2026/04/18

4/18 店日誌

4月18日、土曜日。明日にせまった「インディペンデント、レゲエ、オーバーヒート ~石井“EC”志津男に聞く」に備えて、『ロッカーズ』サントラ盤に針をおろす。インナー・サークル、メイトーンズ、ジュニア・マーヴィン、ヘプトーンズ、ピーター・トッシュ、ジェイコブ・ミラー、ジュニア・バイルズ、バニー・ウェイラー、グレゴリー・アイザックスまでは想定内。やっぱりいいなーと鼻歌交じりに聴いてて、アレッ! 耳慣れない曲が鳴ってる。ホーン隊主体のインスト曲、超カッコいいじゃん。裏ジャケを確認すると、Rockers All Stars「Man In The Streeet」の記載を発見! なるほど、そういうことか!

モッドでサバービアなジャマイカ音楽の聞き手にとっては、ホースマウスがバイク屋に向かう所で流れる、ドン・ドラムンドのスカ・クラシック、「マン・イン・ザ・ストリート」のロッカーズ・オールスターズ・ヴァージョンが何故ここに収録されていないのか、きっと訝ることだろうし(アナログLPのアメリカ盤にのみ収録されていたらしい)…(山名昇)

日本盤サントラCD(1993年)のライナーノーツによれば、これはアメリカ盤。確かにこの曲があるかないかで、全体のトーンが変わってくる。ルーツ・レゲエを主にした構成にヴィンテージ・スカの要素が混入して、ジャマイカ音楽の歴史がより強く、太く、表現される。

*
古本の買取はもちろん、個人のつくる自主製作冊子も色々と届いている。店にきて写真集を売り込んでくれた竹石丈くんの『ガールイズスマイリングバック』は、2025年のタイ〜ラオス、ベトナムの旅の模様を収めた写真集。初回30部限定とのこと。

今日は通常営業! 明日はイベント開催のため、16時までの短縮営業です。

2026/04/17

4/17 店日誌


これはピュアなロック・ステディ。/20歳前でこのコク、色気、品よく燻された渋みの漢臭。完全なる、愛すべきデルロイ・ウィルスン。「Rain from the Sky」「Don’t Know」など神曲多々。(鈴木考弥)

4月17日、金曜日。朝いちばんで針をおろしたのは、デルロイ・ウィルソン『グッド・オール・オーバー』。晴れた日にぴったりのテンポ、メロディ、ジャケット……ってか、この写真どうなってるのかな。見せられないのがもどかしいけど、女性の上にデルロイ・ウィルソンが立っているように見えるけど、肝心の部分が見えないから踏み台か何かの上にいて、女性はずっと前に寝そべってて、遠近法でこう見えてるのかな。爽やかで、奇妙。これもロックステディの醍醐味のひとつ。

A面では、なるほど「Rain from the Sky」がめちゃ良し。B面は冒頭「Once Upon a Time」「Don’t Know」「Feel Good Over」「I’m not a King」「How Can I Love Someone」の流れがすごーく好きだ(ほとんど全曲!)。手元のレコードを味わいつつ、鈴木考弥『レゲエ・デフェニティヴ』などの参考書をひもとくと実感がふかまる。

いよいよ明後日、19日(日)開催! 「インディペンデント、レゲエ、オーバーヒート ~石井“EC”志津男に聞く」はレゲエに詳しくなくても楽しめるし、ビールなど飲みながら聞いてもらうのも大歓迎。気が向いたらふらっと遊びにきてほしい。

では、今日も開店! 新着入荷がたくさんあるので、ぜひご来店を〜!

2026/04/16

4/16 店日誌


4月16日、木曜日。今にも雨が降り出しそうな平日、定休日明けの水曜は当然ながら暇である。いくつかの入金、買出しを済ませてから開店、昼食まで、ほとんど誰とも話さず時間が過ぎていく。ラジオでは何がニュースになってたかな……中東情勢、改憲発議か? 油断してると初見のお客さんが入店。わりと時間をかけて棚を見たのち100円の文庫を2冊買っていく。ありがとうございます、お気をつけて〜と送りだすと、ちょいと間が空いて、大きめの荷物がどどん! と運ばれる。京都の〈誠光社〉からってことは、アレだ。楽しみにしてたやつが届いたぞ。

気の合うメンバーを集め、演奏会場を探し、レコードをプレスしてフライヤーを印刷、それらを知り合いの店に委託し、流通させる。何をするにもプラットフォームに規定、搾取されてしまう昨今、ささやかな自己表現やスモール・コミュニティをフィジカルな次元へと取り戻せ!

Caffeine House『Noy’s Magical Sounds』は誠光社のホームページで連載されていたコミックなのだけど、これは印刷された方がずっといい! しかも、縦組のコデックス装だからページがばーんと開いて、スケールが伸び縮みする様がよく伝わる。話自体はシンプルなのだけど、細部へのこだわりが強い上、説明も丁寧だから読み応えがある。

唐突にはじまるリソグラフ印刷の解説、レコードプレスやイベントをオーガナイズする上でのアドバイスが書いてあって、インディーで何かをはじめるためのガイドにもなっている。読んでてウズウズするのはオレだけじゃないはず。どんどん刺激されてほしい。

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いよいよ今週末、19日(日)開催のトークイベント「インディペンデント、レゲエ、オーバーヒート ~石井“EC”志津男に聞く」は引き続きご予約受付中! 当日ふらりと来ても入場できるので、気になればぜひお出かけを!

今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目ください。

2026/04/15

4/15 店日誌


交通運賃は一方的に値上げされる。人件費の増大を理由に、あらゆる交通機関が何年かに一度必ず値上げする。値下げした、という話は聞いたことがない。/しかし、歩くことだけは、値上げされない。「歩くこと」、それは現代に残された唯一の自由で気ままな移動手段なのである。(真鍋博)

4月15日、水曜日。真鍋博『歩行文明』を友人が貸してくれたのは何年か前。歩くのが好きならたぶん気に入りますよーって感じで持ってきてくれたのだけど、全く読まず(アア、失礼!)。その後に古書店で買ったまま、放っておいたのを読み出すと、こりゃあ確かに面白い。書き出しの「チャンバラ映画や歌舞伎を見たり、講談をきいたりすると、その舞台のほとんどが屋外である」ってのにビビッときたのは『七人の侍』を観たからだ。

侍、町民、商人などなどが行き交う往来には出来事が溢れていて、無数の人生が散らばっている。人と人とがすれ違うことで喧嘩になったり、笑い合ったり、絶望が深まったりもする。街の往来には予測のつかない偶発性があり、物語を生み出すには絶好の場なのだな。

こう書いたのは、去年の11月15日。このときの感慨と「歩くから、人や季節や出来事と出会い、思考が触発された。それを歌に詠み、俳句にひねり、絵にし、詩に書き、紀行文にまとめたのである」という真鍋説はほぼ完璧に響きあっている。「健康的だという頭の理解ではなく、歩きたいから歩くのである」ってのもまったく同意。その通りなのである。

そりゃ車は便利だし、電車やバスがなかったら好きな店にも行けやしない。でも、移動範囲を徒歩中心にしてみると、それはそれで豊かでもある。公園や公衆便所のありがたさ、ふいに出会う巨木や神社のすごみ、あれこれ感じ考えながら歩くのって創造的。歩を進めるうち、頭の中が整理されていく。

そういや先週、開店13年を迎えました。引き続きよろしくお願いします。

2026/04/14

4/14 雑記

午前中、自宅に買取の本が6箱届く。店内が容量オーバーゆえの対応だったのだが、これが正解。仕分けがスムーズに進む。全体の査定まではいかずともスペースに余裕のある状況で全体の質、量を目視できるだけで気持ちは楽だ(馴染みのマスダさんからの依頼だったし不安はなかったわけだけど)。

荒川沖で用事を済ませたあと、〈きらく〉で昼食。テレビでメッツ×ドジャースの模様が静かに流れるなか、小生ビールを一杯。ああ、嬉しいなあ……と感慨にひたった後で出てきたキムチチャーハンの色、量におののく。添えられた漬物、スープまで完食する頃には腹はパンパン。大満足だけど、これじゃ今日はなにも食えないぞ。

帰宅後は、散歩特集の『ユリイカ』2024年6月号を拾い読みしつつ、ちょびっと午睡。

2026/04/13

4/13 店日誌






いいんです、これで。地元の人たちが集まって、日々の楽しみを積極的に見出して全然無理していない感じはとてもいい。内容がどうとか仕切りがどうとかもどうでもいい。だって一番大事なのはここで生きていくということだから。(田口史人)

4月13日、月曜日。滋賀県彦根市〈山の湯/円盤〉の制作物がまとまって到着。2026年2月の冬季休業中の行商旅行記『山の湯の冬休み』、おなじみ円盤のレコブック内のハードコア・シリーズ『黒ダイヤ別人帳』(テイチク篇)に加えて、当店の定番にしてロング・セラー! 『あんころごはん』『ECDPOPO』も補充しました。上記した一節は田口さんが行商先の鹿児島で得た感慨。いいなあ、うらやましいなあ、と思うのと同時に自分にできるのは店を開けることだけだなあと再確認。

円盤関連の商品が届くとすぐ頭に浮かぶのはTさんの顔。インスタグラム、ツイッター両方にポストすれば届くかな……と案じながら入荷案内をしてみると、閉店間際に来てくれた! すごく嬉しい! ツイッターを見てくれたらしい。ああ、良かった。

これらとほぼ同時に届いたのが、熊本の文芸誌『アルテリ』二十一号。創刊から10年が経って、不定期刊で再出発。派手じゃなくても、太くどっしりした言葉がある。寄稿者は高橋源一郎、石牟礼道子、池澤夏樹、伊藤比呂美、渡辺京二、磯あけみ、谷口絹枝、坂口恭平、浪床敬子、小野由起子、田尻久子など。

今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

2026/04/12

4/12 店日誌

僕がイメージするロックステディは1967年のレコードだけ。68年はアーリー・レゲエの要素が強くて、66年はスカの要素が強い。67年でもスカっぽさは残っているけど、ギターとユニゾンでシンコペーションするベースとか、マラカスみたいなパーカッションが入っていたりすると、僕はロックステディを感じます。(森俊也)*

