2026/01/19

1/19 店日誌


1月19日、月曜日。知人があげていた写真をみて、老けてるな〜洒落てないな〜とちょっとショックを受ける。まあ、実際42歳で若くないし、日頃からオシャレしてるわけじゃないし、酔ってたわけだし……言い訳めいたことを頭の中で転がしてみても、それなりに落ち込む。自分は確実に年をとったのだ。知り合いの美容師さんに「そのままでいいんじゃないか〜」と言われたのは嬉しかったが(別件だけど)、うーん。やはりこのままじゃダメだよなぁ。

筑波大学のなかを歩くのが楽しい。武道場あたりからズーン、ドシーンと音が聞こえる。相撲場では機械音。別のところではチア? かなにかのダンスの音楽。サッカーボールを壁にあてたり、ラグビーボールをパスしていたり。ジロジロと見ないように注意しつつ、あちこち観察しながら歩いてきた。

今日は通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ〜。

2026/01/18

1/18 店日誌


またはじめて、手製本をした。ミュージシャンにたないけんさんの「いかだで銀河」という作品。彼の詩の中にみつけた一文「ちいさな景色にならないか」という言葉にとても救われた一年。実際はその詩はわたしが思う意味合いとは少し違うかもなのだけど、そうさせてくれる自由さがある。抜き出しておまじないのような気持ちでポッケにいれてる。

1月18日、日曜日。natunatunaが2025年を振り返る。つくば市に住む絵描きのナツナさん、ひょんなことで知り合い、やり取りがはじまってから20年。まさか、こんなに長く関係が続くとは……と書いて、違うんだよなー。そんな簡単な言葉ではまとめちゃいけない。ただの仲良しじゃないし、モヤモヤを抱えたこともある。それなりに歳を重ねるとエモーション&ソウルだけでは先に進めないときもある。それでも! どうにか、なんとか、できるだけ率直なやり取りを重ねて、今もこうして関係がつくれてる。

そんなナツナさんに誘ってもらって「安藤明子 と にたないけん」に出店するため、今日は16時までの短縮営業。会場はつくば市東光台〈キッチン ソイヤ〉。ソイヤは開店から20年とのことで、なんともまあ、ここにも書くべきことが沢山あるのだ。周年ナントカってのは好みじゃないのだけど、何かやれたらいいな〜と考えている。

(ライヴのイベントに本って必要なのか? みんな読みたい? そんな疑問を消しきれないまま、いくつか出店しているけど、ハッキリしてるのは手を抜くと反応もヌル〜くなるってこと。なのでしっかり真面目にやります。隣で〈つるばみコーヒー〉店主がコーヒーを淹れてくれるので、暖かくなると思います。)

というわけで、開店! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ!

2026/01/17

1/17 店日誌


1月17日、土曜日。EXOTICO DE LAGO、LAKEの中核メンバーであり、曽我部恵一ランデヴーバンド等のギタリストでもある長久保寛之のソロ名義=EXODELIC『ROCK ‘EXCODELIC’ STEADY』が再入荷! 音のこもったロックステディ~エキゾチックなインストゥルメンタルに、不穏なビートが被さってくる……。息を飲んで耳を向けていると、異国調のギターリフが裏打ちを刻みはじめて、遠くで女性ヴォーカルも聴こえ出す。独自の揺らぎかたをするカセットテープは、2025年を象徴する作品のひとつ。

画像解像度とは、画像を構成する点の密度を表す数値で、自分がCDサイズのデザインを納品するときがだいたい400dpi(通常)なんですが、ごくたまにロックコーナーをゴソゴソ漁っていると、それを大きく逸脱しているであろう解像度おそらく72dpi(ネットにあげる画像くらいの解像度)くらいのジャケに出くわすことがあるんですが、とんでもない違和感と、同時に、自分たちは解像度というクオリティーコントロールに縛られていたことに気づくことが出来たんです。

TACT SATOが2025年を振り返る。常連メンバー、タクトくんの記事には厚みがあって、読みがいがある。わかりやすい形でソウル、エモーションが表明されないからスルスル読めるのだけど、よーく文字を追っていくと激アツのパッションが漏れ出している。毎年参加してくれるのが、とても嬉しい。

今日も通常営業! 明日18日(日)はイベント出店のため、16時までの短縮営業です。

2026/01/16

1/16 店日誌

東京という町の特色は、森鴎外のいう「普請中」にある。急速な近代化が進むからいつも工事が行われている。風景が次々に変わる。東京の人間はこの風景の激変を日常的に体験する。(…)京都や奈良のように(註:「な」が正しい?)古都とはそこが大きく違う。古都では「歴史」が重んじられるが、東京では小さな「記憶」が大事になる。(川本三郎)

1月16日、金曜日。今週に入って、川本三郎の著作をつづけて読んだ。『東京抒情』と『台湾、ローカル線、そして荷風』。上記引用部をふくむ前者の舞台は東京、後者はあちこちの町。どうやって移動して、どんな人と会い、どこで飲むのか───著者はときに迷い、困惑しながら乗り物や店の扉を開けていく。冒険や旅ってほど大袈裟なものじゃないけど、潔くさっぱりとした心持ちがよく伝わってきて、読んでいて気持ちがいい。

2025年を振り返ると、自分の中では大きな変化があった年だった。生まれ育った東京を離れ、宮崎県の高鍋町という町へ行くことになったのだ。アート作品を制作しながら町おこしをしていくという仕事を見つけ、それがたまたま高鍋町だった。

