2019/11/30

「コイワズライCD発売記念ライブ "ドミトリー・ピープル"」


「コイワズライCD発売記念ライブ『ドミトリーピープル』」
日時 2019年12月3日(火) 18時半開場
料金    2500円(+ドリンクオーダー)
出演    コイワズライ,照井勇一郎
会場 錦糸町シルクロードカフェ(東京都墨田区太平3-2-8 1F)

2019/11/29

『Spectator』45号


We are primives of an unknown culture.
僕たちは知られざる 文明の原始人である。

『Spectator』45号が届きました。
最新号の特集は「日本のヒッピー・ムーヴメント」。前号に続くヒッピー特集の後編です。関根美有+赤田祐一による「まんが版 日本のヒッピー・ムーヴメント」にはじまり「ヒッピー用語の基礎知識」や当事者たちへのインタビューなどみっちり中身の詰まった記事がズラリ。そして、要所にはさまれる当時のチラシや手製の新聞、風景写真などのヴィジュアルがまた凄い(どれもが野暮ったくも力強い!)。内容の濃さだけで測れば、ここ最近では今号が突出しているような気がします。

販売価格は1100円(税込)。秋山道男さんを取り上げた「はみ出し偉人伝」がまた、素晴らしい!

2019/11/28

整体対話読本『ある』


整体対話読本『ある』が届きました。
話し手は整体指導者、川崎智子。聞き手(観察と編集)は鶴崎いづみ。この二人で月に一回発行してきた冊子「ある」をまとめた一冊は全編、対話によって構成されています。「整体である状態と、不・整体、整体でない状態」を分けて考える「整体である」からはじまるやり取り、対話は言葉の印象以上の深みがあるので読んでいくうちに引き込まれるはず。

販売価格は2035円(税込)。土曜社らしい無駄のない造本に共感。

2019/11/27

『CHASING GIANTS』


mmm with エマーソン北村『CHASING GIANTS』が届きました。
急に寒くなった夜に届いたこの作品、本当に素晴らしい。エマーソン北村の弾く鍵盤とmmmの歌、声がつくる世界は優雅でありつつ叙情的。絶妙なダブワイズがあり、時に不穏な気配もただよわせる。とにかく独特。ただ、耳にはいる音の数がちょうど良いからか、聴いていて負荷が少ない。曲名それぞれにも捻りが効いていて、実に創造的な作品だと思います。

販売価格は2200円(税込)。欧州公演の模様を収めた、2曲入りCD-Rが特典で付きます。

鹿児島のラッパー、泰尊さんのことを中村くんに聞いてみた。

−まず、簡単に自己紹介をお願いしようかな!

鹿児島市の〈aview Cafe&Flowers〉というカフェ兼花屋の店長をやってる中村友貴といいます! 大学進学で地元鹿児島からつくばに引っ越してきて、大学を卒業した後も二年ほどつくばで暮らしていました。いま働いているカフェのオーナーから声が掛かって、そのカフェがオープンするタイミングで地元に戻ってきた感じです。今、店はオープンして3年半くらいですね。

−鹿児島のラッパー、泰尊さんとは何者だろう?

彼は、ラッパーであり2児の父であり、個人事業主(なんでも屋/便利屋)でもあり『旅の途中』というパーティーの首謀者でもあります。一言でいうと、ナイスガイ! 彼の主催するパーティーはロケーション含めていつもすごくいい風景だし、みんないい顔をしてる。フライヤーも抜群にカッコ良かったり、読ませるヤツだったりして面白い。いろんな音楽と、アートと、うまい食い物や酒が絶妙に混じり合って、子供もワイワイ駆け回っていて。

いちラッパーでこんな景色を作れる人ってなかなかいないと思う。そういった意味では、ホントに鹿児島の希望だと思ってます。そんな彼のライブは、表も裏も全てリリックにさらけ出して、生き様をそのままぶつけてくるようなライブ。旅のことだったり生活のことだったり、嘘のないリリックを嘘のないスタイルで表現できる男だと思う。

いつも色んなことを思い出すし、色んな感情を持って帰る。そんな熱量のある男です。

−来週、12月4日のパーティーはどういう経緯で開催することになったのかな?

こないだの(2019年)8月に〈aview〉でnatunatunaさんとカトウシンペイさんの展示をしたのですが、そのオープニングイベントに「コトノネ」という絵描きとコントラバスと詩人による3人組を呼んで、鹿児島からは泰尊さんに出演してもらいました。泰尊さんのライブを初めて見た時に、コトノネのメンバーで友人でもある詩人のtotoさんとぶつけてみたいな〜とぼんやり思い浮べていたことを形にしました。その後、9月に泰尊さんの2ndアルバム『ショート・ホープ』が発売されて、そのリリースツアーの一つとして、夏のライブのアンサー的な感じでtotoさんがつくばでのライブを企画してくれました!