4月12日、日曜日。晩春から初夏みたいな爽やかな空気、こんなときにはロックステディ。ゆらゆらしたリズム、朗々としたヴォーカル、ピロピロとなる鍵盤の音なんかに身を任せて揺れていたい。可能ならばレコードで。でも、CDやカセットテープ、サブスク音源でもじゅうぶんに嬉しい。甘いだけじゃなくコシのあるビートがたまに混ざると、なおさら良い。午前中、家で聴いていたのは『CATCH THIS BEAT The Rocksteady Years 66/68』と題されたコンピレーション。

勉強ってわけじゃないけど、スカ/ロックステディ/レゲエ関連の音源を見つけたら、片っ端から聴いている。すぐに馴染むものがあれば、そうもいかないものもあるのだけど、どんどん耳に入れていく。上記した森さんのように明確な定義ができるときがくるのかどうか……。

たくさんの音楽に関する原稿が世の中にあった。活字となって紙に刷られているだけで、そこにある文字の多くはいろいろなビートを叩き出していた。(…)そのなかでも特にソリッドで柔軟でバックビートがかっこよかったのが山名昇だ。(湯浅学)**

些細なことでモヤモヤしたり、ウラウラと気分が落ち着かないときは湯浅学さんの言葉に触れたくなる。(…)としたところに大事なことが書いてある。「音楽が好き、というその“好き”と文字の関係が現在とは雲泥の差だったことに留意してほしい」から「そのなかでも〜」と続くところに意味がある。自分もそれを思考し、言語化しなくちゃダメなんだよな。

ではでは、今日も開店。些細なことでも、お問い合わせはお気軽に。

*『The ROCKSTEADY BOOK』p.117  **『音盤時代の音楽の本の本』p.303

2026/04/11

4/11 店日誌

幼年期に愛聴していたのはライオネル・ハンプトンの「スター・ダスト」。有名な47年8月4日パサデナでの実況録音で、テイチクのドーナツ盤。今も持っている。ハンプトンのソロの叩き出しを「キョン、キョン、キョン」と覚えて、リクエストしてたらしい。(山名昇)

4月11日、土曜日。山名昇『寝ぼけ眼のアルファルファ』のあとがきを読んでいて、オヤッとなる。だとすると、2022年11月に開催したトークイベントで山名さんがかけたのは、そのドーナツ盤だったのか。さりげなく流された曲に驚いて、こりゃ誰ですか? と聞いたら、「ライオネル・ハンプトン。珍しいもんじゃないですよ」と教えてくれた(実際、すぐあとに近所のブックオフで格安で見つけた)。にしても、いい音だったんだよなァ〜。隣の店長とはあの盤のことでよく盛り上がる。

私のような戦争育ちの者は、権威がくるくると変り、飾られた物が画餅に帰するところをちょこちょこ見ているので、財産も肩書も風采も、不変のものには思えない。(色川武大)

どうも乗れない、気の合わない本のあとで手にした、色川武大『街は気まぐれ ヘソまがり』がめちゃくちゃ面白くて一気読み。戦後の民主主義社会を疑ってるとは書かないけど、上から与えられた規範、共有されているはずの常識に則らないから、小気味いい。頑固、意固地とは感じさせないところがとても素敵だ。

*
今週末は晴れて、気温が上がるらしい。はっきりしない天気が続いたから、みんなどっかに出かけちゃうかな。まあ、こちらはいつも通りに開けるだけ。新刊入荷、古本買取もありそうな気がするけど、どうなるだろう。

それでは開店! 在庫確認など、お問い合わせはお気軽に〜!

2026/04/10

4/10 店日誌


本当に何かが変わる、という時がある。/そのときは、物事が一気に、根こそぎ進行するものだ。/それも、蟻の穴から堤防が決壊するように、楊枝の先で突いたようなちょっとしたことがきっかけで盤石と見えていたものが瞬時に崩壊する。(佐藤允彦)

4月10日、金曜日。うーん、面白い! 今日も佐藤允彦『すっかり丸くおなりになって…』の引用ではじめてしまったのだが、さらに続ける。「あとからみると、それはすでに盤石ではなく、遅かれ早かれ崩壊すべきものだったとわかるが、進行中はなにも見えないから人は驚く」って、こりゃ今の世相にまんま当てはまっちゃうじゃんか……と、感じてゾクリ。大袈裟に「預言」なんて言うつもりはないけど、佐藤さんの眼の動き、耳の使い方に注目すべき点があるのは間違いない。

*
ZINEをつくったから置いてほしい。ポスターを貼ってくれないか。そんなメールが、めちゃくちゃ多い。けっこうな割合でトンチンカンな依頼も混ざってて、断りの旨を伝えるだけで疲れてしまう。「〜に紹介されまして」って、重要な「〜」が誰だか分からなかったり。どうすりゃいいのよ。泣。

こうやって書くと誤解されるのだけど、共感できる趣旨の催し、小出版物はよろこんで引き受ける。近隣の催事の告知物も断らずに預かっている(例外あり)。直に持ってきてくれるなら、できるだけ話を聞くようにしたいのだ。

ではでは、今日も開店。オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ。

2026/04/09

4/9 店日誌


異なる意見に出会ったときに、自分の心理を制御して相手の言い分にも耳を傾ける「技術」は、家族以外の大人から叱られた子供時代の経験を土台にして出来上がるものだろう。その点で、昨今の若者(私ももはやこんな言葉を書くような年になったか)はある種の社会性欠落症だと言える。(佐藤允彦)

4月9日、木曜日。常連さんが貸してくれた、佐藤允彦『すっかり丸くおなりになって…』をなんとなく読み出して、膝を打つ。そうだよな、そうなんだよな〜、家族以外の大人に叱られる経験って大事なんだよな。それはなにも「子供時代」に限らない話で、20代いっぱいまで通用すると思うんだ。じっさい自分も20〜30代で他者にビシッと怒られたり、注意されたことはよく覚えてるし、同じことを繰り返さないように今も意識している。それらしく言い返すよりも、まずは受け止める。時間をかけて理解すればいい。

僕はムーヴィンにやって来たいろんな他者と関わることで大きな流れに飲み込まれ、まったく抗う術なく、ドンドン思わぬ方向へ押し流されていった。多くの雑多な人間との間の関係性の中で、僕の甘ちゃん精神は鍛えられることになった。(和田博巳)

今週あたまに訪れた西荻窪の〈音羽館〉で買ったのは、和田博巳『楽しい音の鳴るほうへ はちみつぱい●和田博巳の青春放浪記 1967-1975』。とっても軽やかで、エネルギーに溢れていて、流されるように一気に読んだ。和田さんが高円寺でロック喫茶〈ムーヴィン〉をはじめるのは21歳のときなんだからビックリする。はちみつぱいにベーシストとして本格加入するまでの3年足らずとはいえ、ムーヴィンの店主経験がかなりの濃いものだったことがよくわかった。

詩というのはどんなマス状況になっても一人一人に向かう。詩は一種の直撃力ですから、受け取る人がいるか、いないかということです。詩というものはわずかな人に向けるメッセージであるわけです。同時に、やはり一般大衆、マスに向けられている。そういう矛盾した二面性をもっているのが詩です。(北村太郎)

数年ぶりで再読したのは、北村太郎『センチメンタルジャーニー ある詩人の生涯』。この本は第二部の語りおろしが面白かった。矛盾、苦渋を語りながら、不思議と重たくないのは、北村太郎の人柄ゆえか。「犬の日々」が聞きたくなった。

今日も本を読みつつやってます。お暇があればお出かけください。

2026/04/08

4/8 店日誌


4月8日、水曜日。パラゴンズからジャッキー・オペル、タン・タンの『THEME FROM A SUMMER PLACE』へと流れる贅沢なレコード・リレー。タン・タンのシングルはラフトレードから出てんのか! レーベル面もシャレてんな〜と感じつつ、針をおろすと極楽だ。今朝のかわいた空気にぴったりの爽やかさ(メモ:スクリューってわけじゃないのだが、A面は33回転でもじゅうぶんに聴けた。ちょっと奇妙なインスト・レゲエって感じ)。

話題にしたばかりのバニー・ウェイラー『BLACKHEART MAN』を数種(サブスク版も交えて)、聴き比べられるようになって驚く。音のバランスがかなり異なるのだ。例えば、最終曲の「ディス・トレイン」。リマスター後と思われる近年盤は途中で入るギターが艶やか、音が立っているのだけど、1976年盤だとだいぶ奥に引っ込んでて、全体に平らになっている。その分、バニーの歌が自然になじむような印象あり。

詳しいことは書かないが、この数年、意識的に続けているジャマイカ音楽探求に大きな変化あり。テメーこれから頑張れよ! って感じの手荒くもやさしいお祝いだと思ってこの状況を受け入れる。センス不足を嘆いていても意味がない。小さなことでも意識的にここに綴っていく。

では、2日ぶりに開店! 今週もよろしくお願いします!