さいとうよしみが2025年を振り返る。長く暮らした経堂から縁もゆかりもない、宮崎県高鍋町へ───自ら選んだはずだけど、誰かに選ばれ、動かされたような引っ越しの顛末をそっちょくに綴ってくれた。「どんなに緻密な計画を立てたって、10年後のことは誰にもわからない」と実感できる人は、多くないと思う。

今日明日は通常営業。明後日18日(日)はイベント出店のため、短縮営業です。

2026/01/15

1/15 店日誌


1月15日、木曜日。年末年始に少しずつ読んでいたのは、panpanyaの漫画作品。白泉社・楽園コミックスで年1冊ペース(2014~2023年)で刊行されていた『蟹に誘われて』『枕魚』『動物たち』『二匹目の金魚』『グヤバノ・ホリデー』『おむすびの転がる町』『魚社会』『模型の町』『商店街のあゆみ』の9冊(に加えてもう1冊、全10冊)を常連マツノさんから買い取ったのだ。タイトルにつられて『おむすびの〜』から読みはじめて『魚社会』、『模型の町』、『商店街のあゆみ』と進んでいった。その後で『蟹に誘われて』から順に読んでいって『グヤバノ・ホリデー』に到着。

なんとなく読みだした、panpanya『グヤバノ・ホリデー』には脱帽。こんなにも懐の深い作品をつくる作家とは知らなかった。記憶のゆがみ、時間のながれに対しての鋭敏な感性。それを表現する柔らかな線。「知らない夏」には短篇小説のような味がある。

去年の5月にも『グヤバノ・ホリデー』を読んでいて、このとき書いた感想を友人がほめてくれたのを覚えている(嬉しかったんだ……)。漫画に関してはなにも知らない。もっと、色々読んでみたいと思っている。

仮面ライダーになりたいまま、気づけば40才になっていた人の話です。自分もへやで仮面ライダーのまねをして、1人でよく見えないてきとたたかっています。なので、読んだ時まず最初に、自分と同じことをしてるじゃん!とおどろき、なにか近い物を感じました。

だから当然、河野泰然くんが挙げてくれた作品リストを見ても分からないものばかり(ちいかわ? 漫画だったの……みたいな感じで)。もちろん最年少! 小学5年生の河野泰然が2025年を振り返る。読んでみてほしいです。

今日も通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ〜。

2026/01/14

1/14 店日誌


やめるとき、一種のイベントごとのように消費した人たちに伝えたいことはずっと変わらない。あったものはすぐなくなるということ。誰かの何かに期待してただ待っているより、私はそんなものに頼らず、次に行く。(小倉快子)

1月14日、水曜日。年明けに読んだ、小倉快子『私の愛おしい場所 BOOKS f3の日々』についてよく考える。ふとしたときに書かれていたこと思い出して、自分の現状に置き替えてみたり、近隣の店と並べてみたり。上記した一節は閉業したあとの日記で見つけた(「2021年9月18日」)。はじめるとき、やめるとき。開店⚪︎⚪︎周年を迎えるとき。堂々と誉を受ける機会が店に与えられる。そんなのどう考えてもおかしいし、淡々と静かに営業を続ける人こそ評価されるべき───と書いて、気がつくのはそういう人は大きく、わかりやすい評価など欲していないってこと。

同書を取り上げた1/5の読書日記を自分はこう閉じている。「いま、小倉さんはどんな風に暮らしているのかな。また、店をやりたいなーとか思っているんだろうか」、この「とか」はよくない。「また、店をやりたいなーと思っているんだろうか」と書く方が正しい。

覚悟を決めるのが向いてないなら/混沌の中に身を投じてみるのもいいと思いたい/投じた先に何があるのかわからないけれど/2026年も楽しみながら流れに身を任せていきたいなと思いました。


植田彩乃が2025年を振り返る。ピカピカの筑波大生だった植田さんも大学院生。たぶん今も光ったり翳ったりしてるのだろうけど、こうしてテキストを送ってくれることが嬉しいし、ありがたい(自分で決めなよ〜と言っていたのが、誰でもなく、オレである……)。

今日も通常営業! 週末18日(日)はイベント出店のため、短縮営業です。

2026/01/13

1/13 雑記

年末に歩いた流山セントラルパーク駅周辺を再訪、平井〜平和台を越えて、〈BOOK OFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店〉まで歩いていく。時間にして10分ちょいだったかな、坂をくだっていくと小さな平和台駅が現れる。ささやかなロータリー、ちょっとした町場の雰囲気を感じつつイトーヨーカドー3階のブックオフに入店。なんと、今日から550円以下の音源セール(40%OFF!)がはじまっていて、レコード棚で目を皿にする。ここで3枚購入。

本とCDもチョイと見たのち退店。きた道を戻っていくと、小さな新刊書店と精肉店が並んでる。焼き鳥が食べたくなるもぐっと我慢。そのままセントラルパーク駅に戻ると、もわっと熱い! パーカーとライトダウンを抜いで、また歩きだす。流山おおたかの森駅まで、体感で約15分、つくば市でいうところの研究学園みたいな風景。味はないけど、知らない町のつくりを観察するのは面白い。

東武線に乗り換えて、柏を目指す。目的地はディスクユニオン。レゲエとジャズのレコードを1枚ずつ購入。最近、改めて聴き直しているセロニアス・モンクの桑港独奏盤を見つけて、喜ぶ。こうなりゃ、あとは帰るだけ! さっさと電車に乗って14時半頃につくば駅に帰ってきた。

それにしてもよく歩いたなァ……右の踵がジンジン痛い。履き慣れない靴を履いたからか。