2026/05/29

5/29 店日誌


5月29日、金曜日。Toots and the Maytals『REGGAE GOT SOUL』に針をおろすと部屋の空気が軽くなる。ゆったりしたリディムに乗るトゥーツの声には華がある。ロックステディほどメロウじゃないけど、ルーツ・レゲエほどヘヴィーじゃない。ファンキーなカントリーって感じでのどか、おおらか。心を不安にさせる要素がなくて安心できる。ルンルン気分でB面冒頭の「Reggae Got Soul」「Everybody Needs Some Loving」を聴きながら、『ブルー・ビート・バップ』を紐解くと───

トゥーツは、オーティス・レディングなどアメリカ南部のディープなソウル・ミュージックの表現方法に露骨にインスパイアされていたが、逆に、どこかニセ物っぽい後ろめたさのようなものが感じられるヤバさが、もっとも魅力的だった。(山名昇)

ふーーーむ、なるほど。ってか、やっぱり山名さんのレヴューは言葉選びが独特でカッコいい。奇をてらわず率直なのに、独特の揺れがある。簡潔だけれど情緒があって、色気もただよう。やっぱり特別な書き手なんだよなあ。いわく「(『Reggae Got Soul』は)モダン・ソウル・ファンク・レゲエの大傑作」とのこと。メモとしてここに書いておく。

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今日は通常営業! 明日は11時~14時の短縮営業、明後日は終日休業です。

2026/05/28

5/28 店日誌


5月28日、木曜日。朝イチのレコードは、Slim Smith『EARLY DAYS』。美声シンガーのスリム・スミスのアーリーデイズ、さぞかしメロウなんだろな〜と針をおろすと、A面前半はファットな低音が響いてびっくり。単に音がいいってことでもあり、アーリー・レゲエの時期に差しかかった頃の録音でもあるのだろう。その後にはスカ・チューンやロックステディもあり、ソウルフルかつスウィート、タフな14曲を堪能した。たった1度だけで、何かが分かるわけじゃないのだが、レコードは最初の1周目をどう聴けるかが重要だと思ってる(時間が経てば、また新鮮に出会えたりもするけれど)。

レゲエがジャマイカのソウル・ミュージックなら、スカはジャマイカのロックン・ロールだろう。ロックン・ロールには「チャック・ベリー不滅説」というのがある。なぜなら、彼が歌ったテーマが、誰もが必ず経験する恋やセックス、車や学校といった、まさに「青春もの」だからだ。(宮崎研二)

山名昇(責任編集)『ブルー・ビート・バップ』に入っている、宮崎研二「バスター親分、登場だ」が素晴らしい。平易ながらもプリンス・バスターに対する敬意があり、バスターと共に時間を過ごした上での体験、高揚までもが言語化されている。上記の「スカ=ロックン・ロール説」は重要な指摘だと言えるだろう。

かと思えば、ハード・ボイルドな曲の「アル・カポン」に乗せる「チュク、チュク」という「くちカッティング」。これにはパターンがいくつもあって、「パッピキ、パッピキ」や「ドッチキ、ドッチキ」、「チキ・チュク、チキ・チュク」、「ヘキ、ヘキ」などあり、真似しようにもなかなか難しい。

「くちカッティング」を解説する箇所が、このテキスト内の個人的ハイライト。文字面じゃなくて、実際に口にしてみるとわかる音があって、面白い。「ヘキ、ヘキ」なんて、あの特有のコブシっていうかヒネリがあって成立してるんだよねえ。スリム・スミスからプリンス・バスターに話が移ってしまったけれど、まあそんな気分だったというわけで。

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明後日30日(土)の営業時間を変更します! お伝えしていたよりさらに1時間短くなり、11時〜14時で店を開けます。「パスカルズ つくば公演」会場での準備にかかる手間が思いのほか大きいため、31日(日)の出店準備も重なったため。ややこしいですが、ご了承ください。

今日明日は通常営業! いろいろ入荷もあるので、よろしくどうぞ〜!

2026/05/27

5/27 店日誌


音楽と言葉の結びつきについて語れる時、ビートニクにスポットが当たる。/つまり、彼等の多くが退屈しきった白人青年たちであり、最後の世界大戦(今のところは、だが)後のアメリカ社会の古臭く偽善的な習慣やモラルにその内部から反抗した時、ジャズが彼等にとって一つの実践目標だった。(荏開津広)

ヴェトナム戦争が落とした暗い影はキッズたちを憂鬱にさせ、街全体が暗い空気に包まれていた。/その中で、とにかくたくさんの人間が自分の存在を証明したがっていた。それでマーカーやスプレイペイントを手にし、自分の名前を壁に描いて『僕はここにいる』ってことを証明しようとした。(ラメルジー)

5月27日、水曜日。荏開津広『人々の音楽について』を数年ぶりに読み返して、ブルース~ジャズにはじまり、スカ~レゲエ~ダブへと展開し、ヒップホップ~アシッドジャズ~テクノに接続する音楽文化の変遷を再提案された気がした。パブリック・エネミー、じゃがたら、プリンス・バスター、スカ・フレイムス、松岡徹、藤井悟、TOKYO NO.1 SOULSET、ギル・スコット・ヘロン、ラスト・ポエッツ、ジャミロクアイ、ラメルジー……って並びがヤケに新鮮。90年代の再評価も完了しつつある2026年に、こんな感覚が得られるってのはちょっとした驚きでもある。

第二次大戦の戦勝国としての経済的繁栄に対してのカウンターとして現れたビートニク。その後の東西冷戦、ヴェトナム戦争による悲観的情況を反映して生まれたヒッピー・カルチャー。そこまでは認識していたつもりだけれど、「ザ・ラメルジー」を読むまでは、そこにヒップホップを接続する発想を持てていなかった。

まあ、つまり自分はニブイのだ。その手の本を読み漁っても、系統立った知識は獲得できないまま。ばらばらに煮込まれ、ときに発酵した情報たちが混ざっていくと、何かが生み出されることもあるんだろうか。

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今週末のつくば市内は催事いろいろ。あちこちが賑わうみたいです。当店は30日(土)が短縮営業で、翌31日(日)は終日休業。それぞれ「パスカルズ つくば公演」と「棕櫚 開店4周年記念パーティー」に出店します。

今日明日、明後日は通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ!

2026/05/26

5/26 雑記

午前中、市内の実家に移動する。道中、かつて通った小学校の古びた体育館が目に入って、複雑な気分。ケンカがあって、鼻血を出した友達がいた。カメムシの匂い。くさったソフト麺。いい思い出が浮かばないまま、家に着く。庭で昼食、日陰の風が気持ちいい。ドジャースとロッキーズの中継が流れてた。

午後はのんびり、何枚かのレコードに針をおろす。スリム・スミス、プリンス・バスター、リー・ペリーなど。夕方に散歩にでて〈つるばみコーヒー〉を覗いてみると、友人がいる。ホーマック、カワチを経由してマイセンに。数ヶ月ぶりのAコース、デカジョッキの生ビール。いい心地で帰宅、そのまま就寝。

2026/05/25

5/25 店日誌


5月25日、月曜日。眼がさめると、なんとも爽やか。いい天気。朝イチで針をおろしたのは、『It’s Rockin’ Time / Duke Reid’s Rock Steady 1967-1968』。ロックステディの黄金期につくられた16曲をまとめた本作には、Justin Hinds&The Dominos,Tommy McCook&The SuperSonics,Phyllis Dillonなどが収録されていて、どれもが絶品なのだけど、今朝グッときたのはThe TechniquesとThe Three Topsの2組。わりに目にする前者はともかく、後者は初見。いったいどんな人たちなんだろうか。伸びやかなサウンド、コーラスがめちゃくちゃ気持ちいい。

スカ期に登場した偉大なシンガーであるスリム・スミスは、類い稀なハイトーン・ヴォイスと歌唱力を持っていた。そのため彼が在籍したヴォーカル・グループであるユニークス、テクニークス、センセーションズでは、いずれもリード・ヴォーカリストとして優れた作品を残したほか、ソロ・シンガーとしても活躍した。

前者、Techniquesについて『The ROCKSTEDY BOOK』で調べてみると、「SLIM SMITH,THE UNIQUES」の項でヒントを得る。なるほど、スリム・スミスがいたグループなのか。おりよく手元に数作、彼のレコードがある。『Just A Dream』。の裏ジャケで、カーティス・メイフィールドやサム・クック、ジミー・クリフなどの曲を歌っていると確認できた。

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二日酔いが抜けぬまま、電車を乗り換えて吉祥寺。気候のよい日曜日、当然ながら街には人がたくさん。逃げ込むように足を向けた井の頭公園には横になれる芝生がない! 参った! ここまで追い込まれて、つくば市は公園には恵まれてるんだな〜と気がつく。いい環境で暮らせてるんだよなァ……(ベンチで寝て、どうにか回復)。

今週末30日(土)は11時~15時の短縮営業、31日(日)は終日休業。今日は通常営業です。

2026/05/24

5/24 休業

 今日は所用のため、終日休業です。

2026/05/23

5/23 店日誌


5月23日、土曜日。ちょうど1週間後、30日(土)開催! 「パスカルズ つくば公演」の当店分チケットは完売! と言ってもまあ、パスカルズだし、これくらい動いてくれなきゃ困るんだけど、手応えはある。公演を主宰する「Warming up」の公式HP、会場の〈つくばカピオホール〉では今もチケット販売中。まだまだ席はあるようなので、気になる方はぜひ! 前売券をお求めの上、ご来場ください(当日ギリギリまで都合がわからん……って方もご安心を。ほぼ間違いなく当日券の販売もあるはず)。

雨のおととい、キーンと寒くなったきのう、そりゃ店は暇になる。パスカルズ公演の主催者、野口さん。天久保1丁目の地下スペース〈aNTENA〉の中山さん。それぞれとじっくり話して、現状と今後の展望を伝えあう。お互いに落ち着かないし、まだまだ楽はできないねーっと話せる先輩がいて、助かる。率直に励まされるし、元気が出てくる。

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暇な時間をつかって、オンライン・ストア〈平凡〉に新譜、古本を足しました。今日の注目はエム・レコーズの定番作、ムスタファ・スカンドラニ『イスティクバルと即興』。新装丁になった2026年仕様。アラビア版「ゴルトベルク変奏曲」とも評されるスカンドラニの1965年のピアノ独奏をご堪能ください。

今日は通常営業! 明日24日(日)は所用のため、終日休業です。

2026/05/22

5/22 店日誌

6点や7点のような、当たり障りのない点数を付けても、人は誰も憶えてくれはしない。だが、0点やマイナス10点なら、人はその作品に興味を抱き、また採点者のことも忘れられなくなる。音楽に対して強い好奇心を抱かせることこそ、音楽評論家の仕事だと考えるなら、当然のことではないか。(小西康陽)

5月22日、金曜日。小西康陽『わたくしのビートルズ 小西康陽のコラム 1992-2019』を読み返して、192~248ページで展開される「軽い読み物など。」で膝を打ち、ときに唸った。なるほど、そんな見方と聞き方があったとはと驚き、まったく同意! と頷いたり。とにかく読みどころばかり。上記引用は中村とうようの逝去を受けて書かれたブログからの一説で、「彼がクロスレヴューで誰のアルバムに0点を付けた、とか、マイナス10点を付けたとか、そんなことを面白おかしく、あるいは苦々しく書いたのを読んだ」につづくところ。

感動した! って言葉を使わず、音楽のいいところを伝えたい。あの曲のあそこ、ちょっと間が空くところでグッとくるんだ。腹の底に響いてくるよね。そういった抽象的な情動にうまく言葉を与えたい。べつに自分は評論家でも批評家でもないのだけれど。