2026/04/07

4/6~7 雑記

カリーキッチン・エチオピア〜穂高〜ディスクユニオン〜JUHA〜音羽館〜ディスクユニオン〜ココナッツディスク〜闇太郎〜福郎〜中華街。お茶の水から西荻窪へ、吉祥寺の底力に触れた気がした(4/6)。朝は荻窪。久我山の寺町から和楽で昼食、武蔵野グリーンタウン。17時過ぎのバスに乗って吉祥寺、中央~総武線で秋葉原、TXつくば駅着は20時過ぎ。快速に乗らず、普通で帰ればさほど混んでない(4/7)。

2026/04/06

4/6・7 連休

今日、明日は連休です。

2026/04/05

4/5 店日誌


4月5日、日曜日。ご近所の古着屋〈may〉店主のホソヤさんに、原島"ど真ん中"宙芳『DOMANNAKA OIL MIX』を薦めるとすぐに買いにきてくれる。その足で開店、店内でもかけてくれていたようで、そう時間をおかずにメイの常連さんも同音源を目当てにご来店。いくつかの中古CD、古本といっしょに買っていく。うーん、これは嬉しい! いい流れ! レーベル広報誌を刷ってきたヒデさん、雑誌を売ってくれたオザワさん、イベント関連の話を持ってきたノグチさん、サクライさん&カキヌマちゃん。昨日はいいペースでお客さんが繋がった。

閉店間際にきた学生シーギは、〈つくば写真美術館〉の図録をみつけて即購入。決して安くはないのに嬉しいぞ! せっかくなのでビールで乾杯。そのうちツチダも混ざって小宴会。春の週末は慌ただしい。

*
「渋さ知らズオーケストラ」って名前をみると即効的に鼻白らむのは何故なのか。若かりし頃にフジロックでの演奏に衝撃を受けたのは間違い事実なのだが……。「本多工務店のテーマ」にともなう大団円前の怒涛のインプロ、フリー合戦をいまこそ味わってみたい気持ちもあるし、そんな軽いもんじゃないはずって思いもある。今こそ再検証が必要だ。

今日も通常営業! 明日、明後日(6日、7日)は連休です。

2026/04/04

4/4 店日誌

4月4日、土曜日。グレイトフル・デッドが身体に入ってきたのは20代後半、しばらく勤めていたCDショップを辞めて、野外フェス/パーティの制作を手伝っていたころ。なんの技術も知識もない自分に目をかけてくれたHさんがあちこちに連れていってくれる。「これる?」って声をかけられれば「いけます!」と応えて、山形、静岡、山梨、宮城、たまに東京にも行った。指定席は助手席(役割どおり!)でバカ話にゲラゲラ笑って、むせたりしながら、ジャムバンドの音楽を浴びていた。フィッシュが主でデッド、テデスキ・トラックスなんかも流れてた。

あれは山形蔵王での「龍岩祭」。超インディーズ・ステージのみちくさ堂でのサウンドチェック。3日間の会期中、朝いちばんでデッドやフィッシュが大爆音で流される。それが毎回、毎日、繰り返されるうち、あるときバチっとハマってしまった。ああ〜気持ちいいなあ……一瞬、我を忘れて、こりゃ特別だと理解した。

あと、2009年のメタモルフォーゼ。ど深夜から朝方にかけてのロータスのライブもめちゃくちゃ印象に残ってる。彼らのエレクトロ・ジャムを浴びながら、朝陽が昇ってきたときに、これか! こういうことか! 無条件に納得。伊豆のサイクルスポーツセンター、いい会場だったなァ。

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神戸拠点の出版社〈和久田書房〉の第2作、慈憲一『レジスタンスのまちづくり』が新着入荷。「嫌いな言葉は“まちづくり”」ってところにめちゃ共感する。人も街も、上から誰かが操れるもんじゃない。どこそこを盛り上げたい! とか言うやつ、すぐにあきらめちゃうのは何でだろう。短くても10年は関わらないとダメだと思うのだが。

今日は悪天候予報なので、18時までの短縮営業。6日(月)・7日(火)は連休です。

2026/04/03

4/3 店日誌

マレーシアに生まれ、大阪を拠点に日本、中国、香港、バルカン半島などで映画を製作し、“シネマ・ドリフター”を自称する映画監督リム・カーワイ(林家威)。50ページを超えるリム監督のロングインタビューと、豪華執筆陣による批評・エッセイからその作品世界に迫る大特集。

4月3日、金曜日。爆音上映と映画配給にはじまり、書籍刊行や音源リリースも手がける〈boid〉が手かげる不定期刊雑誌『boid paper』vol.3の特集は「リム・カーワイ 今とここの間へ」。京都のリソスタジオ〈hand saw press Kyoto〉が印刷から製本までを手がけていて、判型は小さめながら文字はギッシリ、記事もヴァラエティ豊かで読み応えあり。リム・カーワイ? 誰ですか? って人でも楽しめるはず。

入荷以来、好評つづくvol.1の特集は「そこから先の湯浅湾」、vol.2は「空族の見た台湾」。必ずしも今っぽい人選ってわけじゃないのだけど、読み手を引き込むパワーがある。目配せ上手な雑誌ばかりで辟易している自分にとっては『boid paper』は頼もしい存在なのである。

分厚いし、高いねェ〜と驚かれつつ、いいペースで売れているのはジョン・ルーリー『骨の記憶』。上記した『boid paper』や『NEW FAST SPEED PUNK』とあわせて買ってくれる人がいるのは嬉しかった。この本は、早ければ週末中に補充予定。

では、今日も開店! 週明け6日(月)・7日(火)は連休です。

2026/04/02

4/2 店日誌

4月2日、木曜日。友人がいとなむ〈つるばみコーヒー〉の住所は「つくば市筑穂2-10-1ビーチストンハイツ101」、ざっくり分かりやすく伝えるならば、大穂のタイラヤのはす向かい。100円ショップセリアの並び。隣に植物店があって、すぐ近くには整体院やコインランドリー、床屋がある。駐車場は店裏に1台分。店内での飲食提供はしておらず、常時数種のコーヒー豆と抽出器具、ドリップパック、焼菓子、ジャズを主にした中古レコードを売っている。とてもわかりやすい店である。

つるばみコーヒーは、開店してからそろそろ1年が経つらしい。鹿児島の湯湯のときは「たかが1年、されど1年」と、したり顔でコメントしてたけど、つるばみには「ようやった!」と言いたくなる。言われる当人は喜ばないだろうけど、わきあがる気持ちを正直に表明すると、そうなる。

水曜定休は変わらないけど、今月から営業時間が11時〜19時となるらしい。店頭では開店1周年フェア? みたいなサービスもあるようなので、気になれば出かけてみてほしい。オンライン・ストアも稼働中。

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2025年にリリースされた、mmm『Burnt』がアナログ化。音の配置がすばらしくて、ギターの音と歌声がよく聴こえる。一部の曲順が変わったことで、全体の印象も変わっている。CDをお持ちの方、サブスクで聴いている方にもおすすめしたい。

今日も通常営業! 在庫確認、本の買取に関するお問い合わせはお気軽に!

2026/04/01

4/1 店日誌

繊細で引き締まっているのに、木漏れ日のような柔らかさと包容力。そこに叡智と教訓が詰まっている。ラスタ思想の入門にも最適だ。(鈴木考弥)

4月1日、水曜日。ああ、どうして。なぜなのか。ディスクユニオンで見つけたバーニー・ウェイラー『ブラック・ハート・マン』を買わずに済ませた理由が見出せない。とくだん高かったわけじゃないし、CDでも愛聴していたのに。知ってる。分かってる。余計な金は使わない。そんな自制が働いてしまったのか……何度目の後悔だろう。買わなかったレコードほど忘れられなくなる。リントン・クウェシ・ジョンソンのファーストもタイミングが合わないまま、いまだに見つけられていない。

今月の催事は19日(日)に、石井“EC”志津男さんを招いてのトーク・イベント「インディペンデント、レゲエ、オーバーヒート ~石井“EC”志津男に聞く」のみ。間違いなく貴重な話が聞けると思うので、少しでも気になればぜひ足を運んでほしい。

「NEW FAST SPEED PUNK 2026」は、現代の日本で速いパンクを追求し続けている6バンドの音源を集めた6way split。各バンドには「2分以内、曲数自由、とにかく速い音源」を送ってほしいと依頼しました。」(GEVABOW)

本日発売! ファスト・パンクのコンピレーション『NEW FAST SPEED PUNK』は予約多数で残り1枚。各地に取扱店舗があり、参加バンドのライブ会場でも買えるようなので、気になる方は調べてみては。かなり特異な7インチ・レコード。

では、今日も開店! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ〜!

2026/03/31

3/31 雑記


朝、窓を開けると曇り空。いまにも降り出しそうだけど、もうちょい大丈夫だろ〜っと桜を見るべく歩きだす。枝ぶり見事な古木はいまだ9分咲き。どっしりした余裕を感じさせるのは、何百年かの経験ゆえか。そのまま移動した市庁舎裏の公園は満開。若さのある色、勢いで花びらを散らせている。こんな風に桜を観察したこと、あったかな。家に帰り着くころにポツンときて、そのままザーッと本降りになる。風もつよい。

いくつか用事を済ませたのち、出先のスーパー付近で友人たちに立て続けに遭遇、びっくりした。

2026/03/30

3/30 店日誌


3月30日、月曜日。7時前に家を出て、桜を見にいく。市役所分館裏手の公園は8~9分咲きという感じ。桜の木の下で朝マックのセットを食べたのち、ぐるっと遠回りをして大穂中近くの古木をチェック。見事な枝ぶり。ぐわーっと横に広がって、地面すれすれに花が咲いているものの、こちらは8分咲き。満開になった状態を見られるのは来年になるのかな。明日、明後日は雨予報だしなあ……と書いてはいるが、特段気落ちすることなく、ずんずん歩いて帰宅すると8時半過ぎ。朝の散歩は気持ちがいい。

*
PECKER +RYOJIRO FURUSAWA『INSTANT RASTA feat.MINAKO YOSHIDA』、Dave Grusin『DISCOVER AGAIN!』、TIMOTHY LEARY『You Can Be Anyone This Time Around』など、週末に買い取ったレコードに針をおろす。全部で7枚。これらは来週中には店に出すつもり。

重要なのは、注目すべき人がいると聞いたら、(…)お手軽に済ませようとしないことだ。実際に会ってみるまで噂を信じてはいけない。会いたいと思い続けることができて、あなたに準備ができれば、会えるときは会えるのだから。

北山耕平特集の『Spectator』37号を再読して、唸る。北山氏へのインタビュー、3部構成のテキストページはもちろん、巻末資料まで手抜きなし。パワーあふれる誌面に引き込まれて、時間を忘れたのは久しぶり。約4万字の「日本から一才の差別をなくす最後の方法」は今もって重要。ぜひ読んでほしい。

