2025/06/28

6/28 店日誌

6月28日、土曜日。THE COVENTRY AUTOMATICS『DRAWING OF A NEW ERA』に針を降ろすと、そりゃまあ最高で、2周続けて聴いてしまった。ユルめのスカ・チューン「WAKE UP」で始まるA面、「NITE KLUB/RAQUEL」「LOOK BUT DON’T TOUCH」のエモーショナルかつソウルっぽいイントロにハートが熱くなる(後者にはギター・ソロがある!)。後の代表曲「CONCRETE JUNGLE」も、この時期は荒々しくて味が異なる。

結局、スペシャルズというのは、私の考えでは決して単純なスカのバンドではなく、これはリーダーだったジェリー・ダマーズとイクォールでもあるのだが、もっとパラノイア的な、フリーキーなグループだったのだ。(石川サチ子)(*)

「後の代表曲」とか「この時期は荒々しく」なんて書いてるのは、このバンドがそのままザ・スペシャルズになるからだ。知ってる人も少なくないだろうけど、ここで初めてコヴェントリー・オートマティクス=スペシャルズと出会う人もいるはず。タイミングを大事にして、思いっきり楽しんでほしい。

(*)『BLUE BEAT BOP!』所収「職場のタイピストに今も人気のスペシャルズについて」より

 軽やかなスカ〜熱いソウル、パンクを縦断するような「STUPID MARRIAGE」で幕を開けるB面もいい。沈み込むような「TOO MUCH TOO YOUNG」やワン、ツー!のかけ声がクールな「LITTLE BITCH」、燃え上がる「(DRAWING OF A)NEW ERA」など聴きどころたくさん。気軽なバーあたりで適当に流してくれたら嬉しいんだけどなァ(そんなお店が、あったらいいなァ……)。

今日明日、明後日は13時開店! ご都合に合わせてお出かけください!

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