若い人にはたぶん理解してはもらえないだろう。けれどある日、海苔が旨い、海苔こそはラーメンにおける最も重要な具だ、と知る日があなたにもやってくる。そのとき、自分は伏し目がちに黙って頷くはずだ。

この「眼鏡の弦。」って文章も格別だ。眼鏡の弦の内側、イグジット・スルー・ギフトショツプ、加齢による味覚の変化と話題が移って、ラーメンの中の海苔の旨さを語って閉じられる短文。技巧に長けてて、ユーモアもある。されどエモーションには頼らない。この按配が実にお見事。

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オンライン・ストア〈平凡〉に入荷あり。篠田正巳ユニット『COMPOSTELA』Compostela『1の知らせ』の新譜に加えて、木村二郎、ヨーゼフ・ボイスなどの古本も。気が向いたら覗いてほしい。Pottmann『ふるさと』津村記久子『ふつうの人が小説家として生活していくには』など、再入荷もあり。

って感じで、今日も開店! 明日は通常営業、明後日24日(日)は終日休業です。

2026/05/21

5/21 店日誌

ジャケットのアートディレクションは、『relax』誌のアートディレクターでもある小野英作。使う写真は、小野英作が100本ほどあるベタ焼きを見てセレクトした。/ラヴァーズ・ロックのアルバムにロマンチックな世界観を表わすハートのマークや花のイラストといったヴィジュアルではなく、ルードボーイとかサウンド・システムという要素が強調された写真を使うことが的確なメッセージになっていた。(*1)

5月21日、木曜日。先週入荷した、石田昌隆『Struggle Reggae meets Punk in the UK』を読んではっきりと認識。今も続く人気シリーズ『Relaxin’ with Lovers』は藪下晃正さんと小野英作さん、石田昌隆さんによる三位一体の発明なのだ。2001年にはじまった同シリーズが25年後も続いているのは、この3者の力が大きいはずなのだが、小野さん不在の今後はどうなるのだろうか。

製作陣にケチをつけたいわけじゃない。石田さんの写真はCDもいいが、アナログ盤でこそ映えるのはわかってる。どうもうまく言葉にできないのは、自分も、レコードが好きだからだ(プレス後の即プレミア化はどうも辛いところもあり……)。

音楽を聴くということは、音楽に込められているメッセージを受け取って、自分の中にあるおぼろげな世界地図に具体的なデティールが描き加えられて、少しずつ世界が見えてくることにほかならない。(*2)

ピーター・バラカンさんのラジオ番組やイベント開催、映画上映なども、上記した石田さんと同一の見識の上で行われているのだろう。ピーターさんの活動すべてを追っているわけじゃないし、熱心なファンでもないのだけど、はっきりとそう思う。

*
朝から雨。空気もひんやり。きのうまでの暑さ、湿度はどこいった! なんて言ってもどうしよいもない。このくらいの温度が過ごしやすいし、店には居やすい。18時の短縮営業にして様子を見てみます。

今日も通常営業。新譜レコード、2タイトルの入荷があります。

(*1)p.96 (*2)p.314

2026/05/20

5/20 店日誌


一癖も二癖もある、誰一人としてほかに代わるもののいない演奏者たちとの化学反応を経て生まれた、篠田以外には生み出し得ない、篠田そのもののような音楽。当事者とその周辺にとっては、それは日々生きていくために必要な、生涯変わることのない自身の表現であり、音楽運動であった。(川村恭子)

個性豊かなメンバーが、それぞれの自立性を持ちながらそこで共闘しているようなジャケット写真からも、メンバー個々人の意識を押し除け、肝から湧き上がるような“このグループの意思”が強く感じられるのです。(田口史人)

5月20日、水曜日。今朝いちばんで針をおろしたのは、篠田正巳『COMPOSTELA』。きのうの『1の知らせ』の解説にもあったけど、この時点でのコンポステラってのは表題で、アーティスト名は篠田正巳ユニットであると知る。川村恭子さんによる公式解説、田口史人さんの手製ライナーノーツを読んで、ジャケットをしげしげと眺めつつ耳を傾けていると、いわく表現しがたい厚みを感じる。A面6曲目「カディンカ」における今井次郎の「ヒドイ、ドイ、ド、ドイ!/ド、ドイ、ド、ドイ!」の節まわしは実にお見事。独創的と言うほかない。

ふと思ったのは、今月末30日(土)の「パスカルズ つくば公演」、来月13日(土)の「NRQ祭り」に参加するならば、この2枚はうちの店で売るべきじゃないか……ってこと。時流に乗るようでなんとなく腰が引けていたのだけど、勢いづいたままレーベルに連絡。在庫があれば、今週中にも売りはじめられる。

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「Revisited ───NRQつくば再訪」というコピーが付くと、新たな見え方がある。天久保1丁目の地下スペース〈aNTENA〉で、6月13日(土)に開催される「NRQ祭り」に向けて企画者・猿田なつ奈(natunatuna)さんへのインタビュー記事を制作中。パッと打ち上げて、消えていくだけの催事にしたくないよねーっていう共通認識を基にして言葉を交わしているところ。

では、今週もよろしくお願いします。5月24日(日)は諸事情により終日休業です。

2026/05/19

5/19 雑記

午前中、郵便局で発送を済ませたのち〈Bespoke〉に向かう。思い付いて〈ベッカライ・ブロートツァイト〉に寄ってみるとちょうどよく空いていて、パンをいくつか買って、また自転車を走らせる。予約していた10時45分ぴったりに到着。ちょっと話して髪を切りはじめて……店を出たのは13時30分! どんだけ話してんだよ! って感じなのだが、やっぱり羽山さんは面白い。今日はカット4:おしゃべり6くらいの割合だったかな。

コンポステラの残したものは未だ成長を続け、日本のインディペンデントな音楽の世界に浸透し続けています。その巨大な流れのメルクマール作として、本作「1の知らせ」と篠田ユニットの「コンポステラ」の2枚は、そこから連なる人脈を追い、歴史を追い、遡り、今を噛み締め、その周囲を確認し、先を見つめることでよりその存在の大きさを確認することができると思います。(田口史人)

帰宅後すぐにシャワーを浴びて昼食、ちょびっと午睡をしてから、コンポステラ『1の知らせ』に針をおろす。円盤/山の湯の田口さんによる手製ライナーノーツ(〈山の湯〉購入分のみの特典)を読みつつ、耳を向ける。「反射する道」「くつやのマルチン」「箱の中の風景」「1の知らせ」「アジールのマーチ」など、曲名が秀逸。どこか乾きのある風景が頭に浮かぶ。

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コンポステラのメンバー、中尾勘二さんが所属するNRQを迎える「NRQ祭り」は6月13日(土)開催! 出演はNRQ、牧野琢磨トリオ・パッカサタン、みたらし団子ズの3組。ただいまご予約受付中。

2026/05/18

5/18 店日誌


5月18日、月曜日。ああ、サイコーに爽やかで、健やかだった! 長年の友人であり尊敬するギタリスト、小池龍平さんが誘ってくれた「みんなで集まって春の日を楽しんじゃおう! Ann Sally LIVE!」はタイトル通りの催しだった。流山市周辺から来たであろう老若男女がホールに集まって、音楽に耳を傾ける。主催者の主張は皆無、装飾は最低限。いい音、いい声を聴衆の耳に届けるための工夫のみ。この手数が絶妙で、アン・サリー(Vo)、小林創(P)、小池龍平(Gt)のトリオを引き立てる。客席からの手拍子が自然だったのも良かったなァ。

つくばエクスプレス、流山おおたかの森駅直結の〈スターツおおたかの森ホール〉もちょうど良い大きさ。広すぎず、狭すぎず、客席からステージがよく目に入る。なんといっても! 音響担当の内田直之さんの技術あってか、音がとても良かった(適度な照明も◎)。終演後、龍平さんたちに挨拶をして外に出ると、まだ明るい。これが何より嬉しかった。

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直近のつくば市内で関わりのある催事は、30日(土)「パスカルズ つくば公演」と31日(日)「棕櫚 開店4周年パーティ」。後者の同日には天久保1丁目〈Club OctBaSS/Bar DISCOS〉で「GoodNears」、同区画〈aNTENA〉では「知久寿焼ソロライブ」もあり。方々が盛り上がってきているので、ご注目を。

今日は通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく〜!

2026/05/17

5/17 店日誌


5月17日、日曜日。ブッカー・ティー&ザ・エムジーズ、コンガス、エレクトロ・ヒューマンゲル、タッチ、スカル・スナップス、グレゴリー・アイザックス/キング・ジャミー、ウィッキド・ウィッチ、トミー・ゲレロ&ガジェット、ハービー・ハンコック。常連のイシワタさんが持ってきたレコードたち。ちょっとだけ検索して、ご本人からも教えてもらって、ざっくりと値付け。買い叩くのではなく、当店なりの精一杯の金額を伝えると毎度こころよく了承してくれる。

アートが無力な時代。失意の中、一番の足もと、自らの生活に見つけた小さくもたしかな光。本書は、瓦解する地球を前にして、日本から世界に差し戻す、小さくも、大きな一歩だ。(有太マン)

一昨日の入荷後すぐに売れてしまった、有太マン『生活の実践 「足るを知る」で世界が治る』はおそらく今日再入荷。初回注文が少なすぎたのを悔いつつ、改めてしっかり告知する。小さいけれど中身のつまった本。そのほか、Sapporo Posse『HYPERTEXT #1』も届く予定があり、こんなに注文してて大丈夫か? 少々不安を覚えている。

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引き続き、本の買い取りが沢山あります。どんどん出しているのですが、クリーニングなどの作業もあり、堆積本が増えていく……。催事にも出たいなーと思っているけど、なかなかタイミングが合わず、悩ましい。

今日は10時〜14時の変則/短縮営業です! ご都合合えばご来店ください。

2026/05/16

5/16 店日誌


プリンス・バスターは「アフリカの魂から生まれた文化的革命がスカだ」と書いていたが、スカは、60年代のイギリスで、モッズという、ちょっと不良なワーキング・クラスの白人の若者たちの気持ちを捉えた音楽でもあったのだ。(石田昌隆)

5月16日、土曜日。抗うことが、生きること。なんて秀逸な惹句だろう。石田昌隆『STRUGGLE Reggae meets PUNK in the UK』を読みだして、冒頭から引き込まれる。クラッシュ、ロード・キチナー、プリンス・バスター、ジョージィ・フェイム、エディ“タンタン”ソートン、リコ・ロドリゲス、アーネスト・ラングリン、ボブ・マーリー、デニス・ボヴェル……彼らの音楽と思想、時代の状況が併走して語られるからたまらない。なるほど! へー! とか、いちいちうなずき驚きながらページを繰っている。

ザ・クラッシュのデビュー・アルバム、UK盤『The Clash』の方向性を決めた決定的な2曲、〈White Riot〉とカヴァー曲〈Police&Thieves〉は、いずれもノッティングヒル・カーニヴァルとジャマイカからの移民の存在が大きく関係していた。

って書かれる箇所でゾクリ。ジョー・ストラマーやポール・シムノンが出かけた76年のノッティングヒル・カーニヴァルで「Police&Thieves」が爆音で流れまくっていたらしく、クラッシュがカバーした理由がわかった気がして嬉しくなった。意味よりも衝動、共感、連帯。1976年、時代の震動あってのパンクロックなのだと再確認した。