−出演、出店する人たちを紹介してよ!

ナツナさんとシンペイさんもライブペイントとDJをやってくれたり、
totoさんはもちろん泰尊さんとも鹿児島で一度共演したらしい なのるのもないさんや、こちらもアルバムを出したばっかりのつくばが地元のラッパー、SPRA(エスプラ)たちもライブしてくれます。〈千年一日珈琲焙煎所〉のオーツボさんといちご農園〈つくばねファーム〉の小辻さんも出店してくれるのは嬉しいなあ。

僕も、最初「DJさせてください!」とだけ言っていたのに、なぜかエスプラと一緒にラップをしたり久しぶりの〈めしと惣菜 なかむら〉としてフード出店することになってっちゃいました、笑。

−久々のつくばでのライブ、DJ! 今、どんな心境なのかな?

準備が全然間に合ってねーー!!!
とはいえ、久しぶりにつくばで、しかもオクトベースで遊べるなんて楽しみしかない!泰尊さんと共に南国からの風を吹かします♨︎。

−最後に告知があれば、ご自由に!

ヒップホップが好きな人はもちろん、ただただ音楽が好きな人、ラップなんて聴いたことない人にも泰尊という男に出会ってほしい。もちろん、脇を固める大好きな人たちにも。いつもホームである鹿児島で聴く泰尊さんの歌が、つくばという街に旅に出た時にどのように響くのかが僕自身もとても楽しみ。

音楽をきっかけに、またつくばに遊びに行けるなんて最高だな〜。乾杯しましょう!

−ありがとう! 来週、水曜日に会えるのを楽しみにしてるよ!

(聞き手:PEOPLE BOOKSTORE 植田)

中村友貴(dj champon)
筑波大学卒、PEOPLE BOOKSTORE経由、cafe&flower aview店長。たまにラッパー、料理人。

2019/11/26

『暮らしを手づくりする』


山本教行さんはその人生をもって「民藝」の道のりを生きてきた最後のひとです。
−平松洋子

山本教行『暮らしを手づくりする』が届きました。
鳥取県岩美郡石見町に窯元をかまえ、うつわと暮らしをつくってきた、山本さんが日々なにを考え、感じながら過ごしているのか。民藝思想や様々な人との出会い、情を交わせるものを身近に置く大切さなどをたっぷりの写真を交えて語ります。形のあるもの、ないものへの思いの寄せ方、距離の取り方が独特だなあと感じる一冊。

販売価格は2200円(税込)。わずかな入荷ですが、サイン本もございます。

***

鳥取の山あいに、全国の器好きが通う窯元がある。年間一万人が足を運ぶ、岩井窯・山本教行が積み重ねてきた美しい暮らしのつくり方。

 【目次】

いつも、ここに、ただ生きて

Ⅰ. 暮らしを見つめる 
ずっと自分の暮らしがしたかった| 人生を決めた吉田璋也先生との出会い | 民藝の先生方のファッションに憧れて | 陶工の道を志して出西窯へ | 暮らしにその人が表れる | ゼロからふたりで築いた暮らし


Ⅱ. 自分でつくる
見えない「含み」は暮らしから形づくられる | 作陶の原点を教えてくれたリーチさん | 目の前の材料で何ができるかを考える | つくったところからが本当のはじまり | ものから栄養をもらう | ふつうのたい焼きでふつうじゃないたい焼きをつくる

*岩井窯の土鍋レシピ
土鍋焼ビビンバゆば雑炊 | 粕汁 | 特製あんこ/そばがきぜんざい


Ⅲ. ものと付き合う
うつわのよさはうんと使わないとわからない | ものには見合った重さがある | 「壊れない」ではなく「壊さない」を教える | 「便利」より「情緒」が暮らしを豊かにする | ものを買うことは人生のひと区切りを買うこと | つくるものと選ぶもので物語を編む


Ⅳ. 見る目を養う
自分にとっての「おいしい」が本当においしい | テーマを絞って集めてみる | 見る目を教えてくれた金津滋さん | 流れのなかで料理とうつわを組み立てる | いいものを買うとものさしができる | 背伸びをするから身の置きどころがわかる

*岩井窯のおうちごはん
トマトの中華スープ | じゃがいもとねぎのシンプルコロッケ | かれいの蒸し焼き グリーンソース添え | 塩さばのアヒージョ/塩さばのアヒージョと甘えびのピザ


Ⅴ. 人とつながる
響き合うから生涯続く縁になる | 言葉ではなく場から感じてもらう | 注文は人を育てるもの | 「おかげさまで」という民藝の思想

あとがき

岩井窯の歩み

クラフト館 岩井釜案内/岩井釜 取扱店一覧

『EL CINNAMONS』vol.4


“THE BEST MAGAZINE FOR SWINGERS”、四度。
あの3人組が蛇を追いかけ帰ってきた!
そう、やつらの名は……EL CINNAMONS!!