今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく。

2026/03/29

3/29 店日誌

3月29日、日曜日。ヨシゾエさん、イシワタさんが本とレコードを売ってくれて、支払った分から色々と買っていく。スペクテイターを納品にきたアオノさんとミヤカワさんが鉢合わせて、よもやま話に花が咲く。買って、売って、また買って。その間にはイシガミさんが、ジョン・ルーリー『骨の記憶』『Small Book Talk』を購入。入れ替わるようにきたナツナさんは、豆大福『かんぽの宿はどこですか?』を買いつつ、いろいろ話を聞かせてくれる。いいペースで人がつづくと店にいるのが楽である。

常連さん、知人以外にも来店あり。最近、この辺に越してきたのかなーって感じの人がいる。横浜だったり、富山、奈良からきた人もいたのは先週だったか。3~4人でこられても困る場合が多いのだけど、1人で静かに見にくる人も少なくない。しみじみ、ありがたいなーと思ってる。

何より、ありがたいのは本の買取。いろんな人が本を売ってくれるおかげで、店は成り立っている。ただ……1つだけお願い。スペースに限界があり、5箱以上の買取依頼は事前に連絡をしてほしい。日程を調整した上で受け入れられるよう準備するので。

では、今日も開店! のんびり、ゆっくり、やってます〜。

2026/03/28

3/28 店日誌


3月28日、土曜日。北山耕平さんが亡くなったことを知る。あれは何年前だっただろう。青山ブックセンターでのトークイベントでお目にかかってサインをもらった。すらすらとペンを走らせて、丸っこい字を書いてくれた。編集者としての若き日々をつづった『雲のごとくリアルに』刊行記念のイベントで、聞き手はスペクテイター編集長の青野さん。なんの話をしてたか全く覚えていないんだけど、なにかの拍子で最前列のまんなかに座った人が妙なテンションで北山さんに絡みはじめて、場が困惑した。

この人、なにかキメてる? ってな感じの雰囲気で話の骨を折ったのだったか、北山さんが一喝。厳しい言葉で注意したような記憶があるのだけど、どうだったかな……。どなたか、この日のことを覚えている方がいたら、正確なことを教えてほしい。

20代前半、北山さんのつくった本がなければ、息苦しいだけだった。1970年代の『宝島』は今も大事に取ってあるし、『自然のレッスン』や『クイックジャパン』での曽我部恵一さんとの対談も好きだった。鍵はきっと“声”にある───あの頃、北山耕平の声が耳に届いたから、今の自分がある。

*
宮野裕司、土生“TICO”剛、石井マサユキからなる豆大福のファーストアルバム『かんぽの宿はどこですか?』が到着。小さくてさりげないけど、ここには豊かな音がある。ぜひ、聴いてみてほしい。

今日も何かしらの入荷があるはず。ご都合があえば、ご来店ください。

2026/03/27

3/27 店日誌

3月27日、金曜日。甲子園の第4試合、松戸の高校がダメ押しホームランを打ったところでラジオをストップ。山積みになってるCDを気まぐれにかけていく。ウェイン・ショーター、ジョン・コルトレーン、アントニオ・カルロス・ジョビン。さすがに聴かせる。冷たい雨ならレゲエじゃなくてジャズ・フィーリング。暖かい日の昼間はロックステディ、日暮れどきに大きめの音でジャズ(ウエスト・コーストもしくはバップ)を流すと気持ちが抜ける。さあ、今日は何を聴こうかな。

……とか気楽に書いてるけど、この数日は鼻詰まりがヒドくて閉口してる。両孔が完全封鎖されると、もうダメだ。本にも集中できず、人の声も耳に入らず、どうにかして通気口をつくるべくジタバタする。わりかし夜の調子がいいのはなぜだろう。

80年代初頭のロンドンのパンク・シーン、精神病、夢、イングランドの暗い歴史、生と死、幻視などを荒々しく混交させながら、精神科医の日記調で語られる、唯一無二のサイキック・アナーコ・パンク・ホラー。

オンライン・ストア〈平凡〉に入荷多数。ジョン・ルーリー『骨の記憶』に加えて、アナーコ・パンクバンド「ルディメンタリ・ペニー」の首謀者であるニック・ブリンコ『原初の叫びを上げるもの』も到着。古本と音源にも動きがあるので、ご注目を。

今日も通常営業! 本の買取、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。

2026/03/26

3/26 店日誌


3月26日、木曜日。真冬が過ぎても、陽のささない本屋のなかはうすら寒い。手先はヒンヤリ。手袋をつけることもある。本のページがめくりづらいし、作業の邪魔にもなるからすぐに外すけど、ストーブを出しときゃよかったなあと後悔する。そこに雨が降ったらまったく南無三である(©︎JUHA COFFEE)。店前を車がビシャーッと水飛沫をあげて通りすぎるばかり。いったい何台だろうか? 日に100台だとすると多過ぎるのかな。歩く人はほとんどいなくなり、ブックストアは無風地帯。

昨日もまあ、そんな感じで開店から16時過ぎまでの入店は荷物を運んでくれた西濃運輸と郵便局の配達員さんのみ。あ〜あって感じで「ジャズ・トゥナイト」の再放送を聴きはじめたところで1人。すぐに友人Kくん夫妻が続いて3人、さらにもう1人の顔見知りがきて4人。届きたてのジョン・ルーリー『骨の記憶』とやや高めの思想書が売れた上、オンライン・ストアではレコードが2枚買われたらしい。いやはや、ありがたい限り。

常に絶対にフォルテで演奏しよう。同じフレーズは使わないこと。共演者の音を聴いて、それに合わせちゃ駄目だ。つまりコラボレーションは抜きで、自分の道だけを走れ。(高柳昌行)

ヒマにまかせて読みはじめた、副島輝人『日本フリージャズ史』に夢中になる。「つまり濁音の魅力ですよ。綺麗でクリーンな音もいいだろうけど、それは空の上に抜けていってしまって、それでお終い。濁音というのは、言葉にならない心の内とか、少し湿った大地に入り込んでくる感じの音でしょう」って中村達也の発言も好きだ。

では、今日も開店。オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく。

2026/03/25

3/25 店日誌


3月25日、水曜日。筑波大は卒業式、色鮮やかな袴姿があちこちで目に入る。アパートから学校まで歩いていたり、友達集まって写真を撮っていたり。親御さんと思わしき大人と一緒の人もいた。スーツ姿ではしゃぐのは体育系っぽい男たち。式が終わったら謝恩会? 飲み会? ってのがあるのかな。今日1日は先輩、後輩たちから祝福されて、存分に楽しむのだろう。無関係の大人としては、みんな立派ですごいなーと思うのみ。

さあ、3月も最終週。たくさんの本と一緒にご来店を待ってます。

2026/03/24

3/24 雑記


朝イチで予約した〈Bespoke〉で散髪。羽山さんとおしゃべりしたのちピープルに寄って、作業をしてると荷物が届く。まずは大きな箱。送り状をのぞくと東洋化成、なんだっけ……と考えてピンとくる。ASOUNDだ。すぐに開けて中身を確認。やっぱり新譜が入ってる。今作もすぐに売れていけばいいのだけど、どうなるだろう。もう一つは『DEBACLE PATH』の鈴木智士さんがつくった単行本。ニック・ブリンコ『原初の叫びを上げるもの』、こちらは27日(金)から売り始めるもの。

午後は久々に〈土浦古書倶楽部〉に足を運んで、アラン・シリトー/永川玲二(訳)『土曜の夜と日曜の朝』など数冊の古本を買ってきた。

2026/03/23

3/23 店日誌

3月23日、月曜日。天久保1丁目〈aNTENA〉でのペンペンドンピーのライブから今日でぴったり1年だ。懐かしい。新田が「2週間/nishukan」の準備を始めていて、急遽場所を変えるだの何だのってことでライブ翌日に何人かでアンダーバーに集まったのを思い出す。話したって意味のないことに時間を費やしたんだけど、振り返ってみると楽しかった気がしてくる……デカいホワイトボードが持ち込まれたのが、あの晩のハイライト。

そう、桜の季節といえば「2週間」なのである。松本哉さん、二木信さんを招いてのトークイベント、その後の亀城公園での打ち上げ。楽しかったなァ。桜祭り真っ只中の広場にちゃぶ台を持ち込んでの飲み会。ワイワイ、ガチャガチャ、誰がいて何を話してたかは覚えてないけど、やたらに賑やかだった。

この1年、いろんなことがあった。たくさんの人に会った。〈つるばみコーヒー〉が開店したのも、去年の今頃なんだなあ(「ひっそりと」なんて書いちゃって、スマン。祝1周年)。

遅くなりましたが、今日も開店。のんびりやってます。

2026/03/22

3/22 店日誌

3月22日、日曜日。祝、開店5周年! 代田橋の集合地〈バックパックブックス〉が主催するパーティ「DETOURS」は本日開催……ってか、すでに始まっている。書店での出会いをベースにしたトーク、出店、写真展、DJありの第1部。17時半からの第2部には、代田橋の象徴・ロボ宙さん! つくばの友人・エスプラ! 元気印のアユちゃん! 『inch magazine』の菅原さんなどなども出演とのこと。バックパックブックス店主のユウトもラップするとは思われるけど、それは出かけた人のお楽しみ。シークレットゲストが控えるアフターパーティもあるとか!?

とにかく、身体が自由で都合がつけば、ぜひ出かけてほしい。会場は下北沢〈LIVE HAUS〉。オレは店もあり行けないけど、つくばや周辺の友人たちも出かけるみたい。1人でいっても怖くない! なんなら、帰るまでには友達ができるでしょ!

*
先週からまた怒涛の買取ラッシュ! おかげさまで店内はパンク寸前、いつも以上に歩きづらくなってます。クリーニングのち値付け、品出しもなかなか追いつかない状況だけど、ひとまずは手を動かすのみ。

今日も通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく〜!