上記『STRUGGLE』と同時に入荷した有太マン『生活の実践 「足るを知る」と世界が治る』はあっという間に完売! 早ければ明日には再入荷する予定なので、しばしお待ちを。Type Slowlyからはリコ・ロドリゲスのTシャツも届きます。

今日も通常営業! 明日17日(日)は10時〜14時の変則/短縮営業です。

2026/05/15

5/15 店日誌


5月15日、金曜日。ジム・ジャームッシュ、デヴィッド・バーン、こだま和文、佐伯誠、矢内原伊作、エリック・ホッファー、梶谷いこ、ハン・ガン、リチャード・ブローティガン、小野和子、都築響一、小林エリカ、菊地成孔、佐野元春、藤本和子、ヨーゼフ・ボイス、小西康陽、などなど。きのうも沢山の本を買い取りました。今日明日で値付けして、棚に並べていきます。

お隣カフェでは「手差ユニッツ『メザメザメ 春』刊行記念展」がスタート! 大小の作品に加えて、Tシャツやトート、ZINEといったグッズも色々あって楽しいです。会期は6月1日(月)まで。

今日明日は通常営業。明後日17日(日)は短縮営業(11時~14時)です。

2026/05/14

5/14 店日誌


5月14日、木曜日。朝イチで見つけて、びっくり! DETERMINATIONS『I’ve Got You Under My Skin/Lone Gazer』と『Ska Champion/Love Me Do』の7インチ・リリース! Gary Panter『Pray Fot Smurph』と一緒に予約注文を済ませると、OVERHEATの石井淑子さんから「ゲイリーの作品、カッコいいんですよー!」とメッセージをもらって心が弾む。う〜ん、嬉しい! デタミネーションズのリリースはもちろん、ゲイリー・パンターの名前がこんなにも身近になったのは石井さんご夫妻と佐藤拓人くんのおかげだ。

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ひと息ついて、Jackie Mitoo『In London』に針をおろすと、なにかおかしい。……こんなアルバムだったか? 首をかしげて、先に持っていた盤に針をおろしてみると、ん? 曲が違う。ってか曲順が全く別だし、ジャケットには1曲多く書いてあるしで大混乱。なんなんだ、これは(泣)。

整理すると数年前に買った『In London』は片面6曲ずつなのだけど、先月預かった盤は片面に7曲入っているにも関わらず、レーベル面には記載なし。では裏ジャケの表記が正しいのかといえば、そうじゃない。ぐちゃぐちゃな曲順で、聴きながら書いていても把握できない。

こればかりは1人では把握は不可能。誰かしらと一緒に1曲ずつメモりつつ、曲の正誤も確認しながら聴いてみないとダメだ。先に持っていた盤は6曲ずつの12曲収録、曲名と曲順も合っている(はずだ)から参照盤にできる。

ではでは、今日も開店! お隣カフェでは「メザメザメ」の展示がはじまります。

2026/05/13

5/13 店日誌


5月13日、水曜日。今朝のレコードは、Sol Hoopii『Master of the Hawaiian Guitar』。何年か前に魅惑のオンライショップ〈パライソレコード〉で買っていたのをなんとなく気が向いて取り出して、針をおろしてみると、これがまぁ! すばらしいじゃないか。A面冒頭はジャンゴ・ラインハルトみたいなジプシー・スウィング、続く曲はエキゾチックかつストレンジな気配が漂うハワイアン、歌が入ると軍歌っぽく聴こえたりして面白い。

パライソレコードの紹介ページをひもとくと「ジャズ〜ラグタイム〜ブルーズなど米国本土でも演奏活動した彼による幅広い選曲からなる超絶プレイはジャンゴラ・インハルトなどのオールドタイムスウィングとして聴くこともできます」とあって、納得。こんなにも丁寧で適切な紹介文、しっかり読んでいなかったのか……。

急に駆け足になったり、そうかと思えば道草をしたり、近道を選んだつもりが行き止まりで、もと来た道へ戻らなければならなかったり、振り返って見れば、私の人生はそんなことの繰り返しであった。(永井龍男)

出先で目に入って買っていた永井龍男『東京の横丁』を読み出すと、不思議と心が安らぐ。東京神田駿河台での少年時代、文学との出会い、文藝春秋の会社員時代、鎌倉で迎えた終戦、作家として独立。大袈裟な表現を用いずに綴られるから、読むうち親しげな気持ちが増してくる。

今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく。

2026/05/12

5/12 雑記


定休日。どこに出かけるわけでなく、午前中は店でトートバッグの到着を待つ。午前中指定にしたものの、なかなか届かず、その間にいくつかの連絡ごとを片づける。電話、メール、ダイレクトメッセージを使って声を交わす。おおむね順調。ちょっと先の約束があれば、しばらくはやり取りが続くであろう話もある。できるかぎり丁寧に。小さなことも誤魔化さずに進めていく。

11時55分に荷物を受け取り、車を走らせる。今年はじめての〈かつ善〉でも大リーグ中継が流れていた。食したのはロースA(130g)。付き出しの漬物とお茶、味噌汁がちょうどいい。次は夜にきて酒が飲みたい。

2026/05/11

5/11 店日誌


5月11日、月曜日。う〜〜〜ん、やっぱりスゲエ! 来週18日(月)発売のEXODELIC『Kind a Little Stupid/Life On the Planet』に針をおろして、唸ってしまう。カセットテープでリリースされた『ROCK ‘EXODELIC’ STEADY』からのシングルカットのわけだから曲は知っていた……のだが、体感が大きく異なる。7インチ用のアレンジが加わっているのもあるけど、これは何だろう。より宇宙的に、曲線状に曲のスケールが大きくなったと書くと伝わるだろうか。もはやロックステディとか、そういう括りでは説明できなくなっている。

くだんのカセット『ROCK ‘EXODELIC’ STEADY』は今週中には再入荷予定。こういう作品がリリースされてるってのは大きなこと。自主製作で当たり前。大きな広告、キャンペーンがなくても、届くべきところには着地するのだ。

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それにしても、きのうはヒマだったなァ。隣のカフェ、近所のメイも同じだったようで、「まあ、こんな日もあるっすね〜」と慰め合い、にこやかに帰路についた。ぶうぶう、あちこちに悪態をついてる場合じゃないだろ! とツッコミが入りそうだけど、本音なのだから仕方ない。

さあ、今日はどうなりますか。オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく。

2026/05/10

5/10 店日誌


5月10日、日曜日。埼玉、千葉、伊勢、あとはどこだっけ……そんなに沢山ではないんだけど、わりに遠方から足を運んでくれる人が増えている。お会計時に「お近くですか?」と聞いてみると「いや、まあ×××です」「⚪︎⚪︎⚪︎からきました! 遠かった〜!」とか色んなふうに応えてくれる。驚きつつ、お礼を伝えて、求めがあればお薦めの場所を教えたりもするのだけど、当方には選択肢なし。食事は大成軒。古着ならメイ。レコードならばグッドニアーレコーズ。ぜんぶ天久保地区である。

とある雑誌からの依頼は、旅にぴったりの本。当店ならば茨城県、もしくはつくば市で。なんなら行くべき場所も挙げてほしい。って、そんなの無理でしょ! 行くべき場所は各自が勝手に見つけるべし。迷って、落胆してもなお訪れたい街があるならば粘って、歩いて、ピンときた店に入ってみたらいい。

とか言いつつ、なんとか1冊紹介したのだけれど採用されるか不安はある。掲載無しならばそれでよし。この10年くらいで広がってる「個人的街案内」が苦手だし、「行くべき」「回るべき」だのってのは正直わずらわしい。スタンプラリーじゃないんだから。

今日も通常営業! 在庫確認、予約、通販などのお問い合わせはお気軽に。

2026/05/09

5/9 店日誌


「ビッグウェンズデイ」の文庫本がある。デニス・アーバーグとジョン・ミリアスによる映画が有名だが、自分は文章になった「ビッグウェンズデイ」を愛読している。大好きで何度も読んだ冒頭のシーン。酔いどれマット・ジョンソンが海辺でまるで浮浪者のように倒れている。金髪に古びたハワイアンシャツ、あちこちが破れたリーバイスに裸足だった。(松浦弥太郎)

5月9日、土曜日。松浦弥太郎『くちぶえカタログ』のブルース・インターアクションズ版が刊行されたのは2005年2月。横長版系の随筆集で衣食住に加えて職、本、旅がテーマになっている。扉ページにサインが入っていて、カバーはボロボロ。若い自分なりに読み込んだのは間違いない。このなかの「本」で紹介される「ビッグウェンズデイ」を読みたいと思ったまま、約21年。安く見つけたいなーと、あちこちの文庫棚で目を皿にしても見つからず、探していたことすら忘れかけていた数日前、ネット書店で見つけて注文した。

読みだすとすぐマット・ジョンソンのシーンになるのだけど、松浦さんのテキストを基に、自分なりにイメージしていたのとはちょっと異なるものだった。マットは酔いどれ爺かと思っていたけど、まだまだ若くて無茶のきくサーファー。両脇にはジャックとリロイ───この本は彼らを中心にした青春小説で、とても面白い。「うまくいってないんだな。そうだろう。子供から大人になるってのは、やってみるとけっこうたいへんだろう」って台詞が、腹に応える。

端端で、ジャック・ケルアック『路上』を思い出して、久しぶりに読みたくなる。青山南訳の『オン・ザ・ロード』じゃなくて福田実が訳した、河出文庫版『路上』を手に取りたい。あの本をはじめて読んだのも20年前だった。

*
きのう、顔をだしてくれたのは草加に住んでるダイキくん、絵描きのナツナさん。ぱらぱらとひやかし客。「ここは何屋さんですかー?」と聞かれたら、そのままシャッターを閉めたくなる。高望みしてるわけじゃないのだけれど……。

今日も通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

2026/05/08

5/8 店日誌


ボブ・ディランは革新者になったが、高田渡は取捨選択のセンスのあるイミテイターもしくはインタープリターである。だがぼくはディランよりも高田渡を愛している。(*1)

高田渡という人は昔から稀代のスタイリストだったのだ。その音楽も、仕事を選ぶのも、酔って人にからむのも、もしかすると何もかも計算しつくした果てのように見えてくる。/ギターはギルド。暮らすのは吉祥寺。飲むのは「いせや」。服の着こなしも、映画を観ていればかなりの洒落者だったことが判る。(*2)

5月8日、金曜日。小西康陽『ぼくは散歩と雑学が好きだった。 小西康陽のコラム 1993−2008』を読んでいる。序盤で好きなのはミッシェル・ガン・エレファント、チャック・レイニー、モータウンから山名昇に繋げるところ。これぞ、テキストでのDJ! なんともグルーヴィ! かつ、モッドなのが最高に洒落てる。「モーツァルトは天才だが、『モオツァルト』を書いた小林秀雄はおそらくモッド。ここは短く笑いを取るところだ」(*1)なんて書ける人、他にいないでしょ。

高田渡に触れた部分を繋いでみれば、酔いどれの好々爺みたいなイメージとは異なる姿がくっきり浮かび上がる。「とりわけ詩に対して、言葉に対しては、まさしく目利きだった」(*2)と始まる節を継ぎ足せば、よりはっきりと輪郭が立つと思う。

*
何曜日だろうが休みの日の過ごし方は大体似ていて、昼前までに用事を済ませて、夕方にはビールを飲みだし、だらだらレコードを聴いている。きのうの昼食は牛久の〈大勝軒〉。ご夫婦の働きぶりが気持ちよく、普通の中華が、普通の量で出てくるから安心できる。数年ぶりに行ったけど、なにも変わっていなかった。