お待たせしました! 『EL CINNAMONS』vol.4が届きました。
前号からおよそ3年の時を経て届いた最新号。パラっとページをめくるだけで喜びを誘う絶妙な人選、記事構成は本当にお見事です。メンチカツ伊藤氏による表紙画、チャーリー宮毛氏が寄稿するテキストは他では決して見れない(読めない)、感じられない「シナモン・フィ〜リング」をたたえる稀有なもの。ページから漂う匂いを感じつつお楽しみください。

販売価格は1000円(税込)。バックナンバー(vol.3)と前身誌『STREETWISE』も在庫しています。

***

【DATE】
『EL CINNAMONS』Vol.4 -FALL ISSUE'68-
発行日:2019年11月30日
発行:OFFICE Flaneur
編集・発行人:EL CINNAMONS
デザイン:MARIANNE MAFILLE、奥山太貴
仕様:48ページ/A5/表紙4C+本文1C
価格:1000円(税込) 

【CONTENTS】
01-   FEEL THE CINNAMON AGAIN,AGAIN,AGAIN tact sato
02-05 得体の知れない音 チャーリー宮毛
06-15 RUMINZインタビュー A TALE OF TWO CITIES
16-17 漫筆・ラテン・シングス 安田謙一
18-19 スウィート(オンライン)メモリーズ dtybywl
20-21 LOS APSON?の10枚 山辺圭司
22-23 VIDEOTAPEMUSICの10本 VIDEOTAPEMUSIC
24-25 SHOULD I TAKE YOU HOME RUMINZ
26-28 トランスパシフィック -J-TOWNでの一日- 宮田信
29-   WALK IN THE CITY 田中元樹
30-32 夢とうつつ -サンアントニオ産グルーヴ往来記- COUNT.D
33-43 CINNAMON BLVD. -For Column Lovers Only-
▶バリオのゲットーバラザーズ EL BARRIO DISCO CARTEL移民とレコード ヒデモリモト雑・エンターテインメント トニー李新橋のグラインドハウス 牛島俊雄SHINBASHI NO GRINDHOUSE 牛島章雄水辺の文化を綴る モリナオ哉MELODIES EN SOUS-SOL MARIANNE MAFILLE本に連れられて 文庫善哉中華街の音 河内卓巻き戻せない 出田祥蔵続・古代中国料理店の謎に迫る SUSHIRAW宇宙船ヤムサイ号 intellipunkTHIS IS A VIEW FROM AVIEW 中村友貴 
44-45 レイジーリバー ワダマコト
46-47 マンボ的士 メンチカツ伊藤
48-   CINNAMON LIFE GOES ON lilnoway


2019/11/22

『SHUKYU Magazine』8


『SHUKYU Magazine』8号が届きました。
Jリーグ特集の7号との間に別冊『SHUKYU Stories』を挟んでの最新号の特集はズバリ、ローカル。国内リーグの特定チームを応援する人と話すと、どこか羨ましい感覚を覚えます。チームの浮沈、節ごとの勝敗、試合内容からお気に入りの選手のこまかい情報なんかを話す姿は夢中そのもの。対象が何であれ、何かにいれこむには相当なエネルギーが必要で、それだけ本気なんだなあと感心しながら話を聞くのが面白いから。そんなサポーター目線はもちろん、選手、クラブ、リーグなど様々な視点からひもとく特集です。

