2026/10/01

10/1 店日誌


10月1日、木曜日。朝7時半ぴったりに針をおろしたのは、ザ・ハイロウズ『ロブスター』。コインランドリー、E=MC2、不死身のエレキマンの3連打に時間がぐるんと逆回転。このアルバムをはじめて聴いたのはいつだったか、高校生のときだったのは間違いないけど、誰から借りて、どこで鳴らしたのかって記憶はあやふやだ。音は、意外にも装飾過多の印象。バンドの肝ともいえる白井幹夫のキーボードが効きすぎてる? ドアーズみたいだなーと思ったり、ファーストのころのハードロック路線が消えきっていないと感じたり。

自分が自分の世界の主人公になりたかった/子供の頃から憧れてたものに なれなかったんなら 大人のフリすんな/第一希望しか見えないぜ 不死身のエレキマン

いや〜なんてまっすぐな歌詞だろうか。まったく同意できるのだけど、こうやって歌える人はすごい。このとき甲本ヒロトは35才。今の自分よりずっと若い。このあとにブカブカブーツ、ピストンと続いてくれるので、ちょっと安心したりする。

意味無し言葉で 一日ヤリクリ/それからオレは風の王と踊る/ヒューヒュー踊る グルグル回る ヒューヒュー踊る

B面は風の王のアレンジ、冬のビーチボーイズみたいな季節感がどうも気になる。耳あたりが柔らかくてクセになる。意味よりも語感を重視したような歌詞もいい。千年メダルはいい曲すぎて、言葉が出てこなくなる……が、ひとつ言えるのはこれはカバーしちゃダメだろう。ヒロト歌唱の時点でギリギリ(ツンとつつけば溢れ出しそうなエモーション、ヤバいです)。

スティールパンがサイコーに気持ちいい、夏の地図がはじまると外もぴかーんと晴れてきた。布団を干して、ロックステディでも聴こうかな。

ではでは、開店! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ〜。

2026/09/30

9/29 雑記


久しぶりの東京。阿佐ヶ谷、駒沢大学と回っただけでヘトヘト。つくばに帰ってくると、ふあ〜っとおおきく息ができて、身体ものびのび。オレは、年をとったんだなあ。そりゃあ白髪も増えるわけだ。

2026/09/29

9/28・29 連休

今日、明日は連休です。

2026/09/28

9/28 店日誌


9月28日、月曜日。9時過ぎに店に着いて、出店後の片付け、整理をはじめると終わらない! 綿埃をホウキではいて手で集める。ゴミをまとめて回収箱に投げ込む。どんどん手を動かして、本の置き場所を変えてみたり、元の位置に戻したり。それを繰り返して、目処がついたのが10時過ぎ。ちょっと歩いてレターパックをポストに投函、ATMで入出金、コンビニで公共料金を払って、ようやくひと息。ブログを書いているいま、10時49分。ラジオからは「ふんわり」が聞こえてる。

それにしても、きのうは雨じゃなくてよかったなあ。「古河駅前夜市」の会場周辺は終始曇りで、暑くなく、涼しすぎずで過ごしやすかった。隣あった〈ソコノワ〉のタカダさん、顔を出してくれた友人、知人。はじめて会ったお客さんたち。誰よりも、色々と手伝ってくれたヨシオさんに! 感謝を伝えたい。ありがとうございました。実行委員のみなさま、お疲れさまでした。

*
はァ〜アって声をだしてもしょうがないけど、またまた雨。湿度は高め。ひとまずは店を開けて、定位置に座ってるだけで褒めてほしい。どうにかこうにかやってます。

てなわけで開店。明日、明後日は連休ですのでご注意を。

2026/09/27

9/27 古河出張


本日は「古河駅前夜市」に出店するため、終日休業です。

2026/09/26

9/26 店日誌


9月26日、土曜日。ポール・サイモン「スティル・クレイジー・アフター・オール・ディーズ・イアーズ」を聴き終えて、家を出たのが8時19分。長靴を履いてぐいぐい歩く。空気が冷たくて気持ちがいい。大学内でひらがなで書かれた謎のチラシが目に入る。芸術専攻学群が関わるものっぽいなーと考えつつ、郵便ポストに荷物を投函。8時55分に店に到着。ピーターさんからゴンチチへバトンが渡って、今は9時44分。ケニー・ランキンの声は週末にぴったり。こんな天気なら1日中ダラダラ過ごすのもいいよなァ。

取材記事が掲載された「リユース経済新聞」を読んでいて、びっくり。キン消し(=キン肉マン消しゴム)は「レアすぎて相場ない」ものが数種あるらしい。買取金額が10万以上ってことは、売値はその倍以上になる。記事によれば無版権、いわばブートで作られた「マンモスマン」ってのは100万円近くで売れたこともあるそうな……。

*
気を抜くと、はァァ〜っと息をついてしまう。ちいさく音楽を流しながら、ぼんやりしていられたらいいのだけど、そうもいかない。まずは明日の出店準備。天気はやや上向くっぽいけど、どうなるのかな。雨ばかりでイヤになる。

ではでは、今日も開店。オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく。

2026/09/25

9/25 店日誌


9月25日、金曜日。きのうのこと。朝、店に着いてラジオをつけると六角精児さんの声が聞こえる。ゲストはシンガーソングライターで俳優の泉谷しげるさんです! おおっと耳を向けると本人登場、さっそく元気に話しだす。序盤で名前が出たのがRCサクセション、彼らがいかに尖っていて、特別だったかを語るなかで「アイツらは誰彼かまわず嫌うわけよ!」「客にも馬鹿って言ったりさあ」「……でも、それでいいんだ。誰彼かまわず好きになる方がおかしいじゃん」なんて言ってて、ほほ〜と唸る。

人にケチをつけりゃあ自分に返ってくる。当たり前なのだが、気がつくまでには時間がかかった。いまは誰彼かまわず、非難しようとは思わないし、面倒ごとはできれば避けたい。エネルギー保存のための最適解を選べるようになるのが、大人になるってことかもしれない。

話が逸れたけど、若き泉谷しげるとRCサクセションの関係を知り、嬉しくなった。友達、仲間って何だろうか、そう考えることはいまだにあるから。

友達というものは花のようなものです。例えば、幼稚園のときの友達、小学生のときの友達、中学、高校、大学の友達、それは春に春の花が咲き、夏には夏の花が咲くのと同じです。そのとき、そのときの時季、状態で友達はそこにあるから眺めたり、飾りものにするのです。(深沢七郎)

たまたま手に取った、深沢七郎『人間滅亡的人生案内』を読んでいてハッとする。「友達は選んだり、捨てられたりするもので、デパートで買うアクセサリーの一種だと思えばいいでしょう」───はからずと友情について考えることになったのは、なにか理由があるのだろうか。

では、今日も開店します。来週29日(火)・30日(水)は連休です。

2026/09/24

9/24 店日誌

真田ナオキは32歳。吉幾三の弟子。16年のデビュー曲「れい子」から、一貫して吉幾三の作詞・作曲によるシングル曲をリリースし続けている。(…)吉と出会う前に師事した民謡の先生から「歌の才能がない」と言われ、声に特徴をつけるべく、海辺で叫び、唐辛子を食べ、日本酒でうがいしてハスキー・ヴォイスを手に入れた。(安田謙一)

9月24日、木曜日。安田謙一『好きで好きで大好きで』を読んでいて、手が止まったのは「夜のハスキー 昼もハスキー」にさしかかったとき。ここで書かれる「真田ナオキ」はちょっと前の水曜「ふんわり」、伍代夏子さんの回のゲストだった方だ。師匠・吉幾三がいかにすごいかを真田さんが力説して、伍代さんも同意する。この曲、最初はフザケてるんだけど、最後には泣かされる───と、紹介された曲(題名を失念)は迫力があった。吉幾三は偉大である! そう知らされて、素直に驚き、自身の不明を恥じた。

*
いまいち実感がなかった秋の連休、さすがに人の動きがいつもと違った。普段見ないようなお客さん、会計時に「どちらから?」とたずねてみると、東京、群馬、新潟だったり、やや遠方から足を運んでくれた人が多かった。わざわざここまで……期待に応えられていれば、いいのだけど。

今週末は、また雨!? ほんとに、そうなのか。出店予定の「古河駅前夜市」は屋外だから、本を扱う身としては小雨でもキャンセルせざるを得ない。うーむ、どうしたものか。天気ばかりは仕方ないって片付けるのにも飽きてきた。

では、今日も開店。オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

2026/09/23

9/23 店日誌

9月23日、水曜日。朝、てきとうにつけたラジオでは「クラシックの庭」が放送中。7時40分頃からだから、流れていたのは三善晃(作曲)/小賀野久美(演奏)の「ピアノ・ソナタ」だったはず。18分38秒の演奏に耳を傾けていて、何度かゾワッとした。こりゃ、生で聴いたら度肝を抜かれるんだろうなーと考えつつ、ヴォリュームをしぼる。今は、抑揚のない音楽に身を預けていたい。誰かと話すよりも、ひとりで、静かに時間を過ごしたい。ちょっと疲れてるんだろうか。

未知の方から音源取扱のメールがあり、添付音源を試聴してみると、いまの気分にぴったり。デジタルリリース済みでサブスクリプションでも聴けるけど、これはカセットで聴いてみたい。

*
台風で休んじゃったし、火曜だけど開けてみるかーってノリで営業してみると、さすがに祝日。タイミングによって来店が集中してしまう。店内をモノだらけにしてる自分が悪いのは分かっていても、なぜ、同じタイミングなのか……静かな時間はいくらでもあるのに。心中でブツブツとつぶやく。

そんな中、ウズベキスタン帰りのご夫婦が寄ってくれたり、隣の店長やつるばみ太郎くん、何人かの友人も顔を出してくれた。昼頃にきたナツナさんがくれた冊子(台風クラブの映画について書いたもの)は、省察と観察が入り混じっているのが面白い。数部預かったので、ご希望があれば渡します。

急ですが、今日は18時までの短縮営業。祝日ってことでご勘弁ください。

2026/09/22

9/22 店日誌


9月22日、火曜日。先週金曜に届いた、山名昇『正岡子規はバイトなどしない 副読本●『寝ぼけ眼のアルファルファ』について』の発送作業が続いている……のだが。完成間近の昂ぶりがあった分、いざ物が完成してしまうと「これでよかったのか」という迷いが生じる。価格設定、商品案内、色々と行き届いていないんじゃないか。未知の人に手に取ってもらう心配りはできているのか。あれやこれやと考えはじめると止まらなくなり、不安にもなる。完璧、完全などあるはずもないのだけれど。

「大きな物語に回収されない話がいっぱいで刺激的でした」という感想が届いたのは今朝のこと。例えば、矢吹申彦さんの原画の大きさ、とか、ボン・トン・ルーレって誰の曲? とか、そんなエピソードに反応してくれたのが、とても嬉しい。そう! ページ数は多くなくとも、山名さんが蓄積、体験してきたことが沢山入った本なのだ。オレが迷ってちゃダメだろう。

ピープル・ブックストア店頭とオンライン・ストア〈平凡〉限定のオマケ、山名昇手製の「アルファルファ告知ペーパー」(↑写真のもの)はおかげさまで配布終了。たくさんのご購入の感謝、感謝。

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出店予定だった催事が延期になり、プツッと糸は切れたように身体の力が抜けてしまった。これじゃ店も開けられないな〜と判断したのが大正解。久しぶりにゆっくり風呂に入り、昼寝をして、だらだらと過ごせた。雨風の音を聞きながら読んでいたのは、安田謙一『好きで好きで大好きで』。今更ながらこの本のすごさに気がついた。

今日、明日は通常営業! 27日(日)は「古河駅前夜市」に出店しますー!

2026/09/21

9/21 臨時休業


本日は台風接近のため臨時休業です(開催予定だった「in memory of N.yamana」も開催延期となりました)。明日、明後日は11時〜19時の通常営業で、27日(日)は「古河駅前夜市」に出店するため終日休業。

2026/09/20

9/20 店日誌


9月20日、日曜日。一向に止まない雨を見て、歩いていこうと決める。長靴を履いて、リュックを背負って家を出たのが8時48分。筑波大学までぐいぐい歩いて、ATMで入金。10個ほどの荷物をポストに投函。店に着いたのは9時28分。さあブログ、インスタグラムを更新しようとiPadを取り出すも、不具合でWi-Fiに接続できない……困った。こうなりゃ、家に戻るしかない! 9時55分に歩き出し、家に着いたのが10時半。シャワーを浴びてさっぱりしたところで、いまブログを書いている。

明日21日(月)の下北沢出店、台風の動き次第なのだけど、現状では行くつもり。明後日22日(火)も13時〜18時の短縮営業予定。それもこれも天候次第。どれだけの雨風か、電車は動くのか。それらに合わせて決めていきます。

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ここまで書いて、再度家を出たのが11時7分。半袖短パン、ビーサンにポンチョを羽織って自転車に乗る。そろ〜っと走って、11時24分に店到着。正直に言って、やり切った感あり。だいぶ疲れてしまった。

そんなこんなで、今日も開店。天気によっては早じまいの可能性あり。

2026/09/19

9/19 店日誌


9月19日、土曜日。自転車で走り出したのが、8時20分。秋っぽく乾いた空気、金木犀の香りを吸い込みながら、ゆったり走る。車が少ないってのは、連休ムードってことなのかな。こないだ若い友人たちと遊んだのは楽しかったけど、なかなか大変だったよな。ぼんやりと考えながら、郵便ポストに本を投げ入れ、店に着いたのが8時37分。ラジオからはスパニッシュ調の音楽が流れてる。なんとなくエル・スカンク・ディ・ヤーディを思い出す。次に浮かんだのはバンデラス! 最後に行ったフジロックで驚かされたのは、彼らとKOHH、ジェイムス・ブレイクだった。

パンクが起爆剤だったことは間違いない。しかし、ポスト・パンクとは、日本語でそれを意訳すれば、“パンクを通過した脱パンク”ということである。“できない”からこそ“できる”のだ。音楽の訓練を受けていないからこそアイデアが生まれた。(野田努)

最近買った新刊で、ハートを揺さぶられたのは、横田勇司+野田努(監修)『UKインディ・ロック入門 ──ポスト・パンク、ギター・ポップ、スカとダブ編』。この本は、今こそ読まれるべきだし、手にしてほしい人の顔が浮かんだから仕入れることにした。今日の午後には到着予定。

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ああ、まったく! 嬉しい悲鳴というべきか、山名昇『正岡子規はバイトなどしない 副読本●『寝ぼけ眼のアルファルファ』について』、オリジナルの鴨トートがどっさり届いた直後には知人からの買取もあった。川内倫子、エリック・ソス、荒木経惟、山谷祐介、ジョエル・マイロヴィッツ、中井奈央など、良質な写真集たち。その直前にはドナルド・ジャッドの作品集も2冊……うちの店でこんな本を扱えるとは。

今日は11時半開店予定! 明後日21日(月)は下北沢出張のため、終日休業です。

2026/09/18

9/18 店日誌


9月18日、金曜日。開店して、落ち着く間もなく荷物が届く───中身はもちろん、山名昇『正岡子規はバイトなどしない 副読本●『寝ぼけ眼のアルファルファ』について』。どっさり1000部。封を解きながら、じわっと手に汗をかき、胸が高鳴る。これから、誰に、どうやって手渡せていけるだろうか。ドキドキしながら写真を撮り、オンライン・ストア〈平凡〉にアップ。このあとインスタグラムでも紹介する。発売は明日、9月19日(土)。薄手の冊子ではあるけれど、中身のつまったいい内容になったと思う。

作業中に届いた、でかい段ボールの中身はトートバッグ! 好評のサンドベージュ、ナチュラルの再生産分と新色のグリーンがたんまり入ってる。準備ができ次第、オンライン・ストアに上げるので、しばしお待ちを。

遅くなりましたが、開店しています〜! 今日もどうぞよろしく。

2026/09/17

9/17 店日誌


9月17日、木曜日。きのうのこと。午後、雨も強まってきて、だーれも来ない時間帯にポットマンこと土田元気がやってくる。「なんか早くできちゃいまして……」と手渡されたのは、彼の5作目となる『鉄塔』。先月に仮サンプルをもらってから愛聴していたし、ジャケットのイメージも伝えてもらってはいたものの、本チャンが出来るとやはり嬉しい。いいじゃん、よかったね〜と話しつつ、バシッと買い取る旨を伝えて、明日(まあ、今日ですね)中の納品希望を伝える。「わかりました!」っと帰っていったので、ジャケットを組み立て、梱包作業に移ったのだろう。

ちょうど1年ぶりに届いた新作は、初のCD作品(3作目の『走れ、清彦』はCDR)。田んぼの幽霊、München、溝、不思議なプリンパッ、鉄塔、Deubiquitinating Enzyme、ハンペルマンの7曲で、27分5秒。さとうさかなのジャケット画もとてもいいです。オンライン・ストア〈平凡〉でも、今日から販売開始。

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これを聴くなら、今しかない。思い立って針をおろしたのは、池田満寿夫と小玉和文『an endless』。予感は的中して、秋のような乾いた空気に音がすっと溶け込んでいく。ああ、出来るのなら! ソファに深く沈み込んで、極上の音響環境でこの盤に耽溺したい……。それをするだけの意義ある作品だと思う。

雨は降らねえらしい。そう歌われる曲、人ともに思い入れは無いはずだけれど、口をついてしまった。とりあえず、今日は降らないっぽいですね。

ではでは、開店! 週明け21日(月)は下北沢に出張するため終日休業です。

2026/09/16

9/16 店日誌


9月16日、水曜日。自宅に送ってもらった2箱の査定を済ませて、金井さんにメッセージ。そのまま、真造圭伍『ひらやすみ』⑥〜⑨を読み、サクライさんとイケちゃんにメールをして、外出準備を整える。着替え、スニーカー、ビーサンを準備してポンチョに長靴姿で玄関を出たのが9時10分。さあ行くぞ! と自転車で走り出すと、雨は止んでる。さっきまで降ってたじゃんか〜と肩透かし感があるものの、むしろラッキーと思い直して、そろ〜り進む。保育園に行く途中の親子がニッコリ。びしょぬれの大学生はちょっと不機嫌。それぞれの天気の受け止め方がある。店に着いたのは9時27分だった。

最寄りのドラッグストアに行く途中、ブックオフに行列ができているのが目に入る(なんで?)。買い物を済ませて公園を抜けていくと、先週末の白キノコはそれほど増殖しておらず、ちょっと安心。10時10分に店に着き、ラジオをつけると美輪明宏さんの声が聞こえてくる。

よたよたした合奏の味わいは格別。プロデュースを担当したレッド・クレイヨラのメイヨ・トンプソンと、リリースしたラフ・トレードのジェフ・トラヴィスは、彼女たちの普通っぽい佇まいに潜むラディカルさをよくわかっていたのだ。(野中モモ)

きのう買った、『UKインディ・ロック入門』でいちばんに取り上げられるのは、ザ・レインコーツ。今日は暇だろうし、1stから順番に聴いてみようかな。

さあ〜今日も開店! 雨ばっかりだけどめげずにやったるど〜。

2026/09/15

9/15 雑記

ちょっとした用があり、駅ビルに入っている新刊書店に足を運んだ。図書カードにはいくらかの残額がある。今日は何かしら買ってやる! なんなら複数冊でもいい、とにかく本が買いたい。そんな気分にまかせて棚をみていて、まず目に入ったのが細馬宏通『浅草十二階』。次に、澤野雅樹『ドゥルーズを「活用」する!』が目に入って「わ!」と声が出る。買えるようになったのか……近年べらぼうな古書価になってたし、これは嬉しい。音楽コーナーを覗いて目に入ったのが、横田勇司+野田努『UKインディ・ロック入門 ──ポスト・パンク、ギター・ポップ、スカとダブ編』。うーん困った、欲しい本ばっかりだ。

しばしの逡巡のち、『UKインディ・ロック入門』を選び、図書館に移って読みはじめる。冒頭の3篇「UKインディーズの時代」(野田努)、「地上より永遠へ 世界に届く音」(横田勇司)、「すべてはここから始まった───ラフ・トレード史」(野田努)にガーンと頭を打たれたようなショックを受ける。とくに下記の一節に。

(註:ラフ・トレードの創業者、ジェフ・)トラヴィスがショップに興味を持ったきっかけは、サンフランシスコの書店〈シティ・ライツ〉にある。ビート・ジェネレーションの聖地として知られるそこは、単なる「本を売る場所」を超えた、既成の商業主義とは一線を画す、オルタナティヴな文化や政治思想の発信地だったのである。(野田努)

そうだ、オレもこういう場所をつくりたくて、店をはじめたんだ。ぐっと引き込まれて胸が高鳴る。本を読んでて、時間を忘れたのはいつ以来だろう(実際、妻からのメールにまったく気が付かず、電話がかかってくるまで没入していた)。図書館にいたのは真っ昼間。われに返ると急に腹が減ってきた。

2026/09/14

9/14 店日誌

9月14日、月曜日。全日本冷し中華愛好会(編)『空飛ぶ冷し中華』Part1&2、月刊宝島編集部(編)『VOW(まちのヘンなモノ大カタログ 現代下世話大全)』1~3、山本周吉(編)『本に狂う 草森紳一ベスト・エッセイ』、華倫変『完本 カリクラ 華倫変倶楽部』、矢野利裕『今日よりもマシな明日 文学芸能論』、仲俣暁生『ポスト・ムラカミの日本文学』。直近で買い取ったものから、比較的タイトルが長めの9冊。書き終えて眺めると、 高密度でギュウギュウ、息苦しさすら覚えるのだけど、本そのものは軽やか。パラパラめくるだけでも面白い。

毎日毎日、本を触って、値をつけて棚に出している。ひとやま、やっと片付いたーってときに、買い取りお願いしますー! って人がきて、アワアワする。古本屋ってこういう仕事なんだろうか。困ってるわけでなく、不平を言いたいわけでもなく、なんか不思議だなーっと感じている。本の循環があるならば、売り先を増やさないといけなくなる。そろそろ、次なる展開が生まれるのだろうか。

*
きのうの午後、雨が止んで、店前に本が出せた! 100円〜500円の本と雑誌を店前にどーんと並べると、立ち止まる人がいて、流れで店に入る人もいる。するっと帰ってもいい、なんとなく興味を持ってくれるだけでも嬉しい。本を売りつつ、いろんな方と声を交わして、ときにじっくり話をしたり。店にいるのは面白い。

では、今日も開店しますー! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞー。

2026/09/13

9/13 店日誌


9月13日、日曜日。溜まった空き缶を捨てるついでに買うものはなんだっけ? えーと、ハミガキ粉とティッシュ、あとリップクリームも欲しいんだ。ハミガキ粉、ティッシュ、リップクリームと唱えながら店を出て、大通りを渡ったところで気がつく。空き缶忘れた。そもそもの目的だったのに。まあ、明日捨てにいけばいいかと気を取り直して歩きだす。稲刈り寸前の田んぼを眺めつつ、公園で白いキノコを撮ってる人を横目に進んでいってギョッとする。なにこれ、めちゃ繁殖してるじゃん……あちこちに群生してて、ちょっと怖かった(もしかすると、オオシロカラカサタケって毒キノコだったかも)。

店に戻ってくると、10時ちょい過ぎ。ラジオでは「子ども科学電話相談」が放送中。学校が苦手だったの、わたし。そう話しているのは大日向雅美先生。この方の語り口は上品で独特、話しているとつい耳を向けてしまう。学校に行くのが辛い、しんどい子どもたち向けのメッセージが続いている。

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きのうは、ずっと曇りで雨はほとんど降らず。そろそろ晴れてほしいんだけど、今は霧雨、空はどんより。天気予報では午後から温度が上がるとか、晴れ間ものぞくと言っていたけど、どうなるかな。

今日も通常営業。本の買取、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。

2026/09/12

9/12 店日誌


9月12日、土曜日。先月の南浦和にはじまって、今月の古河、来月は益子、北茨城の催事にも参加する。もちろん本屋として出向くわけなのだけど、誘われるときに「カルチャーのある本屋、ピープルに」みたいな感じで言われることが多くて、ちょっと戸惑う。新刊書店、古本屋、ZINE専門……業態問わず、一定以上の量の本を扱っていれば、カルチャー(っていうか文化)は付随するはずだと思うから。うちの店はレコード、CD、Tシャツとか書籍以外のものも多く扱ってるから、そう思われるのかな。

とくだん不満を感じてるわけでなく、言葉尻をとって絡みたいわけでもなく、カルチャーって言葉の扱われ方が不思議だなーっと思ってるという話です。大手雑誌とかでも変な風に使われてる気もするしなァ。

そう! さらっと書いたけど、開店以来、こんなにあちこちに出向くことはなかったのである。しかも連続して。加えて、18日出来予定の山名昇『正岡子規はバイトなどしない 副読本●『寝ぼけ眼のアルファルファ』について』の行商&納品ツアーもある。張り切りすぎず、されど熱をもって! あちこちに出かけていきたい。

では、今日も開店! 雨もちょっと弱くなったような気がします。