ロゴ・ステッカーのプレゼント、連休中のサービスと書きましたが、好評なので続けます。オンライン・ストア〈平凡〉との共同企画。都合のいい方法でお買い物してくれたら嬉しいです。

今日もちょっと蒸していて、身体が重たい。無理せずお出かけください。

(*1)「身だしなみに無頓着であることが許されるのは」
(*2)「ある日、音楽が大嫌いになっている自分に気付くこと。」

2026/05/07

5/7 休業

今日は休みます。

2026/05/06

5/6 店日誌


5月6日、水曜日。今朝のレコードは『PICK UP HITS』と題されたオムニバス。コーネル・キャンベル、ジャネット・ケイの曲を中心にしたラヴァーズロック・コレクション、これが絶品なのである。ほどよい低音、やわらかく弾むリディム、スムース&メロウなヴォーカル。各面ラストには小品のダブが入ってて、演者はそれぞれ「Ranking Superstar」「Paul」って、テキトー過ぎ! なのだけど、ひたすらに気持ちいい。適温、適度に揺れるジャグジー感。ああァ〜〜〜、今日はこの中にずっと浸っていたいよ。

近頃ちょっと忙しくて、そういうときはプイと仕事場からエスケイプして喫茶店に入ったりします。/いまもちょうどそんな気分で、どこかの喫茶店に逃げ込みたいところ。(小西康陽)

植草甚一から小西康陽へ。クールなようで誰よりもホットな小西さんの文章に、何年ぶりかでハマってる。今日は『ぼくは散歩と雑学が好きだった。 小西康陽のコラム 1993-2008』で見つけた「茶話」がキラリと光った。やあ、ドラえもん。って遊び心がなんとも洒脱。短いものほど素敵に感じる。

*
先週火曜から休まず開けてみましたが、さすがにちょいと疲れたので、明日7日(木)は休みます。明後日もそのまま休んじゃおうかなーと思ってるけど、決めきれず。そろそろレコード屋に行きたいんだよなァ。

では、今日も開店! 18時までの短縮営業ですが、ひとつよろしく。

2026/05/05

5/5 店日誌


5月5日、火曜日。もはや曜日感覚は崩壊寸前、火曜に店を開けると混乱はますます極まる。ひとまず、早朝につけたメモ通りに作業を進めた。最寄り郵便局のポストで発送、ゆうゆう窓口にLPを預けたのち今朝までの通販購入分と忘れ物をひきあげて、いったん帰宅。店に向かう道中でいくつかの入金処理をして、古紙回収のゴミを出す。2週間で溜まりに溜まった段ボールを処分してスッキリ! 開店前にここまで済ませられただけで、充分でしょ! (もうビールが飲みたいよ!)

*
山名昇さんの旧蔵書をご遺族、ご友人の許可を得て販売中。表紙に「山名用」と記されたリラックスや「山名」の蔵書印が押された単行本、「novo」「noboru yamana」と書かれたものもあり。特殊な古本であることをご理解の上、お求めください。

*
今朝のレコードは『King of Dub Rock part2』。針をおろすと「ディス・イズ・レゲエ!」と勇ましい声、ジャー・ラスタ・ファーライ。これこそジャマイカ産のダブ、レゲエって感じのホカホカ具合。キーボードの音が変わってる。タイコの響きが気持ちいい。ひとまずホッコリ、慌てて進めることはなにもないのだ。

今日明日は11時〜18時の短縮営業。お暇があればお出かけください。

2026/05/04

5/4 店日誌


古本屋に行った帰りや散歩のついでに、ときどき私がいた晶文社の「ワンダーランド」編集部に寄っていくんです。「ちょいとおいしいものがある」と私たちを誘って、ごちそうしてくれるんだけど、これが大しておいしくない。でも頑固な方ですからね、自分の基準は揺るがないんです。(津野海太郎)

5月4日、月曜日。ちょっと前に買い取った、植草甚一スクラップ・ブック『カトマンズでLSDを一服』に挟まっていたのは、2008年4月20日(日)付の「朝日新聞」の切り抜き。「植草甚一は終わらない」と題された文化欄の特集で、これがめっぽう面白い。上記した津野海太郎さんの証言はもちろん(『したくないことはしない 植草甚一の青春』にも似たような記述があった)、小西康陽さんのコメントも気が効いている。いわく───

僕には『だった』という過去形が重要。年を取ったら、そう無邪気に宣言はしていられない。貫き通した植草さんには、かなわない。(小西康陽)

同年3月に刊行した自著『僕は散歩と雑学が好きだった。小西康陽のコラム 1993-2008』に関する、ささやかだけど重要な工夫が語られていて、ちいさく唸った。あの本に漂う、寂寥感の基がここにある。もう、若くはない自分に対するある種の諦念───と片付けるには、当時の小西さんは才気煥発なのだけど。

山名さんは別に偉大な人じゃない。/でもいまの、ありとあらゆる音楽のカッコいいところだけを聴き分けるDJみたいな感覚を、誰よりも先に身につけてた人だった。(小西康陽)

小西版『散歩と雑学〜』となれば、どうしたってこの話になる。この「山名昇氏を讃える。」ってのは前著『これは恋ではない 小西康陽のコラム 1984-1996 』にある「バカラックを讃える」が伏線になってる……わけないか。

*
今朝のレコードは、『JAH CHILDREN INVASION』。ニューヨーク拠点のレゲエ・レーベル、ワッキーズ(Wackie’s)が編んだ10曲のリディムはなんとも滑らか、ハイトーンのヴォーカルと相まって室内の空気を軽くする。湿度の高い日にうってつけ。

今日も通常営業! 明日、明後日は11時〜18時の短縮営業です。

2026/05/03

5/3 店日誌


5月3日、日曜日。ふーーーー! どうにか間に合った! オンライン・ストア〈平凡〉で売れたものを持って、数組を郵便ポストに投函。そののち、筑波学園郵便局まで自転車を走らせて、ゆうゆう窓口でレコードと本を発送(空いててよかった!)。帰路のドラッグストアで電球を3つ、昼食の菓子パンを買ってから店にきた。たくさんの空き缶を処理して、棚を整えて、定時に開店。はァァァ……朝っぱらから動き回って疲れた〜。

てなわけで、今日も通常営業です。お暇があればご来店ください。

2026/05/02

5/2 店日誌


ビートというのはリズムを刻むビートではなくて、ビートニクに関して英語辞書を引けば、「打ちひしがれた者」という意味がでてきます。つまり、乞食のようになっている者。ビートとはそういう意味です。だから僕は、社会の枠組みの外に出ることをビートニクは実践していたと思います。(能勢伊勢雄)

ビートとは単なる文学運動なのではない。それは、近代科学文明が突き進むデッドエンドの未来とは別の、もうひとつの未来を夢見た人間たちのヴィジョンであり、ビートからヒッピーへと引き継がれたオルタナティヴなライフ、そのすべてなのだと……。(久保田浩之)

5月2日、土曜日。能勢伊勢雄/聞き手・軸原ヨウスケ『能勢伊勢雄入門』を読んでから、ビートニク、ヒッピー、コミューン、サイケデリックといったカタカナ言葉の意味を再検証したくなった。ビートってのは50年代のアメリカで生まれたケルアック、ギンズバーグ、バロウズに代表されるアウトロー文学運動で、同時代よりも60年代以降のミュージシャン、クリエイターに大きな影響を与えた……ってな感じの把握じゃなく、ビートニクからヒッピー、サイケデリック・ムーヴメントの流れを動的に掴みたい。

ビートが、時代の最良の精神を持つ限られた天才たちだけのものだったとしたら、LSDによって誰もが天才の境地に達し、その精神を分かち合ったのが、60’sのサイケデリック・レヴォリューションだったのだと思う。(久保田浩之)

久保田浩之『オン・ザ・ロード、アゲイン』を読んでみようと思ったのは、そんな気持ちがあったからで、「21世紀のビートニックたちへ」なんて惹句のついた本の厚みにおののくよりも、内容への興味がはるかにまさったからだ。雑誌取材を目的にした著者がアメリカ西海岸に渡ったのは1997〜1998年、インターネット黎明期。ビート〜ヒッピーの末裔たちを訪ねた旅の記録は、想像以上に豊かなものだった。

2013〜2014年に刊行された『スペクテイター』の「ホール・アース・カタログ」、2021年の「パソコンとヒッピー」の序章として読めば、より立体感が増す。なにしろ、久保田氏の一行は存命だったケン・キージーに会っているし、ウェイビー・グレイビーと多くの時間を過ごし、共に〈シェ・パニース〉を訪れてもいる。

と、勢いよく書き出したのはいいけど、まとめられる気がしないので、止めておく。ひと息ついて、植草甚一のスクラップ・ブック『カトマンズでLSDを一服』を読んでいる(「まず自分自身になる意志をもつことが根本的なヒップの条件だ」ってところにビビッときた!)。

*
半年ぶりにロゴステッカーを増刷しました! 1000円以上のお買い物で2枚(白・黒)、1500円以上で3枚セット(緑・白・黒)をプレゼント! 連休中のサンキューフェアは店頭、通販の共通企画。ぜひご利用ください。

ようやっと快晴、いい気分。当店は今日も通常営業です。

2026/05/01

5/1 店日誌

5月1日、金曜日。本降り。家にいて雨音を聞いているのも悪くないなあ、とは思うのだが、店を開けなきゃはじまらない。こんな日だって本を売りにくる人がいたり、買いにくる人もいたりする。今日じゃないと、どうしても都合のつかないことだってあるだろうし、この付近まで出かける用事があるかもしれない。希望をこめた観測を重ねていけばキリがないのだけど、みんな、どこにも出かけない可能性もある。だーれもこないままポツネンとした時間を過ごすことになるかもしれないけど、開けるのだ。

てなわけで、今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく。

2026/04/30

4/30 店日誌


4月30日、木曜日。今朝のレコードは『20th.Century DEB-WISE』。ラヴァーズ・ロックのリリースで知られるロンドン拠点のレーベル「DEB」によるダブ・オムニバスはデニス・ブラウンによるプロデュース、キング・タビーズ所属プリンス・ジャミーのミックス。バッキングには、スライ&ロビー、チナ・スミス、ウィンストン・ライトなどが参加している。曇天の朝にはUKのダブがぴったり……ジャケット、細かなフォントまで含めて、すべてがビシッと定まっている(“Dancing in the Street”、“Robbery in the City”とかって曲名も最高)。

アフリカ・エクスプレスの『In C Mali』も聴いていて楽しいです。カナダの作曲家、ウォルター・ブードローによるビッグ・バンド版の“In C”も気に入っています。チェロ奏者、マヤ・バイザーの“In C”はとても抒情的です。(テリー・ライリー)

テリー・ライリーのインタビューに誘われて、“In C Mail”を何度か聴いたのだけど、狭い店より空間的に余裕のある自室で流した方がよく響く。思わず踊り出したくなるワクワク感! ライリーのつくった“In C”を誰か、どうやって演奏するかで得られるイメージは大きく変わる。要するクラシックみたいなものなんだなあ。うーん、面白いなァ。

基本的にいい演奏者はいいリスナーなんです。だから演奏するより一番大事なことは、ちゃんと音が聞き分けれるかどうか。聞くことが重要です。新しい音にずっと触れ続けて自分が音の感覚とともに生きてるかどうかということが大切です。(能勢伊勢雄)

