2024/07/27

7/27 店日誌

7月27日、土曜日。若い人に、老害といわれるような振る舞いはしたくない。そう考えている40代は多いんじゃないだろうか。少なくとも自分はそうで、変なことを言ったりしたくないから若者の集団には不用意に近づかない。なのだが、昨夜は久しぶりにやってしまった。某フェスの中継が流れている場で、演奏中のバンドにまったくカッコ良さを感じない旨をしつこく、繰り返し主張してしまった。さっさとその場から立ち去ればいいものを……。ああ、反省。

こう書いていて、無理する必要なんてないんだけどなーとも思う。そもそも感覚が違うのである。欲張ってカッコつけるから、おかしなことになる。オレも、歳をとったんだな。

それにしても、フェスの配信はやっかいである。開催してることすら知らないまま、終わってくれたらいいのだけれど、そうもいかない。なんだかんだで気にしていることを自覚するのもアホらしい。この時期は、どうにも悩ましい。

今日明日は13時開店! オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を!

2024/07/26

7/26 店日誌

7月26日、金曜日。今朝のはやい時間も涼しかった。本を読んでから、草を刈って汗ばんでくると6時前。だんだんと湿度が上がってきて、太陽が出ると温度も高くなる。ラジオの天気予報はいつも同じ。九州から関東に熱中症警戒アラート。室内では我慢せずに冷房をつかって、不要な外出を控えてほしいと注意喚起。山形、秋田あたりの東北地方は豪雨の被害が大きいらしい。つねに、どこかが災害に見舞われている。

9月、10月、11月と身近な場所での催事の準備がはじまっている。この2~3年抑えてきた催事との関わりなのだが、いくつかのきっかけが重なって、主体的に関わるものが増えてきた。告知はまだ先だけれど、まずは上映会。次に小さなライブ、パーティーがある。

いま、読んでいるのは川崎彰彦『ぼくの早稲田時代』、その前はスズキナオ『家から5分の旅館に泊まる』。店が忙しいと、作業に追われて何もできない。では、じっくり本が読めているこの数日は……ご想像にお任せする。

今日も通常営業! 店内空調は、だいたい26度に設定してます。

2024/07/25

7/25 店日誌

7月25日、木曜日。毎日暑いのだけれど、日によっては風があったり、雨が降ったりでまったく同じ条件ではない。いくらかマシだなーと思う日がたまにある。開店前に雨がザーッと降った昨日はちょっとだけ過ごしやすかった。夜には冷たい空気が入ってきて、冷房と扇風機なしで入眠。途中で1回目が覚めたけど、6時前の空気はヒヤッとしていて気持ちがよかった。口をひらけば暑い暑い、暑いとなってしまうから、数十分でも気持ちよく過ごせると得した気になる。

届きたての新刊、スズキナオ『家から5分の旅館に泊まる』GAZETTE4『ひとり』は、どちらも平易な文体で奥深いことを語っている。夏の読書にぴったりだと思うので、ぜひ手にとってみてほしい。店頭はもちろん、平凡からでも購入可能。

今日も書籍、音源に入荷あり! 買取依頼や在庫確認などのお問い合わせは、お気軽に。

2024/07/24

7/24 店日誌

7月24日、水曜日。ブログに写真を載せられなくなって、1週間。見た目はだいぶ地味になったし、商品紹介もできず、YouTubeも貼れずで編集する楽しみが減ってしまった。それでも、見にくる人の数はそんなに変わらないのがありがたい。時期がきて不具合が解消されても、先週からの日誌はこのまま画像なしのままにしておくつもり。続けてればこんなときもあるよね〜っと思えればいい。

映画のことを不用意に書きたくないし、話したくない。人がまだ観ていないものに「よかった」「だめだった」と伝えてしまうのは不作法だと認識している。軽い言葉でも人によっては圧をかけることになってしまう。そうなると、正月に観た映画に関しては……不作法極まりなかった。

オンライン・ストア〈平凡〉で、iGa-C『DANCEHALLDAZE』への反応が急に増えた。現状、店頭・平凡ともに少しだけ在庫あり。品切れても、再入荷もできるはず。引き続き、ご注目を。

今日は新刊にいくつか入荷予定あり。お暇があれば、ご来店を。

2024/07/23

7/23 雑記

予告編でなんとなく気になった映画を、特別な理由を設けずに、時前情報をできるだけ排して観る。休日の火曜日か週末の午前中、劇場と上映時間の都合さえ合えばいいわけだから、楽といえば楽。今日は〈シネプレックス つくば〉でトッド・ヘインズ監督作品『メイ・ディセンバー ゆれる真実』を観てきた。実際の出来事(メイ・ディセンバー事件)を基にしてつくられた映画なのだが、まず音楽の使い方が好きじゃない。敢えて、の選択だとしても途中で笑えてくるほど滑稽だった。

……はて、滑稽。そう書いて、あれは俳優の面の皮を剥ぐための作品だったのかなーと思いつく。骨と肉と臓器からなる人間、美しい容姿を持った女優、彼女・彼らの外見の要素をひん剥いてみると、なにが見つけられるのか。そんな問いをベースにしてつくられた映画なのかもしれない。けっきょく、そこには何もなかったというのが自分の印象。もし、なにかが見つけられたとしたなら、何なのだろうか。

2024/07/22

7/22 店日誌

7月22日、月曜日。午前中、たまった空き缶と段ボールを捨てにスーパーまで歩いていく。いやあ、日差しがきつい。とにかく暑い。ボタボタ汗をたらしながら、歩く。信号待ちで日陰に入って、休む。ゴミを捨てて、昼食とビール(サッポロクラシック!)、ミネラルウォーターを買う。向かいのドラッグストアでジュースを買って一気飲み。フウフウいって、また歩く。大学内の書店で注文していた本を買って店に着く。身体が火照って、汗びっしょり。マジで危険な暑さである。

今日も書籍、音源に入荷あり! オンライン・ストア〈平凡〉にも動きあり。

2024/07/21

7/21 店日誌

7月21日、日曜日。しずかな午後、ひとりできた若い男性。彼はまず、中古レコードの箱をガサゴソと触りだし、丹念に盤を見ていく。ひとしきり見たのち新譜の棚に移動して、ためつすがめつ手に取って、また戻す。その後は本。気になる本を引き出して、読む。戻したら、また別の本。飽きずにそれを繰り返す。ゆうに1時間は経ったころに会計したのは真空パックされた『DAWN』(中が見られない)とパンクの7インチ。前者は外見が気になったから買うという。後者もまた、知らないバンドだけれど気になったらしい。

へー! キミ、面白いね。いい買い物に立ち会えて、オレは嬉しい。そう言葉にはできなかったが、上気したままステッカーなどのオマケといっしょに袋に入れて、送り出す。開店から数時間、誰もこなかったのだが、そこからだんだんと人がやってきた。昨日の天使は彼だったのかもしれない。

インスタグラムとツイッターにも書いているけど、ここのところ本の買い取りが増えていて、けっこう珍しい本も混ざっている。写真をみてオヤッと思うものがあれば、ぜひ手に取ってみてほしい。

今日は11時から16時までの変則営業。お時間あえば、ご来店を。