販売価格は1760円(税込)。ここ数号のバックナンバーも在庫しています。

***

LOCAL ISSUE
ローカル特集

特集
012ー中村憲剛(川崎フロンターレ)|地域とクラブの幸福な関係
018ー神田文之(松本山雅)|地域におけるスポーツチームが持つ可能性、田中隼磨(松本山雅)|クラブが松本のシンボルになるために
028ーBlood In Blood Out|ユニフォームが持つアイデンティティ
036ーeighteen86|アーセナルとともに
040ーBlind Faith
042ーQue Sera, Sera|FAカップの希望
050ーBomboneras|一枚のシャツから始まったストーリー
058ー「クーヴァB」に空いた「孔」– ナポリとそのローカリティ
062ーどうして公園でボール遊びが禁止されたのか?
068ーサッカーは在日外国人と日本をつなぐ架け橋になる
074ーサッカー選手を夢見る一人の難民
078ーMATCHDAY|FC岐阜×横浜FC
086ーParis Saint-Germain STORE TOKYO|オフィシャルショップの新たな形
090ーLe Ballon|サッカーが持つ本来の魅力を伝える
094ーSoho Warriors|コミュニティを繋ぐ存在として
100ーNivelcrack|ソウルから新たなサッカーカルチャーを
113ーLocal Derby
コラム
006ーStadium Spirits vol.6|新潟・デンカビッグスワンスタジアム
106ー永里優季×河内一馬
110ーHow to Rulemaking|水野祐 (弁護士)
118ー日本フットボールアーカイブ
付録
サッカー日本代表2020ユニフォーム
MY SKY STORY|久保建英・三好康児・岩渕真奈・南野拓実・中村俊輔・川口能活・田嶋幸三・川淵三郎・加茂建・BOTS(Dragon Ash)
コントリビュータ
Celia Spenard Ko・CITY BOYS FC・eighteen86・Gottingham・河内一馬・小笠原博毅・江口宏志・Joseph Fox・Matteo de Mayda ・実川元子・Orlando Gili・Pancho Monti・三田村亮・加藤遼也・松本昇大・青木柊野・Studio Wesseling・阿部健

2019/11/21

11月23日(土)は短縮営業です。


11月23日(土)は15時から20時までの短縮営業です。
ただ今、矢吹純個展「HICK」開催中。通常営業時は、火〜土曜日が15時から21時まで、日曜日は13時から20時まで開けています。月曜定休。まれに臨時休業・変則営業日もございます。その際は事前にこのブログ、ツイッターでお知らせするので、ご確認をお願いします。

KODAMA AND THE DUB STATION BAND「冬の灯」


「冬の灯」
日時 2019年12月20日(金) 20時開演
料金    4500円(+1ドリンクオーダー)
出演    KODAMA AND THE DUB STATION BAND
会場 吉祥寺STAR PINE’S CAFR(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16B1)

2019/11/20

『かすかな きぼう』


KODAMA AND THE DUB STATION BAND『かすかな きぼう』が届きました。
2019年にしてようやく生まれたアルバムがこの季節、冬のはじまりに届いてくれたのが本当に嬉しい。幕開けの「霧の中でSKA」は軽やかな遊歩のようだし、唯一のヴォーカル曲「SUNNY SIDE WALK」、「雑草」は意外なほどにあたたかい。表題曲「かすかな きぼう」や「GYPSY CIGARETTE」が宿す叙情、ゆらめく哀愁は、きっと誰にも真似できない。さまざまな感情を音にして色を付けた作品集。ゆっくり、何度も味わってほしいです。

販売価格は3000円(税込)。自主レーベル「KURASHI LABEL」からのリリースです。

2019/11/16

「マーキュリーシティからの便り」開催にあたって


富田和樹さん。富田さんとは、もう10年ほどの付き合いになるだろうか。とある上映会で偶然出会って意気投合。お酒をガバガバ呑んで、上機嫌のまま二駅、三駅分くらい歩いたような気がする。独自のこだわりがあって俠気を感じさせる人だから、その後は呼ばれれば駆けつけて、いろんな催事の手伝いをした。そこで多職種の人たちに出会わせてもらったのは、自分にとってはとても大きな経験で、感謝をしてもしきれない。

永井宏さんが亡くなったのは2011年の4月、大きな地震後の混乱のさなかだった。その一報があった時、「ついに会えなかったな」と一抹のさびしさを感じたのを覚えている。とは言え、つくばでもまだ余震が続いていたし、そのとき働いていた農場の復旧作業に追われていたので、すぐに忘れてしまっていた。

そんな時、たまたま、何かの用事で富田さんとメールでやり取りをしたその末尾に、永井さんを悼む一文があって驚いた。喪失感とともに、故人との思い出が綴られた、みじかい文章だったのだけど、冷めてしまわぬ熱を感じた。富田さんが語る永井さんは、不良、とまでは言わずともどこか男っぽい、ロックなイメージ。聞くほどに痛快なエピソード。本を読むだけで勝手につくった人物像が徐々にこわれていった。

その後、なぜか自分は本屋をはじめ、今年で7年目。今も富田さんのレーベル「windbell」とのやり取りは続いている(3月にはカナダ人音楽家・MOCKYのつくば公演も実現した!)。ここでようやく、今回のトークイベント「マーキュリーシティからの便り」の話になる! なぜ、この企画が動きはじめたのか、ここから説明していきます。