2026/03/21

3/21 店日誌


3月21日、土曜日。曜日感覚がおかしい。日曜みたいな体感があるんだけど、実際は土曜で身体の物差しがズレてしまってる。何曜、何日だろうか時間はいつも通りに過ぎていくし、やるべき仕事は変わらない。どーんとした前提は揺るがないものの、些細なとこで小さくグラつく。友人主催のイベントは今日だよね、ん、明日? 彼らがくるってのは明日だよね? え、それは今日か!? みたいなやり取りがすでにいくつかあった。祝日の空気感に、大きく作用され続けて10年以上、いまだに慣れないままである。

朝いちばんに針をおろしたのは『Dance crasher SKA to ROCKSTEADY』、1曲目のLord Crator「Big Bamboo」はコシのあるルーディ・カリプソ。そこからスカタライツ、メイテルズ、ドン・ドラムンド、ウェイラーズ、アルトン・エリスなどが続くゴキゲンな流れ。

*
つくば市東光台の〈キッチン ソイヤ〉は今日で開店20年。ってことは2006年オープンで、その後まもなく自分は足を運んだわけだ。あの頃は店のまわりには何にもなくて、草っ原にポツンとソイヤが立っていたんだよな〜。自転車を走らせては、あれこれ話して、いろんな人に遭遇した。すごく懐かしいけど、思い返すと胸がザワつく。みんな若かった。

TX開業以降のつくば市内、どんどん変わっていく。人が増えるのはいい面あり、わるい面もある。消失した風景は少なくない。あらたに見つけることもある。ものごとの移り変わりに愕然としそうになっても、ぐっとこらえて暮らしていくのだ。

今日も通常営業です。山ほどの買取が続いて、パンク寸前でございます。

2026/03/20

3/20 店日誌


3月20日、金曜日。朝、開店前に店にいって通販購入分を引き上げ、ゴミ出しなどの片付けついでの勢いでストーブをしまってしまう。寒くなることもあるだろうけど気合で乗りきる! 灯油も高いしなァ〜〜〜! とか思っていると、吾妻光良&The Swinging Boppers「しかしまあ何だなあ」が脳内再生される。世知辛い世を温める名曲……って言っても、2006年発表だよ。この20年なんにも変わってないどころか不安は増すばかり。イヤなニュースは絶えず、時間だけが流れていく。

後向きに考えだすと止まらない。こうなりゃ無理矢理に、いい加減でもいいから、のんきな時間をつくらないとやってられん。そうでなくちゃ、人にやさしくできるわけもない。もうちょい余裕を持って生きられたらいいんだけど。

*
mmmの声とギターの音は、ふーっと息を吹きかければ消えてしまいそう。目前で揺れる火を、立ち合ったみんなで見守るような演奏会。制限が多い分、集中できたしリラックスできた(こうして書くと、ツアーグッズとしてマッチとロウソクが売られていたのも納得)。

今日からの3連休、当店は通常営業。どうぞお手柔らかに〜。

2026/03/19

3/19 店日誌


1974年11月に開催した第1回ブルース・フェスティバルで、聴衆に最大の感銘を与えたのがスリーピー・ジョン・エステスだった。聴衆は大部分が20歳前後の若い人たちで、(…)そういった人たちも、70歳で盲目のエスティスの、予想を超えた力強い歌いぶりに驚嘆し、深い感銘をうけ、盛んな拍手を送っていた。(中村とうよう)

1974年11月25日、第1回ブルース・フェスティバル初日の幕があがり、スリーピー・ジョン・エスティスとハミー・ニクソンが目の前のステージに、本当にいた時、胸が震え出さんばかりの感慨に、拍手の渦の中、僕はなぜかある種の静かな気持ちになることができた。(山名昇)

3月19日、木曜日。オンライン・ストア〈平凡〉経由で、もしくは、直メールの通販で『寝ぼけ眼のアルファルファ』を購入した方々から丁寧な感想をいただくことが多い。住んでいるところ、年齢はばらばらだけど、音楽が好きで、それにまつわる文化を紐解くことにも興味がある。そんな人たち。ある人はデニス・ボーヴェルのDJがとても良かったと伝えてくれ、別の人は宇都宮のおすすめの店を教えてくれた。顔や声も知らない人となにか、大事なものを共有したような、そんな気持ちが芽生えてくる。

引用したのは、『スリーピー・ジョン・エスティス 1935-1937』のライナーノーツと『アルファルファ』所収の「ブルース・ライヴ! スリーピー・ジョン・エスティス」の書き出し部分。約50年前の歴史的場面に居合わせた2人の感慨が伝わってくる。

先々週末から品切れていた、山名昇『寝ぼけ眼のアルファルファ』が再入荷。それと同時に、駒沢敏器『語るに足る、ささやかな人生』も届いたのでご注目を(本書を読み解くZINE『Small Book Talk』も補充済み)。

今日は11時〜16時の短縮営業。明日からの3連休は通常営業です。

2026/03/18

3/18 雑記


予定ゼロの休業日。外出ついでの昼食(レストラン〈むらやま亭〉、なかなかのパンチあり)を経て、帰宅後すぐにコタツで寝てしまう。どっぷり沈み込むような感じで起きて、寝てを何度か繰り返すうち17時前に。今日の成果は何枚かのレコード洗浄、西村賢太『一私小説家の日乗(新起の章)』を読んだことのみ。

日が暮れる前にながめの散歩に出て、心身をリセット。休肝日。

2026/03/17

3/17・18 連休


今日、明日は連休です。

2026/03/16

3/16 店日誌

3月16日、月曜日。店に着いて、すぐに外に出る。近所のカワチ、カスミ、セリアを経由して筑波大学書籍部で新刊をチェック。お! ちくま文庫から佐田稲子『私の東京地図』が出てるじゃん。レーモン・オリヴェ(著)/ジャン・コクトー(絵)/辻邦夫(訳)『コクトーの食卓』ってのも面白そう。気になって、筑摩書房の新刊リストを確認してみると、橋本治『「わからない」という方法』も来月出るみたい。『だめ連の働かないでレボリューション!』も気になるなァ。

ぐるっと歩いて40分弱。後部にデカデカとした「ARB」ステッカーを貼っている車をみて、石橋凌のバンド? Tokyo Outsiders? とか考えつつ足を踏み出す。途中で昨夜着信のあった友人に折り返すと「あれ? 電話したかな?」ってところから面白い話に展開していく。誘ってくれた夏のイベント、参加するのが楽しみだ。

好評につき品切れている『Small Book Talk』は、たぶん今日再入荷。先週から多数の問い合わせをいただいている山名昇 音楽第1散文集『寝ぼけ眼のアルファルファ』は19日(木)には再販売できるはず。

今日も通常営業! 明日、明後日は連休ですので、ご注意ください。

2026/03/15

3/15 店日誌

『語るに足る、ささやかな人生』には、(…)小さな町の中で自分の手で生業や生活を作り、そこでの実感を大切にしながら生きている名もなき人たちが大勢出てくる。企業や開発といった大きな資本や物語に回収されず、(…)誇りを持って生きている彼らの姿には敬服するし勇気をもらえる。(宮里祐人)

3月15日、日曜日。つい先ごろ復刊された、駒沢敏器『語るに足る、ささやかな人生』(風鯨社)を読み解き、著者のたどった道のりを紐解いていく『Small Book Talk』が到着。この風変わりな形のZINEを編んだのは〈バックパックブックス〉店主の宮里祐人。店に集うお客さんや、駒沢敏器と関わりのあった作家、復刊を手がけた編集者へのインタヴューなどが収まっていて、すごーーーくいい仕上がり! すぐに買ってくれた友人と話しながら、ユウト、すげーな。やるよなーとか言いながら、こんなの作れてめちゃ羨ましい……筋違いの嫉妬めいた感情にとらわれてしまった。

*
同じタイミングで届いたのは、当店にもファンの多いカンパニー社の新刊、昼間賢『ポール・ブレイ 即興の時を求めて』。昨年末の野外展示が好評だった『河童解放区記録集 石塚隆則野外彫刻展覧會』は、〈千州額縁〉からの直納品。どちらもオンライン・ストア〈平凡〉でも販売しています。

ああ、どうして、お客さんは同時にくるのだろう。開店から数時間はだーれも来ないでどっちらけ。なのに、15時頃からは数人グループが入れ違いに入店、散らかる棚を整理もできず、立ち尽くすのみ。一所懸命に見てくれるのはいいのだが、長時間ガサゴソされると、どうにも疲れる。

今日明日は通常営業! 明後日、明々後日は連休ですので、ご注意を〜!

2026/03/14

3/14 店日誌


カントリー・ジョーが、たった一人で40万人の観衆に「俺にFをくれ、Uをくれ、Cをくれ、Kをくれ」と呼びかけ「FUCK」と大合唱させてから、ヴェトナム反戦歌の代表曲を歌い、会場全体をひとつにしたような魔法を、(…)どうして使えなかったんだろう。(北沢夏音)

3月14日、土曜日。朝のラジオは天気にぴったりのトッド・ラングレンにはじまり、カントリー・ジョー・アンド・ザ・フィッシュへとつなぐ最高の流れ! カントリー・ジョーと聞くのと同時にひらめくのが上記の一節。2004年刊行の『Spectator』14号所収の北沢夏音「フリーに捧げる革命組曲」、1969年のウッドストック───ザ・フーのステージに闖入したアビー・ホフマンへの思いが炸裂するところ。

アビーたちイッピーがロックを反体制運動のために利用した、という見方があるのは知っている。それならロックはどうなんだ? 時代に合わせて反体制を気取っただけか? ロックは反逆の音楽(レベル・ミュージック)じゃなかったのか?

