわけだし、友達がいなかったら、こうして普通に暮らせる日々もあり得ない。綺麗事かい! っと突っ込まれるかもしれないけど、そう思ってるから書いている。てなわけで、サンキュー、父ちゃん。サンキュー、ヨッシー。これからもよろしく。

販売再開から多くの問い合わせ頂いている、山名昇『寝ぼけ眼のアルファルファ』(1984年初版・私家版)が再入荷。店頭はもちろん、オンライン・ストア〈平凡〉でも購入できるので、ぜひご利用ください。

では、開店! 急ですが、今日は18時までの短縮営業です。

2026/03/08

3/8 店日誌


3月8日、日曜日。今日は台風クラブ主催「茶話会」に出店するため、店舗営業は休み……なのですが、天久保1丁目の地下で〈PEOPLE BOOKSTORE アンテナ廊下店〉として営業します(13時〜)! イベント不参加でも廊下は入場大歓迎! 時間によっては〈千年一日珈琲焙煎所〉のコーヒーも飲めるし、台風クラブのグッズ見られるのでは。なんなら茶話会を覗いていってもいいと思います。気が向いたらぜひ遊びにきてください。

明日9日(月)は通常営業です。明後日火曜は定休日。

2026/03/07

3/7 店日誌


3月7日、土曜日。まだあんまり知られていないようなので、ここでもお知らせ。きたる5月30日(土)、ロケットマツ率いる大所帯バンド「パスカルズ」の公演が開催される。会場はTXつくば駅から徒歩5~10分ほどの中規模ホール〈つくばカピオホール〉。時間、金額などの詳細は遠からずこちらで公開されるはず……なのだけど、その前に! 「2026.5.30 ことはじめ」と題された関連企画「石川浩司 ソロライブ「出前ライブでアッハッハッー」ってのもあるらしい。こちらの会場は、つくば市東光台の〈キッチン ソイヤ〉。ただいまご予約受付中。

その後、「打ち上げ」企画もあるとかないとか? そちらは天久保1丁目〈aNTENA〉で? なーんて話もおいおい聞こえてくる思うので、乞うご期待。当店としてはひとまず明日の「茶話会」を終えてから、いろいろ受け取り、考えるつもり。

*
パカーンと打ったボールがスタンドに入って、大谷選手がゆっくり走り出す。こんなにも現実味のない満塁ホームランってのも珍しい。友人たちと画面を眺めていて、妙に白けてしまった。ケチをつけたいわけじゃなく、当たり前に凄すぎて、不感症気味なのである。

今日も通常営業! 明日は店舗営業は休んで、天久保1丁目に出張します〜!