年度毎の清算だったか新譜注文の相談かでメールをしている流れで「どう? 永井さんの本は動いているか?」と問われた。永井さんの初著作『マーキュリーシティ』の復刊とアンソロジー『サンライト』の刊行がほぼ同時だったゆえ、富田さんも何となく気になるようす。「うーん、まずまずです」と返信をすると、じゃあ、松永(良平)さんと話すイベントでもやってみるかと提案があり、いいですね! と即答した。そこから一気に動き出し、会場となる〈千年一日珈琲焙煎所〉の大坪さんも開催に同意してくれた。そして今、開催の経緯をしたためている。

愛しきアウトロー、富田和樹が語る、レイド・バックした永井宏。そこに不思議な縁が導いてくれ、松永良平さんも加わってくれる(その理由は、トークイベント本編で語られる、かな)。永井さんに教わった音楽、永井さんが好きだったバンド、シンガーについてお二人に存分に語ってもらいます。CDJとアナログプレーヤー、冷えたビールを準備しますので(もちろんあったかいコーヒーも)、みなさんも是非ご参加ください! きっと他では聞けない話が聞けるはず。

開催概要は以下の通り。ご予約も受け付けますので、ご希望の方はご一報ください。

PEOPLE BOOKSTORE PRESENTS
「マーキュリーシティ」からの便り( Letters from Mercury City)
「かっこつけすぎています」とダメ出しをくらった二人が今、読み返す永井宏
会場:千年一日珈琲焙煎所 http://1001coffee.jugem.jp/
日時:12/15(日)open 16:30 start 17:00
入場料:¥1,500+1ドリンクオーダー
http://windbelljournal.blogspot.com/2019/11/blog-post.html

2019/11/15

「マーキュリーシティからの便り」開催にあたって


この会では永井さんが大好きだった音楽の側にぐっと引き寄せ、
巷の様々な音楽の場でも近年あまり聴くことのないあれやこれやを交えて
レイド・バック 永井さんに倣い、お話をさせていただく予定です。

まず一点、大事なことを書いておきます。ぼく、植田浩平は生前の永井宏さんに会ったことはありません。だから当然、永井さんのワークショップには参加していないし、永井さんと喫茶もしていない。〈サンライト・ギャラリー〉に流れていた空気も知りません。

ただ、永井さんにつよく影響を受けているのは間違いない。たぶん最初に知ったのは『relax』のフリーペーパー。大学生だった自分は、そこに載っていた『a hundred poems』がすごく気になった。本、そのものというか、書物からにじみ出ている空気に触れてみたいと思った(その紹介文を書いていたのは、たぶん岡本仁さん)。好きなこと、もの、ひとは存在していたけれど、素敵なものに出会って芽生える感情や感触、温度をどう生活に落とし込んでいいかわからなかった時期。何か、その為のヒントがあるような気がして、中目黒の〈cow books〉まで買いに行ったのをよく覚えている。

そこからは割と夢中で、永井さんの著作をむざぼり読んだ。『モンフィーユ』なんかも好きだった。あの本に流れている空気、どこか呑気な暮らしかたに憧れた。ジョナサン・リッチマンという名前はそこではじめて認識したし、ビーサンでペタペタ歩いて暮らしたいなあ、なんて思って真似をした。雑誌『relax』に漂う気分の発信源はここなのかもなあ、と考えていた。

当時よく耳にしたのは、ジャック・ジョンソン。彼の登場は自分にとっては大きいものだった(「ユルくて、いいんだよ」とオススメしてくれた先輩は、今思い起こすとどこかストーンドな雰囲気だった)。サブライムやベン・ハーパーに混ざってフィッシュを聴いたり、「Buffalo Records」のスタンリー・スミスからライアン・アダムスに流れてダン・ヒックスやボビー・チャールズに浸ってみたり。レイドバックした音楽の楽しみ方をジャック・ジョンソンが教えてくれた。スカとロックステディ、レゲエの違いも分からずに、ジャマイカの音楽にも触れはじめた頃。

今、自分の店でやっていること。ほぼ丸腰で無防備なまま、店にいること。お客さんにも極力リラックスして楽しんでほしいなあ、なんて思っていること。その根源は、この時期につちかった感覚が大きいのかもしれない。脈絡なく書きながら、気がつきはじめた。

ここからぐっと時間を飛ばして、インディペンデント・レーベル「windbell」を運営する富田和樹さんとのことを書かないといけない。そう、この文章は12月15日(日)に開催するトークイベント「マーキュリーシティからの便り」の告知をするべく書きはじめたのだ。前置きが長くなってしまったので、この続きはまた改めて。だから、ここからが本番です。どうして今回、永井宏さんに関する催しを行うことになったのか、話していきます。