はじめて手に取ったスペクテイター、特集は「レベル・ミュージック・ジャンボリー」。忘れもしない横浜モアーズ6階の〈タワーレコード〉で出会って、危ない気配を感じてドキドキしながら買ったのだった(同店で『インセクツ』創刊準備号・生駒山特集を見つけたのも思い出深い)。

せっかくなので、カントリー・ジョーの「Vietnam Song」をどうぞ! (知ったような顔して書いてきたけど、動画を観るのはもしかして初めてか、オレ? 徐々に盛り上がってくる会場の雰囲気がエモーショナル。すぐれた意思表示だと感じる。)

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駒沢敏器『語るに足る、ささやかな人生』は本日、再入荷予定! 未知の方からも嬉しい感想をもらっている山名昇『寝ぼけ眼のアルファルファ』は明後日までには再度補充できると思います。

ではでは、今日も開店! アイランド・ミュージック日和ですな〜。

2026/03/13

3/13 店日誌


3月13日、金曜日。本の表紙を「激落ちくん(スポンジ)」でみがいていく。紙質に注意してこすっていくと、ものによっては驚くほどにきれいになる。とくにタバコのヤニ。こするほどにスポンジ、ティッシュともに薄茶色になっていく。紙にこびりつく臭いも含めて煙って力があるんだなーと実感するからこそ、注意を促したい。あまりにも強烈なタバコ臭がのこる本、レコードなどは買取査定に影響します。当店に限らない話だとは思うけど、蔵書の整理を考えている方は何らかのケアをした方がいいんじゃないかと……。

あらかたのクリーニングを終えた本をビニール掛けすると、ちょいと大袈裟に言えば生まれ変わったような姿になる。手先が器用じゃないとは言え、これ位ならオレでもできる(二度目)。

今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく。

2026/03/12

3/12 店日誌


3月12日、木曜日。朝のちょっとした時間にレコードをみがく。LKJ(LINTON KWESI JOHNSON)の『TINGS AN’ TIMES』と『IN CONCERT with the DUB BAND』。精製水とやわらかコットンを使ってスイスイ吹いて、パタパタ乾かす。わかりやすくヨゴレが落ちると妙に嬉しい。順に針をおろすと、音がきれいに伝わってきて、ジワーっと喜ぶ。古本のビニール掛けとレコード洗浄、この作業に没頭していると時間を忘れられて、気持ちが健やかになっていく。読書とは異なる手先の仕事。これ位ならオレでもできる。

ストレートなのに吟遊詩的、感情を荒げる事なく淡々と語られる事で戦闘性を増していくLKJの詩の世界……そしてそれを支える天才デニス・ボーヴェル率いる完璧なバックの面々……唯一のラブ・ソング「ロレイン」が胸に染み入る名作。(備前貢)

わがレゲエ・アンチョコのひとつ『レゲエ ディスク ガイド 603』(石井“EC”志津男・編)を紐解くと、備前貢氏がLKJ『BASS CULTURE』の項を執筆している。フライフィッシングの毛鉤職人である氏のレビューは簡潔にして詩的でもある。リコのワレイカのレビューもお見事だった。

*
山名昇『寝ぼけ眼のアルファルファ』、オンライン・ストア分は再度完売! 多くはないけど、店頭在庫あり。今週末中に購入希望の方はご来店いただくのが確実。入荷以来、好評の『語るに足る、ささやかな人生』は週末までには補充します。

さあ、今日も開店! 在庫確認、本の買取などのお問い合わせはお気軽に〜。

2026/03/11

3/11 店日誌


このファースト・アルバムは、ポエット&ザ・ルーツという名前で発表された。ポエット“詩人”こそ、リントンが自ら名乗る、彼の名である。(…)このアルバムで、マトゥンビのリーダー、ブラックベアードことデニス・ボーヴェルは、エンジニアとリミックスを担当し、1曲の演奏にキーボードとギターで加わっている。(山名昇)*

3月11日、水曜日。ふたたびLKJ熱が高まっている。きっかけはたぶん、キタヤマくんが買ってきてくれた『ベース・カルチャー』(CD)。もともと好きな作品なのだけど、やっぱり特別。これに似たものってありそうでないんだよなあ〜と思うと同時に数年前に買い逃した『ドレッド・ビート・アン・ブラッド』(LP)の記憶がよみがえり、なぜあのとき買わなかったのか! 悔恨の念にとらわれる。アップル・ミュージックで耳に入れることはできても、アナログ盤で体感しなけりゃ意味のない作品なのに。

用あって出かけたユニオン柏店で『ドレッド〜』(CD)を見つけたので迷わずに買う。この作品でギターを弾いてるのが誰なんだろうか……と書いて思い出す。数年前にもLKJのことをブログで取り上げていた。友人ムーちゃんから『ベース・カルチャー』のLPをもらったときだ。

手元にある3枚のレコードでギターを弾く、ジョン・クパイの手数がほどよく、耳がひかれる。ベーシストであるバンドリーダー、デニス・ボーヴェルの音作りが秀逸ゆえか、聴くほどに身体になじんでいくような感覚がある。

おお、なんと! 2021年11月1日付の雑記で書いているじゃないか。ここでの「手元にある3枚」には『ドレッド〜』は入っていないけど、好みの音には変わりがないはず。さっそく答え合わせしてみよう。(⇨結果:クレジットされているのは「Floydie Lawson」「Vivian Weathers」の2者だった)

では、今日も開店! オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を!

*山名昇『寝ぼけ眼アルファルファ』所収「LKJ」より

2026/03/10

3/10 雑記


ディスクユニオンのオンライン・ストアで店舗受取のオーダーをしていたMilt Jackson Quintet featuring Ray Brown『THAT’S THE WAY IT IS』が到着とのこと、定休日をつかって柏店まで取りに行く。つい魔が刺してジャズコーナーをチェックするとお目当て盤があるじゃん! しかも、ずっと安いじゃん……。1000円ほどの違いにそこまで気落ちしなくていいはずなのだが、ドヨーンとしながらレジにて購入。やっぱこのジャケ、最高。超クールだぜ。って感じで強がりながらもしばし逡巡してしまう。

ええい! これでよかったんじゃい。柏の町からサッサと電車を乗り換えて、つくば駅着。13時37分には晴れ間がさしていた。せっかくだし店まで歩くかーっと30分ちょい。着くころには汗ばんでいた。

またしても怒涛の注文が入った『寝ぼけ眼のアルファルファ』をまとめて発送。そういえば、ユニオンで見つけた『THE DIG』ジョー・ストラマー追悼号にも山名さんが寄稿していて、それがまあまあ驚きの内容で、あらたな興味がわく。本人にこの話を聞いてみたかったなーっと思うのだが、こればかりは仕方なし。今やるべきことに向かうべし。

※昨日、今日は休肝日。いいペースで飲酒量を減らせていて感じるのは、飲むも飲まずもけっきょく習慣であり環境なんだなーということ。でも、「飲んでない」マウントは好きじゃない。自由に飲んだらいいじゃないか。

2026/03/09

3/9 店日誌


3月9日、月曜日。サンキュー、サンキュー、いつもありがとう。毎年ここに書いてる気がするけど、父親と友人のヨシオさんの誕生日。当たり前だけど、親がいなかったら自分はいないわけだし、友達がいなかったら、こうして普通に暮らせる日々もあり得ない。綺麗事かい! っと突っ込まれるかもしれないけど、そう思ってるから書いている。てなわけで、サンキュー、父ちゃん。サンキュー、ヨッシー。これからもよろしく。

販売再開から多くの問い合わせ頂いている、山名昇『寝ぼけ眼のアルファルファ』(1984年初版・私家版)が再入荷。店頭はもちろん、オンライン・ストア〈平凡〉でも購入できるので、ぜひご利用ください。

では、開店! 急ですが、今日は18時までの短縮営業です。

2026/03/08

3/8 店日誌


3月8日、日曜日。今日は台風クラブ主催「茶話会」に出店するため、店舗営業は休み……なのですが、天久保1丁目の地下で〈PEOPLE BOOKSTORE アンテナ廊下店〉として営業します(13時〜)! イベント不参加でも廊下は入場大歓迎! 時間によっては〈千年一日珈琲焙煎所〉のコーヒーも飲めるし、台風クラブのグッズ見られるのでは。なんなら茶話会を覗いていってもいいと思います。気が向いたらぜひ遊びにきてください。

明日9日(月)は通常営業です。明後日火曜は定休日。

2026/03/07

3/7 店日誌


3月7日、土曜日。まだあんまり知られていないようなので、ここでもお知らせ。きたる5月30日(土)、ロケットマツ率いる大所帯バンド「パスカルズ」の公演が開催される。会場はTXつくば駅から徒歩5~10分ほどの中規模ホール〈つくばカピオホール〉。時間、金額などの詳細は遠からずこちらで公開されるはず……なのだけど、その前に! 「2026.5.30 ことはじめ」と題された関連企画「石川浩司 ソロライブ「出前ライブでアッハッハッー」ってのもあるらしい。こちらの会場は、つくば市東光台の〈キッチン ソイヤ〉。ただいまご予約受付中。

その後、「打ち上げ」企画もあるとかないとか? そちらは天久保1丁目〈aNTENA〉で? なーんて話もおいおい聞こえてくる思うので、乞うご期待。当店としてはひとまず明日の「茶話会」を終えてから、いろいろ受け取り、考えるつもり。

*
パカーンと打ったボールがスタンドに入って、大谷選手がゆっくり走り出す。こんなにも現実味のない満塁ホームランってのも珍しい。友人たちと画面を眺めていて、妙に白けてしまった。ケチをつけたいわけじゃなく、当たり前に凄すぎて、不感症気味なのである。

今日も通常営業! 明日は店舗営業は休んで、天久保1丁目に出張します〜!

2026/03/06

3/6 店日誌


3月6日、金曜日。店にいるといろんな人が催事、展示の案内を持ってきたり、腹案を話してくれたりする。おお〜いいっすねえ! いいじゃん! そう言えれば気持ちがいいし楽なのだけど、う〜ん、何も言えん……ってなことも少なくない。そもそも相手は相談してるわけじゃないし、こちらもその手の話に乗るつもりもないわけだから、うまくいけばいいですね〜と声をかけるだけである。挙行できれば第一歩、計画倒れでもその後のリカバリー次第では無意味じゃない。やろうとする意思を持ったことが大事なのだと思う。

そんなわけで今もレジ前(上か?)は複数のチラシが折り重なっている。紙にして宣伝、告知ってのもありふれた行いのようで、それでしか作れない立体感がある。ネットの情報、画面だけで伝えられることもある。伝播力学への感性があるかどうかで告知の面白味が決まるのはまちがいない。

自分が、店として関わる催事は今月と来月に一つずつ。それ以降、5月にも出店するかもな〜っと思われる大きめなライブがある。まだどうなるかは分からないけど、関わる以上は手を抜かずにできたらいい(全力、本気でやります! ってな言い方はどうも出来ないんだよなァ)。

今日、明日は通常営業! 明後日8日(日)は天久保1丁目で出店です。

2026/03/05

3/5 店日誌


3月5日、木曜日。坂本龍一『音楽図鑑』『エスペラント』『コーダ』、シャーデー『プロミス』、コクトー・ツインズ『ヘッド・オーヴァー・ヒールズ』、大貫妙子『カミン・スーン』、ロスト・グリンゴス『ニッポン・サンバ』、スザンヌ・ヴェガ『孤独』などなど……一昨日、昨日で磨いたレコードたち。乾いたそばから針をおろすと「へー」「ふーむ」「うわ〜」なんて声が出る。その反応の意味、由来を自分なりに考えてみるのが面白い。

これらのレコード、明後日までには値をつけて店に出すつもりです。明々後日の「茶話会」にも持っていってみようかなーと考えてはいるけれど、どうなるだろう。

*
台風クラブ主催のイベント「茶話会」はメールでの参加受付は終了、すでに満席とのこと! 当日は出店準備に加えて、会場の装飾などの作業もあり、天久保3丁目の店舗は終日休業。その代わりってわけじゃないけど、〈PEOPLE BOOKSTORE・アンテナ廊下店〉として13時〜18時で営業予定! イベントに参加せずとも、ご来店は大歓迎!