この数日で、なんどこの発言を抜き出したか! 他にもグッときたり、ガツンと打たれる言葉が数多あるのだけど、音楽を聴きつつ本を読み、他者と共生していくには「聞くことが重要」って声を脳内に響かせておかなきゃいけないだろう。ビビッときたなら『能勢伊勢雄入門』をぜひ、読んでほしい。

大型連休、はじまってるのかな。いまいち実感がないまま、開けてます。

2026/04/29

4/29 店日誌


終わりもはじまりもなく、特別なものは何もない、だから聴こえてくる音がある。真っ白い絵画から見えてくる風景があるように。/すなわち、音楽をジャンル、年代、国別などで分けるのではなく、そうしたものを超越した点と点を繋ぎながら静かに広がる海として。(野田努)

4月29日、水曜日。散歩がてら、買い物ついでにのぞくリユース店で『In C』(Shanghai Film Orchestra/Wang Youngji,Condauctor)のCDを見つけたのは数年前。普段なら目をやらないクラシックのコーナーをしつこく追っていたら、テリー・ライリーの名前を見つけた。おお、この人の音楽は聴いたことないな〜って感じで買って、店で再生するも、まったく意味がわからない。どんどん表情が変わって、変な楽器も出てくる上にやたらに長いしで、そのまま棚にしまったまま。それが先週? 片付け中にひょいと出てきて、聴いてみると、以前とは異なる感触があった。

先々週だったかな。ちょい遠方の別店で『ele-king』2024年冬号を見つけると、特集は「テリー・ライリーの“In C”、そしてミニマリズムの冒険」。表紙もいい。ぱらっとめくると興味深い。とりあえず買っておいたのが大正解。今朝、なんとなく読みはじめて、冒頭のインタビューにぐぐーっと引き込まれる。

この曲にとっての理想的な演奏のようなものはありません。様々な人びとが集まってこの曲を一緒に演奏し、色々なアイディアもそこに集まります。もしも、何らかの理想を目指して始めてしまったら、そういう考え自体が“In C”に反する気がします。(テリー・ライリー)

何かが分かったわけじゃないし、“In C”の聴こえ方が急に変わるわけでもないものの、脳みそがマッサージされたような感覚があり、心地よい。セッティングが整ったのだろうか。今なら、テリー・ライリーの音楽が自然に耳に入ってきそうな気がする。

今週もよろしくお願いします。新着入荷がたくさんあります。

2026/04/28

4/28 雑記

午前中、荒川沖での用事を済ませたあとで〈きらく〉に入店すると、大リーグ中継が静かに流れてる。なんともいい具合。小生ビールでひと息ついて、いざネギミソラーメンと真っ向勝負。……いやあ、正直言ってあれは死闘だった。どうにか食い切って、車に乗るとエネルギーゼロ。そのまま14時過ぎまで動けなかった。

オレからいわせると、「ファスト動画」だ、「タイパ」だっていうのはズルしている感覚なんだ。本来なら、避けてとおることができないものごとや出来事を効率よくスルーして、少しでも平坦な道を進もうとしているようにも見える。/でもさ、無駄に見えるようなことにも、意外なお宝が埋まっていることはよくあるし、たとえそれが失敗だとしても、それによって引き出しも増えるし、深みも増す。(玉袋筋太郎)

いやあ、そうですよねえ。オレも全く同じことを思ってる。玉袋筋太郎『美しく枯れる。』はここ最近で、いちばん強く同意した本である。この人、なんか好きなんだよなァ。

2026/04/27

4/27 店日誌


4月27日、月曜日。いきなり連休モードに入ったのか、お客さんがわっと同時に入ってくる。3人、2人、また2人……となったところで声をかける。「スミマセン! 今いっぱいなので、またあとで!」飲み屋のオヤジみたいなノリである。そんなやり取りの中でも、よく棚をみて、本を選んでくれる人もいて救われる。どれだけとっ散らかってても、自力で欲しいものを見つける人がいてくれれば、店を開けてる意味はある(マジで、本当に、ありがたいです)。

レコードをみて「〜くん! ヤベー」みたいな話をしながら、あっちこっちをガサガサ、触ったものは元に戻さず、仲間とガハガハ笑い合ってたりする人がくるのは、ただただ辛い。ひたすら耐えるしかないのだが、そういうときに限って思いは伝わらず、数十分。ゔぁぁぁ……と声が出そうになる。

どうして、みんな同じタイミングで入ってくるのか。先に人が入っているのが安心なのか。その動きを否定したいわけじゃなく、とにかく不思議だ。せまい店内に、どんどこ人が入ってくると、何もできない。暇な時間はいくらでもあるのに、営業時間中の一点にぎゅーっと人が集中するのは、なぜなのだろう。

*
開店当初からのお客さんが本を2箱、売りにくる。アイヌ、マタギ、サンカ、香具師、宝島、スペクテイター、スチュアート・ブランド、玉袋筋太郎。しっかり値をつけて買い取る。いろいろ話を聞かせてもらって、近道はせず、まっとうに迷ってきた人なんだなあと納得した。

朝から雨、ざんざん降り。いつも通りに開けてます。

2026/04/26

4/26 店日誌


4月26日、日曜日。オンライン・ストア〈平凡〉で売れた品々をピックアップ、それぞれにフライヤーなどを添えた上で持ち帰る。干してあった布団を取り込み、ローランド・アルフォンソのレコードを片面聴いたのち、ふたたび店に向かっているとキャップにポタッと何かが落ちる。もしかして……と確認すると、ああやっぱり! 鳥のフンがついていた。これで運がついたぞーっと思えるわけでもなく、店についてサッサと洗って干している。気まぐれにキャップをかぶって出かけてよかった。

もう世間は連休なのかな。きのうは久しぶりに会う人、はじめての人、いろんなお客さんが来てくれて終始賑やか。すごく嬉しいし、喜びが大きいのだけど、3人以上の来店が重なると、どうもソワソワしてしまう。外で待ってもらう仕組みをうまく作れればいいんだけどなァ。

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届きたてのGRINGOOSE『Prillmal Spring』、再々入荷のKEN KEN『TUTTETTUTETTE MIX』vol.2がめちゃくちゃ気持ちいい! 新緑の季節、陽の落ちる前にぴったりのミックス作品。どちらもおすすめです。

では、今日も開店! お知らせ通り、17時までの短縮営業です。

2026/04/25

4/25 店日誌

表現とは作品に限らず、対話や教育、制度設計、日常のふるまいを含む社会的プロセスそのものである。PEPPER LANDは「店」というかたちでこの発想を「実践」し、音楽、美術、演劇、映画、批評、思想といった異なる領域を交差させながら、表現を通じて社会に作用しようとしてきた。(能勢伊勢雄)

4月25日、土曜日。(昨日の話)客足の少ない昼下がり、『能勢伊勢雄入門』を唸りつつ読み終え、うーむ、自分にできることはなんだろうか……。やや放心しながら考えているときに〈gallery Y〉のホソタさんがきて、12月に企画している写真展の進捗を伝えてくれる。店としての全面協力を約束し、お互いの考えを共有すべく言葉を重ねる。おなじ天久保地区に書店/ギャラリーを構える関係性を前向きに捉えて、時間がかかっても、いい環境をつくるべく協働していきたい。基本的な役割は下地作りなのだけど、ときに前に出て、明確な意思表示が必要になるときもあるだろう。

少し時間を置いて、顔を出したのは絵描きのナツナさん。ちょうど昨日、〈Cox〉の2人からライブの話を聞きましたよー! そうそう、そうなのよー! って感じで話がはじまり、現状の手応え、足りていないものなどの意見を交わす。互いに性質は異なれど、会話のなかで共通部分を見つけ出せれば、それを頼りにやり取りが進められる。まずは6月。NRQ祭りに向けて準備を進めていく。

夕方にそろーっと入ってきたのは学ラン姿の男性。高校生? なんて感じで話しはじめて、音楽のことを中心にいろんなことを聞かせてもらう。わかるわーってことは多くないけど、ひとまず聞く。好きにやればいいんだよー! と言うのは抑えねば……そう思っていても、けっきょく口をつくのはその言葉。反省。でも、ああいう若者がいるのが嬉しいのだ。

*
今朝のレコードは、『太陽への賛歌───中南米、オセアニアの民族音楽 バハマ音楽の真髄 第1集』。先日のトークイベントにきてくれた浦和のコーヒー豆店〈Michelle〉の小沼さんに教えてもらったレコード。短時間のやり取りで、矢吹純、ジョセフ・スペンス、オクノ修と話題が移っていったのが嬉しかった。もらった豆はビシッと定まった味がした。

今日は通常営業! 明日26日(日)は11時〜17時の短縮営業です。

2026/04/24

4/24 店日誌

基本的にいい演奏者はいいリスナーなんです。だから演奏するより一番大事なことは、ちゃんと音が聞き分けれるかどうか。聞くことが重要です。新しい音にずっと触れ続けて自分の音の感覚とともに生きてるかどうかということが大切です。(能勢伊勢雄)

4月24日、金曜日。能勢伊勢雄(聞き手・軸原ヨウスケ)『能勢伊勢雄入門 MAKING OF ISEO NOSE on OKAYAMA』がめちゃくちゃ面白い! けど、書かれてること、語られてることの半分も理解できてない気もする。それでもいい。まずは能勢さんの話に耳を傾けることが重要。ネタにするのでなく、カルト扱いでもなくて、好奇心のままに言葉を追っていく。そのなかにピンとくる節があれば、付箋を貼るか、メモしておけばいい。上記引用は「4|ペパーランドの始まり 1974-1988」の233ページで見つけた。

読んでるなかで、能勢さん? 伊勢さん? 能勢雄さん? いやいや、能勢伊勢雄さん! と頭の中で何度も確認している。副題も「MAKING OF NOISE on OKAYAMA」と読み違えたり、撹乱させられつつ、どうにかくらいついている。

*
今朝のレコード。『CREATION ROCKERS』のサイドDに針をおろすと、Gregory Isaacs「BAD DA」が流れだす。心地よくモコついたダブ。土っぽさよりも泥っぽい。水分多めの地面に足をとられる感じが、不思議とクセになる。

さあさあ、快晴! 今日も新着入荷がたくさんありますよ〜!

