2024/06/15

『Double Happiness』(TAPE)

asuka ando『Double Happiness』が届きました。
ひと足先に届いたアナログ盤も好評(待っていてくれた方々、ありがとう)! asuka andoの6年ぶりの新作のカセットテープも到着。レコード、サブスクと異なる耳心地、これもまたいい味わい。なにより嬉しいのが「わたしが眠っている間に」、「Romantic Rhodes Dream」が追加収録されていること! 特に後者は金子巧(cro–magnon)のローズ・プレイがマジで素晴らしすぎる極上ヴァージョン。こんなにも甘くて柔らかいラヴァーズ・ロックにはそうそう出会えない、はず。

販売価格は3080円(税込)。こちらは少数入荷のため、店頭販売のみ。

『NATURE GUIDE』




子供時代に空想していたような SF の世界が繰り広がる。未来と廃墟が混在する実験場を探索した10年の記録。自然や風景について考えた、その道程を示すガイドブック。

高田洋三『NATURE GUIDE』が届きました。
写真家・高田洋三によるアリゾナにある実験施設〈バイオスフィア2〉(バイオスフィア1は地球そのもの、とのこと)内の風景をおさめた写真集。施設がつくられたのは90年代、莫大な富をもつ幾人かの個人によってはじめられた「閉鎖環境下にエコシステムを構築する実験」は今、現在も進行中ではあれ、施設内には朽ち始める部分あり、植物の成長を制圧しきれないような状況もあり、見どころの多い128ページ。ブックデザインは関川航平。

販売価格は3850円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

6/15 店日誌

6月15日、土曜日。道端でよく会うモドキプロと話していて、気がついた。「しかし暑いな」「っスね」「梅雨入りはまだまだ先らしいぞ」「っスね」「どうなってんだろ」「でも、梅雨きてほしいんスか?」「……うーん。いや、きてほしくないな」「っスよね」。たしかに、オレは梅雨を心待ちにはしていない。ムシムシして不快な上に、ゲリラ豪雨に見舞われることもある。店にいても雑誌の表紙がめくりあがってきて、イヤになる。雨が続くと、お客さんもこなくなる。

でもなあ、いきなり猛暑になられても心の準備ができていないし、身体はキツいし。庭の草刈りも追いつかないし(水不足も心配だ)。6月から9月はながーい夏。初夏(短)から盛夏(長)、晩夏(短)と捉えておくのがいいのだろうか。

スーパーやドラッグストアで目に入るビールの6缶パックがとつぜん、輝いてみえてくるのは気温の上昇ゆえか。古着屋、古本屋など業種をとわずビールを常備している店が多いのは、近隣の店々の特徴と言えると思う。天久保一丁目〈gallery Y〉で開催中の展示会期は今日までに延長になったらしい(ここにはビールはありません)。

今日、明日は13時開店! 暑いですが、ご都合つけばご来店ください。

2024/06/14

『ジット・プミサク + 中屋幸吉 詩選』

ふたりの詩をおもしろいと思い身近に感じているのに、理解できているのかどうかはよくわからない。言葉は通じにくいものだということを何度も経験していれば、理解できていないことはまったく不思議ではなく、むしろ当たり前だと思える。でもふたりには強い友情を感じる。なぜだかよくわからない。謎は深くなっていくばかりだ。(八巻美恵)

八巻美恵・編『ジット・プミサク + 中屋幸吉 詩選』が届きました。
“叢書 群島詩人の十字路”と題されたシリーズのうちの一冊で、2012年刊行版のデッドストック。1966年に亡くなったふたりの詩人──タイに生まれたジット・プミサクと沖縄出身の中屋幸吉──の詩を読み、編み込んだのは「水牛通信」の中心にいた八巻美恵。確かな言葉の伝わる詩作を5篇ずつ、日記などの短いテキストで構成された約115ページ。簡素なしつらえが内容に響き合っていて、格好いいです。

販売価格は1100円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

6/14 店日誌

6月14日、金曜日。開店の15時から17時半過ぎまで、だーーーれもこない(コーヒーを持ってきた隣の店長、郵便配達の方だけ)。と、そこからasuka ando『Double Happiness』を買いにきたIさん、わりに前からの顔馴染みの人が同時に来店。たくさん買ってくれたIさんの会計を済ませて、その次の方も送り出すと、間をおかずに3人組の若者、カップルと思わしき2人組と次々に入店。読んでいた本から顔を上げたとき、声が出そうになった。ギュウギュウじゃねえか! そんなときにかぎって誰もがよく店をみてくれる。

普段あんまり動かない新譜CD、幅広いジャンルから選ばれた古本数冊、安価な文庫本などが売れていく。急な展開にあわてつつ、お客さんたちとちらほら話してステッカーやチラシも渡す。気が向いたら、またきてください。そんな気持ちが伝わればいい。

筑波大の卒業生、佐藤さんがつくった雑誌『MON』01が好評で、品切れ間近。当店の取材記事が掲載された『sb』2-42号を手にとる人が多いのも、嬉しい。古本も日々出しているのでご注目を。

今日も通常営業! 明日、明後日は13時から20時までの営業です。

2024/06/13

Today’s YouTube #488


6/13 店日誌

6月13日、木曜日。オンライン・ストア〈平凡〉の一角を借りて書いている、「ピープル店主の読書日記」が250回をこえたらしい。いい加減な日記なので実際に読んだ冊数はもっとずっと少ない。とは言え、これまでまともに読書記録をつけてこなかったので、自分にとっては貴重なもの。せっかくだし2024年上半期の3冊、なんて記事にしてみようかなあとぼんやり考えているけれど、実際やるかどうかは分からない。

当店は古本7割、新刊と音源、その他もろもろ3割で構成された雑多な書店。インスタグラムにそう書いてみたけれど、実際の割合はどんなものか。古本がごちゃごちゃっとあるのは間違いない。