ではでは、今日も開店しましたー! どうぞよろしくです。

2026/03/04

3/4 店日誌


3月4日、水曜日。茨城、東京、京都、北海道、埼玉、静岡。今日もまた、山名昇『寝ぼけ眼のアルファルファ』を方々に発送した。当店での販売は2023年以来3年ぶり、その間しばらく本書は見つけづらくなり、5000円ほどの古書価も珍しくない状態だったので「ほしいけど、高いなあ〜」って人が多かったのだと察せられる。古本を多く扱う立場として、微妙な気持ちもあるのだけど、ここからしばらくは刊行当時(1984年)の定価で売っていく。

『アルファルファ』は、オンライン・ストア〈平凡〉でいったん品切れ。週末にかけて、店頭分の売れ行きを見た上で補充を検討するつもり。もったいぶるわけでなく、これ見よがしに喧伝するでもなく、この本に適したペースで売っていきたい。

*
朝いちばんで針をおろしたのは、The HAPPY END『俺たちがはっぴいえんど』。妙なジャケット、4曲入りで45回転。これ何なのかなーっと思ってたけど、音が鳴り出してオワッとたまげる。ふわふわと浮いたようなサウンド、エキゾチックなアレンジ。1985年、国立競技場での1度きりの再結成ライブの録音盤だった。

それでは、今週もよろしくお願いします! 8日(日)は特殊な営業になります。

2026/03/03

3/3 雑記


午前中、前日夜までに売れた山名昇『寝ぼけ眼のアルファルファ』が入ったレターパックライト9つとゆうパック1つ、クリックポスト2つを背負って郵便局まで歩く。発送にあわせてレターパックをまとめて買って、コンビニで電気代を支払ったのち店でかるい作業。スーパーとドラッグストアに寄ってから、レコード洗浄用の精製水などを買って店に戻る。自転車に乗り換えていったん帰宅、カップそばを食べたらウトウトとして寝てしまう。

目が覚めて、近所の〈つるばみコーヒー〉まで歩いていって、レコードの洗い方を教えてもらう。荒井由美『ミスリム』、ルー・リード『トランスフォーマー』の盤面を丁寧にみがくと、見違えてきれいになる。さっそくミスリムに針をおろすと、う〜んいいねえ。今日みたいな天気にぴったり。コーヒー豆を買って、帰るころには雨はほぼ止んでいた。

疲れて本を読む気にもならず、コタツでだらだら。RCサクセション、矢野顕子、ローリング・ストーンズなど、レコードを何枚かみがく。

2026/03/02

3/2 店日誌

連戦連勝はありえない。だとすれば、よい負け方───敗局後に気持ちを切り替えたり、立て直したりする力も必要だろう。これは中年になってからも伸ばせる力だと思う。(荻原魚雷)

3月2日、月曜日。なんとなく読み出した、荻原魚雷『中年の本棚』に驚く。とくに「プロ棋士の“四十歳本”」は今、気になってること、どうにかしないとな〜ってところに直に響く。上記箇所に先行する段落もいい。いわく「勝ち負けや数字ではなく、内容を重視すること。「結果が出ていないときに結果だけのモノサシで判断をすれば気持ちはどんどん落ち込んで」しまう」。う〜む、なるほど。羽生善治『40歳からの適応力』が読みたくなる。

四十代は「自分の年代ならではの強み」を「磨いていくこと」が必要なのだ。 / その「強み」とは、「若い世代とも年配の世代ともコミュニケーションが取れるということ」」。

そうなんだよなあ。まわりにいる若い人たち、彼・彼女たちがいるから自分も変に偉ぶらず、意味わからんな〜ってことにも付き合える(なかなか大変なのだけど)。自分のモノサシに固執せず、ときに思い切って放り投げちゃうことも必要だと思い知った。……反対に、最近は年配世代との交流ができていない気もする。

引用されているのは、谷川浩司『四十歳までに何を学び、どう生かすか』。プロ棋士2人の著書をひもとき、自らに引き寄せて考える。荻原魚雷の個人的な思索は、実用に活かせる汎用性があると思う。

さ〜て、今日も開店。在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。

2026/03/01

3/1 店日誌


3月1日、日曜日。開店前にドラッグストア、スーパーをハシゴする。カワチ、ウェルシア、タイラヤ、カスミ。昼食のパン、花粉対策の飴を探して歩き回るも、ピンとくるものがない。まあ、こんなもんかなあと思いつつ、天気もいいしぐるっと遠回り。普段あんまり通らない道を選んで歩いていると、なんと韓国料理店〈ハンアリ〉ができてるじゃん! 実験植物園、カレー店〈ミラ〉裏手の新店舗。まだ開店はしていないだろうけど、突然のことにびっくりした。

1時間弱、周辺を歩いて店に到着。隣の〈街の中〉ではヨウスケさんが髪を切っている。逆のお隣、〈千年一日珈琲焙煎 CAFE〉も定時に開店。けっこう暇だった2月が終わって、さあ3月! どんな風になるだろうか。

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ラジオからはイランの最高指導者、ハメネイ氏が殉教との臨時ニュース。旧ツイッターでチラ見した爆撃の映像は、かなりキツい。小学館の漫画原作者うんぬんに関することも、だいぶエグい。タイムラインなぞ見ていられない(実際、気が狂いかねないと思う……)。

今日も通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ〜!

2026/02/28

2/28 店日誌


2月28日、土曜日。「どうしてロックステディへと変化したのか? いい質問だね。私自身のムードから生まれたとしか言いようがない」、「最初のロックステディ・ナンバーはどれかって? たくさんの人がその質問をするが……ホープトン・ルイスの「Take It Easy」だ」、「私が個人的に最初のレコードとして思い出せるのはロイ・シャーリーの「Hold Them」だ」って三者三様だから面白い! 証言者は順にアルトン・エリス、リン・テイト、キース・スコットなのだけど、聞けば聞くほどたくさんの解釈と正確があるんだろうなァ。

誰もがロックステディを気に入った。汗をかかない音楽だからね。スカは汗をかくほど踊る。汗だくになる。ホットすぎる。(キース・スコット)

「ジャマイカにおいて、スカがレゲエへと発展する過程のわずか3年ほどの間に存在しただけにもかかわらず、今も世界中の音楽ファンを魅了しているロックステディにフォーカスした」、石井“EC”志津男(監修)『The ROCKSTEADY BOOK』が入荷! ロックステディは今日みたいな日にぴったりなんだよねェ。

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3月8日(日)に開催される、「茶話会」(台風クラブ主催)のメール受付は本日まで! 貴重な練習風景、質問コーナー、カラオケなんかも体験できるので、気になる方はぜひお申し込みを。特殊すぎて意味不明なのが面白いナ〜とおもってます。

ではでは、今日も開店! 今週末もどうぞよろしくお願いします。

2026/02/27

2/27 店日誌


2月27日、金曜日。はっぴいえんどの1981年作『HAPPY END』のレコードを買い取ったので、試聴がてらに針をおろす。これが、めちゃ伸びやかで気持ちがいい! ロサンゼルス録音の効果なのか、前2作のような閉塞感がないし、曲名もいちいち気が効いている。「風来坊」「明日あたりはきっと春」「無風状態」「さよなら通り3番地」「外はいい天気」とか、字面だけでさわやかな気配が漂ってくる。いいアルバムだなーっ。

なんといっても「さよならアメリカさよならニッポン」! 父親の編集カセットテープに入っていて、流れるたびに兄と一緒に歌ったり騒いだりしていた記憶がある。4〜5歳のころかな? ホンダシティの後部座席でのよき思い出。ヴァン・ダイク・パークスに反応してたのかオレたちは……、ってのは余計ですね。

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気がつけば、2月も終わりが見えてきた。火水連休を取り忘れ、東京に出かけることもないまま、店頭買取などにおわれて慌ただしく過ごしていた。それにしても、店は暇なんだよなあァ。

これからしばらくは通常営業。通信販売、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。

2026/02/26

2/26 店日誌

2月26日、木曜日。店についたら、まずラジカセのスイッチオン。今日の「ふんわり」は六角さんだな〜と思い込んでいたら、聞こえてくるのは首相の声。そうだ、今週は国会中継なのだった。残念な気持ちは拭えないままだけど、そのまま流してみる。総理大臣の落ち着いた答弁、これが印象いいんだろうな〜。攻撃的にはならず、わりにやさしく受け止めて、声色は落ちついている。このままだと、野党はガーガー言ってるだけって構図を崩すのは、なかなか難しいんじゃなかろうか。

こないだの衆議院解散~総選挙って流れもそうなのだけど、いわゆる「民主主義」もしくは「議会制民主主義」の扱いに長けているは、国民よりも彼・彼女ら政治家(や官僚)なんだろうな〜と思えてしまう。

低いままの投票率で、与党圧勝。友人、知人、遠方の個人店主たち、みんなガッカリしてる。じゃあ、自分たちに何ができる? 日々、どうやって暮らせばいい? あきらめてドヨーンとしてるんじゃ始まらないのだ(とか、けっきょく根性論みたいなことしか言えないんだよなァ)。