『DAWN』−完売しました!−


ストリートカルチャー誌『DAWN』が届きました。
舐達磨を大きく取り上げた創刊号。目次にある記事をいくつかあげてみるだけでも面白い。「DEV LARGEのレコードを買い戻した男」、「カレーとサンプリングスポーツの考察」、「希望(ホープ)の生ビール」なんてあたり、気になります。とにかく、他では読めないものばかりを真空パック。お買い上げの上、開封してみてください。

販売価格は1980円(税込)。通信販売をご希望の方は公式販売サイトをご利用ください(11/20追記:公式販売サイトでは売り切れとのこと)。

***

DAWN N°1
1500部限定
64項
¥1,800(税抜)
DAWNロゴホログラムステッカー付き
(Designed by Toya Horiuchi)
真空パック仕上げ

CONTENTS are...
・舐達麻
ROOTS MY ROOTS
BEATS & RHYME―SAC,DJ BUN,GREEN ASSASSIN DOLLAR and BADSAIKUSH
・JNKMN
・SANTAWORLDVIEW & YamieZimmer
・LES DROGUES
・スポーツガーデンひ
・DEV LARGEのレコードを買い戻した男
・Ohiana
・CUCTUS & SUCCULENT PLANT
・カレーとサンプリングスポーツの考察
・PAY ME presents “Beyond the old memories”
・「希望(ホープ)」の生ビール
・K/A/T/O MASSACRE
・GORO KOSAKA
・揺りカゴから墓場まで〜中年以降のHIP HOPを考える〜
・The Shaw Must Go On
・健康優良勤労青年
・葵産業
・Flower of Life
・Angel I saw "shout out for Tohji"

https://dawntokyo.buyshop.jp/items/24378142

2019/11/14

11/3 PEOPLE’S PARK















写真:西恵里

「PEOPLE’S PARK −Song Of The N.E.A.R release party−」
日時 2019年11月3日(日) 17時開始 
料金    2500円(一般)/1500円(学生) ※共に1ドリンク込み、入退場可能
出演    ロボ宙,SPRA,やけのはら,MADARAH,SONIC,Mamiya(Tokyo Sabroso),2YAMADA3TARO
             tactsato,Doron,SKA TOWN BOYZ...&more!
会場 Club OctBaSS(茨城県つくば市天久保1−5−4 1F)

『peek−a−book』


高橋香緒里『peek−a−book』が届きました。
2015年発表の『knock! knock!(邦題:くまさんどこかな?)』と同じくインドの出版社「タラブックス」からの刊行です。小さめの判型で4冊セット、パカパカと開いて楽しむ構造。遊びがいのある絵本です。英語版ですが、言語にかかわらずお楽しみ頂けます。

販売価格は1980円(税込)。年明けから本作の原画展も予定しているとのこと。

2019/11/13

『SASKAMODIE』10th anniversary edition


MOCKY『SASKAMODIE』が届きました。
MOCKYの代表作にして名盤、2009年発表作『SASKAMODIE』のアナログ盤。リマスターされた音源を180gの重量盤に刻みこみ、「birds of a feather」の7インチ・シングルまで付けてしまった限定盤です。スペシャルな一枚、お早めにお求めください。

販売価格は3300円(税込)。通信販売も可能です。お気軽にお問い合わせください。

17、18、19日は三連休。


次の日曜日、17日からPEOPLE BOOKSTOREは三連休。
週明け20日(水)の15時から通常営業にもどります。矢吹純個展「HICK」の会期初日ですが、営業しながらの搬入になるので正式なスタートは21日(木)からだと思って頂ければ、助かります。

今週も古本はもちろん、新刊では安田謙一『書をステディー 町へレディゴー』やストリートカルチャー誌『DAWN』(14日店着予定)、音源ではMOCKYの名盤『SASKAMODIE』など入荷しています。お急ぎの方は土曜日、16日までにご来店ください。尚、KODAMA AND THE DUB STATION BANDのアルバム『かすかな きぼう』は20日(水)から販売します。

では、ご来店をお待ちしております!

