朝、青い天井、尾道。いい葱があったから、
朝、シミだらけの天井、シミだらけの腕が天の川のよう。 手持ち無沙汰な生活には慣れていると思っていたけれど、 どんどんだめになっていった。 植木鉢の外に落ちていたサボテンの頭を拾って、猫に伝えた。
朝、白い天井。朝陽の暖かさをほっぺで感じる。 わたしの顔は日に日に日焼けしているのかしら、 このサボテンは生きているのかしら。 外の風は草の甘い匂いがして、 近くでつかまえたカエルが指の先で座り直した。
朝、白い天井。ついさっきまで、 どこかにいたような感じがすると思った。 まだ胸がどきどきしていて、ぼうっとしていたら、 夢の内容を思い出した。 悲しい夢は本当のことよりも息が長いと思う。 振り返って残っているものはしみじみとあまく、 戻っていくわけでも止まったわけでもなく、 永遠になったふるさとなんだろう。あたらしいふるさと。

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