2021/06/28

6/28 家日誌

ドレスダウンという言葉が好きだ。あれがいい、これがいいなんて自慢話で着飾るより、それらを削ぎ落とし、シンプルな暮らしの在り方について語り合う方が豊かで、恰好もいい。もうそんな時代なんだと、いくら言っても都会の人には判ってもらえないかもしれないけど。(SEPTEMBER 1999)

アロハシャツを買ったからだろうか。どうも永井宏さんの言葉を身体が欲しがっているような気がして、『愉快のしるし』をひさびさに手に取った。改めて目を通すと、何気ない散文めいたものであっても、その一つ一つに意識を向けると文字面以上の意味を感じさせてくれる。そうして共有した景色、そこから生まれた気分を実践することが大事なのだと思う。自分であればアロハに短パン、ビーサン姿でぶらぶらする。出来るだけ穏やかな気分をたもつ。脳内では軽やかなロックステディなんかを再生する。

てな感じで今朝、歩いていたら隣り合ったおじいさんが満面の笑みを向けてくれた。それぞれの場所で少しでも気持ちよく暮らそうとするならば、その人なりの小さな工夫をこころみる、そうした遊びが大事じゃないかなァ。

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