では、今日も開店! オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく。

2026/02/25

2/25 店日誌


2月25日、水曜日。朝から本降り、一昨日~昨日よりも気温もぐっと下がる。コタツに入って佐野亨『ディープヨコハマをあるく』(すごく面白い! 著者が同世代ってのも納得)を読んでると、開けなくてもいいんじゃないか? なんて気にもなるのだが、気合をいれて立ち上がり、たっぷりの本とレコードをリュックにつめて、家を出る。こんな日は徒歩がいちばん。長靴を履いて、傘をさしてとことこ歩く。動き出しそうなこと、準備をはじめなくちゃいけないこと、色々と考えながら。

なにか書くべきことがあった気がしたのだけど、うまく記憶をたどれない。なんだっけ、だれだっけ……。まあいいや。とりあえずここまでブログは書けたわけだし、充分だろう。

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オンライン・ストア〈平凡〉では、めちゃ素敵な7インチMinute Tango a compilation of compilation of short tracks each about one-minute long』(double dyno recordings)の予約を受付中。当店での発売/発送は27日(金)からです。その他、古本にも入荷があるのでご注目を。

では、今日も開店。今日はこんな天気だし、静かだろうなァ〜。

2026/02/24

2/24 雑記

用事を済ませるために向かった大規模リユース店で、鈴木孝弥(監修)『定本 リー“スクラッチ”ペリー』を発見! オオ〜これが自分の誕生日祝いだろ! ってなノリで、数冊合わせて購入。その後に向かった中華屋もいい味、いい空気。帰宅後はリー・ペリーを聴きつつ昼寝をしたりダラダラ過ごす。陽が暮れる前に外に出て、長めの散歩を終えると18時前。インスタグラムに届いていたメッセージを見つけて、思わず声がでる。いま、これが動きだすのか……と驚き、気を引き締めて姿勢を正す。

2026/02/23

2/23 店日誌


2月23日、月曜日。「大人気ない」をひらがなにすると、おとなげない。それを3分割して、おと/なげ/ない。改めて漢字に置き換えて、音/投げ/ない。さらに英語に変換した「don’t throw sound」ってのをアカウント名にしている友人がいて、うまいこと考えるなーと感心した。そもそも、その人の発言が大人気ないものだったことに端を発しているらしく、重層的な構造にもなっている。いちいちめんどくさいって言えばそれまでだけど、そうやって何事にもこだわるからこその見え方もあるんだよなァ。

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昨日、紹介した台風クラブの「茶話会」は3月8日(日)。その翌月、4月19日(日)にもひとつ、トークイベントの開催が決まっている。映画『ロッカーズ』を日本に持ち込み、レゲエ・カルチャーをさまざまな切り口で紹介し続けている石井’EC’志津男さんをお招きすることになったので、お楽しみに。

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引き続き、本の買い取りが続いている。先月からの大量のアートブックの流れとは異なり、やや文芸っぽいかな? 単行本と文庫を中心にした良質の読み物たち。比較的あたらしいものが多い印象。どんどん値をつけていく。

3連休最終日、またまたあったかくなりそうです。ロックステディ日和かな。

2026/02/22

2/22 店日誌

2月22日、日曜日。告知解禁! ってことで、こちらでも便乗してご紹介。きたる3月8日(日)につくば市天久保一丁目〈aNTENA〉にて、バンド・台風クラブが主催する「茶話会」が開催されます。ただのライブじゃなくて、公開練習、コーヒー提供、バンドをバックにするカラオケ、質問コーナーなどがあり、入場無料。ババっときてワーワー騒がれて、サーッと帰るツアー形式とは異なる特殊な試み。そこに、焼き菓子アンテナ、千年一日珈琲焙煎所と一緒に当店も出店します。

たぶん、きっかけは一昨年だったかな、いきなり店にやってきた石塚淳さんとワイワイ話したことだったんだと思います。本を選びながら、並びの居酒屋に場を移して杯を交わしながら、色々と盛り上がったんですよね。すごく楽しかったし、一緒に何かやりましょ〜なんて約束をナツナさんとアッちゃんが形にしてくれた。なんともありがたい話です。

来場希望の方は「茶話会!」と標題をつけて、お名前、ご参加人数を記入の上で、石塚さんのアドレスまでメールを送ってください。今月いっぱいまでの受付で、受付多数の場合は抽選になるとのこと(詳細はこちらでご確認を)。

ではでは、今日も開店! お暇があればご来店ください〜!

2026/02/21

2/21 店日誌


2月21日、土曜日。別のところにも書いたのだけど、ブログにも。当店には、たくさんの本があり、ただでさえ狭い店内を圧迫しているのが実状です。同時に3人(各人別々に)のお客さん、自分を加えて4人の状況でも息苦しい。動きづらいし、気をつかわせることもあり、申し訳ないなーと感じます。ですので、大人数(4~5名以上)でのご来店は今後ご遠慮頂きたい。加えて、店内でのお仲間どうしの会話はできるだけ控えて、本をみる人の時間を尊重してほしいです。

外から見ればわかるとは思うのだけど、先客がいるときに限って、入ってくる人が多いのは、なぜだろう。ついついハァ〜〜〜とため息が出るのはケアが追いついていない、こちらの余裕なさでもあり、もどかしさを拭いきれない。

(なんだかんだ友人たちの集まる場、みたいなイメージをつくってきたのは自分だし、それが店の空気にもなっている。こうなった原因は自分にあるのは間違いないので、なおさらやりきれず……。)

ゴニョゴニョ言いながらも、今日も開店! いろんな本を出してます。

2026/02/20

2/20 店日誌

大衆は、せっかちで、「急がば、回れ」についていけない。明治政府が、西洋医学一本槍を決めた時、大勢が、漢方を棄てたのは、わかるような気がするのだ。(草森紳一)(*1)

2月20日、金曜日。買ったばかりの『本に狂う 草森紳一ベスト・エッセイ』所収の「「急がば、回れ」か」を読んでいて、気がつく。オレ、この言葉の意味をわかってない。言葉尻というか何となくのノリだけ受け取って、急ぐならば、ばたばたと駆けるべし。みたいなイメージを吸い上げて知った顔をしていた。そんなバカみたいな解釈で諺として周知される訳がないのに、まったく阿呆だなァ……と我ながら呆れる。

「急がば回れ」で検索してみると、「急ぐときこそ、危険な近道より確実な遠回りを選ぶ方が、結果として早く安全に目的地に辿り着ける」という意味の諺だとAIに解答される。ふむ、無駄がないのだけど、なにか大事なことが抜けてる気がしないでもない。

スピード化が極端に進むと、かえってスピードが失速し鈍化することを感じはじめ、いまや「急がば、回れ」の発想に向かいつつある一つの証左ではないだろうか。

草森紳一の書いたものを書き写していて、読点の打ち方が独特だと気がつく。息づかい、鼓動のリズムが伝わってくるような。「文章には、もともと句読点は不要であることを証明するばかりでなく、読む者に、かえって自由な空気を与えた」(*2)という見解にも新鮮味あり。

てなわけで、今日も開店! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ!

(*1)「「急がば、回れ」か」p.310 (*2)「意思薄弱のフル・ストップ」p.277

2026/02/19

2/19 店日誌


「独立」っていうのは、自分の仕事に関わることを、できるだけたくさん自分で決める、自分で管理する、っていうことだろう。(…)とにかくひとつずつでも「自分で決められること」を増やしていく、拡大していく。その一連のプロセスを「独立」と呼ぶんだと思う。(忌野清志郎)

2月19日、木曜日。忌野清志郎『ロックで独立する方法』を久しぶりに買い取って、前にも何度か読んだなあとブログを見返すと、2022年3月8日の雑記で見つける。いわく「なんとなく入った書店で忌野清志郎『ロックで独立する方法』を買う。いつに間にか文庫になっていた。数年前にも読んだなあと思い、ブログをたどってみたら4年前のほぼ同日(3月9日)に感想をしたためていた」とあり、ちょっと驚く。だいたい4年周期でこの本を手に取っているわけだ。

独立したのに縮こまってるあの人や、ようやく動きはじめたあそこのあいつに。読んでみてほしいなあと思っています。

8年前、自分は35歳。いい大人の年齢だけど、そのときの記事を読み返すと、まあ恥ずかしくなるほど青っぽい。8年後は50歳を超えているはずなのだが、どうなっているのだろうか。もうすぐ43歳になるわけだけど、現実感は薄いまま……(白髪ばかり増えていく)。

*
昨日は文庫本をまとめて買い取り、そのうちのほとんどに100円〜200円の値をつけた。300円代もちょびっとあって、ちくま学芸文庫あたりには500円台をつけている。古典、定番、新しめのものなど色々あり。

今週末からは3連休とのこと。特別な催事、展示などなく、いつも通りにやってます。

2026/02/18

2/18 店日誌


2月18日、水曜日。もうこれで決まりじゃなかろうか。なにが? マイ・ベスト・のど飴である。大正製薬がつくっている「VICKS のど飴 plus ハーバルミントパウダー」はまず、個別包装されてないところがいい。次に味。口に入れた瞬間からスーッとして、さわやか。説明書きによれば「ハーバルミント味の飴をくちどけのよい ひんやりミントパウダーでコーティング。口に入れた瞬間パウダーがのどの奥まで広がり、ミントのさわやかなすっきり感が長続きします」とのこと。まさしくその通り! 今も口の中がすっきりしていて、気分がいい。

買取りのラッシュがいまも止まらず、つい先ほども午前中指定の荷物が一箱到着。ブログを書き終えたら開けて、査定、金額確認となる。今月に入ってから、どれだけの本を触っただろうか……なんて言っても、市場に出入りしてる人に比べれば微々たるものなのだろうけど。

そのあとはオンライン・ストア〈平凡〉内の読書日記を書いて、昼飯食って、値付けして、棚に出してと作業がつづく。ああ、いそがしい! とかいっても好きで、楽しいからやってるわけで、文句はないのだ。

今日も定時に開店! 今週もよろしくお願い致します!