私たちはどうしても、すべての行動を目標に向かう時間に置き換えてしまいます。大切なのは、この思考から脱却することです。つまりは「輸送(Transport)」から「徒歩旅行(Wayfarning)」への変化。
美しい夕陽を見かけると、すぐにスマートフォンを取り出して、写真を撮ってしまう。時間をかけて眺めたり、誰かに話したりすることもなく、ただ写真を撮ってそれで終わり。まるで、過去をゴミ箱に捨ててしまっているようです。(ティム・インゴルド)
6月9日、月曜日。3年前のある日、突然届いた大きな段ボール。入っていたのは『AFTER2025』という無料冊子だった。「AFTER2025は「ぶっちゃけ万博どうなん?」と「どうせやるんやったら……」のあいだを、今を生きる人たちの声をたよりに、うろうろしながら、あれこれやってみる試みです」。へええ、なるほど! こりゃ面白そうと読み出して、見つけたのが上記したティム・インゴルドへのインタビュー。なぜか今、思い出した。
東京五輪、大阪万博はなんだかんだで開催されて、おおむね成功みたいな風に片づけられていく。経済効果? 観光誘致? なんてスローガンだけが叫ばれて、国家的催事が行われていくのは好きじゃないけど、大きな声で反対するほどの興味もない。ああ、なんだかなあ。
6日から8日までの3日間、筑波大学で開催されていた「文化人類学会」に参加した人が何組か店に来てくれて、それぞれに手ごたえのあるやり取りができた気がする。ああした催しと営業が連動するのは初めてじゃないかな。
今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

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