2026/04/23

4/23 店日誌


4月23日、木曜日。朝いちばんで針をおろしたのは、Willam Tyler『Music From First Cow』。ケリー・ライカート監督作品『ファースト・カウ』のサウンド・トラックは曇天にぴったり。主にギターのみ、音数少なく、這うように紡がれるフレーズが身体をそっと撫でていく。この映画を観たのは2024年1月、〈シネプレックスつくば〉のいちばん早い上映会。8時だったかな? 客席はガラガラ。序盤の暗い画面に引き込まれるようで何度か眠りに落ちそうになった。観賞後につどったオガワくん、タロウくん、ツチダくんといろんな話をしたのも楽しかったな。

シネプレックスはいよいよ閉館するらしい。そりゃそうだ。いつ行っても劇場は空いていた。公開間もない『カモン・カモン』、『ワン・バトル・アフター・アナザー』ですらそうなのだから。いい環境で、いい映画を観られてありがたかった。はっきり言えばさみしい。……が、そこまで足繁く通ったわけでもないので、口はつぐんでおく。

でも! 信じられるかな? 2002年に『ピンポン』が公開されたときは長い行列ができてたし(並んだ!)、『スナッチ』を観たときも劇場にはけっこうな人がいた(友人7~8人で観た!)。上のボーリング場、ゲームセンターはいつも賑わってて、行けば誰かしらに遭遇してた気もする。あれだけの資金が投じられた場にしても、盛り上がりは10年くらいだったのか。無情なり。

*
繰り返しのお知らせですが、26日(日)は11時〜17時の短縮営業。現状、それ以外の日は通常通りに開けるつもりです。ゴールデンウィーク中、5月5日(火)は営業予定。その日に行くよ〜なんて人がいたら、お声がけください。

今日も開店。雨が降りそうだし、本を読みつつ、のんびりやります。

2026/04/22

4/22 店日誌


ドン・ドラムンド、ババ・ブルックス、ウェイラーズ、ボブ・アンディ、オーガスタス・パブロ、グレゴリー・アイザックス……スカ~ロックステディ~レゲエというジャマイカン・ミュージック約20年の歴史をまるまるおさめた『クリエイション・ロッカーズ』。(藤田正)

4月22日、水曜日。『クリエイション・ロッカーズ』に針をおろして、しみじみと聴き入る。外は快晴。暖かい。Disc1のB面、Wailing Souls「Mr.Fire Coal-Man」からThe Wailers「Caution」へとつづく流れを聴きながら、ブログを書く。やわらかなロックステディに心身がマッサージされる。間奏で入るラッパの音がやさしい。ギターのカッティングはゆるやかで、ヴォーカルは伸びやかだ。Scotty&The Crystalites「Sesame Street」が始まった。ああ〜イントロから最高。これ以上、望むものはない。

さあ、定休日明けの通常営業。天気はいいけど、お客さんは来るのかな。いい本をたくさん買い取ってるけど、見つけてくれる人はいるんだろうか。心配未満の思案をしながら、いつもの椅子に座ってる。

*
ちょっとばかり急ですが、26日(日)は11時〜17時の短縮営業。ゴールデンウィーク中はだいたい通常通りにやるつもり。来週28日(火)は定休日。再来週の5月5日(火)は開けてみようかな〜と思ってます。

今週もよろしくお願いします。些細なことでも、お問合せはお気軽に。

2026/04/21

4/21 雑記


ああ、疲れた。日曜のトークイベント、月曜の通常営業で思いのほかエネルギーを使っていたようで、身体が重たい。目覚めも鈍い。起きてもすぐに眠くなる。それでも7時前に家を出て、最寄りのマクドナルドまで歩いていって公園で朝食。コーヒーが美味い。いつになく中高生が多くて、いろんな制服が目に入る。今日は特別な日なのかな、ぼんやり考えつつ、帰宅すると8時過ぎ。ダブのレコードに針をおろすもいまいち身体に響いてこない。こりゃ、間違いなく疲れてる。

「疲れた。もう何もしたくない」と言いながら、私は無性にどこかへ行きたくなる。そんなときは家で寝ていた方がいいのではと自分でも思うが、いつも足は外に向く。(スズキナオ)

ピンときて手に取ったのは、スズキナオ『家から5分の旅館に泊まる』。この本、とてもいい。刊行されたときにも読んでいたけど、今のほうがずっといい。冴えない、下向き、非生産的な時間に対しての向き合いかたが誠実なのだ。無駄なことをしてる僕、面白いでしょ? って感じのアピールをはぶいた筆さばきに共感する。けっこうすごい本だと思う。

2026/04/20

4/20 店日誌


4月20日、月曜日。はァ〜〜〜無事に終わった! 安心した。石井“EC”志津男さんをお迎えした「インディペンデント、レゲエ、オーバーヒート ~石井“EC”志津男に聞く」は大きな問題なく終了できました。いい話がたくさん聞けた。ジャマイカ人との交流、友情。ゲイリー・パンターの言葉。ミュートビートのダブワイズ。発想、行動、偶然が混ざり合って生まれるものに触れると力が湧くんだな〜と実感した。ご来場のみなさま、協力してくれた友人たち、石井ご夫妻に感謝! ありがとうございました。

てなわけで、今日は店の片付けからスタート! まあ、のんびりやってます。

2026/04/19

4/19 店日誌

僕のような小心で怠惰な生き方をしてきた人間をネタにした本を作る、そんな恐ろしいことはない。何も成しえていない僕の本を手にしたみなさんに最大の感謝を伝えつつ、ちょっと謝りたい気持ちもあります。(石井“EC”志津男)

4月19日、日曜日。こんな風にはじまる本、そうそうないよね。しかも嘘じゃなく、極端に卑屈になってるわけでもないのが伝わるから、余計にすごい。ECさんをお迎えするトークイベント「インディペンデント、レゲエ、オーバーヒート ~石井“EC”志津男に聞く」はいよいよ本日開催。まずは天気が良くてよかった! 空気がカラッとしてる日に聴くロックステディ、レゲエは最高だし、ビールも美味い。リラックスして楽しんでほしい。現状、いい具合にご予約をもらってるけど当日参加も大歓迎。ぜひお出かけを。

今日は11時〜16時の短縮営業! どうぞよろしく〜!

2026/04/18

4/18 店日誌

4月18日、土曜日。明日にせまった「インディペンデント、レゲエ、オーバーヒート ~石井“EC”志津男に聞く」に備えて、『ロッカーズ』サントラ盤に針をおろす。インナー・サークル、メイトーンズ、ジュニア・マーヴィン、ヘプトーンズ、ピーター・トッシュ、ジェイコブ・ミラー、ジュニア・バイルズ、バニー・ウェイラー、グレゴリー・アイザックスまでは想定内。やっぱりいいなーと鼻歌交じりに聴いてて、アレッ! 耳慣れない曲が鳴ってる。ホーン隊主体のインスト曲、超カッコいいじゃん。裏ジャケを確認すると、Rockers All Stars「Man In The Streeet」の記載を発見! なるほど、そういうことか!

モッドでサバービアなジャマイカ音楽の聞き手にとっては、ホースマウスがバイク屋に向かう所で流れる、ドン・ドラムンドのスカ・クラシック、「マン・イン・ザ・ストリート」のロッカーズ・オールスターズ・ヴァージョンが何故ここに収録されていないのか、きっと訝ることだろうし(アナログLPのアメリカ盤にのみ収録されていたらしい)…(山名昇)

日本盤サントラCD(1993年)のライナーノーツによれば、手元にあるのはアメリカ盤。確かにこの曲があるかないかで、全体のトーンが変わってくる。ルーツ・レゲエを主にした構成にヴィンテージ・スカの要素が混入して、ジャマイカ音楽の歴史がより強く、太く、表現される。

*
古本の買取はもちろん、個人のつくる自主製作冊子も色々と届いている。店にきて写真集を売り込んでくれた竹石丈くんの『ガールイズスマイリングバック』は、2025年のタイ〜ラオス、ベトナムの旅の模様を収めた写真集。初回30部限定とのこと。

今日は通常営業! 明日はイベント開催のため、16時までの短縮営業です。

2026/04/17

4/17 店日誌


これはピュアなロック・ステディ。/20歳前でこのコク、色気、品よく燻された渋みの漢臭。完全なる、愛すべきデルロイ・ウィルスン。「Rain from the Sky」「Don’t Know」など神曲多々。(鈴木考弥)

4月17日、金曜日。朝いちばんで針をおろしたのは、デルロイ・ウィルソン『グッド・オール・オーバー』。晴れた日にぴったりのテンポ、メロディ、ジャケット……ってか、この写真どうなってるのかな。見せられないのがもどかしいけど、女性の上にデルロイ・ウィルソンが立っているように見えるけど、肝心の部分が見えないから踏み台か何かの上にいて、女性はずっと前に寝そべってて、遠近法でこう見えてるのかな。爽やかで、奇妙。これもロックステディの醍醐味のひとつ。

A面では、なるほど「Rain from the Sky」がめちゃ良し。B面は冒頭「Once Upon a Time」「Don’t Know」「Feel Good Over」「I’m not a King」「How Can I Love Someone」の流れがすごーく好きだ(ほとんど全曲!)。手元のレコードを味わいつつ、鈴木考弥『レゲエ・デフェニティヴ』などの参考書をひもとくと実感がふかまる。

いよいよ明後日、19日(日)開催! 「インディペンデント、レゲエ、オーバーヒート ~石井“EC”志津男に聞く」はレゲエに詳しくなくても楽しめるし、ビールなど飲みながら聞いてもらうのも大歓迎。気が向いたらふらっと遊びにきてほしい。

では、今日も開店! 新着入荷がたくさんあるので、ぜひご来店を〜!

2026/04/16

4/16 店日誌


4月16日、木曜日。今にも雨が降り出しそうな平日、定休日明けの水曜は当然ながら暇である。いくつかの入金、買出しを済ませてから開店、昼食まで、ほとんど誰とも話さず時間が過ぎていく。ラジオでは何がニュースになってたかな……中東情勢、改憲発議か? 油断してると初見のお客さんが入店。わりと時間をかけて棚を見たのち100円の文庫を2冊買っていく。ありがとうございます、お気をつけて〜と送りだすと、ちょいと間が空いて、大きめの荷物がどどん! と運ばれる。京都の〈誠光社〉からってことは、アレだ。楽しみにしてたやつが届いたぞ。

気の合うメンバーを集め、演奏会場を探し、レコードをプレスしてフライヤーを印刷、それらを知り合いの店に委託し、流通させる。何をするにもプラットフォームに規定、搾取されてしまう昨今、ささやかな自己表現やスモール・コミュニティをフィジカルな次元へと取り戻せ!

Caffeine House『Noy’s Magical Sounds』は誠光社のホームページで連載されていたコミックなのだけど、これは印刷された方がずっといい! しかも、縦組のコデックス装だからページがばーんと開いて、スケールが伸び縮みする様がよく伝わる。話自体はシンプルなのだけど、細部へのこだわりが強い上、説明も丁寧だから読み応えがある。

唐突にはじまるリソグラフ印刷の解説、レコードプレスやイベントをオーガナイズする上でのアドバイスが書いてあって、自前で何かをはじめるためのガイドブックにもなっている。読んでてウズウズするのはオレだけじゃないはず。みんな、どんどん刺激されてほしい。

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いよいよ今週末、19日(日)開催のトークイベント「インディペンデント、レゲエ、オーバーヒート ~石井“EC”志津男に聞く」は引き続きご予約受付中! 当日ふらりと来ても入場できるので、気になればぜひお出かけを!

