2026/05/29
5/29 店日誌
2026/05/28
5/28 店日誌
2026/05/27
5/27 店日誌
2026/05/26
5/26 雑記
午前中、市内の実家に移動する。道中、かつて通った小学校の古びた体育館が目に入って、複雑な気分。ケンカがあって、鼻血を出した友達がいた。カメムシの匂い。くさったソフト麺。いい思い出が浮かばないまま、家に着く。庭で昼食、日陰の風が気持ちいい。ドジャースとロッキーズの中継が流れてた。
午後はのんびり、何枚かのレコードに針をおろす。スリム・スミス、プリンス・バスター、リー・ペリーなど。夕方に散歩にでて〈つるばみコーヒー〉を覗いてみると、友人がいる。ホーマック、カワチを経由してマイセンに。数ヶ月ぶりのAコース、デカジョッキの生ビール。いい心地で帰宅、そのまま就寝。
2026/05/25
5/25 店日誌
2026/05/23
5/23 店日誌
2026/05/22
5/22 店日誌
6点や7点のような、当たり障りのない点数を付けても、人は誰も憶えてくれはしない。だが、0点やマイナス10点なら、人はその作品に興味を抱き、また採点者のことも忘れられなくなる。音楽に対して強い好奇心を抱かせることこそ、音楽評論家の仕事だと考えるなら、当然のことではないか。(小西康陽)
5月22日、金曜日。小西康陽『わたくしのビートルズ 小西康陽のコラム 1992-2019』を読み返して、192~248ページで展開される「軽い読み物など。」で膝を打ち、ときに唸った。なるほど、そんな見方と聞き方があったとはと驚き、まったく同意! と頷いたり。とにかく読みどころばかり。上記引用は中村とうようの逝去を受けて書かれたブログからの一説で、「彼がクロスレヴューで誰のアルバムに0点を付けた、とか、マイナス10点を付けたとか、そんなことを面白おかしく、あるいは苦々しく書いたのを読んだ」につづくところ。
感動した! って言葉を使わず、音楽のいいところを伝えたい。あの曲のあそこ、ちょっと間が空くところでグッとくるんだ。腹の底に響いてくるよね。そういった抽象的な情動にうまく言葉を与えたい。べつに自分は評論家でも批評家でもないのだけれど。
若い人にはたぶん理解してはもらえないだろう。けれどある日、海苔が旨い、海苔こそはラーメンにおける最も重要な具だ、と知る日があなたにもやってくる。そのとき、自分は伏し目がちに黙って頷くはずだ。
この「眼鏡の弦。」って文章も格別だ。眼鏡の弦の内側、イグジット・スルー・ギフトショツプ、加齢による味覚の変化と話題が移って、ラーメンの中の海苔の旨さを語って閉じられる短文。技巧に長けてて、ユーモアもある。されどエモーションには頼らない。この按配が実にお見事。
2026/05/21
5/21 店日誌
ジャケットのアートディレクションは、『relax』誌のアートディレクターでもある小野英作。使う写真は、小野英作が100本ほどあるベタ焼きを見てセレクトした。/ラヴァーズ・ロックのアルバムにロマンチックな世界観を表わすハートのマークや花のイラストといったヴィジュアルではなく、ルードボーイとかサウンド・システムという要素が強調された写真を使うことが的確なメッセージになっていた。(*1)
5月21日、木曜日。先週入荷した、石田昌隆『Struggle Reggae meets Punk in the UK』を読んではっきりと認識。今も続く人気シリーズ『Relaxin’ with Lovers』は藪下晃正さんと小野英作さん、石田昌隆さんによる三位一体の発明なのだ。2001年にはじまった同シリーズが25年後も続いているのは、この3者の力が大きいはずなのだが、小野さん不在の今後はどうなるのだろうか。
製作陣にケチをつけたいわけじゃない。石田さんの写真はCDもいいが、アナログ盤でこそ映えるのはわかってる。どうもうまく言葉にできないのは、自分も、レコードが好きだからだ(プレス後の即プレミア化はどうも辛いところもあり……)。
音楽を聴くということは、音楽に込められているメッセージを受け取って、自分の中にあるおぼろげな世界地図に具体的なデティールが描き加えられて、少しずつ世界が見えてくることにほかならない。(*2)
ピーター・バラカンさんのラジオ番組やイベント開催、映画上映なども、上記した石田さんと同一の見識の上で行われているのだろう。ピーターさんの活動すべてを追っているわけじゃないし、熱心なファンでもないのだけど、はっきりとそう思う。
2026/05/20
5/20 店日誌
2026/05/19
5/19 雑記
午前中、郵便局で発送を済ませたのち〈Bespoke〉に向かう。思い付いて〈ベッカライ・ブロートツァイト〉に寄ってみるとちょうどよく空いていて、パンをいくつか買って、また自転車を走らせる。予約していた10時45分ぴったりに到着。ちょっと話して髪を切りはじめて……店を出たのは13時30分! どんだけ話してんだよ! って感じなのだが、やっぱり羽山さんは面白い。今日はカット4:おしゃべり6くらいの割合だったかな。
コンポステラの残したものは未だ成長を続け、日本のインディペンデントな音楽の世界に浸透し続けています。その巨大な流れのメルクマール作として、本作「1の知らせ」と篠田ユニットの「コンポステラ」の2枚は、そこから連なる人脈を追い、歴史を追い、遡り、今を噛み締め、その周囲を確認し、先を見つめることでよりその存在の大きさを確認することができると思います。(田口史人)
帰宅後すぐにシャワーを浴びて昼食、ちょびっと午睡をしてから、コンポステラ『1の知らせ』に針をおろす。円盤/山の湯の田口さんによる手製ライナーノーツ(〈山の湯〉購入分のみの特典)を読みつつ、耳を向ける。「反射する道」「くつやのマルチン」「箱の中の風景」「1の知らせ」「アジールのマーチ」など、曲名が秀逸。どこか乾きのある風景が頭に浮かぶ。
2026/05/18
5/18 店日誌
2026/05/17
5/17 店日誌
2026/05/16
5/16 店日誌
2026/05/15
5/15 店日誌
2026/05/14
5/14 店日誌
2026/05/13
5/13 店日誌
2026/05/12
5/12 雑記
2026/05/11
5/11 店日誌
2026/05/10
5/10 店日誌
2026/05/09
5/9 店日誌
2026/05/08
5/8 店日誌
2026/05/06
5/6 店日誌
2026/05/05
5/5 店日誌
2026/05/04
5/4 店日誌
2026/05/03
2026/05/02
5/2 店日誌
2026/05/01
5/1 店日誌
5月1日、金曜日。本降り。家にいて雨音を聞いているのも悪くないなあ、とは思うのだが、店を開けなきゃはじまらない。こんな日だって本を売りにくる人がいたり、買いにくる人もいたりする。今日じゃないと、どうしても都合のつかないことだってあるだろうし、この付近まで出かける用事があるかもしれない。希望をこめた観測を重ねていけばキリがないのだけど、みんな、どこにも出かけない可能性もある。だーれもこないままポツネンとした時間を過ごすことになるかもしれないけど、開けるのだ。
てなわけで、今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく。
2026/04/30
4/30 店日誌
2026/04/29
4/29 店日誌
2026/04/28
4/28 雑記
午前中、荒川沖での用事を済ませたあとで〈きらく〉に入店すると、大リーグ中継が静かに流れてる。なんともいい具合。小生ビールでひと息ついて、いざネギミソラーメンと真っ向勝負。……いやあ、正直言ってあれは死闘だった。どうにか食い切って、車に乗るとエネルギーゼロ。そのまま14時過ぎまで動けなかった。
オレからいわせると、「ファスト動画」だ、「タイパ」だっていうのはズルしている感覚なんだ。本来なら、避けてとおることができないものごとや出来事を効率よくスルーして、少しでも平坦な道を進もうとしているようにも見える。/でもさ、無駄に見えるようなことにも、意外なお宝が埋まっていることはよくあるし、たとえそれが失敗だとしても、それによって引き出しも増えるし、深みも増す。(玉袋筋太郎)
いやあ、そうですよねえ。オレも全く同じことを思ってる。玉袋筋太郎『美しく枯れる。』はここ最近で、いちばん強く同意した本である。この人、なんか好きなんだよなァ。
2026/04/27
4/27 店日誌
2026/04/26
4/26 店日誌
2026/04/25
4/25 店日誌
表現とは作品に限らず、対話や教育、制度設計、日常のふるまいを含む社会的プロセスそのものである。PEPPER LANDは「店」というかたちでこの発想を「実践」し、音楽、美術、演劇、映画、批評、思想といった異なる領域を交差させながら、表現を通じて社会に作用しようとしてきた。(能勢伊勢雄)
4月25日、土曜日。(昨日の話)客足の少ない昼下がり、『能勢伊勢雄入門』を唸りつつ読み終え、うーむ、自分にできることはなんだろうか……。やや放心しながら考えているときに〈gallery Y〉のホソタさんがきて、12月に企画している写真展の進捗を伝えてくれる。店としての全面協力を約束し、お互いの考えを共有すべく言葉を重ねる。おなじ天久保地区に書店/ギャラリーを構える関係性を前向きに捉えて、時間がかかっても、いい環境をつくるべく協働していきたい。基本的な役割は下地作りなのだけど、ときに前に出て、明確な意思表示が必要になるときもあるだろう。
少し時間を置いて、顔を出したのは絵描きのナツナさん。ちょうど昨日、〈Cox〉の2人からライブの話を聞きましたよー! そうそう、そうなのよー! って感じで話がはじまり、現状の手応え、足りていないものなどの意見を交わす。互いに性質は異なれど、会話のなかで共通部分を見つけ出せれば、それを頼りにやり取りが進められる。まずは6月。NRQ祭りに向けて準備を進めていく。
夕方にそろーっと入ってきたのは学ラン姿の男性。高校生? なんて感じで話しはじめて、音楽のことを中心にいろんなことを聞かせてもらう。わかるわーってことは多くないけど、ひとまず聞く。好きにやればいいんだよー! と言うのは抑えねば……そう思っていても、けっきょく口をつくのはその言葉。反省。でも、ああいう若者がいるのが嬉しいのだ。
2026/04/24
4/24 店日誌
基本的にいい演奏者はいいリスナーなんです。だから演奏するより一番大事なことは、ちゃんと音が聞き分けれるかどうか。聞くことが重要です。新しい音にずっと触れ続けて自分の音の感覚とともに生きてるかどうかということが大切です。(能勢伊勢雄)
4月24日、金曜日。能勢伊勢雄(聞き手・軸原ヨウスケ)『能勢伊勢雄入門 MAKING OF ISEO NOSE on OKAYAMA』がめちゃくちゃ面白い! けど、書かれてること、語られてることの半分も理解できてない気もする。それでもいい。まずは能勢さんの話に耳を傾けることが重要。ネタにするのでなく、カルト扱いでもなくて、好奇心のままに言葉を追っていく。そのなかにピンとくる節があれば、付箋を貼るか、メモしておけばいい。上記引用は「4|ペパーランドの始まり 1974-1988」の233ページで見つけた。
読んでるなかで、能勢さん? 伊勢さん? 能勢雄さん? いやいや、能勢伊勢雄さん! と頭の中で何度も確認している。副題も「MAKING OF NOISE on OKAYAMA」と読み違えたり、撹乱させられつつ、どうにかくらいついている。
さあさあ、快晴! 今日も新着入荷がたくさんありますよ〜!
2026/04/23
4/23 店日誌
2026/04/22
4/22 店日誌
2026/04/21
4/21 雑記
2026/04/20
4/20 店日誌
2026/04/19
4/19 店日誌
僕のような小心で怠惰な生き方をしてきた人間をネタにした本を作る、そんな恐ろしいことはない。何も成しえていない僕の本を手にしたみなさんに最大の感謝を伝えつつ、ちょっと謝りたい気持ちもあります。(石井“EC”志津男)
4月19日、日曜日。こんな風にはじまる本、そうそうないよね。しかも嘘じゃなく、極端に卑屈になってるわけでもないのが伝わるから、余計にすごい。ECさんをお迎えするトークイベント「インディペンデント、レゲエ、オーバーヒート ~石井“EC”志津男に聞く」はいよいよ本日開催。まずは天気が良くてよかった! 空気がカラッとしてる日に聴くロックステディ、レゲエは最高だし、ビールも美味い。リラックスして楽しんでほしい。現状、いい具合にご予約をもらってるけど当日参加も大歓迎。ぜひお出かけを。
今日は11時〜16時の短縮営業! どうぞよろしく〜!
2026/04/18
4/18 店日誌
4月18日、土曜日。明日にせまった「インディペンデント、レゲエ、オーバーヒート ~石井“EC”志津男に聞く」に備えて、『ロッカーズ』サントラ盤に針をおろす。インナー・サークル、メイトーンズ、ジュニア・マーヴィン、ヘプトーンズ、ピーター・トッシュ、ジェイコブ・ミラー、ジュニア・バイルズ、バニー・ウェイラー、グレゴリー・アイザックスまでは想定内。やっぱりいいなーと鼻歌交じりに聴いてて、アレッ! 耳慣れない曲が鳴ってる。ホーン隊主体のインスト曲、超カッコいいじゃん。裏ジャケを確認すると、Rockers All Stars「Man In The Streeet」の記載を発見! なるほど、そういうことか!
モッドでサバービアなジャマイカ音楽の聞き手にとっては、ホースマウスがバイク屋に向かう所で流れる、ドン・ドラムンドのスカ・クラシック、「マン・イン・ザ・ストリート」のロッカーズ・オールスターズ・ヴァージョンが何故ここに収録されていないのか、きっと訝ることだろうし(アナログLPのアメリカ盤にのみ収録されていたらしい)…(山名昇)
日本盤サントラCD(1993年)のライナーノーツによれば、手元にあるのはアメリカ盤。確かにこの曲があるかないかで、全体のトーンが変わってくる。ルーツ・レゲエを主にした構成にヴィンテージ・スカの要素が混入して、ジャマイカ音楽の歴史がより強く、太く、表現される。
今日は通常営業! 明日はイベント開催のため、16時までの短縮営業です。
2026/04/17
4/17 店日誌
2026/04/16
4/16 店日誌
2026/04/15
4/15 店日誌
2026/04/14
4/14 雑記
午前中、自宅に買取の本が6箱届く。店内が容量オーバーゆえの対応だったのだが、これが正解。仕分けがスムーズに進む。全体の査定まではいかずともスペースに余裕のある状況で全体の質、量を目視できるだけで気持ちは楽だ(馴染みのマスダさんからの依頼だったし不安はなかったわけだけど)。
荒川沖で用事を済ませたあと、〈きらく〉で昼食。テレビでメッツ×ドジャースの模様が静かに流れるなか、小生ビールを一杯。ああ、嬉しいなあ……と感慨にひたった後で出てきたキムチチャーハンの色、量におののく。添えられた漬物、スープまで完食する頃には腹はパンパン。大満足だけど、これじゃ今日はなにも食えないぞ。
帰宅後は、散歩特集の『ユリイカ』2024年6月号を拾い読みしつつ、ちょびっと午睡。
2026/04/13
4/13 店日誌
いいんです、これで。地元の人たちが集まって、日々の楽しみを積極的に見出して全然無理していない感じはとてもいい。内容がどうとか仕切りがどうとかもどうでもいい。だって一番大事なのはここで生きていくということだから。(田口史人)
4月13日、月曜日。滋賀県彦根市〈山の湯/円盤〉の制作物がまとまって到着。2026年2月の冬季休業中の行商旅行記『山の湯の冬休み』、おなじみ円盤のレコブック内のハードコア・シリーズ『黒ダイヤ別人帳』(テイチク篇)に加えて、当店の定番にしてロング・セラー! 『あんころごはん』と『ECDPOPO』も補充しました。上記した一節は田口さんが行商先の鹿児島で得た感慨。いいなあ、うらやましいなあ、と思うのと同時に自分にできるのは店を開けることだけだなあと再確認。
円盤関連の商品が届くとすぐ頭に浮かぶのはTさんの顔。インスタグラム、ツイッター両方にポストすれば届くかな……と案じながら入荷案内をしてみると、閉店間際に来てくれた! すごく嬉しい! ツイッターを見てくれたらしい。ああ、良かった。
これらとほぼ同時に届いたのが、熊本の文芸誌『アルテリ』二十一号。創刊から10年が経って、不定期刊で再出発。派手じゃなくても、太くどっしりした言葉がある。寄稿者は高橋源一郎、石牟礼道子、池澤夏樹、伊藤比呂美、渡辺京二、磯あけみ、谷口絹枝、坂口恭平、浪床敬子、小野由起子、田尻久子など。
今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。
2026/04/12
4/12 店日誌
僕がイメージするロックステディは1967年のレコードだけ。68年はアーリー・レゲエの要素が強くて、66年はスカの要素が強い。67年でもスカっぽさは残っているけど、ギターとユニゾンでシンコペーションするベースとか、マラカスみたいなパーカッションが入っていたりすると、僕はロックステディを感じます。(森俊也)*
4月12日、日曜日。晩春から初夏みたいな爽やかな空気、こんなときにはロックステディ。ゆらゆらしたリズム、朗々としたヴォーカル、ピロピロとなる鍵盤の音なんかに身を任せて揺れていたい。可能ならばレコードで。でも、CDやカセットテープ、サブスク音源でもじゅうぶんに嬉しい。甘いだけじゃなくコシのあるビートがたまに混ざると、なおさら良い。午前中、家で聴いていたのは『CATCH THIS BEAT The Rocksteady Years 66/68』と題されたコンピレーション。
勉強ってわけじゃないけど、スカ/ロックステディ/レゲエ関連の音源を見つけたら、片っ端から聴いている。すぐに馴染むものがあれば、そうもいかないものもあるのだけど、どんどん耳に入れていく。上記した森さんのように明確な定義ができるときがくるのかどうか……。
たくさんの音楽に関する原稿が世の中にあった。活字となって紙に刷られているだけで、そこにある文字の多くはいろいろなビートを叩き出していた。(…)そのなかでも特にソリッドで柔軟でバックビートがかっこよかったのが山名昇だ。(湯浅学)**
些細なことでモヤモヤしたり、ウラウラと気分が落ち着かないときは湯浅学さんの言葉に触れたくなる。(…)としたところに大事なことが書いてある。「音楽が好き、というその“好き”と文字の関係が現在とは雲泥の差だったことに留意してほしい」から「そのなかでも〜」と続くところに意味がある。自分もそれを思考し、言語化しなくちゃダメなんだよな。
ではでは、今日も開店。些細なことでも、お問い合わせはお気軽に。
*『The ROCKSTEADY BOOK』p.117 **『音盤時代の音楽の本の本』p.303
2026/04/11
4/11 店日誌
幼年期に愛聴していたのはライオネル・ハンプトンの「スター・ダスト」。有名な47年8月4日パサデナでの実況録音で、テイチクのドーナツ盤。今も持っている。ハンプトンのソロの叩き出しを「キョン、キョン、キョン」と覚えて、リクエストしてたらしい。(山名昇)
4月11日、土曜日。山名昇『寝ぼけ眼のアルファルファ』のあとがきを読んでいて、オヤッとなる。だとすると、2022年11月に開催したトークイベントで山名さんがかけたのは、そのドーナツ盤だったのか。さりげなく流された曲に驚いて、こりゃ誰ですか? と聞いたら、「ライオネル・ハンプトン。珍しいもんじゃないですよ」と教えてくれた(実際、すぐあとに近所のブックオフで格安で見つけた)。にしても、いい音だったんだよなァ〜。隣の店長とはあの盤のことでよく盛り上がる。
私のような戦争育ちの者は、権威がくるくると変り、飾られた物が画餅に帰するところをちょこちょこ見ているので、財産も肩書も風采も、不変のものには思えない。(色川武大)
どうも乗れない、気の合わない本のあとで手にした、色川武大『街は気まぐれ ヘソまがり』がめちゃくちゃ面白くて一気読み。戦後の民主主義社会を疑ってるとは書かないけど、上から与えられた規範、共有されているはずの常識に則らないから、小気味いい。頑固、意固地とは感じさせないところがとても素敵だ。
それでは開店! 在庫確認など、お問い合わせはお気軽に〜!
2026/04/10
4/10 店日誌
2026/04/09
4/9 店日誌
2026/04/08
4/8 店日誌
2026/04/07
2026/04/05
4/5 店日誌
2026/04/04
4/4 店日誌
4月4日、土曜日。グレイトフル・デッドが身体に入ってきたのは20代後半、しばらく勤めていたCDショップを辞めて、野外フェス/パーティの制作を手伝っていたころ。なんの技術も知識もない自分に目をかけてくれたHさんがあちこちに連れていってくれる。「これる?」って声をかけられれば「いけます!」と応えて、山形、静岡、山梨、宮城、たまに東京にも行った。指定席は助手席(役割どおり!)でバカ話にゲラゲラ笑って、むせたりしながら、ジャムバンドの音楽を浴びていた。フィッシュが主でデッド、テデスキ・トラックスなんかも流れてた。
あれは山形蔵王での「龍岩祭」。超インディーズ・ステージのみちくさ堂でのサウンドチェック。3日間の会期中、朝いちばんでデッドやフィッシュが大爆音で流される。それが毎回、毎日、繰り返されるうち、あるときバチっとハマってしまった。ああ〜気持ちいいなあ……一瞬、我を忘れて、こりゃ特別だと理解した。
あと、2009年のメタモルフォーゼ。ど深夜から朝方にかけてのロータスのライブもめちゃくちゃ印象に残ってる。彼らのエレクトロ・ジャムを浴びながら、朝陽が昇ってきたときに、これか! こういうことか! 無条件に納得。伊豆のサイクルスポーツセンター、いい会場だったなァ。
2026/04/03
4/3 店日誌
マレーシアに生まれ、大阪を拠点に日本、中国、香港、バルカン半島などで映画を製作し、“シネマ・ドリフター”を自称する映画監督リム・カーワイ(林家威)。50ページを超えるリム監督のロングインタビューと、豪華執筆陣による批評・エッセイからその作品世界に迫る大特集。
4月3日、金曜日。爆音上映と映画配給にはじまり、書籍刊行や音源リリースも手がける〈boid〉が手かげる不定期刊雑誌『boid paper』vol.3の特集は「リム・カーワイ 今とここの間へ」。京都のリソスタジオ〈hand saw press Kyoto〉が印刷から製本までを手がけていて、判型は小さめながら文字はギッシリ、記事もヴァラエティ豊かで読み応えあり。リム・カーワイ? 誰ですか? って人でも楽しめるはず。
入荷以来、好評つづくvol.1の特集は「そこから先の湯浅湾」、vol.2は「空族の見た台湾」。必ずしも今っぽい人選ってわけじゃないのだけど、読み手を引き込むパワーがある。目配せ上手な雑誌ばかりで辟易している自分にとっては『boid paper』は頼もしい存在なのである。
2026/04/02
4/2 店日誌
4月2日、木曜日。友人がいとなむ〈つるばみコーヒー〉の住所は「つくば市筑穂2-10-1ビーチストンハイツ101」、ざっくり分かりやすく伝えるならば、大穂のタイラヤのはす向かい。100円ショップセリアの並び。隣に植物店があって、すぐ近くには整体院やコインランドリー、床屋がある。駐車場は店裏に1台分。店内での飲食提供はしておらず、常時数種のコーヒー豆と抽出器具、ドリップパック、焼菓子、ジャズを主にした中古レコードを売っている。とてもわかりやすい店である。
つるばみコーヒーは、開店してからそろそろ1年が経つらしい。鹿児島の湯湯のときは「たかが1年、されど1年」と、したり顔でコメントしてたけど、つるばみには「ようやった!」と言いたくなる。言われる当人は喜ばないだろうけど、わきあがる気持ちを正直に表明すると、そうなる。
水曜定休は変わらないけど、今月から営業時間が11時〜19時となるらしい。店頭では開店1周年フェア? みたいなサービスもあるようなので、気になれば出かけてみてほしい。オンライン・ストアも稼働中。
2026/04/01
4/1 店日誌
繊細で引き締まっているのに、木漏れ日のような柔らかさと包容力。そこに叡智と教訓が詰まっている。ラスタ思想の入門にも最適だ。(鈴木考弥)
4月1日、水曜日。ああ、どうして。なぜなのか。ディスクユニオンで見つけたバーニー・ウェイラー『ブラック・ハート・マン』を買わずに済ませた理由が見出せない。とくだん高かったわけじゃないし、CDでも愛聴していたのに。知ってる。分かってる。余計な金は使わない。そんな自制が働いてしまったのか……何度目の後悔だろう。買わなかったレコードほど忘れられなくなる。リントン・クウェシ・ジョンソンのファーストもタイミングが合わないまま、いまだに見つけられていない。
今月の催事は19日(日)に、石井“EC”志津男さんを招いてのトーク・イベント「インディペンデント、レゲエ、オーバーヒート ~石井“EC”志津男に聞く」のみ。間違いなく貴重な話が聞けると思うので、少しでも気になればぜひ足を運んでほしい。
「NEW FAST SPEED PUNK 2026」は、現代の日本で速いパンクを追求し続けている6バンドの音源を集めた6way split。各バンドには「2分以内、曲数自由、とにかく速い音源」を送ってほしいと依頼しました。」(GEVABOW)
本日発売! ファスト・パンクのコンピレーション『NEW FAST SPEED PUNK』は予約多数で残り1枚。各地に取扱店舗があり、参加バンドのライブ会場でも買えるようなので、気になる方は調べてみては。かなり特異な7インチ・レコード。
では、今日も開店! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ〜!