ここ最近の入荷から、いくつか。


※※※本を買い取ります!※※※
PEOPLE BOOKSTOREでは本の買取を行っています。ご不要になった本、大切だけれど置き場所がない・・・という蔵書がありましたら、お気軽にお声かけください。お問い合わせはメールでもご来店時でも構いません。お持ち頂いた本は出来るかぎり早く査定します。

2019/11/12

『書をステディー 町へレディゴー』


意味はないけど滋味はある、笑えて学べて役立たない、「ロック漫筆」の集大成。安田謙一・辻井タカヒロの名バッテリーが、雑多な話題を広めのストライクゾーンへとお届けする、「白い名著」ここに誕生。

安田謙一・辻井タカヒロ『書をステディー 町へレディゴー』が届きました。
ロック漫筆家・安田謙一と、漫画家・辻井タカヒロによる新著。2010〜2019年の間に雑誌『CDジャーナル』に掲載された同名の連載と同じコンビによる「ロックンロールストーブリーグ」からの流れを汲む内容とのこと。と、「まえがき」がわりに冒頭に置かれた「お気づきになっただろうか」に書いてありました。とにかく、自分はこれからゆっくり読みます。読み終えないよう気をつけながら、読んでいきます。

販売価格は1760円(税込)。京都の書店〈誠光社〉からの刊行です。

「アナキズム カレンダー」2020年版



If I can’t dance,I don’t want to be part of your revolution.
もし、ダンスができないのであれば、私はその革命に加わりたくない。
−エマ・ゴールドマン

アナキズム カレンダー、2020年版が届きました。
テーマを「エマ・ゴールドマン 1869−1940」とし、アナキストとして生涯を貫いたエマ・ゴールドマンにまつわる図版、テキストで構成されています。「C.I.P BOOKS」の西山敦子、山口守によるコラムも収め、読めて使える見事な仕上がり。成田圭祐によるデザインもクールのひと言。

販売価格は1200円(税込)。さらなる詳細は「アナキズム文献センター」のHPでご確認ください。

『アナキズム文献センター通信』50号


自分以外の他者に関心を持つこと、知りたいと思うこと、そして自分に何ができるか考えること。自立と連帯を今、そのような観点から考えなおしてみたいと思っています。

『アナキズム文献センター通信』50号が届きました。
静岡県富士宮市にある「アナキズム文献センター」が隔月で発行している機関誌。その一面に掲載されている、11月30日に開かれる「今、自立と連帯を考える」シンポジウムに向けての呼びかけが本当に素晴らしい(呼びかけ人は高橋幸彦氏)。店頭で配布していますので、是非読んでほしいです。

2019/11/10

『Subsequence』vol.2


『Subsequence』のタグラインは「Arts & Crafts for the Age of Eclectic」。意味は「"折衷"時代のアーツ&クラフツ」です。世代/性別/人種/国籍その他にとらわれることなく、世界中の工芸と文化にまつわるトピックを幅広く取り上げ、また編集制作にも国内外の方々にスタッフとして参加していただく実験的なプロジェクトです。創造的な人生、文化的な暮らしに興味を持つすべての方々に向けてお届けします。
http://subsequence.tv/

『Subsequence』vol.2が届きました。
ファッションブランド「visvim」を展開するキュビズムが手がける雑誌、第二号です。編集長は井出幸亮氏。164ページ、オールカラー。260mm×372mmと大判なので存在感があります。

販売価格は4180円(税込)。通信販売も可能ですが、少しお時間を頂きます。

「POST NO BILLS POP UP」


東京を中心に活動するポスターアーティストPOST NO BILLSのポップアップが、11月8日より青山のカルチャースペース「MAT」にて開催される。アーティスト初となる今回のポップアップでは、メインビジュアルが落とし込まれたアパレル類や雑貨のほか、モンスターアーティストTOMASONとのコラボレーションアイテムがラインナップされる。

POST NO BILLS「POP UP 2019」
会期 2019年11月8日(金)−11月17日(日)  
会場 MAT (東京都渋谷区神宮前5-49-5 RハウスB1F)

「渋さ知らズオーケストラ30周年 天幕舞台つくば公演」


「渋さ知らズオーケストラ 30周年 天幕舞台つくば公演」
日時 2019年11月23日(土) 13時開場
料金    4500円(前売)/3500円(つくばチケット販売中!)/1000円(学生前売)
出演    渋さ知らズオーケストラ&more!
会場 研究学園駅前公園(茨城県つくば市学園南2−1)

2019/11/09

「029TRIBE vol.2」


「029TRIBE  vol.2」
日時 2019年11月30日(土) 22時開演
料金    無料
出演    TOKYOFRAZKY,ATEBOI,DEMI,Tappy, 春々,Mulberry&more!
会場 Bar Grave(茨城県つくば市天久保1−7−15)

Today’s YouTube #313


2019/11/08

矢吹純個展「HICK」


HICKは田舎者という意味です。
アメリカの田舎者を描きました。
病人ではありません、ひっくしょん。

矢吹純個展「HICK」
会期 2019年11月20日(水)−12月22日(日)  
会場 PEOPLE BOOKSTORE (茨城県つくば市天久保3-21-3星谷ビル1-E)

『かすかな きぼう』を販売します!

