2024/03/15

3/15 店日誌

3月15日、金曜日。だーーーれもこなかった一昨日から一転、昨日はやけに来客が多かった。知人、友人もまじえてはじめての人、何度か見たことのある人などが立ち替わりにやってくる。油断して隣の店で油を売っていると、ガラッとドアの開く音がきこえて慌ててもどる。NRQつくば公演のポスターを持ってきた友人、卒業式を間近に控えた大学院生など、それぞれの話をきけて嬉しい。

身近な人がつくる小さな音源に反応する人が増えている。その大半がお手製ゆえ大量につくられるわけではないので、店頭で見つけて、ピンときたときに買ってほしい。

それにしても、昨夜の地震はこわかった。店に積み上げたままの本の山、崩れてるかなーっと心配したけど、まったく動きなし。安心しながらちょっと驚く。いい積み方しているのかな。

今日明日、明後日、明々後日は通常営業。お暇があれば、ご来店を。

2024/03/14

3/14 店日誌

3月14日、木曜日。風がつよく、空気もつめたい。身体がちぢまる。こりゃ、なかなか外に出る気にもならないよなあ。そりゃ店には誰もこないよなあ……と、設営を終えた齋藤さんと一緒に近所の居酒屋に足をはこぶと驚くほどの自転車の量! バリケードのように階段前がふさがれている。店内も学生だらけ。ワイワイ、ガヤガヤ、ギャーギャー。盛り場っぽい空気のなかで連続射殺魔などの話を聞いて、盛り上がる。

齋藤さんが住む香川県高松市は店ができたり、しまったりの動きが活発らしい。40歳前後の人が中心だけど、若い人たちの元気もいいと聞く。隆盛なのはマーケットイベント。なるほど〜なんて相槌をうちながらビールの杯を重ねた。

明後日、16日(土)には天久保一丁目の古着屋〈wear crab〉の開店1周年パーティーが開催される。飲食店舗や本屋、古道具屋などの出店もあり。これまたマーケットイベントだ。

今日、明日は15時開店! お暇があれば、お出かけください。

2024/03/13

『mind sketches』(TAPE) –完売しました!–

完全手弾きによるシンセサイザーのタイム感と剥き出しのリズムマシンで奏でるのは、bananaが日々蒐集している様々なレコードやカセットからヒントを得て作り上げた脳内コンピューター・エイジのサウンドトラック〜はたまたミュータント・サウンド・ライブラリー?

banana『mind sketches』が届きました。
これぞ、カセットテープでリリースされるべき作品! 既に知っていたようで、まったく未知の角度から提案された気もしてくるホームメイド・エレクトロ・ミュージック。微妙にズレた位置を刺激されながら、身体の芯が温まってくる感覚は何なのだろう。聴くほどにわからなくなってくる。

「各所のリサイクルショップを廻りながら買い集めた古い機材のみで制作していた、殆ど近しい友人にのみ渡していたCD-RやSoudcloudに公開していた作品群をコンパイルした16曲入りコンピレーション・アルバム」とは、仲介してくれたレーベルEm Recordsの解説から。

販売価格は2000円(税込)。初回盤イエローカセット、DLコード付き。

3/13 店日誌

3月13日、水曜日。お隣〈千年一日珈琲焙煎所 CAFE〉では齋藤祐平さんが展示の設営中。香川県高松市で古本屋〈YOMS〉をいとなむ齋藤さんは数少ない同業、同世代の知人である。店をいとなみながら絵の個展をひらき、販売もする人はそう多くはいないだろう(それが魅力的なら、よりいっそう)。齋藤祐平個展「膝がかゆい」の会期は明日、3月14日(木)から4月8日(月)まで。初日、最終日には齋藤さんが在廊予定。ぜひ足を運んでほしい。

今日も書籍、音源に入荷あり! オンライン・ストア〈平凡〉にも動きあり。

2024/03/12

3/12 雑記

先週末、ソニックさんがミックスCDの最後の手持ち分を持ってきてくれたのでその場で買い取る。たしか、その前の日にはポットマンがカセットテープを納品にきた。身近な人たちがつくるものに心惹かれる状況ってのは、恵まれていると言えるだろう。どちらも既存のジャンルには収めがたいってのも嬉しいところ。

大阪のエム・レコードから届いた音源はどれも変わっていて面白い。ラブ・ワンダーランドの3作目(CD-R)の出来ばえに驚かされて、つづけて2度聴いた。魅力的な創作、制作はあちこちで行われている。それにどう気がつくか、接触を持てるかが、個人店の腕の見せどころだと言えるだろう。

『Pieces for Acoustic Instruments and Synthesizers』(LP)

10名にのぼる管楽器・打楽器の演奏家を使ってヨーロッパの伝統的な作曲家+演奏家のフレームを守る一方、エスターヘルトのシンセ打ち込みも絶妙の配分で加わり、出てくる世界は80-90年代のワールドスタンダード(鈴木惣一郎)のような異国音楽とモダンの積極的な箱庭的邂逅。

CARLOFASHION『Pieces for Acoustic Instruments and Synthesizers』が届きました。
ん〜なんだろう、この不思議な味わいは。やや壮大なスケールのオープニングから空想秘境楽団っぽいリズムがあったり、ゲーム音楽のような箇所もある。なにより大事なのは重たすぎず軽すぎずの按配が絶妙なところで、気を張らずに普通に聴けて、楽しめる。使われる楽器もさまざま(個人的に好きなのは乾いた鐘のような音)。

「AFROCHINESE」「TIWANESE TAM-TAM」「SZECHWAN CHA-CHA」「THE CURTAINS FALLS SLOWLY」なんて曲名を並べるだけで、面白い(でしょ?)。それぞれ、どんな曲かは針を落としてのお楽しみ。仕掛人はミュンヘンの作曲家/打楽器・鍵盤奏者、カール・エスターヘルトとのこと。

販売価格は4400円(税込)。 オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

『Ossification』(LP)

リコーダー、ハープ、チェロ、ヴァイオリン、バスーンなどを使った似非中世古楽・フォークとアヴァンポップと現代スタジオの音響編集処理を串刺しにし、80年代ポストモダン文脈で徹底したメタレベルから脱NEW WAVEを標榜し成功を収めた希有な1枚!

Officer!『Ossification』が届きました。
こりゃ、すっげえ面白い! なんせ、タイトルの和訳は「骨化現象」。混声合唱のような華やかな曲があったかと思うと、ポスト・パンク的なアプローチがあったり牧歌的なフォーク・ロックっぽさもある。「偉大な先達モンティーパイソンの血統も感じさせる偽物フォークトラッド・空想馬鹿ミュージックのクールさが横溢する傑作!」とは、レーベル〈Em Records〉の解説より。

販売価格は4800円(税込)。1984年にリリースされたオリジナル盤、デッドストック。