今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目ください。

2026/04/15

4/15 店日誌


交通運賃は一方的に値上げされる。人件費の増大を理由に、あらゆる交通機関が何年かに一度必ず値上げする。値下げした、という話は聞いたことがない。/しかし、歩くことだけは、値上げされない。「歩くこと」、それは現代に残された唯一の自由で気ままな移動手段なのである。(真鍋博)

4月15日、水曜日。真鍋博『歩行文明』を友人が貸してくれたのは何年か前。歩くのが好きならたぶん気に入りますよーって感じで持ってきてくれたのだけど、全く読まず(アア、失礼!)。その後に古書店で買ったまま、放っておいたのを読み出すと、こりゃあ確かに面白い。書き出しの「チャンバラ映画や歌舞伎を見たり、講談をきいたりすると、その舞台のほとんどが屋外である」ってのにビビッときたのは『七人の侍』を観たからだ。

侍、町民、商人などなどが行き交う往来には出来事が溢れていて、無数の人生が散らばっている。人と人とがすれ違うことで喧嘩になったり、笑い合ったり、絶望が深まったりもする。街の往来には予測のつかない偶発性があり、物語を生み出すには絶好の場なのだな。

こう書いたのは、去年の11月15日。このときの感慨と「歩くから、人や季節や出来事と出会い、思考が触発された。それを歌に詠み、俳句にひねり、絵にし、詩に書き、紀行文にまとめたのである」という真鍋説はほぼ完璧に響きあっている。「健康的だという頭の理解ではなく、歩きたいから歩くのである」ってのもまったく同意。その通りなのである。

そりゃ車は便利だし、電車やバスがなかったら好きな店にも行けやしない。でも、移動範囲を徒歩中心にしてみると、それはそれで豊かでもある。公園や公衆便所のありがたさ、ふいに出会う巨木や神社のすごみ、あれこれ感じ考えながら歩くのって創造的。歩を進めるうち、頭の中が整理されていく。

そういや先週、開店13年を迎えました。引き続きよろしくお願いします。

2026/04/14

4/14 雑記

午前中、自宅に買取の本が6箱届く。店内が容量オーバーゆえの対応だったのだが、これが正解。仕分けがスムーズに進む。全体の査定まではいかずともスペースに余裕のある状況で全体の質、量を目視できるだけで気持ちは楽だ(馴染みのマスダさんからの依頼だったし不安はなかったわけだけど)。

荒川沖で用事を済ませたあと、〈きらく〉で昼食。テレビでメッツ×ドジャースの模様が静かに流れるなか、小生ビールを一杯。ああ、嬉しいなあ……と感慨にひたった後で出てきたキムチチャーハンの色、量におののく。添えられた漬物、スープまで完食する頃には腹はパンパン。大満足だけど、これじゃ今日はなにも食えないぞ。

帰宅後は、散歩特集の『ユリイカ』2024年6月号を拾い読みしつつ、ちょびっと午睡。

2026/04/13

4/13 店日誌






いいんです、これで。地元の人たちが集まって、日々の楽しみを積極的に見出して全然無理していない感じはとてもいい。内容がどうとか仕切りがどうとかもどうでもいい。だって一番大事なのはここで生きていくということだから。(田口史人)

4月13日、月曜日。滋賀県彦根市〈山の湯/円盤〉の制作物がまとまって到着。2026年2月の冬季休業中の行商旅行記『山の湯の冬休み』、おなじみ円盤のレコブック内のハードコア・シリーズ『黒ダイヤ別人帳』(テイチク篇)に加えて、当店の定番にしてロング・セラー! 『あんころごはん』『ECDPOPO』も補充しました。上記した一節は田口さんが行商先の鹿児島で得た感慨。いいなあ、うらやましいなあ、と思うのと同時に自分にできるのは店を開けることだけだなあと再確認。

円盤関連の商品が届くとすぐ頭に浮かぶのはTさんの顔。インスタグラム、ツイッター両方にポストすれば届くかな……と案じながら入荷案内をしてみると、閉店間際に来てくれた! すごく嬉しい! ツイッターを見てくれたらしい。ああ、良かった。

これらとほぼ同時に届いたのが、熊本の文芸誌『アルテリ』二十一号。創刊から10年が経って、不定期刊で再出発。派手じゃなくても、太くどっしりした言葉がある。寄稿者は高橋源一郎、石牟礼道子、池澤夏樹、伊藤比呂美、渡辺京二、磯あけみ、谷口絹枝、坂口恭平、浪床敬子、小野由起子、田尻久子など。

今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

2026/04/12

4/12 店日誌

僕がイメージするロックステディは1967年のレコードだけ。68年はアーリー・レゲエの要素が強くて、66年はスカの要素が強い。67年でもスカっぽさは残っているけど、ギターとユニゾンでシンコペーションするベースとか、マラカスみたいなパーカッションが入っていたりすると、僕はロックステディを感じます。(森俊也)*

4月12日、日曜日。晩春から初夏みたいな爽やかな空気、こんなときにはロックステディ。ゆらゆらしたリズム、朗々としたヴォーカル、ピロピロとなる鍵盤の音なんかに身を任せて揺れていたい。可能ならばレコードで。でも、CDやカセットテープ、サブスク音源でもじゅうぶんに嬉しい。甘いだけじゃなくコシのあるビートがたまに混ざると、なおさら良い。午前中、家で聴いていたのは『CATCH THIS BEAT The Rocksteady Years 66/68』と題されたコンピレーション。

勉強ってわけじゃないけど、スカ/ロックステディ/レゲエ関連の音源を見つけたら、片っ端から聴いている。すぐに馴染むものがあれば、そうもいかないものもあるのだけど、どんどん耳に入れていく。上記した森さんのように明確な定義ができるときがくるのかどうか……。

たくさんの音楽に関する原稿が世の中にあった。活字となって紙に刷られているだけで、そこにある文字の多くはいろいろなビートを叩き出していた。(…)そのなかでも特にソリッドで柔軟でバックビートがかっこよかったのが山名昇だ。(湯浅学)**

些細なことでモヤモヤしたり、ウラウラと気分が落ち着かないときは湯浅学さんの言葉に触れたくなる。(…)としたところに大事なことが書いてある。「音楽が好き、というその“好き”と文字の関係が現在とは雲泥の差だったことに留意してほしい」から「そのなかでも〜」と続くところに意味がある。自分もそれを思考し、言語化しなくちゃダメなんだよな。

ではでは、今日も開店。些細なことでも、お問い合わせはお気軽に。

*『The ROCKSTEADY BOOK』p.117  **『音盤時代の音楽の本の本』p.303

2026/04/11

4/11 店日誌

幼年期に愛聴していたのはライオネル・ハンプトンの「スター・ダスト」。有名な47年8月4日パサデナでの実況録音で、テイチクのドーナツ盤。今も持っている。ハンプトンのソロの叩き出しを「キョン、キョン、キョン」と覚えて、リクエストしてたらしい。(山名昇)

4月11日、土曜日。山名昇『寝ぼけ眼のアルファルファ』のあとがきを読んでいて、オヤッとなる。だとすると、2022年11月に開催したトークイベントで山名さんがかけたのは、そのドーナツ盤だったのか。さりげなく流された曲に驚いて、こりゃ誰ですか? と聞いたら、「ライオネル・ハンプトン。珍しいもんじゃないですよ」と教えてくれた(実際、すぐあとに近所のブックオフで格安で見つけた)。にしても、いい音だったんだよなァ〜。隣の店長とはあの盤のことでよく盛り上がる。

私のような戦争育ちの者は、権威がくるくると変り、飾られた物が画餅に帰するところをちょこちょこ見ているので、財産も肩書も風采も、不変のものには思えない。(色川武大)

どうも乗れない、気の合わない本のあとで手にした、色川武大『街は気まぐれ ヘソまがり』がめちゃくちゃ面白くて一気読み。戦後の民主主義社会を疑ってるとは書かないけど、上から与えられた規範、共有されているはずの常識に則らないから、小気味いい。頑固、意固地とは感じさせないところがとても素敵だ。

*
今週末は晴れて、気温が上がるらしい。はっきりしない天気が続いたから、みんなどっかに出かけちゃうかな。まあ、こちらはいつも通りに開けるだけ。新刊入荷、古本買取もありそうな気がするけど、どうなるだろう。

それでは開店! 在庫確認など、お問い合わせはお気軽に〜!

2026/04/10

4/10 店日誌


本当に何かが変わる、という時がある。/そのときは、物事が一気に、根こそぎ進行するものだ。/それも、蟻の穴から堤防が決壊するように、楊枝の先で突いたようなちょっとしたことがきっかけで盤石と見えていたものが瞬時に崩壊する。(佐藤允彦)

4月10日、金曜日。うーん、面白い! 今日も佐藤允彦『すっかり丸くおなりになって…』の引用ではじめてしまったのだが、さらに続ける。「あとからみると、それはすでに盤石ではなく、遅かれ早かれ崩壊すべきものだったとわかるが、進行中はなにも見えないから人は驚く」って、こりゃ今の世相にまんま当てはまっちゃうじゃんか……と、感じてゾクリ。大袈裟に「預言」なんて言うつもりはないけど、佐藤さんの眼の動き、耳の使い方に注目すべき点があるのは間違いない。

*
ZINEをつくったから置いてほしい。ポスターを貼ってくれないか。そんなメールが、めちゃくちゃ多い。けっこうな割合でトンチンカンな依頼も混ざってて、断りの旨を伝えるだけで疲れてしまう。「〜に紹介されまして」って、重要な「〜」が誰だか分からなかったり。どうすりゃいいのよ。泣。

こうやって書くと誤解されるのだけど、共感できる趣旨の催し、小出版物はよろこんで引き受ける。近隣の催事の告知物も断らずに預かっている(例外あり)。直に持ってきてくれるなら、できるだけ話を聞くようにしたいのだ。

ではでは、今日も開店。オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ。

2026/04/09

4/9 店日誌


異なる意見に出会ったときに、自分の心理を制御して相手の言い分にも耳を傾ける「技術」は、家族以外の大人から叱られた子供時代の経験を土台にして出来上がるものだろう。その点で、昨今の若者(私ももはやこんな言葉を書くような年になったか)はある種の社会性欠落症だと言える。(佐藤允彦)

4月9日、木曜日。常連さんが貸してくれた、佐藤允彦『すっかり丸くおなりになって…』をなんとなく読み出して、膝を打つ。そうだよな、そうなんだよな〜、家族以外の大人に叱られる経験って大事なんだよな。それはなにも「子供時代」に限らない話で、20代いっぱいまで通用すると思うんだ。じっさい自分も20代で他者にビシッと怒られたり、注意されたことはよく覚えてるし、同じことを繰り返さないように今も意識している。それらしく言い返すよりも、まずは受け止める。時間をかけて理解すればいい。

僕はムーヴィンにやって来たいろんな他者と関わることで大きな流れに飲み込まれ、まったく抗う術なく、ドンドン思わぬ方向へ押し流されていった。多くの雑多な人間との間の関係性の中で、僕の甘ちゃん精神は鍛えられることになった。(和田博巳)

今週あたまに訪れた西荻窪の〈音羽館〉で買ったのは、和田博巳『楽しい音の鳴るほうへ はちみつぱい●和田博巳の青春放浪記 1967-1975』。とっても軽やかで、エネルギーに溢れていて、流されるように一気に読んだ。和田さんが高円寺でロック喫茶〈ムーヴィン〉をはじめるのは21歳のときなんだからビックリする。はちみつぱいにベーシストとして本格加入するまでの3年足らずとはいえ、ムーヴィンの店主経験がかなりの濃いものだったことがよくわかった。

詩というのはどんなマス状況になっても一人一人に向かう。詩は一種の直撃力ですから、受け取る人がいるか、いないかということです。詩というものはわずかな人に向けるメッセージであるわけです。同時に、やはり一般大衆、マスに向けられている。そういう矛盾した二面性をもっているのが詩です。(北村太郎)

数年ぶりで再読したのは、北村太郎『センチメンタルジャーニー ある詩人の生涯』。この本は第二部の語りおろしが面白かった。矛盾、苦渋を語りながら、不思議と重たくないのは、北村太郎の人柄ゆえか。「犬の日々」が聞きたくなった。

今日も本を読みつつやってます。お暇があればお出かけください。

2026/04/08

4/8 店日誌


4月8日、水曜日。パラゴンズからジャッキー・オペル、タン・タンの『THEME FROM A SUMMER PLACE』へと流れる贅沢なレコード・リレー。タン・タンのシングルはラフトレードから出てんのか! レーベル面もシャレてんな〜と感じつつ、針をおろすと極楽だ。今朝のかわいた空気にぴったりの爽やかさ(メモ:スクリューってわけじゃないのだが、A面は33回転でもじゅうぶんに聴けた。ちょっと奇妙なインスト・レゲエって感じ)。

話題にしたばかりのバニー・ウェイラー『BLACKHEART MAN』を数種(サブスク版も交えて)、聴き比べられるようになって驚く。音のバランスがかなり異なるのだ。例えば、最終曲の「ディス・トレイン」。リマスター後と思われる近年盤は途中で入るギターが艶やか、音が立っているのだけど、1976年盤だとだいぶ奥に引っ込んでて、全体に平らになっている。その分、バニーの歌が自然になじむような印象あり。

詳しいことは書かないが、この数年、意識的に続けているジャマイカ音楽探求に大きな変化あり。テメーこれから頑張れよ! って感じの手荒くもやさしいお祝いだと思ってこの状況を受け入れる。センス不足を嘆いていても意味がない。小さなことでも意識的にここに綴っていく。

では、2日ぶりに開店! 今週もよろしくお願いします!