©︎KODAMA AND THE DUB STATION BAND 2019

こぼれ落ちるメランコリー。透徹したストイシズム。それでいて歓びに満ちあふれた、世界中のどこにも存在しない無二のサウンド……。バンドとしてはもちろん、こだまのキャリアにおいてもきわめて重要な作品となるであろうマスターピースが誕生した。どうか心して、だがしかし、肩の力を抜いて楽しんでほしい。

KODAMA AND THE DUB STATION BAND、初のオリジナル・フルアルバム『かすかな きぼう』は11月20日(水)発売。この音源を当店でも販売できることになりました。ご予約も受け付けますので、お気軽にお問い合わせください。

DUB STATION BAND、次回のライブは12月20日(金)に吉祥寺〈STAR PINE’S CAFE〉で開催とのこと。

『つくづく』


自由研究者の実験誌『つくづく』が届きました。
覆面アートユニット「マスカラ・コントラ・マスカラ」の絵がどーんと表紙にきていて、妙にカラフル。下の方には「オール自前! 岩井ジョニ男のスーツ七変化」なんて見出しがあったりと「見るからにB級だろ!」なんて風体ですが、これが驚きの完成度。並ぶ記事、どれも粒が立っていて面白い。あいだに置いた掌編小説も読ませるし、編集人の金井氏が参加する雑談でのやり取りはゆるくも鋭い。巻頭グラビア、インタビューの流れもお見事です。

販売価格は1980円(税込)。創刊まもなく休刊宣言、なのですが、続けてほしい!

2019/11/07

『Song of the N.E.A.R』


SPRA『Song of the N.E.A.R』が届きました。
先週末のリリースパーティーで披露した初々しいラップ、機械操作が印象に残っておりますが、それはそれ(実に、良いライブだったのです)。録音されたエスプラ君のラップ、気持ちのよいトラックに身を委ねて頂ければ、きっと楽しんでもらえます。歌詞カードが入っているのも嬉しいところ。

販売価格は2000円(税込)。オマケ音源「sampling of the near」も限定数ですが、付けてます。

2019/11/06

「泰尊『SHORT HOPE』release party」


「泰尊『SHORT HOPE』release party」
日時 2019年12月4日(水) 18時半開演
料金    2500円
出演    泰尊,なのるなもない,toto,madarah,natunatuna,DJ champon &more!
会場 Club OctBaSS(茨城県つくば市天久保1−5−4 1F)

「北里彰久と大野悠紀」


「北里彰久と大野悠紀」
日時 2019年11月10日(日)18時開演
料金 2500円(1ドリンク込み)
出演    北里彰久(Alfred Beach Sandal)、大野悠紀
会場 Kitchen Soya(茨城県つくば市東光台3−14−6)

2019/11/03

「 PEOPLE’S PARK」−終了しました!−

Artwork:河合浩

" Song of the N.E.A.R Release party! "

「ご近所、天久保文化祭。パーッとやります。」

日時:
11月3日(日)
17時開場/開演

会場:
Club OctBaSS 茨城県つくば市天久保1-5-4くいだおれ2号館1Fhttps://www.octbass.info/

料金:
2500円(一般)/1500円(学生)
※共に1ドリンク込み 入退場可能

出演:
SPRA
MADARAH(beat live)

SONIC,Mamiya(Tokyo Sabroso)
Taro−Nsmr,Fuku−Chang,Yamada(2YAMADA3TARO)
Skatown,Doron,tactsato,audiot909,Appie,U−TO,mulberry,haluhalu,TIMI(KRAIT)

飲食出店:
煮込み屋N.E.A.R(Kitchen&Dinner DJANGO × つくば食堂花)

主催:
Club OctBaSS × PEOPLE BOOKSTORE

***


ロボ宙
大阪で同時多発的に起こった様々なカルチャーに影響を受けて脱線3で活動開始。多くの hiphopの 初期 old school アーティストらと共演。beastie boys の G-son studio での録音を含む3枚のアルバムを発表。スチャダラパー3本目のmicとして、全国津々浦々 ライブ活動中。ソロとしては 2002年にアルバム「銀河飯店」を発表。2017年、15年ぶりのソロアルバム『scrappin』発表。
サンプラー1台でのソロのlive から色々な音楽家達との即興/客演セッションまで。rapは勿論、朗読や言葉、声を使った表現スタイルで、フットワーク軽く色々なフィールドで活動中。