2026/01/01

河野友花が2025年を振り返る


2025年は、小学校のPTA役員を務めたこともあり、多忙かつ試練多めの一年。PTA活動は、ずいぶん遅れて回ってきた通過儀礼なのか。驚いたり悩んだり、違和感、徒労感とか。でもそれも結局のところ、突き詰めれば自分自身のもんだい。このままどんどん自分のあれこれを切り捨てていって、私の中の空洞がもっと広がれば、芸術のちょうどいい容れ物になれるかな。そんな淡い希望を抱く40代最後の一年が、つい先ほど、意外なほど軽やかに始まったところです。


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 ベストテン的な気の利いたものはできないので、2025年に読んだ本、見た映画、聴いた音楽の中から印象に残ったものを、この世に出た順で並べてみました。

(写真は、息子が2025年に焼いた謎の壺。)


【本】;出版順    

  1. エスクァイア日本版 1990年9月号『特集 わが黒澤明に、愛をこめて』(UPU/1990)
  2. 舟越保武『舟越保武全随筆集 巨岩と花びら ほか』(求龍堂/2012)
  3. 大平一枝『届かなかった手紙 原爆開発「マンハッタン計画」科学者たちの叫び』(角川書店/2017)
  4. 山沢栄子/大阪府「なにわ塾」編『私は女流写真家 山沢栄子の芸術と自立』(なにわ塾叢書/2019 ※復刻保存版)
  5. 小倉孝保『ロレンスになれなかった男 空手でアラブを制した岡本秀樹の生涯』(角川書店/2020)
  6. 濱田研吾『俳優と戦争と活字と』(ちくま文庫/2020)
  7. SAKAI DE JUN『MAKE AIR NOT WAR』(※ zine/2025)
  8. 國分功一郎『手段からの解放 シリーズ哲学講話』(新潮新書/2025)
  9. 『宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った』(平凡社/2025)
  10. 向谷地生良/聞き手 白石正明『向谷地さん、幻覚妄想ってどうやって聞いたらいいんですか?』(医学書院/2025)
  11. 『被爆都市手帳 ヒロシマ』(ckinoco/2025)
  12. SPECTATOR 2025 vol.54『パンクの正体』(エディトリアル・デパートメント/2025)
  13. 千野栄一『プラハの古本屋』(中公文庫/2025)
  14. 星野智幸 作/nakaban 絵『うちゅうじんになるみ』(岩崎書店/2025)
  15. 佐伯誠『ジャズと自由は手をつないでいく』リトルギフトブックス/2025)



【映画】;制作年順 


  1. 小津安二郎『東京の合唱』(1931)
  2. アルベール・ラモレス監督『赤い風船』+『白い馬』(※4Kデジタル修復版 / 1956・1953
  3. ベット・ゴードン監督『ヴァラエティ』(1983)
  4. グラハム・フォイ監督『メイデン』(2022)
  5. パオラ・コルテッレージ監督『ドマーニ!愛のことづて』(2023)
  6. 小田香監督『FUKUSHIMA with BÉLA TARR』(2024)
  7. アリ・アッバシ監督『アプレンティス ドナルド・トランプの創り方』(2024)
  8. ジェシー・アイゼンバーグ監督『リアル・ペイン』(2024)
  9. ペドロ・アルモドバル監督『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』(2024)
  10. モハマド・ラスロフ監督『聖なるイチジクの種』(2024)
  11. ジェームズ・マンゴールド監督『名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN』(2024)
  12. ハリナ・ライン監督『ベイビーガール』(2024)
  13. モーガン・ネヴィル監督『ファレル・ウィリアムス:ピース・バイ・ピース』(2024)
  14. ルカ・グァダニーノ監督『クィア』(2024)
  15. ウォルター・サレス監督『アイム・スティル・ヒア』(2024)
  16. 三池崇史監督『でっちあげ』(2025)
  17. 呉美保監督『ふつうの子ども』(2025)
  18. ポール・トーマス・アンダーソン監督『ワン・バトル・アフター・アナザー』(2025)
  19. 団塚唯我監督『見はらし世代』(2025)
  20. 永田琴監督『愚か者の身分』(2025)
  21. アリ・アスター監督『エディンバラへようこそ』(2025)



【音楽】;リリース順

 毎度、この発表を見た何人かから「音楽はどうなの?」と聞かれるので、2025年によく聴いたアルバムを挙げてみました。でも、じっさい挙げてみると、「これだけじゃない」って思えてくる不思議。


  1. Great3『When You Were A Beauty』(2002)
  2. Tara Jane O’neil『Tara Jane O’neil』(2017)
  3. Jonny Greenwood『Phantom Thread O.S.T.』(2018)
  4. Rufus Wainwright『Unfollow the Rules』(2020)
  5. Zé Ibarra, Dora Morelenbaum & Julia Mestre『Live at Glasshaus』(2023)
  6. Timothée Chalamet『A Complete Unknown O.S.T.』(2024)
  7. 小西康陽『失恋と得恋』(2024)
  8. 折坂悠太『Straβe』(2025)
  9. 伊藤ゴロー、Paula Morelenbaum & Jaques Morelenbaum『TREE, FORESTS tribute to RYUICHI SAKAMOTO』(2025)
  10. Number_i『Number Ⅱ』(2025)
  11. Tomi Lebrero & Tomi Mutio『TOMI & TOMI』(2025)

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