今日も書籍、音源に入荷あり! 些細なことでもお問い合わせはお気軽に。

2024/06/12

6/12 店日誌

6月12日、水曜日。先週の日誌で書いた木材店の作業場、実際に台風で屋根が飛ばされてしまっていたらしい。顔をあわせたKさん(木材店の若旦那)に小屋無くなっちゃいましたねーと話すと、いやさあ、こないだの風で屋根がぶっ飛んでさ! 隣の新築を傷づけることはなかったからいいけど、もういいだろうって壊したんだよ。危ないしさ。ああ、なるほど。それだったら仕方ない。けど、ちょっとだけ寂しいですと伝えた。とある区画の、ボロ小屋の話である。

発売を楽しみにしていた、安田謙一『神戸、書いてどうなるのか』の文庫を買って、外に出る。ちょうど授業の合間だったのかキャンパス内は学生さんでいっぱいだ。自転車で移動する人、歩く人。それぞれのペースで動くから、移動には気をつかう。ソロソロと慎重に通り抜けた。

当店、PEOPLE BOOKSTOREは筑波大学の目の前、というか、敷地の一部みたいな立地だから大学内の施設をよく利用する。郵便局の方々とは顔馴染みの感があって、書籍部ではよく本を買う。スターバックスにはほとんど行かない。

今日明日、明後日は15時開店。お暇があれば、お出かけください。

2024/06/11

6/11 雑記

惰眠を貪る。こう書くと大袈裟な感じがするのだけど、今日は午前中からずっとむさぼるように眠ってる。ぐーぐーかすーすーか、すぴーっとかはわからないけど、気がつけば寝ている。レコードを聴く。本を読む。ビールを飲む。いずれかをしているうちに眠ってしまう。半袖短パンで寝っ転がると、身体のすぐそばを風が通って気持ちがいい。音楽はロックステディ~ラヴァーズ・ロックかハワイアン。こちとら週1回の定休日、好きなように過ごして何がわるい。

ああ、それにしても気持ちがいい。今も寝たままアイパッドの画面を叩いている。

『Double Happiness』(LP)

スウィート&ラヴリー全開な2ndを経てたどり着いた本作は、年齢を重ね、経験を重ね、酸いも甘いも嚼み分けたがゆえの成熟した愛の表現をものにして、「重ねることで生まれる喜び」(囍=DOUBLE HAPPINESS)を歌い綴った堂々たる仕上がり。

asuka ando『Double Happiness』が届きました。
ラヴァーズ・ロック・シンガーの6年ぶりの3作目はやわらかく、人肌ごこちのぬくもりにつつまれた全9曲(サブスクリプション・カセットテープは全10曲)。モワモワとした甘い煙がただようような音像、ピンクとヴァイオレットが滲みながら溶けあったアートワークの相性はバッチリ。今井美樹「雨にキッスの花束を」をカバーするセンスにもニヤリ。夜に羽ばたく蝶を思わせる優雅さもたたえるレコードです。

販売価格は3960円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

2024/06/10

『COUPS DE FEU ET BOMBES』(CD-R)

BIRDSTRIKE『COUPS DE FEU ET BOMBES』が届きました。
TactSatoを通して知り合った友人、スガちゃんのつくった8曲入りのCD-R。これが……とても美しい。ピアノの旋律、風の音と電子音、ときおり現れるギターなどの生楽器を組み合わせて構成した詩情にみちたインストゥルメンタル。8曲目「PAS UNE VIDEO」の前の無音の空白が効いている。余韻をのこさず閉じられる29分40秒。

販売価格は500円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

6/10 店日誌

6月10日、月曜日。当店をはじめ〈千年一日珈琲焙煎所 CAFE〉や〈古着屋may〉があるのは天久保3丁目。〈Club OctBaSS/Bar DISCOS〉と〈wear crab〉、〈鯨食堂〉がくっつきながら共存していて、名店〈大成軒〉もあるのが1丁目(ここには〈gallery Y〉もある!)。大通り沿いに店が多いつくば市にあってこの環境はかなり貴重だ。自転車があれば余裕で、ちょっとがんばれば徒歩でも行き来できる距離に飲食店や写真館、ギャラリーなどが点在している(もちろん、他にもまだまだ店がある)。

昨夜、閉店してから何人かの友人と連れ立って、天久保をめぐった。途中でコンビニに寄ったり、ちょっとしたスペースで立ち飲みしたり。観光地にでかけていくのも悪くないけど、近場でいい時間を過ごせるのがいちばんだ。

今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

2024/06/09

6/9 店日誌

6月9日、日曜日。東京駅から東海道線に乗って30分ちょい。横浜は意外に遠くない。横浜駅で京急線に乗り換えて日ノ出町で下車、友人がいとなむカレー屋〈ムムムカリー〉を探して歩く。わりにすぐに見つかって、また道をゆく。ストリップ劇場前の行列を横目に歩いていくと中央図書館にぶつかる。そこから野毛坂をちょっとくだったところに古本屋をみつける(11時前なのに開いてて、嬉しい)。値付けは厳しめ、でも文学書を中心にいい本が揃ってる。しっかり棚をみて、一冊購入。

開店時間ちょっと前にムムムに戻ると、なんと行列。4~5人目について開店を待つ。店内から音楽がいい感じに響いてきて、心がはずむ。いざ開くと、目の前のカウンターにはヨウヘイくん! 久しぶり。挨拶をしてヨロッコビールの生と二種盛りカレー。しっかり辛くて汗が吹き出す。ぱぱっと食べて、町に出るとすぐそばに古本屋。変わった店だけど、いい本がある。数冊買って、また歩く。

伊勢佐木町、関内にはベイスターズのユニフォームを着た人が目立つ。好天ゆえかあちこちに人が多い。馬車道沿いにあるディスクユニオン、古本屋に立ち寄って、横浜トリエンナーレの会場に到着。点在する展示をいくつかめぐる。感想は……うーん、気持ちは分かる! 展示として面白いとは思わなかったけど、そうだよね〜と何度もうなずく。

横浜美術館の前で〈古着屋may〉のホソヤさんと合流。野毛に戻ってのみはじめる。気がつけば夕方、まあまあ酔って大目的のVivian Sui Methodのライブを観にいく。人がすごい! そして、みんなマジメである。ガサゴソ、ガリガリ、ガーゴーと音を出しながら刷られる版画を黙ってみている。その光景が妙におかしく笑ってしまった。催しとしては成功だったように思えるが、どうだったのだろう。

ヘロヘロになりながら、電車を乗り継ぎ、つくば駅に戻ってきたのは22時すぎ。ホソヤ家の車に乗せてもらって、どうにか帰宅。昨日はなが〜い1日だった。

今日も通常営業! 本の買取り、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。

2024/06/08

6/8 店日誌

6月8日、土曜日。友人の梅井くんが益子で〈露草〉という店をはじめる。野の草、花木を採集して販売するらしい。どういう形態で、どんな意思を持って行われるのか、現時点ではよく分からない。店に行っても、分からないかもしれない。とにかく、彼が店をはじめるのが喜ばしい。なんたって梅井くんは当店最初のお客さんなのだ。手さぐりの時期がつづいても、どうにか踏ん張ってほしい(なんて書くのも余計なお世話だな……)。

今日は店番太郎くんが開けてくれます。お暇があれば、ご来店を。

2024/06/07

6/7 店日誌

6月7日、金曜日。ニルヴァーナ『ネヴァーマインド』を聴いている。一聴して、涸れてるなーと思った。部分的にヘヴィではあるけれど、全体に湿り気がない。猥雑で暴力的な音楽という印象がくつがえされた。繰り返し再生するのが嫌じゃない、けっこう整ったアルバムなのである。音像というか、端々の音の鳴り方がその後に与えた影響を感じさせる。好きな曲は「Lithium」と「Drain You」、「Something In The Way」。

14時すぎに急に電気が落ちる。入居するビルはもちろん、近隣の店舗群もまっくら、信号機も止まってしまう。近所の印刷屋さんやローソンの店員さんと情報交換。〈古着屋may〉や〈千年一日珈琲焙煎所〉まで歩いていって、いやー困ったねー(ちょっと楽しい)とか話してるうちパッと電気がついて元に戻った。

今日も書籍、音源に入荷あり! 明日8日(土)は店番太郎くんが開けてくれます。

2024/06/06

6/6 店日誌

6月6日、木曜日。住まいに近い材木所の作業場が解体されていた。ありあわせの具材で組み上げられていて、台風が直撃すれば吹っ飛びかねないつくりなのだが妙な味わいがあり、眺めて飽きない。できればもっと近くで見たい! とか写真を撮りたいなーと思うことあったのだが、強面にみえるオジサンがいて、声をかけられなかった。あの場所もまた宅地になるのだろうか。近所がどんどん殺風景になっていく。

クラッシュのセカンド『GIve ‘Em Enough Rope』を聴いている。音がぶっとい。ハードロック的と評されるのも納得の音像。ドタドタ走る馬のようでヤボったい。ここから『ロンドン・コーリング』に繋がっていくのも納得できる。

入荷以来、大好評! HAPPFAT『WRAPP』(CD-R)が再入荷。梅雨から初夏にぴったりのインスト・ミックス。近所の〈古着屋may〉でよく流してくれていて、そこからお客さんが流れてくるのがとても嬉しい。

今日明日は15時開店! オンライン・ストア〈平凡〉にも入荷あり。

2024/06/05

6/5 店日誌

6月5日、水曜日。新刊書店で購入した吉行淳之介『吉行淳之介 掌編全集』(中公文庫)を読みだしたら、止められない。奇妙な味わい、思いがけない結末、溶解する夢と現実……という惹句のついた帯がまかれた表紙をめくると「肥った客」がしずかにはじまる。小さな酒場である。と書き出される9ページの短い話の終わり方に驚く。次々に出てくる話は夢のようだったり、妙に世俗的だったり、色合いはさまざま。小さなドアで出入りするように、語り部となる男女が入れ替わる。ついさっき、36個目の「百の唇」を読み終えた。

自主制作の冊子や雑誌、音源などが届く。開封して中身を確認。本であればページをめくり、音源であればケースを開けてディスクを取り出す。読むか聞くかして内容をキャッチする。ピンときた箇所、浮かんだ言葉を組み合わせて紹介文をしたてあげる。先週はこの作業を繰り返すうちあっという間に時間が過ぎた。

今週、8日(土)は店番太郎くんの担当日。いつもよりちょっとだけ短く、13時から19時までの営業予定。それ以外の日は通常営業。ご都合に合わせて、覗きにきてほしい。

今日も書籍、音源に入荷あり! オンライン・ストア〈平凡〉にも動きあり。

2024/06/04

6/4 雑記

午前10時の映画祭でヴィム・ヴェンダース監督作品『パリ・テキサス』を観た。キャップに髭もじゃの男が砂漠を彷徨して、音楽はライ・クーダー。漠然としたイメージだけを手がかりに劇場に。前より真ん中に席を取る。客数少なめ、年齢層はやや高め。

本編がはじまってすぐイメージ通りの画があらわれる。音楽が不穏に響く。クレジットのフォント、サイズがバッチリだなーと感心する。かなり序盤の弟が兄を迎えにいくために乗る飛行機内のシーンがいい。『ベルリン 天使の詩』でも刑事コロンボ(ピーター・フォークって人らしい)が乗る機内の雰囲気が好きだった。窮屈で、浮き足立った感じがして。

主人公トラビスの顔が好きだ。アップになると見惚れるような造形。弟の家に戻ってからの不思議な存在感、夜中に皿を洗ったり子供のハンターを学校まで迎えにいくギクシャクした動きに笑う。ハンターは終始勘がいい。身勝手な親をもつと器量がよくなるものなのか……と考えてしまった。それにしても、弟夫婦は不憫だなあ。

アート・ディレクターとして記名されていたケイト・アルトマン(KATE ARTMAN)がどんな人なのか、気になっている。

2024/06/03

6/3 店日誌

6月3日、月曜日。布団から出て、ラジオ体操。あたーらしい朝がきた……と歌がはじまったところで携帯電話が異音を発する。カタカナにも置き換えようのない嫌な音。ジシンデス、ジシンデスと声が聞こえてくる。震源はまたしても富山湾、能登や富山に住む友人たちはさぞ怖かろうと思うも、なにもできない。しばらくラジオのニュースに耳を傾け、大きな事故は起きていなそうだと察して、レコードに針を落とした。フランク・アンド・ヒズ・シスターズ。なんとなくのんきな音楽が聴きたかった。

自分が取材された記事が載った『sb』42-2号、DJ PATSAT『PATSATSHIT』といった新刊をはじめ、古本や音源もよく動いた週末。いろんな人がきてくれた。久しぶりに顔をだす知人も幾人か。6月の滑りだしは、まあ好調か。

8日(土)は久しぶりに店番太郎くんに店番を任せて、横浜トリエンナーレにVivian Sui Methodのライブを観に行く。3箇所で開催されている美術展を見つつ、ちょこちょこ酒がのめたらいい。日ノ出町のカレー店、馬車道のディスクユニオンにも行きたい。何はともあれ、天気がよければいい。

今日は通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

2024/06/02

『MON』01

普通、雑誌って絵を描いている人にインタビューするじゃないですか。その道で成功している人に。でも実際は、チャレンジしようとしている人や、成功していない人の方が多い。多いくせに、そういう人の話って聞けないじゃないですか。(「おしゃべり with アニーさん」) 

『MON』01が届きました。
数年前まで筑波大に通っていて、バンドをやったりマンガを描いたりしていたSさんが去年だったかに雑誌をつくろうと思っていると話してくれて、プロト版を見せてくれた。へえ、頑張ってるじゃん。でも寄稿者の紹介はした方がいいよ。なんて話して、じゃあっと送り出したまま数ヶ月。その雑誌が完成したようで、店まで持ってきてくれた。誌名は『MON』。特集はなし(考えていなかったらしい……)。

全体に冴えない雰囲気が漂っていて、面白い。今だったらもっと上手く、整理された雑誌をつくる人はいくらでもいるだろうけど、この味は出せない。ぱらっとめくって気になったのは「実録・シルクスクリーン大失敗の記録」と「クマイルス・ライブレポ」、「おしゃべり with アニーさん」を読んでみたら面白かった。

販売価格は1000円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

『あれ』vol.2

何一つ頼まれていないのに、五十二年後に二号を発行したわけだが、今号の特集は『あれ』創刊号。私が皆さんに読んで頂きたい創刊号の一部を抜粋した。

不定期刊行雑誌『あれ』vol.2が届きました。
栃木県足利市を拠点に『轟音 紙版』を刊行する編集者、牧田幸恵さんが昭和47年に刊行された同人誌『あれ』の意思を継ぎ、52年ぶりに2号を制作! ガリバン印刷で発行されていた『あれ』創刊号をダイジェスト、いくつかの記事を転載しています。刊行人である沙原歩さんも参加した裏面の随筆欄もなかなかの読み応え。なんじゃこれ? と済ませばそれまで。興味を持ってひもとけば、なるほどと膝を打つ言葉を見つけられるかも。

販売価格は200円(税込)。通販希望の方はメールでお問い合わせください。

6/2 店日誌

6月2日、日曜日。買い物に出たついでに今日もCDを1枚購入。温度が上がってくる時期にパーっと鳴らして気持ちのいいジャズがほしかった。ジョージ・シアリング・オリジナル・クインテットの録音作がその欲求を満たしてくれるか、どうか。封すら開けてない状態なのだが、たぶん大丈夫だろうと思っている。朝にちらっと顔を出した隣のカフェでは、ゆらゆら帝国が流れていた。

新刊の仕入れをしぼってはいても、信頼する個人のつくるものであれば喜んで買い取る。DJ PATSAT『PATSATSHIT』をはじめ、まだ紹介できていない小さな雑誌がふたつ届いた(どちらも直納品)。

今日明日は13時開店! お暇があれば、ご来店を。

2024/06/01

『PATSATSHIT』

DJ PATSAT『PATSATSHIT』が届きました。
大阪市東淀川区淡路でサイクルショップ〈タラウマラ〉をいとなむ土井政司さんと瓜二つの赤の他人、DJ PATSAT。彼がかつてものした『DJ PSTSATの日記』は日記本ブームによって雨後の筍のように編まれたものとは全く異なる雰囲気があった。しばらくの沈黙を経て、2024年の今ふたたび自著を編むとの知らせが入る。そりゃ当然、うちの店でも扱わせてもらいます。しっかり、ビッチリ仕入れさせてもらいます。

冒頭に置かれた「はじめに」にグッときて言葉が出ない。その後につづく「日付のない日記」はときに声をだして笑いそうになるユーモアがある(マジな話、めちゃくちゃ面白い!)。「対話編」と題された章は小野裕介、小幡玲央、蟹の親子、日常炒飯事との対話で構成。これらは今から読みます。

販売価格は1650円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

6/1 店日誌

6月1日、土曜日。ここ数日耽読している『中原昌也作業日誌 2004−2007』の影響か、思いっきり買い物をしたくなり近所のリユース店でCDを一気に8枚購入。サブスク時代にあってなんの珍しさのないものばかり(ニルヴァーナ『ネヴァーマインド』とか)。でも、じっくり耳を傾けてこなかったものはやっぱり現物が欲しい。ケースから取り出したディスクを入れて、再生する。いい! と思ったり、うーんと黙ってしまったり、色々だけれど、それを含めて楽しいのである。

たった今、近所の〈古着屋may〉で短パンを買ってきた。カラー、サイズともにバッチリ。コンビニにビールを買いにいくような気分で服が買える。散歩がてら店を覗けるっていうこの環境がなにより嬉しい。

さあ6月! 梅雨入り前のいい天気、お暇があればお出かけを。

2024/05/31

Today’s YouTube #487


 

『Sb』2–42号

『Sb(Skateboard Journal)』2–42号が届きました。
リニューアルした前号から取り扱いをはじめたスケートボード専門誌。最新号の表題は「本郷真太郎そしてスケートボード絶対領域」。前者、本郷真太郎へのロングインタビューを巻頭に置いた約75ページ、徹底的にスケボー文化を語り尽くす熱血号。そんな中に、わたくし植田へのインタビュー記事も収録! 店のこと、若き日々のことなどについて話した4ページ。前号もすばらしかった連載「WORK!」の第二回に招いてもらえて、とにかく光栄。

ロシアによるウクライナ侵攻がはじまったのちに現地に入り、10代~20代の若者たちの暮らしぶりを撮影してきた児玉浩さんや、フィルムメイカー・TORIOTOKOへのインタビューなど読み応えのある記事が並びます。ダイナミックなフォトページにも要注目。

販売価格は990円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

5/31 店日誌

5月31日、金曜日。ここ数日、クラッシュのファーストを繰り返し聴いている。今の気分にぴったりで何度でも聴ける。好きなのは「White Riot」と「What’s My Name」、「Career Oppotunities」。あと、なんと言っても「Police & Thieves」である。原曲はジュニア・マーヴィンがファルセットで歌うメロウ・レゲエチューン。よくもパンクロック化してカバーしたなあと感心する。発案したのはポール・シムノンかジョー・ストラマー、どちらだと思うのだけれど、どうなのだろう。

円盤のレコブックの最新作『文学者とレコード』、これはなかなか凄い本。坪内祐三さんが読んだらどんな反応をしただろうか。レコードで紐解く文学者(詩人・漫画家含む)って切り口はこれまでになかったのでは。

今日も書籍に入荷あり! 在庫確認、通信販売などのお問い合わせはお気軽に!

2024/05/30

『文学者とレコード』

スターとしての肉声の記録から、未知のメディアの可能性を探るような実験作まで、その振れ幅は、もしかしたら音楽家のレコードよりも圧倒的に広いのではないか、とも思えるのです。

円盤のレコブック『文学者とレコード』が届きました。
うーん、今回もすごい! 当店の大定番シリーズ「円盤のレコブック」最新作のテーマは、文学者。昭和の文学者や詩人、漫画家が吹き込んだ数多くのレコードに針を落とした結果、浮かび上がるのは作家それぞれのレコードメディアへの共感性。ただ歌っただけの人、喋るだけの人がいれば、時間の流れに対してのアクションを起こす人もいた。幅広い表現が刻まれた文学者たちのレコードを解説した約65ページ。読み応えあり。

販売価格は1100円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

5/30 店日誌

5月30日、木曜日。先週末、はじめて店にきた人。同時に3人組の男性がきてしまって(彼らもいいお客さんだった)、ちょっと居づらそう。このまま帰っちゃうかな……と心配したが、なんのこっちゃい店のあちこちを丁寧に見てくれる。1冊の本を選んでの会計時「神戸から引っ越してきました」と話してくれる。神戸の人たち面白いしセンスいいっすよね〜と返したのち、安田謙一さんの『神戸、書いてどうなるのか』も大好きですと言うと「たぶん、それ文庫になりますよ」「え!」「たしか……」なんてやり取りをした。

いざ、調べてみると本当だ! ちくま文庫から6月10日刊行予定とある。しかも、装画は坂本慎太郎。うーむ、やっぱりやるなあ、ちくま文庫。つい最近も洲之内徹のエッセイ集を出していた。あの本の表紙画もとてもいい(洲之内徹『絵のなかの散歩』で紹介されている、海老原喜之助「ポアソニエール」)。

定休日明けの水曜はいつも客足が少ない。昨日もぜんぜん人がこないので、『中原昌也作業日誌 2004-2007』を読みふける。18時過ぎに日が暮れてから知り合いの先生、大学院生が本を買ってくれてホッとした。ちょっと声をかわすだけで気分が変わる。

今日も書籍に入荷あり。オンライン・ストア〈平凡〉にも動きあり。

2024/05/29

5/29 店日誌

5月29日、水曜日。先週は水曜にドーンと人がきて(おもに友人)、木曜金曜土曜がものすごくヒマだった。しずかな時間には慣れているつもりだったが、数日間のどっちらけ状態はまあまあこたえた。そんな中、自分の親世代かもうちょい上の年齢に見える方が何人かきてくれたのが印象にのこっている。「トマス・マンの『魔の山』はあるかしら?」と聞く人、均一コーナーをさぐったのち山田風太郎の文庫を買っていった人はこれまで店にこなかった。外目にも古本屋然とした雰囲気が増したのだろうか。

開き直って店を開けていた日曜月曜は、人の出入りが多くなった。日曜はともかく一週間の疲れが出てくる月曜の客入りには驚いたし、戸惑った。滞在時間がながく、じっくり本を選ぶ人がいる。その間に目当てのものをサッと買いにくる人もいる。買い物がてら話をする友人もいて、19時頃にはどーんと疲れてしまった(喋ってるのはオレなのだが)。

亀城公園近くの多目的スペースでポップアップの古着屋を出しているマスヤマくんの様子を見にいくと、いい感じ。冴えがなくて、人柄がそのまま店になっている。デカデカと貼られたピストルズのポスターがまぶしかった。

今日明日、明後日は15時開店。ご都合に合わせてお出かけください。

2024/05/28

5/28 雑記

朝からどよーんとした空気、雨は降っていないが身体が重い。それでも映画に行こうと準備をすると雨がザーッと降ってくる。もういいや。今日は適当にやり過ごそうと決めて出かけた古本屋で『死んでも何も残さない 中原昌也自伝』を買ってきて読み出すと、これがすごい。とんでもない本がシレッと出ていたもんだと驚かされる(店でも古本で売った記憶がある)。

暴力温泉芸者は、究極の無意味を目指すという、一つの批評の形をやっているつもりだったけれど、だれにも伝わらず、結局、好きなことをやっているだけでしょう、という話になってしまった。とはいえ、あの頃はまだ、世界は自分の知らないものや、意味のわからないもので一杯、という認識が基本にあった。でも、今は、よくわからないうちに、自分の知っている範囲だけしか興味がなく、意味のわからないようなものは、すべてくずで、あってはならないものという世の中。(*1)

つい長々と引用してしまったけれど、紹介したい箇所は他にもたくさんある。この本に関しては読了することに大きな意味はない気がする。散りばめられた言葉から何を拾うか。どの角度で読んでいくか。170ページほどの短かさではあれ、めちゃくちゃ分厚い。

大衆から物語をとりあげないといけないのではないか。もう、エスカレートし続ける欲望にはだれも応えられない。単なる文学や映像の危機という話ではない。文明の危機だ。はっきりいって。(*2)

(*1)第五夜「暴力温泉芸者は高校四年生」 (*2)終章「死んでも何も残さない」

2024/05/27

ピープルブックストア日報 2023年11月1日〜22日

天久保一丁目の印刷工房〈えんすい舎〉謹製、「ピープルブックストア日報」(11/1〜21)が出来ました! ブログに書いている日誌を基にして再構成したもので、イラストとレイアウトは坂尾裕幸くん。レイアウトは前々号も担当したくれた小林佑生くん(えんすい舎店長)。テキスト多めではあれ、イラストもばばーんと大胆につかっていて見応えがあります。

店頭購入はもちろん、メール通販、オンライン・ストア〈平凡〉ご利用の方にもお付けします! 

5/27 店日誌

5月27日、月曜日。朝8時からはじまる映画を観るために〈シネプレックスつくば〉まで自転車を走らせる。7時台のつくば駅前、歩行者専用道は集団登校の小学生たち、自転車に乗る中高生の姿が目立つ。小学校を通りすぎるまで意識的に速度をゆるめて安全第一。急に走り出したりする子供たちに驚きながら、そろりと進む。通勤と思われる同世代くらいの男性がスカ・フレイムスのTシャツを着ていて声をかけたくなるも機を逸する。朝の街は新鮮だ。

予告編を観て気になっていた、ラジ・リ監督作『バティモン5 望まれざる者』のチケットを買うと、他には誰も座ってませんと伝えられる。いつも通りに前寄りの真ん中に席をとる。当たり前だが貸切状態。照明が落ちて、予告編がはじまる。さあ、本編。

……いやあ、参った。できれば目を背けたい社会状況、人間どうしの軋轢が延々と描かれる。人種間、宗教間の大きな問題があれば家庭内のちいさな揉め事もある。観る側も他人事とは切り捨てられない事象だから重苦しい。いい予感がまったくしない。あんなに辛い涙が出たのは久しぶり(いや、はじめてか)。朝からものすごいエネルギーを使ってしまった。

そういえば、つくば市長選もそう遠からずに行われるらしい。あちこちに関心を広げるのは大変だけど、身近な事には目を向けていたい。

今日も通常営業。通信販売や在庫確認など、お問い合わせはお気軽に。

2024/05/26

「インダストリアル・ブロック・エクササイズの実演」

「インダストリアル・ブロック・エクササイズの実演」
日時 2024年6月8日(土)18時開演
料金 無料
出演    Vivian Sui Method(数見亮平+桐月沙樹+齋藤匠+須田貴哉)
会場 横浜美術館休憩スペース(神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1)

5/26 店日誌

5月26日、日曜日。市内のちょっと離れた場所(車で10分ちょい)で開催されている、カレー店〈棕櫚〉の2周年パーティーはきっと盛り上がっているだろう。少しでもお客さんが流れてくれたらいいなーと思っているけど、まあ無理か。ずっと遠くの鹿児島、愛知の蒲郡あたりでも知人が関わる催事が行われている。たぶん、あちこちで人が集まり賑わっている。雨も降りそうもないので、みんな楽しいだろうなあ。

こちとら今日も人がくるのか心配している。入店されても顔を見るだけ、とくべつ声もかけないので驚かれるかもしれないが、好きに本を探してくれればいい。ただ、店内の写真を撮るときは事前に声をかけてほしい。カシャカシャと音が鳴ると、どうしても気になってしまうので。

今日も元気にやってます! オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく!

2024/05/25

5/25 店日誌

5月25日、土曜日。開店前に買い物がてら歩いていると、OMSB「大衆」が脳内再生される。「だってそうじゃん」ってところがすげー好きで、いい加減にうたいながら歩いて、店に戻って歌詞カードを確認する。「誰にもなれないし/自分の普通をやる毎日/仲間外れじゃなくて/そこに居なかっただけ。だろ?/素晴らしき人生/いっそもう振り切って/死ぬまで付き合うよ/だってそうじゃん」。普段耳から入る言葉を目で追っていくと新鮮だ。

古いアパートが壊されて更地(土が露出した状態)になって、それらしく地鎮祭が行われる。小さな子がいたりいなかったりする若い夫婦、親とおもわしき人、住宅会社の社員などが参加している。つくば市にいると、そんな風景ばかりが目に入る。

入荷したての問題作、金井タオル『日記発、小説経由、雑誌行き』はかなり変な本である。雑誌と呼ぶのいちばん近い気がするのだが、それもどうもシックリこない。読めば、面白いとは思っている。こういうものを売ってこそ、店は楽しい。

今日明日は13時開店。在庫確認、通信販売などのお問い合わせはお気軽に。

2024/05/24

5/24 営業中

(平日の金曜日。古本屋の店主は営業中に大あくび)

ーどうしたの? ずいぶん眠そうじゃん。
いや、ここんとこ店がヒマでさ。
ーまあ、そういうときもあるよね。
うん、慣れてはいるつもりなんだけどさ。まあ、どうにも。
ーなんかよその本屋はTシャツつくってたりするみたいだよ。
そうね、ああいうのが受けてるみたいだね。上手くやるよなあ。
ーキミもやってみりゃいいじゃない。
うーーーーん。まあねえ。でも、俺にはあんなふうにはできないなあ。
ーじゃ、しょうがない。あくびしながらやるしかない。
ま、そうなるね。
ーそれにしても、段ボールの量がすごいね。買取り?
そう。最近、本の買取りが多くてさ。ありがたいんだけれど。
ー人が来なくちゃ買われないもんね。
そうそう! ね。まったくどうしたものか。
ーインスタグラムとか使ってうまく紹介したらいい。
ね、そう思うんだけど、けっこう難しいのよ。
ーと、いうと?
うーん、按配というか。写真と文章のバランスがさ、うまく取れないんだ。
ーできれば上手く見せたいもんね。
ね。かと言って上手い人の真似してもつまらないし。
ーそもそも、それだけの知識と技術もないし。
そうなんだよ。勢いだけだと、うるさくなるしさ。困るよ。
いいね! がほしい。フォロワーを増やしたい! って思う?
うん。思ってる。
ーそうか(笑)。意外にそこは素直だな。
まあ、そうでしょ。一応ゲームに参加してるわけだし。
ーじゃあ、Tシャツつくっちゃえばいい。トートでも、本でもさ。
うーーーん。だからさ、それはまた別の話でしょ。やりたかったらやってるよ。
ーじゃまあ、しばらくはあくびの日々か。
まあ、そうなるかあ……。しかし、いい天気だねえ。
ーあ、寿司屋さんは配達で忙しそうだ。
アイツ、友達でよく来るんだよ。暇つぶしに。

(信号がかわって、ブーンとバイクが走りだす)

『メイク・サム・トリップス!』vol.2

『メイク・サム・トリップス!』vol.2が届きました。
代田橋駅前にある小さな書店〈バックパックブックス〉が発行する旅の文集。ZINEとか冊子とも言えるのだけど、この感じは文集と呼びたい懐かしさ。店主のユウトとお客さんたち、隣の店の人も出てくるしプロの編集者へのインタビューも入ってる。それぞれの旅についての言葉は飾らず、まっすぐで好感が持てる。

販売価格は1000円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

5/24 店日誌

5月24日、金曜日。知人、友人からの催事案内の知らせがいくつか届く。明後日26日(日)には〈棕櫚〉の開店2周年を祝うパーティーがある。〈シリシリ器〉など数店舗の出店と、ポットマンと山口晋似郎のライブ、幾人かのDJなどのパフォーマンスもあり(たぶん、棕櫚のカレーも食べられるはず)。来月8日(土)、9日(日)にも友人が関わる企画があるのだが、それらに関しては、また改めて。

夕方すぎに集まったのは〈wear crab〉のアキくんと新田、エスプラくんにエポンくん、ソニックさん。サクライさんとカキヌマちゃんも来た。ヒップホップ界隈の話題、最近行ったライブの感想などで盛り上がる。アキくんと一緒にイベントをやろう! と盛り上がったのが自分としては大きな収穫。久々になにかやれそうな気がしている。

オンライン・ストア〈平凡〉に動きが出てきた。コツコツ古本を足しているのと、ミニコミやミックスCDなど自主制作物などでにぎやかだ。今日も今日で、代田橋〈バックパックブックス〉発の冊子が入荷する予定。

今日は15時、明日明後日は13時開店! お暇があれば、お出かけを。

2024/05/23

5/23 店日誌

5月23日、木曜日。先月から見当たらなかった小さな箒が見つかった。ゴミ箱の横のちいさな隙間に挟まっていた。別のものを探していて、たまたま見つけた。店内で紛失したものは大体こうやって見つかる。無くすというより見失う、どこかに置いたことを忘れてしまう。そんな感じだから、特定のものに入れ込みすぎず、放っておく習慣がついている。たぶん、どっかに置いたまま。きっとそのうちでてくるよ。そうやって無くしものと付き合っている。

ずいぶん前に買っていたレコードに針を落とすと、ホウなかなか良いじゃんと感心する。こんなのあったの忘れてた。って頃に出会い直すといいことがある。ただ、こうしたことを操ろうとするといいことはないのだけれど。

今日も書籍、音源に入荷あり。お暇があれば、ご来店を。

2024/05/22

『日記発、小説経由、雑誌行き』

金井タオル『日記発、小説経由、雑誌行き』が届きました。
昨年11月の3冊同時刊行から約半年ぶりに届いた『つくづく』の最新作! テーマは日記本、というかそうした本に対するモヤモヤ、わだかまり。著者の金井さんが「前からやろうと思っていた、本にするための日記をつけようと思った」のは2023年11月14日。それから12月31日までの約1ヶ月半の期間に書かれた日記を走らせながらプロボケ雑談、ドラマ批評やエッセイなどを挟みこんだビッチリと文字がつまった210ページ。

寄稿(参加)しているのは登場順に太田靖久、小沼理、宮田文久、年吉聡太、青野利光、ラムさんと濱田さんといった面々。こんな雑誌、他に知らないよ! すごいよ金井さん!

販売価格は1650円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

『Wrapp Instrumental』(CD-R)

今の時期から梅雨にかけた夏の前、待ち遠しかったり、外に出ない時間だったり、詩が無い方が良い時間だったり。インストゥルメンタル縛りでDJ MIXをつくりました。

HAPPFAT『Wrapp Instrumental』が届きました。
“Scenes without singing(歌わない情景)”という副題をもつインスト・ミックス。例えるならば風にゆれる風鈴、ただよってくる蚊取線香の煙みたいなさりげなさ。冷房でギンギンに冷やすのとは別のかたちの清涼感。梅雨のあとのながい夏、秋の入り口くらいまで、そばにあれば重宝することになるのでは。簡素なパッケージもちょうどいいと思います。

販売価格は1000円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも購入可能。

5/22 店日誌

5月22日、水曜日。昨日は定休日。自転車で行ける映画館にいったあと、とんかつ屋、実験植物園と思いつくまま移動した。ずいぶん久しぶりに行ってみると入場料が高くなってる(前は150円くらいだったような)。前にきたときは広場で寝っ転がってビールを飲んだだけ。端までずっと歩いてみると、けっこうな広さ。かなりの数の植物がある。案内の看板もたくさんあって、丁寧に読むのは早々にあきらめて気分にまかせてぶらぶらする。温室に入らずとも十分に満足。近所にこんな場所があるって恵まれてるな。

近所のスーパーで買い物を済ませたあと、ちいさな公園でビールを一杯。散歩中の犬が寄ってきて、ちょっと嬉しい。さいきん店によく来るトウマとココロはこの辺に住んでいるらしい。そのうちバッタリ会うかもしれない。

今日明日、明後日は15時開店。お暇があれば、ご来店を。

2024/05/21

5/21 雑記

午前10時の映画祭でヴィム・ヴェンダース監督作品『ベルリン・天使の詩』を観た。大きなイメージは抽象的ながら描写一つ一つは具象的。写真集をひもとくような感覚を何度か得る。後半、カラーに転換してからのシーンのいくつかでは目を見開いた。刑事コロンボのオジさんがいい役回りで、彼が出てくると話に味が増す。正直、もっと短くてもいいんじゃないかと思ったが(途中かなり眠かった……)、残った印象はわるくない。予備知識ゼロで観たのが良かった気がする。

次は『パリ・テキサス』を観る。くだんの作品を観る前にこれらを観ておくべきだったのか、どうか。いまさらそんなことを言ってもしょうがないのだが。

2024/05/20

5/20 店日誌

5月20日、月曜日。昨晩からの雨のおかげで近所の公園に湖ができていた。端っこにある貯水池が溢れて広場全体に水が広がってできる状態で、たまに見られると気分がいい。あちこちを魚が泳いで鳥もくる、普段とはちがう生態系を垣間見れる。少し歩けば田植えが終わった田んぼが広がる。うーん、ここはアジアだな。いまさら何を……とツッコミが入りそうな感慨をおもわずつぶやく。梅雨がくるまではあちこちを歩きまわりたい。

開店前のカフェに並ぶ人たちを横目に歩き(むむ……といった気持ちに)、店の近くの交差点に立つ。上階で親子がなにかをしている模様が目に入る。お絵かき教室か何かしてるのかなーと考えながら店にきた。

店にくる方は柏レイソルのベテランサポーター、近隣で店をいとなむ先輩は鹿島アントラーズを応援している。今節の柏は後半アディショナルタイムのゴールで劇的勝利、鹿島も強敵神戸に勝っていた。また話が盛り上がるぞ。

今日も書籍、音源に入荷あり。オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

2024/05/19

『些末事研究』第九号

貯金も何もないようなときに結婚したから。もうそれだから、とにかく「家賃払えないから一緒に住もうか」からのスタートだから。そこから考えると、生活に困ってる同士で結婚しても何とかなる……こともある。(荻原魚雷)

『些末事研究』第九号が届きました。
ぽつぽつと静かに編まれるリトルマガジン、最新号の特集は「結婚とは何だろうか」。6名の寄稿と1つのコミックに加えて本誌の目玉といる座談を収録した80ページ。荻原魚雷×蓑田沙希×にしもとさほみ×福田賢治による座談会はなんと40ページ弱、めちゃくちゃ長い! 大きな展開なく進むのだけれど、荻原魚雷さんの「活字には一回もしていない」話が聞けたり色々と面白い。自費出版の小冊子だからこそつくれる記事だと思います。

販売価格は700円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

5/19 店日誌

5月19日、日曜日。レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、はじめて彼らのライブを見たのは2000年の1月13日、パシフィコ横浜が会場だった(検索して日付がわかった)。出てきたらジョンが坊主だ! 長髪だと思い込んでいたからビックリした。チャドのキックの音が太い。フリーのベースがビシバシ鳴ってる。アンソニーはいるだけでカッコいい。高校3年だった自分にはめくるめく世界に感じられた。無理矢理に誘った兄も楽しそうに観ていて、妙に嬉しかったのを覚えている。

興奮して帰ってきて、牛久駅を出るときには切符を無くしていたのだが、駅員さんはやさしく通してくれた。スマートフォンはおろかつくばエクスプレスもなかった頃の話である。あのとき、行ってよかったと思う。

ライブペインティング。その言葉では言い尽くせない深みと孤独、抒情を感じた。ナツナさんと芦田ちえみさんの共演は小説のページをめくっているような味わいがあった。はじめて行った〈Our Space Laboratory〉の雰囲気もよかったなあ。また、遊びに行きたい。

今日明日は13開店! オンライン・ストア〈平凡〉も営業中。

2024/05/18

『デモ行こう』

さまざまな切り口、さまざまな文体でデモについて語りかける文章たちが、あなたの日常に抵抗のための光を少しでも与えてくれることを願っています。

路上の抵抗誌編集部・編『デモ行こう』が届きました。
入荷以来、好評がつづくミニコミ『路上の抵抗誌』の編集部によるZINEのテーマはずばり「デモ」。デモ行進、スタンディングデモ、ピクニック型のデモ、占拠デモ、シットイン、ダイイン、ツイッターデモに加えて本読みデモも。18人の書き手それぞれのデモンストレーションに対する姿勢と思想が綴られた小冊子です。ズシっとしたもの、軽やかで短いものなど、テキストの種類もいろいろ。「デモ行こう/私たち全員が、自由になるまでは……」の2曲を収録したCD-R付き。

販売価格は700円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

5/18 店日誌

5月18日、土曜日。朝、ラジオから流れてきたザ・フーの曲を聴いていて、ヘヴィな演奏っぷりに驚いた。オレの耳ではレッド・ツェッペリンと区別がつかない。基になるブルースを激しく、思いっきりぶん回してバンド全体がノってくるとハード・ロックになっていた。そんな感じで音楽は、ロック・ミュージックは進化していったのだろうか。ジャマイカにおけるスカ~ロックステディ~レゲエの変遷に関する数々の逸話みたいに、意外といい加減なのかもしれない。

徒歩圏内でもある天久保1丁目にある〈Bar Discos〉の通常営業が再開した。開店以来、開けたり閉めたりを繰り返してきたが、今度こそはながくしっかり続けてほしい。その上に、パーティーやイベントをひらくための気風が出てくる。ロックステディなんかをのんびり聴ける機会を作れたらいい。

今日も買取依頼の本が数箱届く。いよいよ店内に置ける場所がなくなってきた。とっ散らかった店内が、より混雑する。歩きにくさも倍増すると思われる。できれば複数人での来店は避けてほしい。

今日は13時から19時までの短縮営業。明日、明後日は通常営業です。

2024/05/17

買い取った本、いろいろ。














先月から本の買取りがぐーーーんと増えている! 売るより買う方が多くなっていて、困ってはいないけど正直ちょっと大変だ。オンライン・ストア〈平凡〉に毎日あげていても、なかなか追いつかない。これから、このブログにも写真を載せたり紹介していくつもり。ピンときたなら、メールでお問い合わせを。在庫と価格の確認後に送料を確定。合計金額を指定の口座に振り込んでもらう流れで、通販も可能。

なんだかんだ書いているけど、本の買取は常時大歓迎。お問い合わせはお気軽に。