2016/02/07

『僕は、太陽をのむ』



“毎朝の散歩の途中、太陽を食べるように大きく口をあけて深呼吸をする。夏は、やけどしそうになり、冬は、体が温まる。これは、僕が絵を描く準備でもある。あるとき絵にして、この本の名前にもした。”
-牧野伊三夫

この表紙画に、このタイトル。参りました。
画家・牧野伊三夫による画文集『僕は、太陽をのむ』が入荷しました。ボク、個人的には完璧な判型だと思っている「港の人」が発行する「四月と十月文庫」の最新刊です(手触り、紙の柔らかさ、ちょうど良い大きさ・・・どこにも文句をつけられません)。まだ、しっかりと読めていないので内容に関しては書けないのですが、絵と同じように力強く爽爽とした牧野さんの語り口にぐっと引き込まれる予感がします。なんて書いていて浮かんだのが葉山の友人。彼とならこの本を肴にして一杯、いやはや十杯くらいは呑めそうです。

同じ「四月と十月文庫」シリーズの『装幀のなかの絵』、『えびな書店店主の記』も在庫しています。販売価格はどれも1296円(税込)。

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僕は、太陽をのむ

四月と十月文庫6

牧野伊三夫

四六判変型/並製本/カバー装/本文152頁

1,200円(本体価格・税別)
 ISBN978-4-89629-307-4 C0395

おお、小倉の街よ。

石飛、また工場の帰りに角打ちで一杯やっているのか。
丸くなった腹を自慢しているんだろう。
おまえは高校時代は野球部のエースだった。
丸刈りで、授業中は寝てばかりしていたな。
知っている人はいないだろう。

おお、小倉の街よ。

父さんは今日も、ぬか床をまぜているだろう。
サンショと赤唐辛子のきいた、
あの、きゅうりのぬか漬け。
母さんのなすびのみそ汁。
いつだって食べたい。
めしを腹一杯かきこみたい。

おお、小倉の街よ。

順二、教頭就任おめでとう。
いたずら坊主のおまえが、立派になったなぁ。
いたずら教頭なんて呼ばれないように気をつけろ。
『四月と十月』は今年で八年目だよ。
お互い、いくつになっても絵筆だけは手放すまいな。
……(以下略)

http://www.minatonohito.jp/products/178_02.html

2016/02/06

『おいでよ、小豆島』


平野公子さんが本をつくった。すごいなあと、素直にそう思う。

公子さんにはじめて会ったのは、2012年9月のこと。せっかちな性分が導いてくれたスタジオイワト、小島武展でのことだった。その日のことをブログにも書いているけれど、ボクは小島武さんを北沢夏音氏による名著『Get back,SUB! あるリトルマガジンの魂』で知った小島素治さんと勘違いしたまま会場に足を向け、その場で取り違えに気がついた(赤くはならなかったと思うのだが、穴があったら入りたかった)。でも、そのおかげで小島武さんの厖大な量の仕事に直に触れることができたし、公子さんと出会うこともできたのだ。そう、併せて書いておくと、ボクはイワトが平野甲賀・公子ご夫妻が営む場所とも知らなかったので、缶ビールをご相伴にあずかりながら、お話をきいて驚いた。まさか、まさか目の前にいるご夫人が甲賀さんの奥さんであり太呂さんのお母さんだとは! CINEMA dub MONKSを好きだなんて! ああ、今思い出してもあの夜は本当に楽しかった(このことがきっかけになり、後に北沢夏音さんとも知り合えたのだった)。

だから自分の店に、公子さんのつくった本を並べることが出来て本当に嬉しいです。
当たり前ですが単なるガイド本ではありません。でも、この本を読めばきっと小豆島に行ってみたくなりますよ。
販売価格は1404円(税込)。お手頃な値段もいいなあと思います。

2016/02/05

『SHUKYU Magazine 2』


昨年創刊されたあたらしいサッカー雑誌『SHUKYU Magazine』の最新号が入荷しました。
今号の特集は「BODY ISSUE」。前号よりずっと、多彩な誌面になっていますので、まずは手に取ってみてください。販売価格は1620円(税込)。

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SHUKYU Magazineは、2015年に創刊されたフットボールカルチャーマガジンです。毎号ひとつのテーマで特集を組み、選手・クラブ・食・建築・道具から印刷物まで、ゲームの背後にあるあらゆる現象を独自の視点で読み解いていきます。

創刊号のテーマ「ルーツ」に続き、2号目のテーマは「身体」です。日々のトレーニングやユニフォーム、スパイクなどの道具といったプレーに直接関係するものはもちろん、食事や医療など、普段の生活の中における様々なものからも身体は直接影響を受けています。

サッカーの未来を考える上で、この特集内にヒントが隠れているかもしれません。身体が持つ新たな可能性を一緒に探しにいきましょう。

BODY ISSUE | 身体特集

特集
010―ブラインドサッカーの可能性
020―Body Language
026―香川真司 (ボルシア・ドルトムント)
032―谷田亮太
034―丸岡満 (セレッソ大阪)
037― Shinji Dream
040―ピッチにしゃがみ込む10の方法
046―日本代表シェフ 西芳照
064―Designing Body - 義足とサッカー -
068―ドーピング!? ワールドカップ初優勝と西ドイツ代表の代償
076―スポーツ医療における漢方薬の可能性
080―相澤陽介 (White Mountaineering)

コラム
006―Six Yard Box - サッカーの構造 -
008―蹴球和菓子
009―味気ない我らが街に悦びを
025―駒沢オリンピック公園陸上競技場
054―Jヴィレッジ福島 2015年 秋
088―MATCHDAY - FC 琉球 × Y.S.C.C.横浜 -
096―国立競技場 2015年2月
102―国立競技場 × カリモク
112―村上虹郎
116―How To Play Association Football
122―Football City Pattern –Berlin–
126―日本 フットボールアーカイブ vol.1

コントリビュータ
Adrian Mangel・Alice Tye・Ben Ferry・Gottingham・Hans van der Meer・Juliander Enßle・Paul Lehr・Prototyping & Design Laboratory・三田村亮・中山庸子・井上嘉和・伊藤亜紗・伊達伯欣・堀部美奈子・大森克己・嶌村吉祥丸・平野太呂・松本昇大・牧口英樹・角尾舞・野田努・鈴木親・高杉桂馬

2016/02/04

2月4日の入荷


2月4日の入荷です。
山下清の版画集、フリーダ・カーロをはじめとしたメキシコの女性シュルレアリストの作品をあつめた展示図録、アメリカ人夫婦による日本流生け花の手引き、タイ・ミャンマー・ラオスの3カ国をまたぐ黄金地帯に暮らす部族の写真集・・・と、見応えのある本が揃いました。さらに加えると、イタリア人彫刻家フランチェスコ・ソマイーニの作品集やドイツ人建築家ヘルムート・ヤコビイのドローイング集なんかもあります。それぞれの内容に関してはここでは書ききれないので、ご来店の上ご確認ください。

※※※あなたの本、買い取ります!※※※
PEOPLE BOOKSTOREでは本の買取を行っています。
ご不要になった本、大切だけれど置き場所がない・・・という蔵書がありましたら、気軽にお声をおかけください。
お声がけはメールでも直接ご来店頂いても構いません。預かった本は出来るかぎり早く査定します。

2016/02/03

2月3日の入荷


“まず、当たり前のことだが、ものを書かなければならない。それから、ものを書き続けていかなければならない。たとえ、自分の書いたものに興味を持ってくれる人が一人もいなくても。たとえ、自分の書いたものに興味を持ってくれる人などこの先一人も現れないだろうという気がしても。たとえ、書き上げた原稿が引き出しの中にたまるばかりで、別の原稿を書いているうちに前の原稿のことを忘れてしまうというふうであっても。”
-アゴタ・クリストフ(“人はどのようにして作家になるか?”『文盲 アゴタ・クリストフ自伝』より)

2月3日の入荷です。
うまく写真を撮れていないのが惜しいですが、またぞろ良い本が入ってきました。いつも通り、ここに写っていない本もありますので、気になる方はぜひご来店ください。加えて、デザイン、建築関連の洋書や図録も濃い品々が入荷しています。それらは明日以降にこのブログで紹介したいと思います。さらにさらに、たった今『おいでよ、小豆島』という新刊も届きました。

来週10日(水)は「小さな本屋のつくり方」というイベントに参加するため、店は休みです。

※※※あなたの本、買い取ります!※※※
PEOPLE BOOKSTOREでは本の買取を行っています。
ご不要になった本、大切だけれど置き場所がない・・・という蔵書がありましたら、気軽にお声をおかけください。
お声がけはメールでも直接ご来店頂いても構いません。預かった本は出来るかぎり早く査定します。

2016/02/02

『一五〇〇〇〇〇〇〇』


“出版所のみなさん! 
もしもあなた方が、この本は
あなた方の見地からすれば理解不可能であり、
出版の価値なしと判断するなら、
原稿を返していただきたい。”

-マヤコフスキー

7冊目のマヤコフスキー叢書『一五〇〇〇〇〇〇〇』が入荷しました。
このシリーズが入荷する度に書いている気がしますが、今回も格好良い風体です。内容ともリンクした革命の雰囲気をたたえるデザインがお見事。前作『ミステリヤ・ブッフ』に次ぐ大作とされる本書を開けば、「インスピレーションの車輪」を高速で回したような言葉の嵐に引きずり込まれます。マヤコフスキーの熱量にあてられたのなら、訳者、小笠原豊樹氏による“訳者のメモ”を読んでみてください。常人とは言い難い才能、行動力を持つ作者の実像を感じることができるはずです。

販売価格は1028円(税込)。そろそろ、マヤコフスキーに気触れる若者が出てきてくれてもいいんじゃないかと思ってみたり。

***

“このたぐいの作品は十に一つも出版すればよいので、それも図書館と変人どものために最高一五〇〇部で沢山だ。”
―レーニン(革命家)


“障害と取り組んでいるのは革命ではなく、言葉の競技場で力技を演じるマヤコフスキーであって、時としては真の奇蹟をやってのけるが、しばしば英雄的な努力でもってひどく空虚なものを持ちあげる……。”
―トロツキー(革命家)


1920年冬、27歳の詩人は革命後二つ目の大作を書き上げる。ロシアの総人口数を表題とし、人々すべてが作者であるかのように詩人は印税を放棄し無署名での出版を企てるも、あろうことか《わるい雑誌を出す筈がない、国立出版所が》と後にうたうことになる政府出版局のサボタージュにあい、3通の抗議の手紙のやりとりの後、ようやく初版5000部が世に出る。アメリカはウィルソン、ロシアはイワン。両大国の間で戦われる20世紀のトロイ戦争を描く。

http://www.doyosha.com/31-%E4%B8%80%E4%BA%94%E3%80%87%E3%80%87%E3%80%87%E3%80%87%E3%80%87%E3%80%87%E3%80%87/

2016/02/01

Live at cox! -ありがとうございました!-

photo:Yusuke Miyoshi

1月30日、土曜日に挙行した“Live at cox!”は大きな事故もなく、無事に終了致しました。
当日はなんと70人を超える方々にご来場頂き、寒い寒い外気を感じさせない暖かな夜になったのではと思っています。少しばかり窮屈な思いをさせてしまったかもしれませんが、皆様は楽しめましたでしょうか? トウヤマタケオさんの深いところに潜っていくような演奏をご堪能頂けたのなら、企画者一同の胸も軽くなります。そして、是非とも次回の“Live at cox!”にもご来場ください。3月某日に、ピアニストの阿部海太郎さんを迎えるとのこと。

今回の企画に力を添えてくれたwindbellの富田さん、車を誘導してくれた若いふたり、coxのみなさん、ご来場頂いた皆様に感謝します。ありがとうございました。また、どこかで会いましょう。写真を撮ってくれたのは、三好祐介くん。当日の様子が彼のブログで見られます。

最後にトウヤマタケオさん! 本当に素晴らしい演奏でした!