2026/04/07

4/6~7 雑記

カリーキッチン・エチオピア〜穂高〜ディスクユニオン〜JUHA〜音羽館〜ディスクユニオン〜ココナッツディスク〜闇太郎〜福郎〜中華街。お茶の水から西荻窪へ、吉祥寺の底力に触れた気がした(4/6)。朝は荻窪。久我山の寺町から和楽で昼食、武蔵野グリーンタウン。17時過ぎのバスに乗って吉祥寺、中央~総武線で秋葉原、TXつくば駅着は20時過ぎ。快速に乗らず、普通で帰ればさほど混んでない(4/7)。

2026/04/06

4/6・7 連休

今日、明日は連休です。

2026/04/05

4/5 店日誌


4月5日、日曜日。ご近所の古着屋〈may〉店主のホソヤさんに、原島"ど真ん中"宙芳『DOMANNAKA OIL MIX』を薦めるとすぐに買いにきてくれる。その足で開店、店内でもかけてくれていたようで、そう時間をおかずにメイの常連さんも同音源を目当てにご来店。いくつかの中古CD、古本といっしょに買っていく。うーん、これは嬉しい! いい流れ! レーベル広報誌を刷ってきたヒデさん、雑誌を売ってくれたオザワさん、イベント関連の話を持ってきたノグチさん、サクライさん&カキヌマちゃん。昨日はいいペースでお客さんが繋がった。

閉店間際にきた学生シーギは、〈つくば写真美術館〉の図録をみつけて即購入。決して安くはないのに嬉しいぞ! せっかくなのでビールで乾杯。そのうちツチダも混ざって小宴会。春の週末は慌ただしい。

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「渋さ知らズオーケストラ」って名前をみると即効的に鼻白らむのは何故なのか。若かりし頃にフジロックでの演奏に衝撃を受けたのは間違い事実なのだが……。「本多工務店のテーマ」にともなう大団円前の怒涛のインプロ、フリー合戦をいまこそ味わってみたい気持ちもあるし、そんな軽いもんじゃないはずって思いもある。今こそ再検証が必要だ。

今日も通常営業! 明日、明後日(6日、7日)は連休です。

2026/04/04

4/4 店日誌

4月4日、土曜日。グレイトフル・デッドが身体に入ってきたのは20代後半、しばらく勤めていたCDショップを辞めて、野外フェス/パーティの制作を手伝っていたころ。なんの技術も知識もない自分に目をかけてくれたHさんがあちこちに連れていってくれる。「これる?」って声をかけられれば「いけます!」と応えて、山形、静岡、山梨、宮城、たまに東京にも行った。指定席は助手席(役割どおり!)でバカ話にゲラゲラ笑って、むせたりしながら、ジャムバンドの音楽を浴びていた。フィッシュが主でデッド、テデスキ・トラックスなんかも流れてた。

あれは山形蔵王での「龍岩祭」。超インディーズ・ステージのみちくさ堂でのサウンドチェック。3日間の会期中、朝いちばんでデッドやフィッシュが大爆音で流される。それが毎回、毎日、繰り返されるうち、あるときバチっとハマってしまった。ああ〜気持ちいいなあ……一瞬、我を忘れて、こりゃ特別だと理解した。

あと、2009年のメタモルフォーゼ。ど深夜から朝方にかけてのロータスのライブもめちゃくちゃ印象に残ってる。彼らのエレクトロ・ジャムを浴びながら、朝陽が昇ってきたときに、これか! こういうことか! 無条件に納得。伊豆のサイクルスポーツセンター、いい会場だったなァ。

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神戸拠点の出版社〈和久田書房〉の第2作、慈憲一『レジスタンスのまちづくり』が新着入荷。「嫌いな言葉は“まちづくり”」ってところにめちゃ共感する。人も街も、上から誰かが操れるもんじゃない。どこそこを盛り上げたい! とか言うやつ、すぐにあきらめちゃうのは何でだろう。短くても10年は関わらないとダメだと思うのだが。

今日は悪天候予報なので、18時までの短縮営業。6日(月)・7日(火)は連休です。

2026/04/03

4/3 店日誌

マレーシアに生まれ、大阪を拠点に日本、中国、香港、バルカン半島などで映画を製作し、“シネマ・ドリフター”を自称する映画監督リム・カーワイ(林家威)。50ページを超えるリム監督のロングインタビューと、豪華執筆陣による批評・エッセイからその作品世界に迫る大特集。

4月3日、金曜日。爆音上映と映画配給にはじまり、書籍刊行や音源リリースも手がける〈boid〉が手かげる不定期刊雑誌『boid paper』vol.3の特集は「リム・カーワイ 今とここの間へ」。京都のリソスタジオ〈hand saw press Kyoto〉が印刷から製本までを手がけていて、判型は小さめながら文字はギッシリ、記事もヴァラエティ豊かで読み応えあり。リム・カーワイ? 誰ですか? って人でも楽しめるはず。

入荷以来、好評つづくvol.1の特集は「そこから先の湯浅湾」、vol.2は「空族の見た台湾」。必ずしも今っぽい人選ってわけじゃないのだけど、読み手を引き込むパワーがある。目配せ上手な雑誌ばかりで辟易している自分にとっては『boid paper』は頼もしい存在なのである。

分厚いし、高いねェ〜と驚かれつつ、いいペースで売れているのはジョン・ルーリー『骨の記憶』。上記した『boid paper』や『NEW FAST SPEED PUNK』とあわせて買ってくれる人がいるのは嬉しかった。この本は、早ければ週末中に補充予定。

では、今日も開店! 週明け6日(月)・7日(火)は連休です。

2026/04/02

4/2 店日誌

4月2日、木曜日。友人がいとなむ〈つるばみコーヒー〉の住所は「つくば市筑穂2-10-1ビーチストンハイツ101」、ざっくり分かりやすく伝えるならば、大穂のタイラヤのはす向かい。100円ショップセリアの並び。隣に植物店があって、すぐ近くには整体院やコインランドリー、床屋がある。駐車場は店裏に1台分。店内での飲食提供はしておらず、常時数種のコーヒー豆と抽出器具、ドリップパック、焼菓子、ジャズを主にした中古レコードを売っている。とてもわかりやすい店である。

つるばみコーヒーは、開店してからそろそろ1年が経つらしい。鹿児島の湯湯のときは「たかが1年、されど1年」と、したり顔でコメントしてたけど、つるばみには「ようやった!」と言いたくなる。言われる当人は喜ばないだろうけど、わきあがる気持ちを正直に表明すると、そうなる。

水曜定休は変わらないけど、今月から営業時間が11時〜19時となるらしい。店頭では開店1周年フェア? みたいなサービスもあるようなので、気になれば出かけてみてほしい。オンライン・ストアも稼働中。

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2025年にリリースされた、mmm『Burnt』がアナログ化。音の配置がすばらしくて、ギターの音と歌声がよく聴こえる。一部の曲順が変わったことで、全体の印象も変わっている。CDをお持ちの方、サブスクで聴いている方にもおすすめしたい。

今日も通常営業! 在庫確認、本の買取に関するお問い合わせはお気軽に!

2026/04/01

4/1 店日誌

繊細で引き締まっているのに、木漏れ日のような柔らかさと包容力。そこに叡智と教訓が詰まっている。ラスタ思想の入門にも最適だ。(鈴木考弥)

4月1日、水曜日。ああ、どうして。なぜなのか。ディスクユニオンで見つけたバーニー・ウェイラー『ブラック・ハート・マン』を買わずに済ませた理由が見出せない。とくだん高かったわけじゃないし、CDでも愛聴していたのに。知ってる。分かってる。余計な金は使わない。そんな自制が働いてしまったのか……何度目の後悔だろう。買わなかったレコードほど忘れられなくなる。リントン・クウェシ・ジョンソンのファーストもタイミングが合わないまま、いまだに見つけられていない。

今月の催事は19日(日)に、石井“EC”志津男さんを招いてのトーク・イベント「インディペンデント、レゲエ、オーバーヒート ~石井“EC”志津男に聞く」のみ。間違いなく貴重な話が聞けると思うので、少しでも気になればぜひ足を運んでほしい。

「NEW FAST SPEED PUNK 2026」は、現代の日本で速いパンクを追求し続けている6バンドの音源を集めた6way split。各バンドには「2分以内、曲数自由、とにかく速い音源」を送ってほしいと依頼しました。」(GEVABOW)

本日発売! ファスト・パンクのコンピレーション『NEW FAST SPEED PUNK』は予約多数で残り1枚。各地に取扱店舗があり、参加バンドのライブ会場でも買えるようなので、気になる方は調べてみては。かなり特異な7インチ・レコード。

では、今日も開店! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ〜!

2026/03/31

3/31 雑記


朝、窓を開けると曇り空。いまにも降り出しそうだけど、もうちょい大丈夫だろ〜っと桜を見るべく歩きだす。枝ぶり見事な古木はいまだ9分咲き。どっしりした余裕を感じさせるのは、何百年かの経験ゆえか。そのまま移動した市庁舎裏の公園は満開。若さのある色、勢いで花びらを散らせている。こんな風に桜を観察したこと、あったかな。家に帰り着くころにポツンときて、そのままザーッと本降りになる。風もつよい。

いくつか用事を済ませたのち、出先のスーパー付近で友人たちに立て続けに遭遇、びっくりした。

2026/03/30

3/30 店日誌


3月30日、月曜日。7時前に家を出て、桜を見にいく。市役所分館裏手の公園は8~9分咲きという感じ。桜の木の下で朝マックのセットを食べたのち、ぐるっと遠回りをして大穂中近くの古木をチェック。見事な枝ぶり。ぐわーっと横に広がって、地面すれすれに花が咲いているものの、こちらは8分咲き。満開になった状態を見られるのは来年になるのかな。明日、明後日は雨予報だしなあ……と書いてはいるが、特段気落ちすることなく、ずんずん歩いて帰宅すると8時半過ぎ。朝の散歩は気持ちがいい。

*
PECKER +RYOJIRO FURUSAWA『INSTANT RASTA feat.MINAKO YOSHIDA』、Dave Grusin『DISCOVER AGAIN!』、TIMOTHY LEARY『You Can Be Anyone This Time Around』など、週末に買い取ったレコードに針をおろす。全部で7枚。これらは来週中には店に出すつもり。

重要なのは、注目すべき人がいると聞いたら、(…)お手軽に済ませようとしないことだ。実際に会ってみるまで噂を信じてはいけない。会いたいと思い続けることができて、あなたに準備ができれば、会えるときは会えるのだから。

北山耕平特集の『Spectator』37号を再読して、唸る。北山氏へのインタビュー、3部構成のテキストページはもちろん、巻末資料まで手抜きなし。パワーあふれる誌面に引き込まれて、時間を忘れたのは久しぶり。約4万字の「日本から一才の差別をなくす最後の方法」は今もって重要。ぜひ読んでほしい。

今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく。