6月28日、日曜日。友人に頼んで買ってきてもらったのは、Keith Hudson『Pick A Dub』。これはまずジャケットが良すぎる。ヤシの木によりそってジョイントをふかすラスタマン、軽い笑みをたたえた彼の表情がいい。ふわっと浮かぶ煙のなかで「PICK A DUB」の文字が揺れている───盤よりもジャケットの風合いのほうがまさっている、かもしれない。いざ、手にすると2LPじゃん! 喜んで調べてみると、2016年のVP Records再発は拡張盤と題されて、ヴォーカル・ヴァージョンが追加収録されているらしい。
裏ジャケットで参加メンバーを確認。リズム隊はアストン&カールトンのバレット兄弟、ギターはチナスミス、メロディカはオーガスタス・パブロ。録音スタジオは〈ハリーJ〉、アレンジはキース・ハドソンとアストン・バレットと記載されている。要するに、キース・ハドソンのダブ・アレンジ作品と思えばいいんだよね? (「キング・タビーによるミックス」って書いてるお店もあったけど、それはきっと誤りだよね……たぶん)
河村祐介(監修)『DUB入門』をひもとくと「シンガーのジュニア・ウォーカー、彼がジャマイカで売れ始めていたダブ・アルバムに目を付け、制作を持ちかけて生み出されたダブ・アルバム。/その名の通り、キースのプロダクションのなかからウォーカーがダブ・ミックスする楽曲をピックアップしたからとか」と書かれていて、混乱する。ドーユーコト??? けっきょく誰の作品なのだろうか。指揮者キース・ハドソンのもと、協力はアストン・バレット、制作補助にジュニア・ウォーカーって把握でいいんだろうか。
今朝の曇天、小雨の天気と低空飛行のダブが合いすぎて、音はうまく捉えられず。めちゃくちゃいい! って言えないのはちょっと残念ではあるけれど、手にできてよかった。いろんな条件で鳴らしてみなけりゃレコードの真価は問えないのだ(その後で聴いた、タッパ・ズーキー『イン・ダブ』にゃ痺れたゼ……)。
梅雨っぽい空模様。いまいち気分も冴えないけれど、いつも通りに開けてます。
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